G4 ヴォルタとは (ガンズフォーヴォルタとは) [単語記事]

仕事を増やすんじゃねぇ
殺すぞ

G4 ヴォルタ（ガンズ・フォー - ）は、ゲーム『アーマード・コアVI ファイアーズ・オブ・ルビコン』に登場するキャラクターである。

概要

ベイラムグループ専属AC部隊レッドガンの4番手

総長ミシガンによる鉄拳制裁を受けたヴォルタとイグアスは
その後「青少年の健全育成」として身元を引き取られ
レッドガンで地獄の日々を送ることになる

「ミシガンの顔面に一発ぶち込んでから抜ける」という
ふたりの目標は7年経っても達成されることなく
内心諦めた彼は今では五花海から商売を学んでいる

新資源コーラルを求めて惑星ルビコン3に進駐している企業「ベイラム・インダストリー」直属の強化人間部隊（アーマード・コア部隊）「レッドガン部隊」に所属する男性。

オールマインドアリーナでは29名中17位（Cランク）。

人物

AC シリーズの伝統として、アリーナプロフィール以外、一切の個人設定は不明。レッドガン部隊の一員を描いたと思われる「STKの画稿(3)」では、左側に座り込んで何かを広げている暗色髪と明色髪の青年が描かれている。恐らくそのどちらかがヴォルタであろう。

悪友のG5 イグアスと共に木星戦争の英雄・G1 ミシガンに喧嘩を売った挙句、彼の部下にさせられたチンピラ。イグアスは顔が変形するまで殴られたそうだがヴォルタはどうなのだろうか。ただ、それはヴォルタという人間にとってはプラスになったようで、未だに三下根性が染みついているイグアスと比べると、思慮深く、優れた力量の相手はそれが誰であれ素直に称賛できる男に成長している。ミシガンに言わせると「批評家」だそうだが……。

イグアスとは現在も良好な関係であり、ミシガンのこともなんだかんだで「信用できる親分」と認めている。未だにレッドガンを出ていかないのにもその辺の事情が絡んでいるのかもしれない。G3 五花海にナニを教わっているのかは不明。

搭乗AC：キャノンヘッド / CANNON HEAD

ベイラム系列企業・大豊核心工業集団の重量級フレーム「DF-xx-08 TIAN-QIANG（天槍）」をベースに、脚部をベイラム製タンク「LG-022T BORN EMI SSZA」に換装したタンク型 AC。本作唯一のBORN EMI SSZA採用機である。
エンブレムには、頭部の角が大砲になったカブトムシが描かれ、クワガタ（の頭を運ぶ蟻）のイグアスと対になっている。

「機動力は捨て、積載量に物を言わせた火力と防御力でごり押しする」要塞型タンク、いわゆる「ガチタン」の王道とも言えるアセンブル。駄作として悪名高いTIAN-QIANG頭部を除き、優秀なフレーム・インナー構成をしている。むしろ頭部選択は難易度調整のハンデではないかとまで思えてくる。

主火力として本作屈指の強武器・重ショットガン「SG-027 ZIMMERMAN」と連装グレネードキャノン「SON GB IR DS」を機体左側に搭載。これらを右側のグレネードランチャーと2連分裂ミサイルで補助する「高衝撃力・長射程・爆風攻撃・威力の割に速い連撃」を高レベルで実現した砲戦を挑んでくる。
動きが遅いからと中途半端な距離で撃ち合えば火力で圧殺され、白刃戦を挑んでも重装甲で耐えブーストキックで反撃してくる。距離を取って引き撃ちに徹しようにも分裂ミサイルが地味に鬱陶しい……と、本作屈指の強ACとして君臨している。

対抗手段としては「あちら以上の火力＋実弾防御を揃えて殺られる前に殺る」「徹底した高機動機で攻撃を躱しながらスタッガー→直撃補正の高い武器を当てる」「徹底して距離を取り、ミサイルやレーザーでアウトレンジ攻撃する」といった戦法がある。しかしアリーナCランクが解放される辺りでは、そうした理想の戦術を実現するアセンブルは中々組めない（特にエネルギー兵器や高EN補正ジェネレータが手に入らない）。多くのプレイヤーがDランクトップの六文銭に続き、足止めを食らうことになるだろう。

アップデートでZIMMERMANとSON GB IR DSが弱体化され、近接戦闘での脅威は幾分下がった。一方でフレームやグレネードライフル、分裂ミサイルが強化され、全領域対応力は向上している。

ストーリー中の活躍

表ルート・その1

この節は、『ACⅥ』本編エンディングを
鑑賞後に閲覧することを推奨します。

独立傭兵かよ
野良犬の世話をしろってのか
レッドガンも舐められたもんだ

関係ねぇ
俺たちで終わらせればいい

チャプター1『多重ダム破壊』にて登場。C4-621（独立傭兵レイヴン）は、使役者ハンドラー・ウォルターの計らいでレッドガンに仮入隊し、経験を積むべく共同作戦に参加する。そこでご一緒することになったのがヴォルタとイグアスであった。

前線のMTは片付いたか

やるじゃねえか
ズブの素人って訳でもねえな

徹底してレイヴンを「野良犬」と蔑むイグアスに対し、ヴォルタは割と素直にこちらを認めてくれる。ミシガンに叱責されると即座に黙る（イグアスは一言付け加える）など、相棒との違いがさりげなく演出されている。一方で敵の旧型 ACを「MTと大差ねぇ」と見くびるなど、戦士としての心構えはまだまだのようだ。

敵ACの撃破を確認した

やるじゃねぇか
（さっきより笑っているようなニュアンス）

ケッ
調子に乗るなよ野良犬が

……だが、いい奴ほど早く死ぬ。
続くミッション『壁越え』のブリーフィングでは「先走り壁越えを果たそうとしたベイラム部隊はものの見事にやられています」という台詞の裏で、擱座したキャノンヘッドの映像が流されている。ナレ死である。
脱出したのではないか、そもそも一緒にいた筈のイグアスはどうなったんだ？と疑問に思うプレイヤーも多いが、その真相は『壁越え』中に回収できる除法ログで明らかになる。

残骸から抜き取った映像記録
このレッドガン隊員は死亡する直前
同僚との通信を行っていたようだ
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イグアスミシガンの言うことは聞いとけ

あいつは本社のボケどもとは違う
クソ親父だが俺らを切り捨てるような真似はしねえ

この作戦を考えたゴミ野郎を殺してやりたいぜ
おめえは上手いことサボッたな俺も…

『壁越え』のキャノンヘッドの残骸の周りには、幾つかのMTの残骸が転がっている。敵を道連れにしたのか、それとも味方部隊を逃がそうと殿を務めたのか……？状況が不明なので全てが推測になるが、恐らくはキャノンヘッドとMT 部隊による正面突撃を命じられたのだろうか。イグアスが何らかの事情で外された以上、代わりのレッドガンが作戦に加わったと思われるが、その辺りの言及は何もない。最悪、ACはキャノンヘッド単独だった可能性もある。

『壁越え』でレイヴンはV.Ⅳ ラスティという戦友を得るが、イグアスはヴォルタという戦友を失ってしまった。これ以降、レイヴンとイグアスは何から何まで対照的な人生を歩むことになる。

表ルート・その2

この節は、『ACⅥ』本編エンディングを
全て鑑賞後に閲覧することを推奨します。

我々はルビコン解放戦線だ
単刀直入に言おう
こちらに付きレッドガン2名を排除してもらいたい

****************

！？
てめえ誤射じゃねえな…！

やってくれたな野良犬
 レッドガンに喧嘩を売るとはいい度胸だ！

2週目以降発生する『多重ダム攻撃(ALT.MISSON)』では、ルビコン解放戦線（ミドル・フラットウェル）が、元の報酬の2倍の金額を提示して逆買収を持ち掛けてくる。これを受諾した場合、イグアスのAC ヘッドブリンガーとヴォルタのキャノンヘッドが撃破目標に変わる。

想像はつくだろうが、非常に難しい。ただでさえキャノンヘッドは固いのにリペアキットも1回だけ解禁され、APが実質1.4倍に。更にパルスシールドを持つ上に中距離攻撃力が高いヘッドブリンガー（こちらも実質AP1.4倍）が加わり、生半可な技量では手が付けられなくなる。

ケッこれだから
野良犬は嫌いなんだよ

仕事を増やすんじゃねぇ
殺すぞ
殺してから言うな

パイルバンカーやチェーンソー、スタンニードルランチャーのダブルショルダーで、リペアキットを使わせずに瞬殺を狙うのが手っ取り早いが……。正攻法で行くなら、機動力に優れるヘッドブリンガーをおびき寄せ、地形をうまく利用して分断を図らないと死ぬ。キャノンヘッドは崖に引っ掛かっていることも多いので、その隙に速攻してしまいたい。
分断に失敗した場合、道中のダム湖にいる解放戦線の4脚MTの方へ逃げ、共闘してもらうという手もある。ちなみに最奥部のインデックス・ダナム駆るAC バーンピカクスは登場しなくなるので彼には頼れない。こちらを買収した時点で後退させるとは汚いな流石解放戦線汚い

こいつ… タダモンじゃねぇ
ミシガンの野郎
何を拾ってきやがった…！？

ヘッざまぁねぇなイグアス…
熱くなりやがって
馬鹿みてえだぜ…！

****************

チッ… 機体がいかれやがったか…！
離脱するしかねぇ！

ヴォルタ！貴様の性能もいかれたようだな！
おまけに土を付けられるとは！

野良犬…！ヴォルタと
同じようにいくと思うなよ…