「真珠湾空襲を経験、
エスペランス岬沖海戦、第三次ソロモン海戦、
そしてクラ湾の夜戦で日本海軍の精鋭と激しく戦いました。」
ヘレナ(Helena)とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する、第二次世界大戦時のアメリカ海軍所属セントルイス級軽巡洋艦2番艦〈USS Helena,CL-50〉をモチーフにした登場人物(艦娘)である。
2020年6月27日開始の2020年梅雨&夏イベント『侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦』の後段作戦「南方戦線 島嶼海上輸送作戦」(E-5)及び「鉄底海峡の死闘」(E-6)のドロップ報酬として実装。なお、後段作戦自体は7月11日開始のため、ヘレナの実装日も2020年7月11日とするのが正しい。
アメリカ艦娘の軽巡枠としては2人目。なお、1人目のアトランタは正確には「防空巡洋艦」であるため、厳密な意味でのアメリカ軽巡洋艦としては初登場。イラスト担当のA士としても初の軽巡(というか初の海防艦以外)となる。
艦娘としては先輩であるヒューストンに似て、「火力マシマシ・対空高め・雷撃は苦手」といった趣だが・・・「ヘレナ改」に改装すると軽巡としてまだまだ希少な4スロットになり、更にフル改修するとなんと火力「78」というトンデモない数値をマークする。
どれだけ高いかというと軽巡トップなのは当然として、上位カテゴリーである航巡の改二を上回り(参考として航巡トップの鈴谷改二・熊野改二は「76」)火力特化の一部の重巡改二をも凌ぐ。対空も「86」と平均以上で4スロットの恩恵で火力を維持したまま対空電探や機銃と組み合わせて艦隊の防空も担える。索敵もレベル99で「76」と軽巡トップの大淀改に次ぐ高い数値なので海域深部に達するために必要な索敵値を稼ぐために彼女を起用するのは有用。
対して雷装は改でフル改修しても「38」に留まる。これ迄の軽巡で一番雷装が低かった大淀改より下回るという極端なバランス。また、対潜もレベル99で「40」と先制対潜を行うには4スロット全て高レアの対潜装備で固める必要がある(フレッチャーMk.Ⅱ関連の任務をクリアすると入手できる上位対潜装備を付けると装備補正が付くため、最短でLV70で可能にはなる)
トータルで見ると軽巡としては大淀とかなり運用が重なる部分が大きいので連合艦隊の旗艦や輸送連合艦隊で砲撃戦での火力担当としての適性が高い。
性格は仕事は真面目かつ堅実でアメリカ艦隊の書類の添削はもっぱら彼女の役割のようで書式がいい加減なアトランタやサウスダコタに不満をこぼしたりという一幕も、休憩時は提督にもフランクでソロモン海域で縁があった衣笠や水雷戦隊からお誘いを受けて快諾する等良好。2020年度は未実装の空母ワスプについても言及(時報にて)悩みの種はやたら絡んでくるサウスダコタのようだ。
2021年3月30日のアップデートで初の季節限定衣装『花束mode』実装。花は黄色・ピンクのガーベラとヤマブキ。花言葉は「前進・感謝・究極愛」(ガーベラ)「気品・崇高」(ヤマブキ)中破時に花束をフルスイングっぽいポーズをしているのが特徴でA士氏からもネタにされていたりする
2022年7月13日アップデートにて夏グラ水着modeが実装された。右肩にかけた袋には主砲が…
なお、お父様によるネタツイートも投稿された。曰く「素手で割りました」。
ロンドン軍縮条約の締結後、アメリカ海軍ではその制限に適合する軽巡洋艦を設計した。これがブルックリン級軽巡洋艦全7隻で、1937年9月から1938年6月にかけて相次いで就役した。このブルックリン級は、日本の最上型軽巡(当初は15.2cm砲を搭載した軽巡として建造した)に対抗して設計されたものである。
このブルックリン級に対して設計変更を行い改良したものがセントルイス級である。主機を変更して出力を向上させ、副砲を単装砲から連装砲に換装したのが主な改修点だが、肝心の軍縮条約が撤廃されたため建造は2隻のみとなり、以降は対空型のアトランタ級や万能型のクリーブランド級に移行することになる。
そんなセントルイス級の2番艦(上記の経緯からブルックリン級9番艦とされることもある。セントルイス級、ブルックリン級のどちらにしても末妹になる)が〈USS Helena,CL-50〉である。アメリカ海軍の命名規約で、巡洋艦名は都市名からとられることになっており、ヘレナの名もモンタナ州の州都[1]からとられている。
〈ヘレナ〉は1936年12月9日にニューヨーク海軍工廠にて起工。1938年8月27日に進水、1939年9月18日に竣工した。日本では〈筑摩〉が竣工したのと同時期である(ほら、書類上は利根型も軽巡だし)。
竣工後、慣熟訓練も兼ねて南米を回った後、太平洋艦隊に配属され、真珠湾を母港とすることになる。
そして、1941年12月7日も、〈ヘレナ〉は真珠湾にいた。通常時は戦艦〈ペンシルベニア〉が係留されている場所に繋がれていた(〈ペンシルベニア〉は駆逐艦2隻と共に乾ドックで整備中だったので、その場所が空いていた)。
そこに殺到したのは、日本の二航戦(〈蒼龍〉〈飛龍〉)から発進した攻撃隊だった。戦艦がそこにいると信じていた攻撃隊は、そのまま〈ヘレナ〉に襲いかかったが、〈ヘレナ〉の方も即時に対空戦闘に入った。とはいえ係留中で身動きが取れない〈ヘレナ〉は次々と直撃弾を受けてしまい、特に魚雷が直撃した箇所が運悪く乗組員の待機場所で20名の死者を出してしまう。それでも、懸命な対空砲火、さらに適切なダメコンが功を奏して、それ以上の損害は食い止められた。
1942年に入り、本土まで回航され修理を終えた〈ヘレナ〉は、空母〈ワスプ〉を基幹とする第18任務部隊に合流したが、9月15日、その〈ワスプ〉が〈伊19〉に撃沈されてしまい、〈ヘレナ〉は僚艦と共にその救助にあたっている。
1942年10月11日にはサボ島沖海戦(エスペランス岬沖海戦)にも参加。というか、新型のSGレーダーにて日本軍の艦影をとらえた〈ヘレナ〉が、旗艦からの返答を誤認[2]して戦端を開いてしまった。
後に判明したところでは、日米共にぐだぐだだったこの海戦だが、運は米軍に味方し、日本側は重巡〈古鷹〉轟沈、〈青葉〉大破、駆逐艦〈吹雪〉轟沈と散々な目に遭ってしまう。最も米軍側も無傷と言えず、艦隊は撤収したため戦力の空白地帯が出来てしまい、それを突く形で日本のヘンダーソン空軍基地攻撃を許すことになる。
続く11月13日には第三次ソロモン海戦の第一夜戦にも参加。ここでも新型SGレーダーが威力を発揮し、いち早く日本艦隊の居場所を探知している。しかしここでも旗艦〈サンフランシスコ〉(こちらは旧型レーダー)では探知できず、確認連絡が錯綜して混乱を招いてしまった。その混乱の中でさらに混乱を招く〈夕立〉の突撃があり、第一夜戦は意図せぬ大混戦になってしまった。(夕立(艦これ)や比叡(艦これ)の記事も参照されたし)
この戦闘での〈ヘレナ〉の損害は少なかったこと、旗艦〈サンフランシスコ〉が大破して艦隊司令も戦死してしまったことから、〈ヘレナ〉が暫定旗艦となり、残存艦をまとめて撤収するが、その最中に軽巡〈ジュノー〉が日本潜水艦〈伊26〉の雷撃を受けて轟沈してしまう。艦隊指揮を執っていた〈ヘレナ〉のフーバー艦長は、この場に留まってさらに襲われることを恐れてそのまま離脱、結果的に〈ジュノー〉の生存者を見捨てることになり、これが理由でフーバー艦長は更迭されてしまう。
その後、〈ヘレナ〉はオーストラリアのシドニーで修理を受けてから前線に復帰。1943年7月5日のクラ湾夜戦に臨む。
迎え撃つ日本側の三水戦は、本来の旗艦〈川内〉が修理のため不在で、代わりに新鋭の秋月型駆逐艦〈新月〉を旗艦として臨むことになった。
旗艦の〈新月〉に集中攻撃を加えた米軍に対し、日本側はお得意の「旗艦に攻撃を集中させ、その隙を狙う」戦法をとり、そして〈新月〉が航行不能[3]になる頃、その作戦が火を噴く。忍び寄った駆逐艦〈涼風〉と〈谷風〉から放たれた魚雷3発が〈ヘレナ〉を直撃。1発は艦首をもぎ取り、残る2発が艦体中央に直撃し、〈ヘレナ〉はV字型に折れ、そのまま轟沈するという壮烈な最期を遂げた。
2018年4月11日、ポール・アレン氏率いる調査チームが、ソロモン諸島沖に眠る〈ヘレナ〉の残骸を発見した。
2020年梅雨&夏イベント【侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦】 新規実装艦娘 | |||||||||
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