宝札とは、宝物となるような(価値のある)札という意味になる。おそらく造語かと思われる。
現状ウェブ検索で出る例はほぼ遊戯王関連であり、遊戯王が関連するワードを片っ端からNOT検索してやらない限りほぼほかの結果は出ず、それを行っても多くが除去しきれなかった遊戯王関連のページであるため、この用法はあまり多くないと考えられる。また、「延宝」(年号)+「札」という形で、「宝札」という単語を意識していないものならば江戸時代の藩札などにいくつか例がある。
遊戯王以外の用例:百獣戦隊ガオレンジャーカードゲーム~ガオの宝札(カード)~(外部リンク)
「札」という漢字でもわかるように、ほぼ全てがドローに関連する効果を持つ。ただし、カテゴリとして「『宝札』と名のついたカード」を指定するような効果は存在せず、単に名前の類似からプレイヤーが勝手に区切っているだけともいえる。
英語名では「Card of ...」となっているものが多いが、そうでないものもあるため、あまり「宝札」というくくりは意識されていないらしい。
古くは原作やアニメDMの「生還の宝札」、「天よりの宝札」、「命削りの宝札」などに始まり、近年でもアニメZEXALの「逆境の宝札」、「魔封印の宝札」、「からくりの宝札」など、アニメ限定のものからOCGオリジナルまで長年に渡って新規カードを出している。多くは「○○の宝札」というカード名になっている。
アニメなどのデュエルでは激しいカードの応酬を見せるために手札が多く必要であり、必然的に手札補充用のカードも必要となってくる。もちろん宝札ではない手札補充カードも数え切れないほど出ているが、「○○の宝札」というカード名が名づけやすいこともあってか、宝札シリーズは今でも新規カードが登場し続けている。
OCGでも当然いろいろな宝札が存在する。その評価はまちまちだが、「生還の宝札」など、禁止指定を受けるほどのカードもあり、デュエリストの中でもなじみ深いカードであろう。
また、デッキ名などでは「生還の宝札」のことを単に「宝札」と呼ぶ例も存在する(【宝札エクゾディア】など)。
有名なものからおぼろげに覚えているもの、見覚えのないものまで、いろいろな宝札が存在する。多くは通常魔法だが、例外もある。見ていくととんでもない効果を持ったカードも多く、そのままOCGに出してはいけないようなカードだらけ。
※現状はプレイヤー側の勝手な区切りであるため、読みが「ほうさつ」でなくとも、「宝札」という字が入っていれば区別せずにとりあげたが、実際に「『宝札』と名のついたカード」というくくりが登場した場合、読みが異なるそれらは含まれないことに注意が必要。
カイザーが使用するカード。タイムラグは厳しいものの、手札に戻るので何度でも使えるという少々恐ろしいカード。初登場は卒業デュエルのVS十代戦で、「タイムカプセル」による除外と「時間融合-タイム・フュージョン」のコストとしての除外で2度も発動した。のちにカイザーのデッキを受け継いだ丸藤翔も使用している。
その他、VSマッドドッグ犬飼戦でドローされていた。
一目見るだけでその危なさがわかるカード。5ターンなんて待たずともほぼ間違いなく決着がつく。命削れよ。
初登場はバトルシティ編のVS遊戯戦で、以降海馬のデュエルで何度か使用されている。そして、大体のデュエルで5ターン後のデメリットは受けずに終わる(デメリットを受けた例が全くないわけではない)。
海外でイラスト変更を受けている一枚。日本では、デッキからドローする腕にギロチンがかけられようとしている(執行前)が、海外イラストではデッキそのものにギロチンがかけられている(執行中)。ただし、映画「光のピラミッド」は元々が海外制作であった影響か、日本語版でも海外イラストになっている。
上に書かれているのはアニメDMのテキストだが、映画「光のピラミッド」ではテキストに「エンドフェイズ」の言葉が見え、手札墓地送りの処理はエンドフェイズに行うものと見える(見切れているため全文は読み取れない)。しかし、映画の中では、デメリットの墓地送りをドローフェイズないしスタンバイフェイズに行っていた。
OCGでは1ターンの発動枚数制限、ドロー枚数の減少、特殊召喚不可、相手のダメージ無効化、墓地送りはそのターンのエンドフェイズと、かなりの弱体化を受けている。
「第六感」よりもひどいかもしれないドローソース。
ドーマ編のVSヴァロン戦で初登場。少々自重したか、4を出して4枚ドローした。また、VSジークロイド戦ではなんと6を出して6枚ドロー。
ドローと除外という点では、後にOCGで登場した「強欲で貪欲な壺」と似ている。
ランクの数値に応じてドローできる。
「No.39 希望皇ホープ」のランクの数値である、4枚分ドローした。
「ギミック・パペット」専用サポート。詳細は「ギミック・パペット」の記事を参照。
窮地での一発逆転狙いといったデザインのカード。翔とタッグで氷丸・雷丸とデュエルした際に使用。4枚ドローした。
アニメ5D'sで遊星が「逆転の明札」というカードを使用しているが、特に関係ない。
劣勢で使うためのカード。「逆転の宝札」に比べれば爆発力が低いが、それよりは安定して使える。
WDCもう一つの決勝戦、VS遊馬戦で使用した。
BF専用のドローソース。VS鉄蔵戦で使用した。
OCGではコストが除外に変更され、いろいろとデメリットが付加された。「BF」自体が非常に強力なテーマであるため仕方ないことかもしれないが、この効果であれば大体は「闇の誘惑」で事足りるので、それが足りない場合の4枚目以降としたい。
OCGオリジナルの、レッドアイズ専用ドローソース。
同じくレベル7モンスターをコストにする「七星の宝刀」に比べて要求するコストの範囲が狭く扱いにくいが、デッキからと合わせて、2体のレッドアイズを墓地へ送れる。ただし、「真紅眼融合」等を使う場合はかえって墓地へ送らないほうがよい。
ダメージ量を増やすことと引き換えに1枚ドローできるカード。テキストに忠実に従えば、改めて効果ダメージを受けるのではなく、発生するダメージに上乗せする形のようだ。
VSドルベ&メラグ戦で登場。戦闘ダメージに対して発動してドロー。また、増えたダメージを「ドン・サウザンドの玉座」と「No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター」の効果に活用した。
ドローを2枚にできるカード。発動時に実質4枚消費するため、取り返すのに4度のドローフェイズを経なければならないというなかなか厳しい条件のカード。登場当時ならともかく、「サイクロン」無制限の現在の環境では対策しない限りかなり厳しいが、長期間の維持に成功すれば大きな見返りが期待できる。
二度のVS遊戯戦で使用した。
「コレクターズパック 伝説の決闘者編」で、アニメ登場からかなりたってOCG化。ほぼそのままの再現度となったが、OCGのルール変更のために、ドローなどで手札を増やさない限り先攻1ターン目の発動は不可能になった。
攻撃力で相手に負けているときのみ使用できるドローカード。低攻撃力のモンスターが主力となる「ユベル」のデッキなどで使いやすい。テキストの書き方が少し違うだけでアニメも同じ効果。
VS鬼柳戦(2回目)で使用、手札が全部罠カードという状況から、「デッド・ガードナー」をドローすることで窮地を脱した。
「オシリスの天空竜」の攻撃力を維持するために使用したカード。登場順ではこのカードが初めての宝札カード。
テキストは任意効果の書き方だが、それだとデュエル展開の説明がつかないため、処理としては強制効果だと思われる。
OCGは自分の墓地からのみ、ドロー枚数1枚という弱体化を受けているが、それでも禁止カードになるほどだった。
詳細は「生還の宝札」の記事を参照。
思わずインチキ効果と言いたくなるようなカード。さらにひどいことに、テキストもカイトのセリフもはっきり「ドロー」とされているのに、その後のカイトはどう見てもデッキから好きなカードを3枚選びだしているのである(アストラルも何を選ぶかを気にしているので、単にそう見えるというわけではないと思われる)。カウンターに弱いとはいえ、絶望どころかまばゆいばかりの希望が見える。
一応、ルール整備が不十分な原作・アニメDMではドローとサーチが混同されることも無かったわけではないが、近年の作品では非常に珍しい。
VS飛車角戦で登場。
「ギャラクシー・ドラグーン」、「バスター・ドラガン」、「ファイナル・ライフ・ガードナー」の3枚を選び、残りを墓地へ。選んだ3枚がカイトに直接勝利をもたらすことはなかったが、カイトはしっかりと墓地へ送るなかに「セメタリー・リバウンド」なるカードを混ぜており、それが効果でデッキに戻ることで次のターンの勝利へとつなげた。
OCGオリジナルの宝札。魔法&罠ゾーンを封じる代わりにドローフェイズ時のドローを増やすカード。しかし、都合4か所もの魔法&罠カードゾーンを封じなければならないため、伏せカードによる防御は非常に厳しくなる。
どうしても使うならば「バッド・エンド・クイーン・ドラゴン」などのカードで自分からこのカードを除去できるようにしたい。
OCG出身のカードだが、アニメZEXALのトロンの手札にあることが確認できる(第54話。ドロワの1ターン目終了直後、トロンが遊馬に向かって話しているシーンにこのカードらしきカードが見える)。
手札コストになったときでも2枚ドローという強力なカード。
VSセクト戦で登場。「ジャンク・アンカー」の効果のコストとして墓地へ送ったときに効果を使用してドローした。
チューナーと引き換えにドローできるカード。
VSハイトマン戦で使用。「デブリ・ドラゴン」と引き換えに2枚ドローした。
OCGではアニメでコストにされた「デブリ・ドラゴン」に合わせてか、コストにできるチューナーに制限がついた。かなりデッキを選ぶカードだが、コストを用意しやすい【ドラグニティ】デッキや、「伝説の白石」などと相性がいい。
ゲーム「WCS2011」では、ライディングデュエル用にこのカードのSp版である「Sp-調和の宝札」が収録されている。スピードカウンターが3つ以上という発動条件が付加された。
光属性天使族専用のドローソース。非常に厳しいデメリットが科せられるので手軽に使えるカードではないが、積極的に特殊召喚を行わないデッキであれば使えなくはない。「黒羽の宝札」などと違い1ターンに複数発動可能なので、使えるのであれば一気に複数枚使ってしまうと、デメリットを後に引きずらずに済む。
OCGオリジナルのカードだが、アニメARC-Vでは柚子がデッキに入れている。
漫画のあいまいなテキストなので「召喚した」に特殊召喚が含まれるかは不明だが、通常召喚のみならば相応に使いにくいカード。アドバンス召喚でなくともよいので「神獣王バルバロス」などとは相性が良いだろう。
後半のデメリットにある「1枚を伏せなければならない」を達成できない場合にどうするかなどは不明。
遊星との最終決戦で登場。「邪神官 チラム・サバク」を自身の効果でリリースなしで召喚した後に発動してドローし、そのうち1枚をセットした。
最強の手札増強カード(相手にひかせたくないならば「命削りの宝札」のほうがよい)。そのままOCG化できないのはだれの目にも明らかだが、OCGではあんまりな弱体化を受けてしまった。詳細は「天よりの宝札」の記事を参照。
漫画GXの読み切りでは全く同じ効果の「デュエル」なる魔法カードが登場した。
少し変わった条件で効果を適用できるカード。いろいろとコンボは考えられそうである。
ドーマ編のVSペガサス(アメルダ)戦で登場。アニメ版トゥーンの効果によって「青眼の白龍」の攻撃が無効にされることで、計2枚のカードを引いた。最終的に、「巨竜の羽ばたき」でまとめて破壊されている。
「このカードの時だけ」は、セクトの説明からすると「このカードだけの時」ということ。ターン中にデュエルを終わらせてしまえば3000の代償は踏み倒せるため、1ターンキルデッキのパーツ集めなどに便利。
支払うのではなくダメージとして受けるため、「レインボー・ライフ」などでやりすごせる。むしろ、手札をこのカードだけにするほうが難しいか。
VS十六夜アキ戦で登場。「地獄大百足」、「地獄召喚」、「地獄調律」の3枚をドローした。
宝札という字は入っているが、読みは「ヘル・ギフト」であり、「ほうさつ」とは読まない。
墓地の魔法カードと引き換えにドローする。手札・フィールドを減らさなくてよいのは魅力的。ロットンは魔法・罠をほとんどコストに回さなくてはならない自身のデッキの弱点を補うためにこのカードを投入していたのだろう。
VS遊星&鬼柳戦で登場。「リロード」、「リニアキャノン」、「貪欲な壺」を除外してドローした。
魔法カードを封じるのと引き換えにドローする。モンスター効果中心のデッキであればデメリットは気になりにくい。
WDCもう一つの決勝戦、VSカイト戦で使用した。
手札枚数に応じてモンスターを強化できるカード。宝札の中では珍しく、ドローに関連しない効果。
第1話のVS伊集院セクト戦で登場。「ライトニング・ウォリアー」の攻撃力を2000ポイントアップさせた。その後、セイバルでのセクトとの再戦でも登場している。
OCGオリジナルの宝札。リリース2体のアドバンス召喚というもの自体が今ではあまり見かけないが、成功すれば2枚の損失を取り返せる。効果は重複するので、3枚発動すれば一気に6枚のドローを可能とする。
扱いにくくはあるが、狙ってみるロマンはあるかもしれない。ペンデュラム召喚の導入とアドバンス召喚サポートの増加により、多少は使いやすくなっている。
後に登場した「アドバンス・ゾーン」は、2体以上のリリースによって1枚ドローできる効果を持つ。適用条件に違いがあることや、ほかにも効果を持っているため下位互換ではない。
同名モンスターを出すことに成功すればドローできる。
VS万丈目戦で登場。「雲魔物-羊雲」2体を特殊召喚して効果を使用した。
OCGではアモンの使用カテゴリに合わせて「雲魔物」のサポートカードに変えられた。
「宝札」の字は入っているが、「ほうさつ」とは読まない。
ドラゴン族モンスターと引き換えにドローできるが、攻撃力の合計分のダメージを受ける欠点もある。
VS真ドン・サウザンド戦で、ミザエルがデッキに投入していたカード。
ミザエルが「竜皇の崩御」を発動した際、真ドン・サウザンドの「ヌメロン・リライティング・マジック」の効果によって、「竜皇の崩御」がこのカードへと書き換えられ(ルール上はデッキのこのカードと取り換え)、そのダメージでミザエルは敗北した。
ダメージでそのままデュエルが終了してしまったため、実際にドロー効果が適用されることはなかった。
ドローはできるが、エンドフェイズにカードを墓地へ送らなければならないカード。テキストには誰のどこのカードを墓地へ送るか一切書いていないというとんでもない不備があるが、おそらく自分の手札。やはり1ターンキルならばそれを踏み倒せる。
VSジム戦で使用。2枚ドローし、エンドフェイズに手札1枚を墓地へ送ってダメージを回避している。
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最終更新:2024/07/27(土) 16:00
最終更新:2024/07/27(土) 16:00
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