瞳のなかの少年 15少年漂流記(十五少年漂流記)とは、フランスの小説家ジュール・ヴェルヌによる冒険小説「十五少年漂流記(訳によっては二年間の休暇など、原題に近いタイトルになっているものもある)」を基に製作された1987年のアニメ作品である。
作品タイトルロゴは画像で見る限り「15少年~」なのだが、日本アニメーション公式の作品紹介ページのタイトルは「十五少年~」となっており、表記ゆれが顕著である。
「瞳のなかの少年」は主題歌のタイトルでもあり、また「十五少年漂流記」「15少年漂流記」の表記が本作品とは別の作品で使われる場合もあるため、フル表記の「瞳のなかの少年_15少年漂流記」タグの大百科へのリンクをクリックした時のみ、当記事へリダイレクト(転送)する事とする。
「世界名作劇場」でお馴染みの日本アニメーションにより製作された、トークの日特別番組「NTTトークスペシャル」テレビアニメ長編作品第二弾(第一弾は「サンゴ礁伝説 青い海のエルフィ」)。
1987年10月19日(月曜日19:30~20:54、84分)フジテレビ系列で放送された。1987年厚生省児童福祉文化奨励賞、1991年米国ペアレンツ・チョイス賞ビデオ部門を受賞。
主な登場人物・物語の始まりと終わりは概ね原作の通りだが、途中の展開がほぼ省略されたダイジェスト版になっていたり、殺人などの残酷なシーンがコミカルなシーンに変更されていたりとアレンジされている部分も多い。
1987年版アニメの(ショタコンオタク的な視点での)特徴として、「ドラゴンボール」「銀河漂流バイファム」の野沢雅子や、「デジモンアドベンチャー」の藤田淑子・坂本千夏ほか、現在でも有名なショタ…少年声の声優たちがキャストで多数参加しているという事がある。
(ただしキャラによっては台詞がほとんど無かったり、他作品でよく演じているキャラとは別の性格だったりするので期待しすぎてはいけない)
中でも、主人公ジャックを演じている浪川大輔の変声期前ボイスは激レア貴重品かと思われる。
また、キャストだけではなく何気にスタッフの方も豪華である。脚本はみんな大好き雪室先生だが、残念ながら近年の「サザエさん」で見られるようなトンデモ展開はそんなには無いので安心してご視聴いただきたい。
(この作品以外でも、キャラクター原案が高橋留美子だったり挿絵や音声がイケメンだったり全員猫やエッチな美少女だったりする作品もあるようなので気になる方はググってみよう)
1860年、イギリスにあるチェアマン学園の生徒たちが夏休みを迎えた。
生徒たちはスルギ号にのって航海をする予定だったが、
誰かが船のともづなを外していたために、
子供たちだけを乗せたまま船が嵐の海へと流されてしまった。丸3日続いた嵐の果てに、スルギ号にのった15人の少年たちは
誰も知らない孤島へと辿り着く。
上は14歳、下は9歳の子供たちは、
一致団結して苦境を乗り越えようとする。
十五少年(だいたい上に行くほど出番多め)
その他の登場人物
※本作ではウィルコックスとウェッブは「ドノバンの取り巻きその2・その3(その1はクロッス&コスタ―)」的な扱いが強めなのか、活躍よりも喧嘩をしている事の方が多い。ただし集団でのシーンを見ると不仲な訳でもなさそうなので、少年たちの基準ではじゃれ合いの範疇内なのかもしれない。
| 原作 | ジュール・ヴェルヌ |
|---|---|
| 製作 | 本橋浩一 |
| 製作管理 | 高桑充 |
| 企画 | 石川泰平/佐藤昭司 |
| 脚本 | 雪室俊一 |
| 音楽 | 服部克久 |
| キャラクターデザイン | 関修一 |
| 作画監督 | 関修一/小川隆雄/前田英美 |
| 美術設定・監督 | 工藤剛一 |
| 色指定 | 田原洋 |
| 録音監督 | 藤野貞義 |
| 撮影監督 | 森田俊昭 |
| 仕上・検査 | 岩切紀親 |
| 編集 | 笠原義宏/名取信一/上遠野英俊 |
| 作画 | スタジオ・メイツ/ドラゴン・プロ/スタジオ九魔/スタジオ・DAST ほか |
| 動画チェック | 坂井文男/井坂純子 |
| プロデューサー | 遠藤重夫 |
| 絵コンテ・監督 | 黒田昌郎 |
| アニメーション制作 | 日本アニメーション |
作詞・作曲 - 種ともこ / 編曲 - 武部聡志 / 歌 - 種ともこ
| 放送局 | 放送開始日 | 放送時間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| フジテレビほか、系列局 | 1987年10月19日(単発アニメ) | 月曜 19:30~20:54 |
ニコニコ動画では、現在(これまでも?)この作品は配信されていない模様。
外部サイトでは、TSUTAYAの配信動画で視聴可能なようである。(リンク)
(他に公式配信をご存じの方がいらっしゃいましたら、追加でご記述いただけますとありがたいです。)
古めの作品のせいか、日本版はVHSのみで一般販売向けの円盤化はされていない。
プレイステーション2用の英会話学習ソフトにも収録されているが、音声は英語吹替版のみなので注意。
また、市場で検索すると「学研・アニメ世界名作文庫 15少年漂流記」という書籍も出てくるが、これは別のアニメ化作品「まんが世界昔ばなし(こちらは「dアニメストア ニコニコ支店」にて配信中)」を書籍化したものである。





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最終更新:2025/12/09(火) 00:00
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