ジュピター(JUPITER)とは、ゲーム『アイドルマスター2』『アイドルマスターSideM』に登場する男性アイドルユニットである。
(※他のジュピターについては、「ジュピター」の項を参照のこと)
2011年2月24日にXbox 360版が、2011年10月27日にPS3版が発売されたゲーム「アイドルマスター2」に登場する黒井社長率いる961プロ所属の男性アイドルユニット。
メンバーは天ヶ瀬冬馬、伊集院北斗、御手洗翔太の3人。
2010年9月16日~9月19日に開催されていた「東京ゲームショウ2010」(以降TGS2010)のアイマスステージ「765プロ決起集会」内の新生961プロ紹介PVにて初登場。持ち歌である「Alice or Guilty」のステージを観客に公開した。
物議を醸したTGS2010を始めとするゲーム発売前の展開については「9・18事件」を参照。
当日の大まかな流れを知りたい場合は外部リンクにあるファミ通や電撃オンラインでのTGS2010公式レポートを参考に。
この記事では、主にTGS2010以降のジュピターについて記述する。
ゲームを進めていくと、ある時期に突然どっとっぷTVの上位に現れる謎のユニット「ジュピター」。その正体は第41週に開催されるIA大賞ノミネート発表会にて黒井社長自らの手で明らかとされた。
そのノミネート発表会にてジュピターは新曲「恋をはじめよう」を初披露。「Alice or Guilty」とのギャップに驚いたプレイヤーも少なくはないだろう。
これは発売前には一切明かされなかったサプライズ要素とされている。
「9・18事件」の中心として様々な想いを向けられたジュピターだったが、ユニットとして3人が登場するのは記述したとおり第41週であり、ゲームの後半である。
選んだユニットのリーダーごとに多少展開は変わるが、最終決戦である第54週までジュピター自体の登場回数は多くなく、冬馬・北斗・翔太の3人もプレイしてみるとゲーム発売前に不安視されたようなキャラではないことが判明。
この影響で曲やジュピターを評価する流れがニコニコ動画内でも段々と広まっていった。
10月27日に発売されたPS3版「アイドルマスター2」では、S4U!でジュピターが使用できるという新要素が加わった。
S4U!専用の新衣装「ヴァイスジュピター」の追加を始め、Xbox 360版では存在しなかった北斗と翔太のバーストアピールや、765の面々に比べると少ないが通常アピール、2人アピール、3人アピールも追加された。
更にソロとトリオの両方をプロデュースできるとあって、ファンには嬉しい追加要素になっている。
(しかしこんなバグも…)
ちなみに冬馬のバーストアピールもS4U!用に微妙に修正されている。
竜宮小町を短期間だがプロデュースできる「エクストラモード」にもジュピターは登場。
少ない出番ではあるが、竜宮小町のライバルとして物語に関わってくる。
『アイドルマスター シャイニーフェスタ』(以下SF)は2012年10月25日に3本同時発売したアイマスリズムゲームである。
ジュピターはハニーサウンド、ファンキーノート、グルーヴィーチューン、それぞれ3ソフト共通のライバルキャラとして出演しており、作中の「STAR OF FASTA」にて対戦に勝利すれば名刺をゲーーッチュ!できる。
SFではジュピターの3人のみSSSランクという立ち位置であり、実質SF内最強のライバルであるが対戦相手はこちらが難易度を下げればこちらのレベルにあわせてくれるので勝つのはそれほど難しいことではない。
新作アニメにも3本共通で1カットほど顔を出している。が、ハニーサウンドでは顔見せ程度ではなくハニーサウンド組のライバルとしてがっつり登場しており、ハニーサウンドのアニメでのみ新規台詞が聞くことができる。
『アイドルマスター ワンフォーオール』(以下OFA)は2014年5月15日に発売したアイドルプロデュースゲームである。
OFAのジュピターはランクアップフェスでのライバルとして登場。Bランクフェスではメンバー3人がそれぞれソロユニットとして、EXエピソードのSランクフェスではトリオユニットのジュピターが765プロの前に立ち塞がる。シナリオ上の台詞はないが名前だけの登場ではなく、ライバルバースト発動時には3Dモデルのアクションを見ることができる。
ソロでもかなりの実力があり、中でもリーダーである冬馬のバーストスキルはフェス戦略の一つであるカウンターを封殺する強力な効果が設定されている。初対戦の時点で真っ向勝負を挑むと敗北は必至。
ジュピターとして再戦する時の強さは、OFAの対戦アイドル中で第2位のS2ランク。その強さはソロで戦った時の比ではなく、彼らを倒した後に待ち受けているS1ランクが伝説のアイドルMAI(日高舞)という事実からもそのポテンシャルの高さが伺える。
9月から利用できる施設「トライアルゲート」の団結トライアルのライバルアイドルとして登場。3Dモデルは登場しないものの、ライバルアピール時には専用イラストが入る。ユニゾンアピール「リターンオブステージ」はユニゾンアピール終了時に自分のシンクロ増加量を100%上げる効果。クライマックスアピール「俺たちは最高だ!」はクライマックスアピール終了時に自分のシンクロゲージを40%増やす効果がある。
2011年7月から放映が始まったアニメ「アイドルマスター」(通称アニマス)でもジュピターはゲームと同じく961プロ所属だが、ゲームとは違い初めから3人ユニットとして活動しているようである。
初登場は第2話(天ヶ瀬冬馬のみ)。ゲームでは見ることの出来ないアイドル活動をしている3人が見れるのもアニメならではだ。
原作(アイマス2)のエピソードを反映して、当初は765プロに対して強い対抗心を燃やすが(主に冬馬)、物語後半になると、765プロに対して露骨な妨害工作を図る黒井社長への不信感を露にしていく。
黒井社長に対する不信が頂点に達した第21話でついに決別。原作同様、961プロを辞めることとなった。
直後に出会った765プロのプロデューサーに対しては、(黒井社長の妨害工作を含め)多大な迷惑をかけたことを謝罪するとともに、「今度は俺たちの力を信じてくれる場所で一からやり直す」と発言した。
第24話では事務所を移し、961にいた頃はあり得なかった、スタッフと協力しライブを作り上げる描写も見られた。
最終話である25話ではエンディングにのみ登場。
小さな箱で、しかしとてもいい笑顔で、ライブを行うジュピターの姿を見ることができる。
BD最終巻である9巻に収録されている特別編(通称26話)にも登場。
ジュピター4人目とのふれあいは要チェックだ!
その後、劇場アニメ「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」にも登場。
テレビ局の廊下で冬馬が天海春香とぶつかったり、765プロのアリーナライブに観衆として参加したりした。
前述のアニメ「アイドルマスター」での活躍後、315プロに所属するまでにジュピターが何をしていたかを描く
ジュピター主役の単独アニメエピソードである(形式としてはいわゆるOVAに近い)。
略称を用いる場合はEoJと略すのが最も妥当だと思われる。
プロローグSideMとあるように、アニメ版SideMとも関連性をしっかり持たせており、ジュピターと同時に315プロ立ち上げ直後の状態も確認できる前日譚の名に相応しいエピソードとなっている。
同時に、アニメ「アイドルマスター」の終盤や「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」で登場した際のエピソードも再登場し、アニメの時系列をつなぐ重要なエピソードとなっている。 なお、該当シーンは、アフレコも含めて新規収録された、「完全新造されたシーンである」とのことである。
EoJ本編終了後には声優陣三人のキャストパートも放送され文字通り「ジュピター特盛りのエピソード」となった。
一部シーンはアニメ版SideMの第9話(ジュピター当番回)に繋がっている。
当然ながらDVDとBDも発売され、特典にはジュピターの新曲と新録されたアリギルが収録されているCDが付いてくる。
また、放送終了後のCMで作中に出てきた冬馬の手作りカレーを再現したレトルトカレーの販売が発表された。
モバゲーで登録が開始された男性版アイドルマスターことSideMにもジュピターが出演。
DRAMATIC STARSと並ぶアイドルマスターSideMの看板グループとなっている。
961プロを離れての新天地を315(サイコー)プロに移して活動再開。
315プロのアイドル達は大半が前職を持っており理由あってアイドルをやっており、冬馬たちの肩書きは[元961プロ]となっている。これが冬馬たちの理由に当たるようだ。
ユニットロゴのデザインも明るくサイバーな感じに一新され、これまでのダークヒーロー路線からの脱却をしている。
2以降、公式関係ではくすぶっていたジュピターのアイドルとしての事実上の復活と言って差し支えないだろう。
(ただし人物設定が変わるわけではないが、SideM名義で出る場合のジュピターは961プロではなく315プロ所属、アイドルマスター2ではなくアイドルマスターSideMと扱われる事になるのでタグなどに一部混乱が予測される。)
なおSRの称号では[壮大華麗]天ヶ瀬冬馬、[天真爛漫]御手洗翔太が確認されており、事前登録するとR+天ヶ瀬冬馬が入手できた。
S.E.Mの硲道夫など何人かのアイドルは彼らがきっかけでアイドルに転身しており、先達として影響を与えている。
派生ゲームの「アイドルマスターSideM LIVE ON ST@GE!」では新規ユニット衣装が公開され、3DモデルやTVアニメ版のユニットビジュアルでも同衣装を着用している。
2012年6月23日・24日に横浜アリーナで開催されたアイドルマスター7thライブ『THE IDOLM@STER 7th ANNIVERSARY 765PRO ALLSTARS みんなといっしょに!』にて、花とゆめ系列3誌同時のJupiterの公式コミカライズが発表された。
外部リンクのレポートにもあるように、発表後の会場での反響は意外にも大きく、緑のサイリウムが振られるなど918を知る人にとっては色々感慨深いシーンとなったようだ。
以下、各コミカライズの詳細である。
『花とゆめ(毎月5日・20日発売)』にて連載中。著者はミユキ蜜蜂氏。
「アイドル界の頂点に立つのは俺たちだ」と 個性豊かなアイドル達が神話級ボーイズLIVEを繰り広げる!!
三作品の中では比較的ストーリー性重視の内容で、第1話ではトップアイドルになる事を目指しつつもたった一通のファンレターのために奔走する冬馬と、実益重視の黒井社長の確執などが描かれている。
また、765プロのアイドルが雑誌や通りすがりでちらほらと出てくる。
劇中の雑誌によるとメンバーの中では女性人気ナンバー1は北斗らしく、『抱かれたい男』『キスの上手そうな男』『お兄ちゃんにしたい芸能人』の三冠をとっている。
参考までに冬馬は『お兄ちゃんにしたい芸能人』二位(三位は菊地真)、翔太は『弟にしたい芸能人』一位。
意図したものではないだろうが、ルビの誤植によって冬馬の新しい異名「あまがせとうう」が生まれた。
冬馬が父子家庭であることが明かされた(母は死亡、父親は劇中の時期には四国に単身赴任している)。
のちに翔太がアイドルになった理由は、実は北斗の大ファンである二番目の姉によって勝手に履歴書を961プロに送られたからであることも明らかになる。
経緯こそ違うが原作、アニメと同様に961プロからの離反が描かれており、コミックス後半は新事務所「ゴールドプロダクション」で活動している。
物語の最後に新メンバー加入が発表された。ただしその件はコミックのあとがき等でも触れておらず、詳細は明らかになっていない。
『花とゆめonline』にて連載中。著者は麻菜摘氏。
彼らの日常に迫る内容であったためか本誌連載版に比べてややコミカルなストーリー展開となっている。
作者曰く「彼らの日常をゆるく激しくお馬鹿にホッコリとたまにカッコ良く描いていきたいと思ってます」
961プロ社員では初の名前ありキャラクターであるマネージャーの三条馬静が登場した。
冬馬のアイドルに関する考え方や翔太が甘いものが苦手であるなど、初期のラジオドラマやゲームとの相違点もあるが、これが作者の勘違いなのかアイマスではよくあるコンテンツの成長により上書きされた設定なのかは明らかになっていない。
北斗の過去や家族構成に触れていた。
なおコミック版の表紙カバーをめくると三条馬マネージャーの自宅での様子が描かれている。
無印公式サイトで公開されていた4コマ「アイマスさん」でお馴染みのぷろとん先生が著者とあって、内容も「アイマスさん」のようにほのぼのした4コマ漫画となっている。
ジュピターさん連載直後に公式サイドから「利き手&家庭環境は公式準拠」であるというおこぼれが出たため、ジュピターさんで扱われた冬馬と翔太の家庭環境はコミカライズ独自設定ではなく、ゲームからの公式であるといえる。
メインとしてではないが、その他アイマスコミカライズ作品にもジュピターが登場している。
以下その詳細である。
第9話にて黒井社長に連れられ初登場。PとSprouTの3人と対面を果たす。
当漫画でのPの立ち位置は765プロに送り込まれた961プロのスパイであり、ゲームやアニメ・その他のコミカライズの中でも特別異色である。
その設定故に今後ジュピターとどのように関わっていくのか、気になるところだ。
「アイドルマスターNeue Green forディアリースターズ」全3巻。著者は黒瀬浩介氏。
最終話に1コマ・シルエットのみで登場している。
2011年11月23日に発売されたファン待望のファーストミニアルバム。
当初CDは「765とは販売会社を別々に」という予定だったらしいが、765と同じくコロムビアから発売されている。
持ち歌でお馴染みの「Alice or Guilty」「恋をはじめよう」のM@STER VERSIONの他に、3人のソロ楽曲、ドラマパートなどすべて新録されたCDである。
また、当CDは12月5日付のオリコンウィークリーアルバムランキングにて、初週売り上げ5261枚・総合26位を記録した。(参考:アイドルマスターCD売り上げ一覧)
01,05=ゲームソフト「アイドルマスター2」収録曲の新録フルヴァージョン
02,03,04=オリジナル新曲(CD収録限定曲)
2011年11月23日発売
歌・トーク:天ヶ瀬冬馬(CV:寺島拓篤)、御手洗翔太(CV:松岡禎丞)、伊集院北斗(CV:神原大地)
スペシャルゲスト:萩原雪歩(CV浅倉杏美)、我那覇響(CV沼倉愛美)、四条貴音(CV原由実)
9月18日の騒動を受け、2010年11月20日からアイドルマスター2開発スタッフの遠藤暢子氏が「男衆の里親」としての心情をTwitterでもらしていた。
この事もあり9・18事件当初は彼女がジュピター誕生の元凶とされ、猛烈なバッシングを受けた。
しかし「里親」と明記はしているものの「生みの親」ではないことがツイートからも読み取れる。
ツイートは当時そのままに残っているので興味のある方は以下のリンクへ。
2010年12月2日以降から現在まで、ツイートは完全に止まっており放置されているアカウントと思われていたが、PS3版の発売以降?(詳細な時期は不明)アカウントのアイコンや背景が不定期に変わるようになった。
そのほとんどがジュピター関係のもので、里親そして製作サイドならでは貴重な画像を閲覧できる時もある。
ちなみに利き手&家庭環境は公式であるというおこぼれは、彼女のツイッターからである。
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3026 ななしのよっしん
2024/04/10(水) 01:10:08 ID: Whkry0mv3d
>>3024
スゴイな。この人は時間がずっと止まったままなんだ
3027 ななしのよっしん
2024/09/15(日) 21:29:13 ID: shQ8ofAoG0
3028 ななしのよっしん
2024/09/19(木) 10:56:17 ID: of33c2+tlL
発表当初はボロクソ言われたけど、後に彼らがプレイアブルとなったSideMが紆余曲折あったとはいえ継続して展開が続いて10周年を迎えられるほどの商業的成功を収めたことで一周回って成功例の一つになった感がある。
一歩間違えたら黒歴史になりかねない長期コンテンツの異性版でここまで成功した例はあまりない。
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/08(金) 17:00
最終更新:2024/11/08(金) 17:00
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