ニコニコ大百科

渋沢がマイナスイメージなんて聞いたこともないよな
功績のわりにその他の明治の偉人と比べるとイマイチ注目されないイメージはあったけど

グラント将軍への饗応に右往左往の栄一達を尻目に進み続ける弥太郎、
饗応のため始まった奥様方との交流や努力がメンタル的に功を奏して
栄一でも頭を抱える「家への招待」をむしろ僥倖として燃えるお千代さん、
既に権勢を失っていて、自分が日本の力になれない事を自覚していたものの
「もてなしの心」に元気を取り戻し、世界情勢を教えてくれたグラント将軍、
お千代のおかげでモヤモヤが晴れた栄一など、ほっこりする展開と、
終盤でまたもや突きつけられる時代の流れ（三菱とのせめぎあい）という
濃密かつ温度差の凄まじい内容だったなあ…。

ああーっ来週・・・(´;ω;`)

しゃれた欧米料理の舌休めに、内助の功炸裂。千代さすが。これぞファーストレディ。
どこぞの不要不急外出で炎上の前総理の妻に見習って欲しい。

弥太郎も己の立場で、必死、明治の日本には志ある者がかくも多かった。
今は…。

ご婦人方が歯を見せて笑う時にSE付きなところで吹いた
お千代は分かりやすいフラグ立てすぎで……
あと栄一があんま目立たなかったのは回の意図として良かった
そして北海道、薩摩ときて開拓使払い下げは次回か

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伊藤博文のダークになっていく描かれ型が地味〜に好き

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日本の植民地支配（というか奄美の黒糖搾取とか）のスペシャリストの薩摩に対して相手にならんと断じる岩崎弥太郎恐るべし
グラント将軍は大統領辞めた後、日本の要人に「植民地支配は良くないこと」「日本がそうならないように願ってる」と言ったけど、在任中は国のためにそういった政策は推し進めたろうしそれが列強の正義で当然の行為でもあるけど、辞めた後自国の行為を懐疑し悔恨を打ち明ける雰囲気というか人間性がいい塩梅だなぁって思った
慶喜を思いだしたろうな…
対等はすなわち相手が痛みも喜びも一緒にある人だと互いに実感することで始まる

>>604
ちょくちょく現代批判付けるのどうなの？
そういうのはニュース記事だけでやってくれ、正しいか間違ってるかはともかく聞き飽きた。

当時のタバコやヒロポンがどうのこうので言われたりするけど、この作品が書きたいのはそういうところじゃないよなぁ

海運では栄一vs弥太郎＆大隈重信＆マスゴミという仁義なき戦いが始まり、
養育では社会的弱者を「努力不足」として切り捨てる勢との衝突が続き、
その泥沼の戦いは明治十四年の政変に繋がるという地獄絵図…。

五代さんやお千代さんのおかげで自分を見つめ直す事ができた事も
お千代さんとの永遠の別れへの前振りという展開なのが辛い。
ただ、この辛さや次回予告の「足掻き」が最終的大成にも繋がっていくのだろうし、
本当に毎回目が離せないなぁ。

貧しいのは自己責任か。なら、労働者がみんな餓死して会社が根こそぎつぶれて国が滅んでもけっこうかよ。いっそそうなるべきとさえ思えて来る。

不謹慎かも知れんが、岩崎が早死にしたのは天罰だとよけいに思えてきた。大隈首になってざまぁとも。不謹慎だが。この後の二度組閣してさんざんやらかしたのを思い出すと特に。

いや、三菱が必死で経済回してきた恩恵に預かっているのが今の日本だとわかってますけど。

千代、思い残すことはないなんて不吉なことを…。子どもたち、母に会えなくてどれほど悲しかったか。

沼間守一との「間違ってる」（以下略）の言い合いも議事録に残ってる史実だとか。

次回、弥太郎が死亡ということは、五代や岩倉も退場ということか。また寂しくなる…
そして悲報、あと五話しかないのに、栄一の人生はまだ折り返し時点にすらたどり着いていない。
慶喜や新島八重と違って、後半生の方が歴史の表舞台で活躍していただけに、本当尺不足が惜しまれる。

ネット広告でこれを見てはダメと必死で啓蒙してたのに
警告を無視して呑気に視聴するなんてダメだな

まあダイレクト出版よりは遥かに価値があるからな

大隈重信や伊藤博文の変貌ぶりを見てると、栄一は早い内に政府去って正解だったかもしれんな

そこは適材適所でしょ。
栄一は改正係で郵便や金融の地ならしをするまでが役目だった。それ以上政府にいても才能を腐らせるだけだったろうし。
一方の大隈や伊藤はどれだけ非難されようと政治に生きるべき人物だったわけで。
伊藤と大隈が示し会わせて立ち上げた政党内閣が、21世紀の民主党政権なみに酷かった？政権交代は無意味じゃないんだよ…。多分…。

適材適所とはちょっと違うけど、明治政府にとって幸運だったのは、抜群の対応力を持つ伊藤が首班になったことと、そのライバルだった板垣や大隈がほどほどに政局オンチだったことだな
下手したら共倒れしてもおかしくなかった

「惰民を養成するな」とかいうトンデモパワーワード一周回って好き
当時の政治思想史には詳しくないが、当時の民権派って思想の根底が社会進化論だし当時のベストセラーは『西国立志編（自助論）』だしでそういうとこあるよな…

ま、藩閥政治が衰退して政党内閣制が定着しても、貧しい者は結局救われなかったからな。
むしろ寄生地主が小作人を、企業が労働者を搾取して格差広がりまくり。
それが社会不安の原因になり、軍部の暴走を追認し日中戦争、太平洋戦争に…。
考えれば考えるほど、栄一の理想を実現するにはどうするべきだったかわからない。

お千代さんを失って、三菱との勝負だけに目と心が行ってしまい
「自分が正しいと信じて疑わない」形で闇堕ち寸前の栄一…。
やり方が違う（栄一とは合わない）だけで志はどちらも日本繁栄のためなのに
分かり合えなかった弥太郎の最期は壮絶であり哀しかった。
「日本経済の損失」（お互い潰しあって自滅。外国海運の漁夫の利勝ち）ではなく
「経済の発展」を願う五代さんが残り少ない命を賭けて何とかしてくれたけど
その五代さんも世を去り、ここからが真の意味での踏ん張りどころかぁ…。
思いっきり不穏フラグを重ねてる篤二の事も含めて、これからどうやって話を纏めていくのかな

ふと、白河法王を思い出した。
若いころは愛妻家だったが、妃の死に消沈。が、喪が明けると仕事の鬼になっていた。
そしてくびきが外れたように女のケツを追いかけ回すように…。挙げ句孫の中宮に托卵疑惑。
まあ、あちらは息子や娘、側近、仕事仲間まで若い奴らがバタバタ逝く悲劇。女(男)でも抱かなきゃやってられなかったか…。

それを思うと栄一を擁護しにくいな。後妻も、じじいになっても下半身だけは達者な亭主に呆れたらしいし。

やけに目立つ暴漢だなぁと思ってたら、次郎さんだった(歓喜)

篤二と慶喜は境遇が似てるかも
親が偉大で、周りに期待されすぎた
うたは千代に叱られたけど、篤二は幼い頃に千代が死んじゃったからなぁ…

そうか…栄一は実質、もっくん主演の大河ドラマ「徳川慶喜」の原作者みたいなものなんだな…

「栄一の嫡男」篤二のメンタルがガリガリ削られていくなあ…。
銀英伝のキルヒアイスのような精神的支柱レベルの親友でも居れば
何とかなったのかもしれないけど、結末（史実）は見えてしまっているし、
次回予告の展開に向けてどうなるのか心配だ

冒頭で「徳川万歳！」「いやああの頃が懐かしい」って言ってたのが
同じ回の中盤では巷で「日本万歳！」「帝国万歳！」って声になってたのはあの時代の流れの速さというか
そりゃ栄一も（このままじゃ先様が歴史に埋もれちまう…！）って思うのにも納得だった

今までの作品の切り口とは違った角度での新時代の恐ろしさの描き方だと思うこういうの

慶喜公、やっぱりあのまま草葉に埋もれてはもったいない。
木戸、西郷、大久保、岩倉、岩崎。
勝者のがわだった奴らがバタバタ逝く中で、まだ生き延びている。
栄一たちにとっては忘れることのできない偉大な人物だから。
草なぎさんの演技、味があったなあ。

初回から現代に蘇った家康が栄一の生涯を見守る形で始まったから、
最後は栄一が死んだ後に家康パートになって
「こうして栄一は今に続く多数の会社創設に関わり、新札のデザインになりました。」と説明して終わるんだろう。