Aチャンネルとは (エーチャンネルとは) [単語記事]

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『Aチャンネル』とは、黒田bbによる四コマ漫画、または同名のアニメである。
掲載は芳文社『まんがタイムきららキャラット』にて2008年 10月号にゲスト掲載後、同年12月号より2021年 1月号まで連載された。単行本は全11巻。
一時期、『マグマニ』ホームページ内でも『Mチャンネル』と題してWeb版が連載されていた。
『まんがタイムきららキャラット』2010年 12月号にて、TVアニメ化が発表された。

概要

るん・トオル・ユー子・ナギの女子高生4人の日常を描く。各回に大きなテーマが無く、オムニバス形式となっていることが多い。

登場人物

メインキャラクター

るん (CV：福原香織)

本名は『百木　るん（ももき　るん）』。

高校2年生。おでこがトレードマークのハイパーぶっ込み天然娘。悪気は無い。
男子生徒に人気がありよく絡まれているがトオルに阻止されている。
交換日記の絵しりとりに謎の生物（シマウマ）を描いたり、不気味な人形（リス）を作ったり、雪が降り積もった時にはシロップ持参で校庭の雪を食べようとしたりと、ちょっとズレた感性の持ち主である。トオルが拾ってきた野良猫の名付け親でもあるがその名前もかなり秀逸。
原作者曰く少しドジな愛らしい不思議ちゃん、の予定だったらしいが、いざ描き始めたらドジというよりネジが飛んでる電波ちゃんになっちゃったらしい。
なお、前髪を降ろすとかなり可愛い。

設定上は本作の主人公（中の人の福原香織へ、原作者が証言したところによる）。

トオル (CV：悠木碧)

本名は『一井　透（いちい　とおる）』。

高校 1年生。るんちゃん大好き暴走ちびっ娘。教室では良い子。実は寂しがり。ネコ（炭酸）を飼っている。るんが大好きでわざわざ同じ高校に入学し、るんに近付く悪い虫男子生徒を金属バットで蹴散らす日常を送っている。ちなみに中学二年時ですでに中学の勉強範囲を終わらせているなど頭脳明晰、優秀な生徒である。
自身のスリムな体系にかなりのコンプレックスがあり、豊満な体をしているユー子によく意地悪をしている。素肌を露出する夏になると「死にたい」というほど。一番小さいサイズの水着がすり落ちたり、ソックタッチを付けてもソックスが落ちるほど。

クラスでは優等生で結構な人気者。主にミホやユタカに絡まれているが、ほかの生徒も話したがっている様子。
るんの保護者的位置。るんと喧嘩すると物を通して仲直りをする。

ユー子 (CV：寿美菜子)

本名は『西　由宇子（にし　ゆうこ）』。

高校2年生。スタイル抜群弱気関西娘。トオルによくいじめられる。何かとエロい。
るんとは二高の受験の時、るんが折った鉛筆の芯を顔にヒットさせられたことから知り合った。入学と同時に関西から引っ越してきたようで関西弁を話す。170以上で上から88（Ｅ）・56・87という抜群のプロポーションにもかかわらず、弱気で心配性な性格。
初対面でトオルに悪印象をもたれてしまった上にその性格も合い間ってよく弄られている。ちなみによくみぞおちに突っ込みを食らう。（アニメでは胸）

怖いものが物凄く苦手で極まると錯乱状態になる。一方で、非常事態の時に率先して人を助けるなど慈愛あふれるところもある。少しズレているけど。

ナギ (CV：内山夕実)

本名は『天王寺　渚（てんのうじ　なぎさ）』。

高校2年生。ちゃんと突っ込むもしかしたら常識人。基本的にクールで熱血系が苦手。主要キャラクター4人の中で一番最初に下の名前が判明した。
ユー子とは中学3年生のとき、引っ越してきたばかりの彼女に道案内をしたことがきっかけで知り合った。その時ユー子に憧れて自分を変えようとしてコンタクトなどしたが、父親の反応が予想以上にうざくやめてしまった。ちなみに眼鏡をとって髪を降ろすとかなりの美少女へと変貌する。
4人の中では主に突っこみ的なポジションにいるが、たまにボケる。体重を気にしており細い体系のトオルを羨ましがっている。
「お兄ちゃん」がいる。

トオルのクラスメイト

ユタカ (CV：又吉愛)

本名は『今井　豊（いまい　ゆたか）』。高校 1年生。トオルのクラスメイトで、トオルの隣の席の茶髪少女。連載当初は開眼していたが徐々に細目がデフォルトになってしまった。ミホとは中学からの友人である。
事あるごとにトオルに付きまとっては「リモコン」であるミホにたしなめられるのがお約束。でもトオルもいやがってはいるが満更でもない。

ミホ (CV：斎藤桃子)

本名は『野山　美歩（のやま　みほ）』。高校 1年生。トオルのクラスメイトで、黒髪ロングの少女。トオルとは日本の政治や法律の話題で盛り上がる。貴重な常識的なキャラ。実はトオルのファンであり仲良くしたがっている。
ユタカとは中学からの付き合い。中学時代のあだ名は「リモコン」だった。言わずもがなコントロール対象はユタカであり、言葉で聞かない場合は肉体言語を行使する。

教師陣

佐藤　幸世 (読み：さとう　さちよ／CV：小野大輔)

るんのおでこに魅せられた変態ドM保健教員。しかし胡散臭い雰囲気が一部の女子生徒には好評。
体が弱く、たまに倒れている。とても変態特殊な性癖の持ち主で他人のおでこに興奮する性格。とくにるんのおでこはストライクだったらしくよく絡むようになるが、その度トオルに阻まれる。そしてそのトオルのことは「ウニちゃん」と呼ぶ。
なぜか鬼頭先生をやたらと挑発する。
きもちわ類ほさ科

鬼頭　紀美子 (読み：きとう　きみこ／CV：茅原実里)

数学教師。熱血で厳しい、真面目な性格をしている。生徒のことを大切に思っており、頼られると(たまに頼られなくても)鬱陶しいぐらいに相談にのる。
自前のポエム手帳を持っており、のってくると授業中だろうが下校時刻だろうが執筆に勤しむ。
佐藤先生とは犬猿の仲…なのかどうなのか。

鎌手　多季(読み：かまて　たき／CV：沢城みゆき)

体育教師で、るん達のクラス担任。大雑把な性格。ザ・テキトー。
ＨＲも自習にしたり、授業中問題がありそうな生徒がいても「ま、いっか」の一言で片付ける。疲れると教科書すら最後まで読まない。

テレビアニメ

2011年 4月から6月にかけてMBS・TBS・CBC・アニマックスにて放送された。全12話。
ニコニコチャンネル内で最速放送から2週遅れで1週間無料配信されていた。（#01は2週間無料）

スタッフ

監督	小野学
助監督	セトウケンジ
シリーズ構成・脚本	浦畑達彦
キャラクターデザイン・総作画監督	佐々木政勝
音楽	神前暁、MONACA
音響監督	鶴岡陽太
アニメーション制作	Studio五組
製作	Aチャンネル委員会

主題歌

オープニングテーマ「Morning Arch」: 作詞：こだまさおり / 作曲・編曲：神前暁 / 歌：河野マリナ
エンディングテーマ「ハミングガール」: 作詞：こだまさおり / 作曲・編曲：神前暁; 歌：るん（福原香織）、トオル（悠木碧）、ナギ（内山夕実）、ユー子（寿美菜子）

なお、最終話である第12話のエンディングでは、第1話挿入歌でもある「はるかぜの化学」が用いられた。

各話リスト

話数	サブタイトル	放送日（ニコニコ動画）
第1話	好き	2011年 4月19日
第2話	雨の日はお風呂	2011年 4月26日
第3話	同級生	2011年 5月3日
第4話	きろぐらむ	2011年 5月10日
第5話	海	2011年 5月17日
第6話	真夏の夜の・・・	2011年 5月24日
第7話	夏祭り	2011年 5月31日
第8話	新学期	2011年 6月7日
第9話	プレゼント	2011年 6月14日
第10話	炭酸	2011年 6月21日
第11話	たんじょうび	2011年 6月28日
第12話	宇宙人	2011年 7月5日

劇中歌

各回ごとに劇中歌が用意されており、その部分はプロモーションビデオのような演出になっている。

話数	挿入歌タイトル	作詞	作曲	編曲	歌
第1話	はるかぜの化学	古谷頁	クマロボ	yamazo	るん（福原香織）、トオル（悠木碧）、ナギ（内山夕実）、ユー子（寿美菜子）
第2話	Start	石川智絵、yamazo	yamazo		るん（福原香織）、トオル（悠木碧）、ナギ（内山夕実）、ユー子（寿美菜子）
第3話	ぎゅっとして欲しいんだ	hana waya		流歌	トオル（悠木碧）
第4話	Summer dream syndrome	カワムラユキ	やしきん	流歌、やしきん	るん（福原香織）
第5話	Mermaid Sisters	古屋真	オオヤギヒロオ		ユー子（寿美菜子）
第6話	探検のススメ	コツキミヤ	堀江晶太、流歌	流歌	ナギ（内山夕実）
第7話	Summer breeze	TS UK ASA			ユー子（寿美菜子）
	オチャメロディカルビューティバンバン	古谷真	TS UK ASA	AC OMP ANAR	るん（福原香織）
	恋一夜夢一夜	磯崎健史			ナギ（内山夕実）
	ともだち	コツキミヤ	流歌		るん（福原香織）、トオル（悠木碧）
	君の手	AC OMP ANAR			佐藤先生（小野大輔）
第8話	翼はないけど	arata		yamazo	るん（福原香織）、トオル（悠木碧）
第9話	オカシナ時間	RUCCA	流歌		るん（福原香織）、トオル（悠木碧）、ナギ（内山夕実）、ユー子（寿美菜子）
第10話	Happy Snow	yamazo、石川智絵	yamazo		るん（福原香織）、トオル（悠木碧）、ナギ（内山夕実）、ユー子（寿美菜子）
第11話	きっと　ずっと　もっと	hana waya		yamazo	トオル（悠木碧）
第12話	未確認飛行ガール	コツキミヤ	流歌		ナギ（内山夕実）、ユー子（寿美菜子）

挿入歌と放映期間に関する余談

上記の挿入歌の演出がアニメの最終回によく使われる手法であるため、その時点をもって最終回とみなし通常のEDと合わせて1週間で2期進行扱いする視聴者が続出。「今期は長かったな」などのコメントはある種の風物詩である。
しかし公式表記の7話で混乱が発生した。「カラオケだからノーカウント」「メインキャラの4曲が入ったから4期進んだ」「そもそも○期はおかしい」等諸説入り乱れる状況となっている。

配信映像

アニメ公式サイトにて、映像コンテンツである『AチャンネルTV』が配信されている。

出演は、メインキャラクターを演じる声優4名（福原香織、悠木碧、寿美菜子、内山夕実）で、悠木碧のみ第4回からの出演となっている。

外部リンク

MBS木曜深夜アニメ枠第1部
2011年 1月～3月・4月（ここまで毎クール1枠）	2011年 4月～6月	2011年 7月～9月
魔法少女まどか☆マギカ	Aチャンネル	BLOOD-C