沢城みゆき(さわしろ みゆき)は、日本の女性声優、歌手である。青二プロダクション所属。
1985年6月2日生まれ。東京都出身。血液型はO型。愛称は「みゆきち」。
ちなみに「みゆき」という名前は本名で、中島みゆきにあやかって名付けられたものである。
弟は俳優・声優の沢城千春。また、インタビュー等での発言から姉がいると思われることもある(一時期Wikipediaでもそのような記述がされていたこともあった)が、これは実姉ではなく従姉(いとこ)のことであるとラジオ『諏訪部順一の生放送!』出演時に明かしている。
明るくて前向きな元気娘の萌えヒロイン、お淑やかな少女、活発な少年、ドSなお姉様、凛々しい青年、ロリ、動物、赤ん坊、スーパーの鮮魚部長のオヤジなどなど何でもこなせる幅広い演技力・声色の持ち主。
1999年、声優オーディションで審査員特別賞に選ばれたことをきっかけに、『デ・ジ・キャラット』の準主役であるプ・チ・キャラット(ぷちこ)役でデビュー。以来、第一線で活躍し続けている。弱冠14歳でデビューしたこともあり、声優としてのキャリアは同年代の声優の中でもかなり長い方。悠木碧や井口裕香など、彼女を目標にする後輩も多い。
2007年には劇団『Theatre劇団子』に準劇団員として入団し、舞台女優としても活動(2014年時点で劇団公式サイトの団員紹介ページに載っていないことなどから、現在は退団しているものと思われる)。
2009年、第3回声優アワードで助演女優賞を受賞。
その翌年、第4回声優アワードでは主演女優賞を受賞。
さらに翌年、第5回声優アワードでは海外ファン賞を受賞と、声優アワードでは3年連続の受賞歴があるほか、第9回声優アワードで二度目となる助演女優賞を受賞している。
2014年6月、自身の誕生日に一般男性と入籍した事を所属事務所(当時)のブログで報告。めでたい。
2015年8月、それまで所属していたマウスプロモーションから青二プロダクションへの移籍が公表された。
2018年には第一子が誕生。さらにめでたい。これに関連して同年7月から休業していたが、同年内に復業している。
2019年にはNHKの朝ドラ『なつぞら』で新人声優・白本知香子役として実写ドラマ初出演を果たす。
雑誌やネット上などで行われる声優人気投票で上位に入ることも多い、人気と実力を兼ね備えた声優である。女性のみ投票のアンケートでも上位(リンク先サイトのアンケート企画では、同性支持ランキングが公表された2015年以降4年連続でトップを獲得)のため、女性からの人気も高いことがうかがえる。
ホームページやブログ、Twitterアカウントなどを持たないため、ほとんどプライベートが見えてこない声優の一人である。
「人見知りが昂じてお芝居を始めた」と述べる通り、あまり自身を表に出すことを良しとしない。「生真面目」「気むずかしい」「職人肌」などと思われることもあるが、基本的に好かれていて、人望はあるようである。ツイッターのファンアカウントなどを見る限り、特に若い世代のファンが多いようであるが、「みゆきち」の愛称を作り出した年配のアニメオタクからも評価されている。
などと評されたり、
等々。(いずれも『沢城みゆきと12の夜』より)
どちらかというと「浮き世離れしている」方が正しいのかも。役者らしい一面である。
ほかには、
「18歳の時、井上喜久子さんから“声優界の若年寄”というキャッチフレーズをいただいた」(テガミバチラジオ)
「最近までテレビデオ(ビデオデッキ内蔵型テレビ)を使ってたら『それじゃ俺たちのやってることの半分も伝わらないから(ちゃんとしたのを)買って』と監督に言われた」(ダンガンラジオ)
「ゲームの進め方が分からず、中村悠一、杉田智和(の友人のゲームライター)に電話で聞いたらまだチュートリアルだった」(杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン)
といったエピソードも。
また、英語が得意な声優のひとりとしても知られており、その実力については『ストリートファイターIV』のキャミィの英語版ボイスを収録する際、サンプルとして(日本語版でも英語の台詞が多い)沢城によるボイスを流していたところ、英語版の役者が演技を始めたものと海外のスタッフが勘違いした、という逸話が残っているほど。
アニメでは『RED GARDEN』第2期ED冒頭や、『レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜』『戦姫絶唱シンフォギア』などで英語による台詞を演じており、英語以外では『もやしもん リターンズ』のマリー役でフランス語による台詞にも挑戦している。
声優アワードで海外ファン賞を受賞した際には英語や中国語、ドイツ語などで挨拶し、さらに英語によるスピーチも行っている。
ニコニコ黎明期に沢城みゆきの名を広く知らしめた動画のひとつが「くり。」である。オリジナル・転載動画共にすでに削除されているが、最終的に合計で約100万再生を叩きだしていたことが動画情報から確認できる。
この「くり。」は、アルルゥ役で出演したアニメ『うたわれるもの』のウェブラジオ『うたわれるものらじお』にゲスト出演した際、差し入れとして持ってきたケーキに栗が入っていたのを見たパーソナリティの柚木涼香から「ねえ、アルルゥの声で“栗”って言ってみて」と振られたことによって生まれた発言であった。
沢城みゆきの芸達者ぶりは前述の通りだが、その器用さゆえに一つの作品で何役も演じることも少なくない。
端的な例として挙げられるのが、『おねがいマイメロディ』シリーズ(2005年~2009年)や『ジュエルペット』シリーズ(2009年~2016年)における活躍ぶりである。
共通スタッフが多い両シリーズは、人間やマスコットを含め相当数のキャラクターが登場するため、一人の声優が何役も演じる傾向がある。沢城は特にこれらの作品において少女、少年、淑女、マスコットキャラなど複数役を演じ続けており、時には「沢城みゆきが演じるキャラ同士で会話しているシーン」も登場する。
また、『GA 芸術科アートデザインクラス』の友兼とトモカネ兄、『侍道4』の鬼怒川三姉妹、『お姉チャンバラZ』の神楽と沙亜也、『魔装機神』シリーズのサンドリーブ姉妹など兄弟姉妹キャラを一人で演じたり、『朧村正』の百姫など同一人物でありながら複数の人格を持つ(あるいはそれに準ずる)キャラを演じたり、少し変わったところでは『エンジェル・プロファイル』においてプレイヤーが育成する男の子(ユリウス)を幼年期・少年期・青年期それぞれで演じ分けているというケースもある。
沢城は2002年の『ギャラクシーエンジェル(第2期)』以降、テレビ東京系列の朝9時台アニメ(テレビ東京での放送時間に準ずる、いわゆる「深夜33時アニメ」)の常連でもあった。
代表的なものだけでも『ギャラクシーエンジェル(第2~3期)』、『ぴたテン』、『デ・ジ・キャラットにょ』、『おねがいマイメロディ』シリーズ、『おとぎ銃士 赤ずきん』、『しゅごキャラ!』シリーズ、『ジュエルペット』シリーズ、『テンカイナイト』、『ポチっと発明 ピカちんキット』と、長年に渡り多数の作品に出演している。
特にサンリオアニメシリーズ『おねがいマイメロディ』『ジュエルペット』に関しては、両シリーズの全作品に出演し続けた事からも、スタッフの彼女に対する厚い信頼が窺える。
いつ頃から存在するか不明であるが、現存で一番古いものは2011年の「テイルズオブエクシリア」関連動画。
なお、このタグがつけられた理由はどうやら「くしゃみが可愛い」であるらしい。もちろん他の演技でも可(ry
翌年には「LUPIN the Third -峰不二子という女-」であの「峰不二子」役としても知られるようになったため(以降のTVスペシャルでも担当)これに関する動画でつけられていた可能性もある。
動画タグとしては、沢城みゆきの演技に関連する動画上で「沢城みゆき(みゆきち)の本気」と思われる動画にこのタグがつけられている。現在「リダイレクトで当記事へ転送」案によりこの項目の設置と近年の「沢城みゆき」解説をする(掲示板上での議論によって当項目の内容は整理、あるいは別記事化される可能性あり)
近年では「かっこいい」系ヒロインでありながら「可愛い」系ヒロインの演技などで注目を集め、関連動画につけられている。(以前から十分「可愛い」系といえるキャラも演じているのだが、ボーイッシュ・少年系の印象を抱いている人や「アルルゥ」のようなキャラの演技を知らない層などから支持されるようになったとも。
代表作として例を挙げるとキリがないほど多数の人気キャラを演じているため固定イメージを持たない人や、「恋する乙女」のようなヒロイン系キャラクターでの注目が集まる機会がなかったという声も……)
2012年の偽物語の「神原駿河」の台詞(関連動画参照)や、同年にアニメヒロインとして「稲葉姫子(ココロコネクト)」、ドラマCDから続投となった「女騎士(まおゆう)(まおゆう魔王勇者)」、翌年の2013年の「鎖部葉風(絶園のテンペスト/14話以降)」などの演技で注目を集める。
「稲葉姫子」は本人も待望の「可愛い系」キャラであると語っている。ドラマCD化の際にオーディションが行われるも、ほぼ決定状態であり「他の出演者4人のキャラ(男も)」の演技が行われ、一発OKをもらっている。原作も読んでアニメ化するまで「2年待ってた」というほど。放送中に注目を浴びたのが4話(オカズ発言)、5話(別キャラの永瀬伊織の演技をして告白)や、6話(脱ぎ攻め)・10話(告白)・11話(ロリ声)……と放送分だけでかなりの人気を集めている。「このライトノベルがすごい!2013」の女性キャラランキングで3位(前回6位)にまで押し上げたのは「沢城みゆきの演技あってこそ」という人もいるほど。アニメ版の結末を描く14~17話はOVA扱いだが、銀幕上映が行われ好評を博している。
2014年7月から放送開始された「ソードアート・オンラインⅡ(朝田詩乃・シノン)」「花物語(神原駿河)」の放送もあり、今後の注目度も高い。「花物語」では沢城みゆきが以前から語っていた(待ち望んでいた)貝木とのエピソードと、不意打ち気味の「きゅー」などで視聴者を悶えさせている。
ちなみに「朝田詩乃/シノン」については原作者と監督がアニメ化以前のドラマCDの際に
「誰がいいですかね」→両者から沢城みゆき案が出る→「それしかない」ということで決定したことが明かされている。同一人物でありながら、仮想ネット世界と現実世界の二つの側面を演じる。
また、2012年11月公開の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」で鈴原トウジの妹「鈴原サクラ」役として出演。キャラとして兄にあたる鈴原トウジ役の関智一に電話し、「関西弁の演技」指導を受け、関西弁を喋る。
パンフレットやクレジットのキャストを見るまで誰が担当していたかわからなかった、という視聴者も少なくない。
掲示板
1607 ななしのよっしん
2024/02/12(月) 11:22:15 ID: sj+Fxq/TGF
https://
シティーハンターの収録は「どうしても神谷明と一緒にアフレコをしたい!」と直訴して同録にしてもらったらしい。
沢城さんもかなりキャリアを重ねられたけどそれでも先輩の技術を吸収したいと思う貪欲さに尊敬するし、神谷さんも昔から「同時録音の大切さ」を説いていたから後輩からこう言われて嬉しかったんじゃないかな。
1608 ななしのよっしん
2024/04/26(金) 01:29:46 ID: 6w2IWbf8xA
どんな演技でもブレス音をほとんど感じさせないのがマジモンのベテランなんだなと思う
長台詞でも自然な喋り方に聞こえるって凄いよなあ
1609 ななしのよっしん
2024/05/03(金) 16:43:32 ID: 9WId+f0nxj
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最終更新:2024/12/02(月) 12:00
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