ニコニコ大百科

栄えある大英帝国らしからぬ見通しの甘さですな。
日露戦争の戦後処理が不調で貧乏してる上に、ナショナリズムが高まっている日本。火事場泥棒にならないとなぜ思えたか。
借金まみれのくせに過去の成功にしがみついてプライドだけは高い会社ゴロ。そんなやつに金庫の鍵を預けるような話。
案の定、海上封鎖に止まってはくれない。あわてて参戦要求の中止するも時遅しで、青島や太平洋のドイツ領に手を伸ばし…。
劇中の加藤の領土的野心なしなんて言葉、誰が信じたやら。

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こういう政治厨のせいで近現代史が半ば腫物扱いになってるのがもうね…
場所を弁えられない輩のせいで余韻にも浸れなくなってるのはホント残念

喜作お千代長七郎平九郎兄いとっさまかっさまと血洗島組が最後までちゃんと栄一と相互に関わり合ってるのもドラマとしてちゃんと描けててよかったな
栄一の活躍するフィールドが広がっても原点にある故郷や家族はずっと活きてた

大河ドラマを見始めたのは最近なのだが、1番楽しかった
私の乏しい語彙力では賞賛する言葉が見つけられない、1年に渡り良いものを見せて貰った

総集編、一気に観たがやはり素晴らしかった。

役所の理不尽な命令に憤って、尊皇攘夷に共鳴したのが始まり。
なんの巡り合わせか、一橋の平岡に見いだされた。洋行から帰れば幕府も主家も消えてなくなった後。
明治になり公務員として能力を見せるも飽きたらず、ビジネスマンに。
凄まじいエネルギーでいくつもの会社を創業する。が、後身を信じて引退。
平和を、皆で豊かに嬉しい世の中を、と願うも…。

権現様の解説と敬三君のスピーチがはさまれるのもうまかった。
彼を知るものにとって、渋沢栄一とは。ただ必死で失敗もしながら駆け抜けてきた一人の男だったと。

経済視点を一貫させつつ（廃藩置県を藩札で説明したり）
尊攘運動を明治維新で区切りつけさせずにその後の歴史事象に対照させる形で別の意味を持たせた
何だかんだで両立させたのはよく練られてるなと思うわ

本来予定されていたであろう話数だとどんな感じになってたかと気にならなくもないけど(短縮した結果登場しなかった人物もいるみたいだし)、終盤のあのジェットコースターみたいな勢いと濃さもなかなか癖になる

>>696

血洗島、京都編が長くないか、と思っていたが、全て重要な伏線だったとはね。経済、戦争、政治も。
百姓を見下し、振れば出る小槌と勘違いしている代官。時は移って明治政府。栄一自身そうなりかけた。
薩摩を討つべしと、怒りのままに鳥羽伏見の戦端を開いてしまった幕臣。曇った目に自分たちの都合しか見えていない、日比谷焼き討ちの暴徒ども。
尊皇攘夷は皆卒業したはずだった。なのにアメリカで移民排斥が起こる。日本も歴史になにを学んだか、対外的にどんどん喧嘩腰に。
なにも終わっていない。終わってもまた繰り返す。心のないハリボテと栄一が嘆いたのも最も。
ここまで伏線の回収がうまい大河、今まであったろうか？

>>698
太平記も平清盛もまさにそんな感じだった。不条理なご時世に憤って世の中を変えようと立ち上がったはずなのに、いつしか自分も同じ立場になっていた…とか、終盤になって初期の伏線でしっぺ返しを食らい、結局変わっていないという空しさとか喪失感がすごい。

某所でメタクソにこき下ろされていたが、自分は何だかんだ最後まで視聴出来たし楽しめた。
確かに演出とか演技方針で「んっ？」と首を傾げる場面も少しはあったが、全体的な流れは面白かったしね。
特に幕末において幕府側に焦点を当てた作品って自分は今まで観てきた記憶が無かったので、結構新鮮に映った。
幕府側でさえよく分かっていないのに、その幕府のさらに海外事情とか初めて知る事が多くて面白かったわ。

栄一「今、第一銀行はどうなってる？」
みずほ行員「それが、恥ずかしくてとても言えません！」

は草なんよ。

>>701

利左衛門「だから、なんでもかんでも合本すりゃあいいってもんじゃござんせんと…」
弥太郎「呉越同舟破綻して、船頭多くしてなんとやらやき！」

>>700
某所ってのが例のサイトなら、小檜山青ってのは筋金入りのツイフェミだから真に受ける事はないぞ。
日本と違って中国は党が目を光らせてるから良心的な歴史ドラマを作るとかのたまうカルトだからな。

>>703
見てきた
あんまりこういう言い方好きじゃないが典型的出羽守で頭が痛い
日本の物はフェミニズム的作品だろうが全否定(例えばリベラルの価値観が明示されてたいだてんだろうが批判対象)、海外は全肯定っておかしいだろ 馬鹿じゃねえのか
自分自身リベラルだけどこんな奴の文章にイライラするだけ無駄だと思うわ
無視でいいよ

>>703
武者震之助(小檜山青)はあんなので本当にフェミニストなのだろうか？
大嫌いな青天では、女性に関して「男に媚びてる」「ミソジニーだ」とさんざん言っておきながら、同じようなことをお気に入りの鎌倉殿で政子がやると、気持ち悪いぐらいの擁護をしてる。
所詮、嫌いなものを貶すためだけにフェミニズムを利用しているにすぎない小者だよ。
同じく叩き棒によく使用する韓国や欧米なんかも別に詳しくないし好きでもなさそう、利用してるだけに見える。（中国好きは本物かな？）。

女性の描写悪くなかったと思うけどな
ちゃんと当時の女性の心情に寄り添った描写がされてた

ザテレビジョンのドラマアカデミー賞で、主演男優賞と助演男優賞（草彅）が1位、脚本賞で2位。
どこかの日本なんちゃらアカデミー賞より、ずっと正しい評価だと思いますね。

「人は誰が何を言おうと戦争をしたくなれば必ずするのだ」
現実に刺さってしまった

作中の方が、まだあれでも理性的だったのがもうね。

>>709
マイナスとマイナスを比較してもなぁ

そういえば染谷信長や佐々木秀吉や菅田義経といったサイコパス偉人は出てこなかったんだよなこの大河
戦争の狂気に当てられて暴走はすれど落ち着けば大抵は話は通じる人間ばかりだった（それでも争わずに済むわけではないが）

その暴走自体は非常におっかなくて洒落にならないし、時代が変わっても無くならない常に付きまとうものとして描かれていたね
それを一貫して突き放して描く冷淡さは怖かった

自分はこの大河は終わった途端にシーンや人物や音楽が頭から抜けてしまったんだけど、その反面伝えたいであろうことのほうは心に響き残り続けている
個人的にこういうパターンはあんまりなくて不思議な作品だと思う
上に書いたような一貫性が効いたんだろうなあ

史実の幕末から明治大正は、どいつもこいつもイカれたサイコパスばかりだけどね。
他人に共感できる優しさを持った人々は、戊辰戦争と西南戦争でみんな死んだ。

作中やばいやつらが描写されなかったのは、単にその必要なかったからでしょ。強いて言えば五代と大久保ぐらいか…？それも最後はわかり合えた。
栄一と周りの人々の、タフさと不器用さと人間くささがテーマなんだし。
加藤高明なんぞ、能力はともかく人間的にマジでヤバかった。が、物語の本筋と関係が薄いから扱い小さかっただけで。

慶喜のセリフ、恐ろしいほど的を得てるよね…

『人は誰が何を言おうと、戦争をしたくなれば必ずするのだ。欲望は、道徳や倫理よりずっと強い。ひとたび敵と思えば、いくらでも憎み、残酷にもなれる。人は好むと好まざるとにかかわらず、その力に引かれ、栄光か破滅か、運命の導くままに引きずられていく』

作中で描かれてたことがまたしても令和の現実で起きてしまった

青天ほど、現在の日本に深く突き刺さる大河は無いね。いだてんでも、今の日本と大して変わらんなとは思っていたけど。
栄一も平岡と出会う前は、過激な尊攘運動に夢中になっていたし。

>>715

こら。大老様や平岡様、伊藤さんに謝りなさい。
インチキ教会と三代付き合いのあったやつなんかと一緒にされたら、化けてでるぞ。

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まだいたのかこいつ
いい加減自分の書き込みが浮いてるってこと自覚してほしい

>>718
現状の不満をぶつけたいだけの政治厨に何言っても無駄
近現代のみならず鎌倉殿でも頼朝の死と安倍の事件をこじつける馬鹿が沸いてたし

鎌倉殿と青天ならこっちの方が万人受けはする内容なのかな?、鎌倉殿も好きだけど、前座扱いのようにぞんざいに扱われていた青天に視聴率で負けるのはちょっと…、と思ってしまった