あなたもカッパ、飼いませんか?
カッパの飼い方とは、「週刊ヤングジャンプ」にて2003年~2010年まで連載されていた石川優吾氏による漫画、およびそれを原作としたアニメである。
高度成長期の日本を舞台に、主人公の「私」とカッパの「かぁたん」の共同生活をえがいたほのぼのギャグ漫画。なお、アニメでは主人公の声を萩原聖人が担当しており、ニコニコ動画ではこの声を用いたMADが人気である。PS2にてゲーム化もされており、「私」の甥っ子の少年「ヒロシ」に「私」が飼っているカッパの「かぁたん」を仕事の都合で2週間ヒロシに預けることになり、ヒロシ視点でかぁたんと過ごす夏休みを舞台とした外伝みたいなものとなっている。サブタイトルに「How to breed kappas」と書いてあり、「カッパの飼い方」を英訳したものである。GBA版も存在しており、こちらは大阪万博を舞台に、爆発事故(かぁたんが会場のコントロール装置のコードをかじったせい)で、「私」や他の登場人物・カッパと離れ離れになったかぁたんが仲間たちを探し回る横スクロールアクションゲームになっている。
河童は3歳頃までは性別がわからないため、オス、メスどちらでも通じるような名前が良いとされている。また、現在存在するほとんどの河童は養殖河童であり、天然河童はほぼ絶滅危惧種である。
私(石川)
主人公。東京在住のサラリーマン。関西出身。かぁたんの飼い主。幼少時代に天然河童のカータン(カーさん)と過ごした思い出が度々回想される。「飼い犬のフンを手で触るのが嫌なら犬を飼うな」と豪語するが、事あるごとにかぁたんをいじめたりしている。実家の母が存命(父は他界)。母親は最初は北関東訛りであったが、途中から関西弁に変更されている。
かぁたん
石川に飼われている仔河童。年齢数か月~1歳。坂本さんが働いていたペットショップで購入された。カッパコンテストに出場するために発行された血統書での本名は「遠野・川太郎・ピエール・ジュンプライド」。カータンが上京して石川と同居する際に同じ呼び方で紛らわしいため、一時ピエールと呼ばれるようになったが、抵抗なく返事を返していたことから、自身の名前を理解しているかは不明。眉毛は無いが、石川のイタズラでマジックで眉毛を描かれると色々感情表現があるらしい。石川の自室に住んでいるネズミに「チューさん」という名前を付けて飼っている。基本友達であるがキューちゃんとのケンカや相撲には勝てたためしがない。PS2版のゲームでのラストイベントは河童奉納相撲大会でのキューちゃんとの決勝戦である。勝っても負けてもエンディングに影響はないが、勝てば称号「横綱カッパ」が追加される。
作中唯一の天然河童。石川が幼少期の頃から実家で飼われている老河童。かぁたんと呼び方を区別するために、呼び方がカーさんになった。石川に会うため、東京に出てきたが、都会の空気で体調を悪くしたため、石川の連絡で石川の母とともに田舎に帰っていった。
凶暴なフランス人の子供のポールに飼われていた西洋河童。年齢5歳のオス。躾が良く出来ており、大人しい性格であるが、ケンカは相当強く、ヘラクレスとほぼ互角。料理の腕も相当で、フランス料理店で働きながら、石川のご飯を作ってくれたり、留守番中のかぁたんの面倒を見てくれたりする。しかし法律でカッパは客に自身の作った料理を出せないため、月給300円という破格の給料とともに頭を抱えている。
坂本さん
石川がかぁたんを購入したペットショップに勤務している女性。河童の観察が趣味で夢はカッパだけのテーマパークを作ること。石川の誕生日にかぁたんが集めてきた両手いっぱいのダンゴムシを「かぁたんがあなたのために一生懸命集めてきたから」と食べるよう強要したり、石川がかぁたんの口にガムが詰まって「ポコ」と鳴いたことを「言葉をしゃべった」と勘違いした際にかぁたんを腹話術をしながらバカにしたり割とサディスト。
キューちゃん
かぁたんと同い年の仔河童。見た目はかぁたんと見分けがつかないが、甲羅に傷があり、そのことで石川も購入を避けた。中々買い手が現れず、ブリーダーに返品されることを不憫に思った坂本さんに買い取られた。そのため非常に強い恩義を抱いており、坂本さんに言い寄ろうとする石川やちょっかいを出すかぁたんには容赦ない攻撃を加える。しかし根は優しく、石川のアパートに初訪問した際、坂本さんにちょっかいを出したところを投げ飛ばしたかぁたんがいじけてしまったため、「自身の晩御飯のため」と石川から出されたドッグフードを持ってかぁたんに歩み寄った。そのことがきっかけで無事に友達となった。
田所さん
鉄工所の社長。マアちゃんの飼い主。自動車事故で妻子を失っており。飼っている仔河童に娘と同じ名前を付けている。高収入のため車を所持しており、石川含む河童仲間の運転役となることがしばしば。カッパ水という天然飲料水の販売も手掛けるようになる。
マアちゃん
田所さんに飼われている仔河童。かぁたんと同い年。妻子を失った田所さんに箱入り娘のように育てられているため最初は人見知りの激しい大人しい性格であったが、話が進むに連れて、ネズミを手づかみしたり、大量のセミをポリポリ食べたり、ヘビをかぁたんの頭に乗せるイタズラを仕掛けたり、川魚をいとも簡単に捕まえたりお転婆な感じに育っていく。
玉田さん
かっくんの飼い主。本名玉田恵子。既婚者であるが子宝に恵まれず、諦めたところに家の前に捨ててあった3匹の河童の中からかっくんを拾った。(他2匹は飼える余裕がないと夫に断られてしまう。)かっくんを我が子のように育て、溺愛していたが、かっくんが不治の病「河童ぜんそく」を患ってしまったことから泣く泣く手放すことに。
かっくん
玉田さんに飼われている河童。初登場時3歳で、4歳半でオスと判明。帽子をかぶってちょっと長めの髪をしている。かぁたん達よりも年上でお兄さん的存在。面倒見がよく頭も良い。しかし頭が良すぎてカッパコンテスト幼年の部で「4歳でこんなにかしこいのはおかしい」という理不尽な理由で失格となった。可哀想な目にあうことが多く、おつかいでコロッケを買いに行ったらタクシーに拾われて横浜まで連れていかれる、美代ちゃんに恋をしてキャンディーをあげようとしたら「かっくんの食べたキャンディーヨダレまみれできもちわるーい」と言われたり、同い年のトンちゃんというカッパと仲良くなったところ、間もなく家族ごと引っ越してしまう、終盤不治の病「河童ぜんそく」に罹ってしまい、玉田さんと涙の別れをする、等薄幸キャラである。
美代ちゃん
幼稚園児。ヘラクレスの飼い主。両親とまだ赤ちゃんの弟の4人家族。両親はヘラクレスが身ごもった際にローンを組んでまで、カッパ用の家の建築を考えるなどとても心優しいが、ヘラクレスの好物を詰め込んだ鍋(イカスミ、ニンニク、ウナギの肝、ミカン、ニラ、キュウリをぶち込んだ見た目、味、匂い全て凶悪)を美味しく食べる等、一家全員味覚音痴。ヘラクレスの出産後、子供のココアの乱暴さに振り回される。
公園のベンチでいつも美代ちゃんの帰りを待つ10歳の大人の河童。とても怖い見た目をしているが、メスである。見た目通りの戦闘力でサメに勝てたりする。「ヘラクレス」はあだ名で「チーちゃん」が本名。名前の由来は肌がチョコレート色であるため。生まれてすぐに捨てられ、その後2度捨てられてしまい、収容所送りになった。年齢と怖い顔のため貰い手がいなかったところを美代ちゃんに引き取られたため、恩義を感じ、尽くすようになった。序盤は怖い存在として石川や近所の人々に恐れられていたが、かぁたん達に泳ぎの練習をさせるため川に集まった河童仲間のうち、溺れてしまったかっくんを助けたことから友人となった。作中公園で行きずりの野良ガッパと関係を持ってしまったため、妊娠することになるが、相手の野良ガッパが北海道で新しい家族を作っていると勘違いしたため、自宅でココア(アキレス)を出産した。
ヘラクレスが生んだ赤ちゃん河童。母親そっくりの鋭い眼光をしている。名前の由来はココア色の肌をしていることから。坂本さんは勝手に「アキレス」というあだ名をつけた。0歳でありながら非常にケンカが強く、かぁたんが全く勝てないキューちゃんを軽く窓の外まで投げ飛ばした。その力でまだ赤ちゃんである美代ちゃんの弟に暴力を振るったり、おもちゃにしたりすることで美代ちゃんや両親を疲弊させる。その後、かっくんを手放した玉田さんに育てられることになる。
河童は古来より不思議な生き物として人間とかかわりを持ってきました。
一時、全くその存在を見ることが無くなった河童ではあるが・・・。
時が流れ・・・・・・人間の文明が発展すると共に、河童の生活も大きく変化しました。
今では研究が進み、これまで謎の多かったカッパの生態が明らかになってきました。
カッパと歩こうーーー。
カッパと遊ぼうーーー。
カッパと話そうーーー。
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最終更新:2025/02/19(水) 04:00
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