キャスターとは、小説およびアニメ作品『Fate/Zero』に登場する魔術師のサーヴァントである。
サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の記事も参照。
第四次聖杯戦争で最後に召喚されたサーヴァント。マスターは雨生龍之介。
本来聖杯戦争に関係ないマスターの遊び半分で行った儀式(正規の召喚ではない)により呼び出される。クトゥルフ神話のインスマウスを連想させる異様な風貌が特徴で、性格は狡猾であるものの盲目的な面もあり、やや慎重さに欠ける。
TVアニメでは2話にて初登場。
召喚された直後には儀式の場に居合わせた少年(龍之介が殺害した一家の生き残り)を解放し、優しく声をかけて逃げるように促す。玄関に辿り着いた少年が外の光に希望を見出した瞬間、背後から無数の触手が襲い掛かり、家中に断末魔が響き渡る——。あっけにとられる龍之介に彼はこう告げるのだった。
恐怖というものには鮮度があります。
怯えれば怯えるほどに、感情とは死んでいくものなのです。
真の意味での恐怖とは、静的な状態ではなく変化の動態――
希望から絶望へと切り替わる、その瞬間のことを言う。
如何でしたか?瑞々しく新鮮な恐怖と死の味は…
『触媒が無い場合は召喚者の気質に似た人物が召喚される』ということで出会ってしまい意気投合した二人だったが、聖杯そっちのけで隠匿も無しに凶行を繰り返し、第四次聖杯戦争を引っ掻き回す存在となる。
そして同じく聖杯戦争に招かれたサーヴァントであるセイバーと出会うと、その容姿から彼女を「ジャンヌ・ダルク」その人であると妄信。執着心を顕わにし、執拗にセイバーの前に姿を現すようになる。
ちなみに彼が龍之介に名乗った「青髭」という名前は彼がモデルとなった童話(伝説)の主人公の名前であり、「一度犠牲者を助けておきながら殺す」という手法も相まってそのまま彼の真名の手掛かりになっている。というか6話で普通に名乗る。龍之介からはもっぱら「(青髭の)旦那」と呼ばれる。
キャスターの手口に感服する龍之介と、龍之介の持つ独自の宗教観に感心するキャスター。相性は一見良好に思えるが、那須きのこ氏によると「仲が良かったのは期間が短かったためにお互いの齟齬に気付かなかったこと」で、「その齟齬が偶然回りまわっていい方向に働いたため」だという。運が悪ければ龍之介はその場で殺されていたとのこと。
その性癖と趣味と偏執から登場するたびに犠牲者(少年少女)が出るキャスター組だが、原作やドラマCD版に比べるとアニメ版はやはりTVアニメということで制約が厳しく、様々な規制が行われている。
柱や木で隠れる、画面が暗い、セリフや場面自体を大幅カット、などなど。BD版では規制がかかっている場面や音が補完されているが、苦手な方は注意。
ちなみに、原作で特に危険と言われていたシーンはBD版でも再現されていない。ここでは詳しく書かないが、気になる方は原作をどうぞ。
一方、真じろう氏が手がけているコミカライズでは非常に細かく彼が活躍するシーンが描かれている。原作に増して非常に刺激が強いものになっているので注意されたし。
筋力:D | 耐久:E | 敏捷:D | 魔力:C | 幸運:E | 宝具:A+ |
陣地作成:B | 魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。「工房」の形勢が可能。 |
精神汚染:A | 混乱・混沌とした精神状態を表す。混濁・錯乱した精神構造のため、第三者による精神干渉系の魔術を遮断する事が可能。ただし、他者との意思疎通を行う場合、相手が同程度の『精神汚染』スキルを保有していないと成立しない。 |
芸術審美:E- | 芸術品や美術品への執着心を表す。 目にしたサーヴァントの宝具が美術・芸能面に所縁がある場合、低確率ではあるが担い手の真名を見破れる。 |
深淵の邪視:C | Fate/Grand Orderでの追加スキル。 深淵の闇を覗き、また覗かれてしまったジル・ド・レェの末路。その眼は大きく変貌し、深海に棲む"モノ"のように恐怖をまき散らすものとなった。暴力、威圧による恐怖ではなく、あくまで相手自身の内側にある"未知への恐れ"を沸き立たせるもの。ロストサニティ。 |
相変わらずこちらでもよく似た他人をジャンヌの転生と信じて疑わない。懲りないなぁ…そしてそれによく似た他人に対してどこぞのクーガー兄貴みたいな愚痴をこぼす。
あと、ジャンヌを仲間に迎えている状態でのマイルーム会話は必聴。彼の悲願が報われる一瞬である。
☆3のキャスターとして実装。ただしガチャに追加されるのが1章クリア後なため☆3の中では割りとレアな類。
カード構成はQ1A3B1。性能があまり宜しくない。状態異常を散布するジャマー型キャラクターだが、効果範囲は広いが「恐怖(確率でスタン)」がメインなのでどうにも信頼性に欠く。ターン単位の詰将棋となるボス戦では特に採用しづらい。スキル強化にてようやく火力が向上した。
保有スキル | |
---|---|
精神汚染:A (CT7→5) |
自身の精神異常付与成功率をアップ[Lv.](3T) &精神異常耐性をアップ[Lv.](3T) |
芸術審美:E- 冒涜審美:C+++ (CT7→5) |
敵単体[サーヴァント]の宝具威力をダウン[Lv.](1T) |
敵全体の宝具威力をダウン[Lv.](1T)▲ &Arts攻撃耐性をダウン[Lv.](3T)▲ &Buster攻撃耐性をダウン[Lv.](3T)▲ |
|
深淵の邪視:C▲ (CT10→8) |
敵全体に恐怖状態を付与[Lv.](5T) |
クラススキル | |
陣地作成:B | 自身のArtsカードの性能をアップ |
アペンドスキル | |
EX攻撃強化[Lv.]/NPチャージ[Lv.]/対フォーリナー特攻[Lv.] |
螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック) | |
---|---|
カード種別:Buster | ランク:A+ |
敵全体に強力な攻撃[Lv.] &攻撃力をダウン(3T)<OCで効果アップ> |
☆3セイバーのクラスとしても登場。狂気に陥る前の姿。「青髭」としての逸話が有名なためこちらの姿で召喚されるのは稀。
筋力:B | 耐久:C | 敏捷:C | 魔力:D | 幸運:D | 宝具:B |
狂気に落ちる前とはいえ、クラススキルに狂化:EX。霊器再臨でのイラストも彼が狂気に落ちていく様を暗示しており、彼もそれを自覚しているのか自分が壊れた際には令呪で自害をするようマスターに願っている。
「マスター、どうか一つだけ。……私が壊れた暁には……その令呪で、命を奪ってください」
初期実装の恒常星3セイバー。
カード構成はQ1A1B3。自己強化で通常攻撃の火力を稼ぐタイプ。特に第3スキルのプレラーティの激励は、最大までスキルレベルを上げれば常時バスターカードの効果アップの恩恵をうけることができるため、宝具でのバフやクリティカルを合わせればバーサーカーに負けない火力を叩き出せる。
特に☆3は2016年期では最低レアリティのセイバーであったため、サポーター寄りの低コストセイバーの価値は特に高レアリティの主力級が揃うタイミングではことさら高い。まさに英雄の従者でもあり軍師に恥じない性能となっている。
保有スキル | |
---|---|
軍略:C (CT7→5) |
味方全体の宝具威力をアップ[Lv.](1T) |
黄金律:B (CT8→6) |
自身のNP獲得量アップ[Lv.](3T) |
プレラーティの激励:B▲ (CT7→5) |
自身のBusterカード性能をアップ[Lv.](5T) |
クラススキル | |
対魔力:B | 自身の弱体耐性をアップ |
騎乗:B | 自身のQuickカードの性能をアップ |
狂化:EX | 自身のBusterカードの性能をアップ |
アペンドスキル | |
EX攻撃強化[Lv.]/NPチャージ[Lv.]/対キャスター特攻[Lv.] |
神聖たる旗に集いて吼えよ(セイント・ウォーオーダー) | |
---|---|
カード種別:Arts | ランク:B |
自身の攻撃力を大アップ[Lv.](2T) &防御力を大ダウン(3T)【デメリット】 +スターを獲得(5→25個)<OCで効果アップ> |
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最終更新:2024/05/06(月) 12:00
最終更新:2024/05/06(月) 12:00
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