『THE地球防衛軍の兵器』とは、PS2専用ゲーム「THE地球防衛軍」および同2で使用可能な兵器である。
・ゲーム本編については→「THE 地球防衛軍」を参照とする。
・敵である巨大生物については→「巨大甲殻虫」を参照とする。
・Xbox360専用ゲーム『地球防衛軍3』に登場する兵器については→「地球防衛軍3の兵器」を参照とする。
ここでは地球防衛軍(EDF)で使用されている「兵器全般」について記述する。
『注意』この記事はネタを多分に含みます。『注意』
≪CAUTION≫This Article is a JOKE.≪CAUTION≫
なお本記事の記載内容は以下の書籍の情報に基づく。
「地球防衛軍年鑑(英名:Thunder!'s Earth Defence Force)」
出版元:Thunder!'s Information Group 発行年:20XX年~ 価格:1800US$以上
日本の出版社であるサンダー!情報通信株式会社(英名:Thunder!'s Information Group)によって出版されている年鑑である。
地球防衛軍に関する全ての公開情報……装備の性能や2度の大戦における戦い解説から、各EDF支部基地の名物料理紹介(長年秘密のベールに包まれていた日本支部第3食堂の特製カレーのレシピが公開され、世界的反響を呼んだのは記憶に新しい)、果てはミス・ペイルウイングの特集(カラー写真付き)まで収録されている。
その膨大な情報量と構成の充実によって近年は価格が高騰しており、日本では1冊20万円を越えることも珍しくはない。州立図書館ならば最低1冊は保有しているが(間違いなく貸出不可の蔵書である)、全巻が揃っていることは稀であり、個人で閲覧するならばオンラインデータベース閲覧権の購入(こちらは3ヶ月間1680円である)を推奨する。
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陸戦兵装備-目次
アサルトライフル |
スナイパーライフルSNR-227SNR-227R SNR-227D SNR-228 ライサンダー1 SNR-229 SNR-229R SNR-230 SNR-230D SNR-230改 SNR-X ファイブスターSR ファイブスターSR-B ライサンダー2 ライサンダーF ハーキュリー ライサンダーZ |
ショットガンSG-4SG-5 SG-5V ガバナー0 スパローショット SG-6 スパローショットM2 ガバナーS SG-7 スパローショットM3 ガバナーSX SG-99 スパローショットX SG-100 |
ロケットランチャーゴリアス‐1ゴリアス‐D ボルケーノ2W ゴリアス‐DD ボルケーノ‐3A ボルケーノ3W ゴリアス‐R ゴリアス‐DC ゴリアス‐Sカスタム ゴリアス‐Rカスタム ゴリアス‐2 ゴリアス‐2R ボルケーノ-6A ゴリアス‐SSS ゴリアス‐99 ボルケーノ6W ジェノサイド砲 |
ミサイルエメロードM-0エメロードM エメロードME エメロードM-2 ML-R ML-R改 ML-2R ML-2RW スカイタートル試作 スカイタートル試作β スカイタートル リバイアサン プロミネンス1 プロミネンス2 ソルリングA20 ソルリングX ルシフェルS |
ハンドグレネードHG-01HG-01A HG-02A HG-03A HG-13A HG-13改 GHG-17 GHG-17A GHG-99A GHG-XA GHG-MAX |
グレネードランチャー |
特殊兵器バウンドガンバウンドガンM2 バウンドガンM3 バウンドガンS バウンドガンB08 バウンドガンB08S バウンドガンXS 火炎放射器F1 火炎放射器F2 火炎放射器F3R 火炎放射器F4 火炎放射器F5 火炎放射器F6 火炎砲 灼熱火炎砲 マグマ火炎砲 リペアースプレーV1 リペアースプレーV2 リペアースプレーV3 リペアースプレーV4 リペアースプレーV5 リペアースプレーα リペアー・スナイパー 殺虫スプレーEX かんしゃく玉1号 かんしゃく玉2号 かんしゃく玉3号 かんしゃく玉4号 爆殺かんしゃく玉 |
兵器E551ギガンテスバゼラード SDL2 |
ペイルウイング 装備-目次
陸戦兵
アサルトライフル
- アサルトライフルの概要(XQg5pejYGUさん作)
アサルトライフルとは、古くは突撃銃とも呼ばれ、高速連射が可能なライフルである。その性能から遠距離では狙撃銃、近距離では機関銃の代わりとなる遠近両用の万能兵器として前大戦で多くのEDF隊員に愛用されてきた。
しかし、今回の大戦においてアサルトライフルの使用者は大きく減少することとなる。その理由は大きく分けて2つ。
1つは、敵の死骸の問題である。前大戦より圧倒的に数が増えた今大戦では、倒した巨大生物の死骸、敵円盤の残骸が文字通り山のように残り、射線を遮る障害物として無視できない存在になっていた。結果、死骸の影からでも攻撃できる武器、あるいは死骸ごと敵を爆撃できる武器が有用になっていったのである。
もう1つの理由は、攻撃力の問題である。地球上の生物であれば掃射することで絶命に至らしめるか、少なくとも戦闘能力を奪うことができる。しかし生命力、耐久力を増していく地球外の侵略者に対してはアサルトライフルを「当て続ける」ことでしか戦果を生み出せなくなっていった。
つまり敵1体を倒すのに時間がかかるため、圧倒的多数の敵戦力に囲まれた状況では不利に陥りやすいのである。開発側も火力の向上に努め多くのラインナップを作り出したが、インベーダーの耐久力の向上に追従できなくなっていったのは明白であった。
それでもアサルトライフルがEDFの武器庫から姿を消さず、他の武器種を上回るラインナップが存在するのは、他の武器には無いただ一点の「扱いやすさ」という長所があったからである。
ショットガンやミサイルは往々にしてリロードにかかる時間が長く、リロード中に殉職する隊員が後を絶たなかった。また、スナイパーライフルやグレネードランチャーは一撃必殺のものが多く、故に隊員には必中の技量が求められた。
連射性能向上とリロード時間短縮の両方を実現したロケットランチャーも全体として火力不足となってゆき、最終的に戦場で活躍したのは火力に特化した「一撃必殺タイプ」であった(ただし使いこなすには爆破範囲の見切り、いつ撃つかの判断力、正確な狙撃力が不可欠であり、熟練の隊員のみが扱える兵器であった)。
際限なく性能を先鋭化させていく武器の中で、尖った性能がなく「外してもすぐ次を撃てる」という安心感は大きく、多くの陸戦兵がアサルトライフルを携えて戦場に赴いたのである。
[目次]
スナイパーライフル
ショットガン
ロケットランチャー
ミサイル
ハンドグレネード
グレネードランチャー
- GランチャーUM-4A(6Diqok/jyiさん作)
EDFの多くの陸戦兵が主力爆破兵器として好んだのはロケットランチャーとグレネードランチャーの二種であった。
これは大戦当時、巨大生物に対するミサイルの誘導装置に問題があり、プロミネンス・シリーズなどの一部を除いて陸戦兵の誘導兵器は前線において信頼性に欠けると見なされていたためである。結果として、陸戦兵は敵を目視できる距離から己の射撃技術のみで爆破兵器を扱う技量を要求された。
そしてあの悪夢の「皇帝都市アダン」出現後の戦況は厳しさを増し、最も多くの陸戦兵の信頼を獲得し、最も多くの巨大生物を駆逐したとすら言われる傑作ロケットランチャー「ゴリアス-99」ですら「火力不足だ」と、正に悲鳴の如く叫ばれるようになったのである。
理由としては、「アダン」の出現によって人類が壊滅的なダメージを受けたことが一因として挙げられる。明らかにマザーシップ撃破前後から「アダン」出現にかけて巨大生物の生命力はより強靭となり、円盤の装甲強度も増していた。従来の主力火器では撃退が困難になり始めた時期を境に、さらにあの無差別爆撃の日々が始まったのである。一度は勝利を掴んだかと思われた直後ということもあって、人類全体の士気に底が見え始めていた。
そんな折、ゴリアス-99の影に隠れていたグレネードランチャーに目がつけられた。それがこの「GランチャーUM-4A」である。
単発火力評価2000級、直径爆破距離20mの接触起爆式榴弾が完成し、それを発射できるランチャーも平行して開発されていたが、榴弾の完成直後は未だ単発発射式のものしか実用化に漕ぎ着けていなかった。結果として火力評価1200級のロケット弾を5発まとめて装填でき、リロードも簡便で、前継モデルの戦果から製造ラインも整っていたゴリアス-99の影に隠れてしまっていたのである。
保管庫の隅で埃を被っていたUM-4Aが活躍せざるを得ない……多少の不備があろうとも、強力な榴弾の即時投入が必要とされた程、人類は追い込まれ、戦況は逼迫していたのである。
結果から述べれば、UM-4Aは目覚しい活躍をしたと言っても過言ではない。
ロケットランチャーに比べて故障率が高く、リロードの手間もかかると敬遠されがちだったグレネードランチャーだが、UM-4Aは「間に合わせ」と言われた単発式が逆に功を奏し、簡略された発射機構とリロードシステムからカタログスペック以上の信頼性を戦場で発揮したのである。
その後、後継器であり「神器」とすら謳われた「GランチャーUM-XA」が完成し、支給されてもなおUM-4Aを使う兵士は居た。
残存兵力が著しく低下した大戦末期(組織的抵抗が困難となっていたあの戦況において、兵力という表現が如何に過大なものであったか……)においては、単独で巨大生物の大群の渦中に突入せねばならない作戦が数多く存在した。そのような絶望的戦況でもなお生き残ろうとするならば、たとえ四連装弾倉対応のUM-XAであっても6秒近くもかかる複雑なリロードシステムは、援護無しの単独遊撃戦においては信頼するに値しなかった。
たった一人で数え切れないほどの敵を相手にすることを強要された陸戦兵にとって信頼できたのは、ただただ、この無骨で単純で3秒でリロードできる単発式グレネードランチャーだけだったのである。
苦境でこそ輝いた悲劇の兵器。それがUM-4Aである。
[目次]
特殊兵器
兵器
ペイルウイング
近距離兵器
中距離兵器 レーザー
中距離兵器 電撃
中距離兵器 粒子
- イクシオンの概要(野生◆WildVsfInUさん作)
あらゆる攻撃の中で最も速い兵器は何か?
兵器にはいつの時代にも弾速が求められる。上述の質問に答えを用意するのであれば、レーザー兵器および粒子ビームと言ったところが正解であろう(このうち、レーザーの開発技術はペイルウイング遠距離及び中距離レーザー兵器の項目を参照のこと)。
粒子ビームとは、(イオン化された)原子や分子、または素粒子などの方向を一律に揃え、至高性を持たせた状態の事を指す。兵器化するにあたっては光速の99%かそれ以上の速さをもったビームとして撃ちだし、物体に当てることで小規模な核爆発を起こすことで対象物にダメージを与える兵器が想定されている。
しかしながら、真空中でもなければ射程の長いビームを作ることは出来ず、また射程の長いビームを作ろうとすると様々な問題が付きまとう。
まず、最も大きな問題はその加速器の巨大さであるが、それを説明するにははまず従来のビーム発生装置の仕組みを知らなければならない。
原子とは、陽子と中性子で構成される原子核と、その周りをまわっている電子により構成されていて陽子はプラスの電気を帯び、電子はマイナスの電気を帯び、原子の状態であればその数は同じで全体的にはプラスマイナスゼロとなる。
ところが、大きな原子にプラス電極の隙間を通りぬけさせると、電子が剥ぎ取られて全体的にプラスを帯びたイオンとなる。さらにそれを小さな穴のあいた電極の隙間を通らせると、プラス極からは反発力。マイナス極からは引力を受けてそれぞれ加速に利用される。
それを電磁石でコースを曲げることで何度も何度も周回させることで無限大に速度を高めたのがビーム兵器である。
この原理は兵器としてよりも平和利用が多く、軽い原子をそれなりの速度まで加速させる小型のものであれば病院などでも検査や治療に使用できる大きさだ。しかし、軽い原子では兵器に転用しても射程は数mと極端に短い。
代わりに重い原子を放つものになると全長1kmを超えることなど珍しくもない。巨大な加速器とは、即ち巨大なエネルギーを発生させるものであって、高出力及び長射程を望むのであれば避けては通れない道である。
そして、それ以上に恐ろしいのが放射線シャワーである。上述したとおり、ビーム兵器によって起こるのは小規模な核爆発であるが、空気中では粒子が空気の原子に当たればそれで強烈な核爆発が起こってしまう。
その核爆発がまた新たな核爆発を起こし、その核爆発が……と、いつかは終息する現象であるとはいえ恐ろしいまでに破壊をまき散らす兵器となってしまう。
そのため、『強大な力をもったビーム兵器は宇宙でしか使えない』というのが研究者達の結論とされ、インベーダーのテクノロジーによって空間圧縮技術を得て極端な小型化を実現しても宇宙以外での運用は不可とされていた。
しかし、『ペイルウイングの運用には粒子砲の火力が必要だ』との意見や、また粒子砲のロマンを諦めきれない物理学者達の情熱によりイクシオンシリーズの開発は非常に低予算かつ小規模からではあるが、開始されることとなる。
射程や放射線の問題を解決するにあたって、まずは兵器の根本的な見直しが行われた。その結論として導き出されたのは、『粒子をビームとして放つのは止めよう』という本末転倒なアイデアである。このとんでもない結論の参考にされたのは、陸戦兵の兵器であるバウンドショットシリーズである。
―以下引用―
『アサルトライフルの特殊弾丸である「XB」弾は炸薬の改良によって射程距離を劇的に伸ばすとともに、弾体にフォーリナーの……巨大生物の外皮を加工したバウンド素材を使用している。
バウンド素材はその名の通り驚異的な弾力伸縮性を有した物質であり、アーマーの耐弾素材としても使われている。
高弾力伸縮性の正体は、運動エネルギーの大半を熱エネルギーに変換して吸収するという素材の働きである。
運動エネルギーの大きさに比例して熱エネルギーへの変換効率は上昇するが、熱エネルギーの蓄積が素材の膨張という形で行われるため、限界に達すると素材の反動収縮作用によって熱エネルギーが再び運動エネルギーへと変換される(このためアーマーの素材にする場合はハニカム構造の吸熱材に組み入れられている)』
―引用終了―
この記述を見て、開発班一人が何を閃いたのかと言えば、こうである。
「ちょうどマラカスのように、粒子ビームを閉じ込めた玉を作るんだ。その玉の中はもちろん真空にして粒子が失速しない・エネルギーを失わない・放射線が発生しないようにする。そのマラカスが敵に当たると破裂、核爆発を起こすが、それをなんとか全て熱エネルギーに変換する。そういう技術を作ればいい。まだ机上の理論ではあるが、アイデアはまとまっている」
一人の技術者がそう得意げに言って、構成された設計図を見せたのだ。
この荒唐無稽なアイデアを聞いた時、同僚は『インベーダーによってもたらされた最新技術でまさかマラカスを作ることになるとはな』と笑ったが(このため、イクシオンシリーズから放たれる弾丸は研究者達の間ではマラカス弾と呼ばれることになる)、そのマラカス弾の生成に使われる数々の理論を見た後で発案者を笑うものは誰ひとりとしていなかった。
陸戦兵や、すでに開発途上のペイルウイングの兵装に使用されたノウハウを詰め込んだマラカス弾計画は、その後粒子のように加速し、およそ一ヶ月半の試行錯誤を経て試作機が開発される。
その威力を試した際、放たれた弾丸が物体に当たるとまばゆい光をモヤのようなものに包んで熱エネルギーへと変換、物質は小規模な核爆発の衝撃と熱によって融解、ダメージを与えられる。
その際に懸念された放射線も、100m先の的に対する十丁のイクシオンによる掃射を毎日1時間実行しても、原子力発電所の職員に許される放射線量を僅かに上回る程度であった。そのため発展途上ではあるが、より放射線を抑制し威力を高めれば実践への配備も可能とされ、以後粒子砲兵器には多くの予算と技術者が関わることとなる。
残念ながら、光速の99%という要求を満たす兵器にはなれず(マラカス弾の速さはアサルトライフルなどの兵器と大きな差異は無い)、これを使用していると飛行の制御が出来ずまた飛行中は狙いの制御も出来ないため使いどころの難しい玄人向けの兵器とされたが、高威力かつ低燃費を実現したアサルトライフル的なポジションを持った兵器としてイクシオンシリーズは地位を得たのである。
[目次]
狙撃兵器
範囲攻撃兵器
誘導兵器
支援兵器
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