東電エースの人とは、東日本大震災で生じた福島第一原子力発電所の事故以降、東京電力の記者会見にほぼ毎回登場する男性である。英名はAce
口癖は「ちょっと確認させてください」。
役職は原子力管理部課長。なお、本名や年齢等は調べればわかることであるが、あえてここでは言及しない。
以下ではエースの人の晴れ舞台である記者会見と、会見に登場する他の人物に付いても解説する。
会見に登場するキャスト
東京電力
- むとぅとは、東京電力の副社長であり、東日本大震災で生じた福島第一原発の事故における統合対策本部の幹部メンバーの一人。
- 4月4日の原子炉等規制法64条1項に基づく措置として、放射能汚染水を外部に排出する許可を求めるべく原子力保安院に報告をした人物であることは同日深夜の会見でデニーロによって明らかにされたが、今回の原発事故における責任者であるかどうかは明らかにされていない。
- 日本語で喋っているにもかかわらず、「さすが副社長ともなると英語がお達者なんですね」「え、フランス語?」と、日本人の視聴者からも言語を聞き間違えるくらいのコメントが殺到するなど、滑舌が非常に悪い。
- 話し方は穏やかだが、腹黒い狡猾な表情が随所に垣間見られ、彼の背後にはとてつもない暗闇が存在することを予感する。
- 東電の隠蔽体質を象徴するような表情の人物で、真実は決して語らず、ニコ厨からはメチャクチャ嫌われている。
- 東電の原発事故の事態収拾における影の指示者なのかもしれない。
- デニーロとは、東電エースの人、テル(Calimero)、まっきーとともに、福島原発に関し東京電力が記者会見を行う時に登場するメンバーの1人である。 英名はDe Niro
- 役職は東京電力の広報課長。
- 深夜の会見で中央に座っており、広報部長のノッチと交代で司会進行役を務めている。
- 原発に関する技術的知識は皆無で、会見ではもっぱら顔芸によって会見場の緊迫感を演出している。
- 重大な発表や大きな誤発表の訂正は、なぜかデニーロが司会進行する深夜に集中して行われ、もっぱら謝罪と非難の矢面に立たされている。
- 会見が進行するにつれて顔が紅潮してくるため、「会見の前に酒を一杯浴びてるのか?」「高血圧なんじゃないか?」といった憶測が飛び交うが、真相はいまだ不明。
- デニーロの記者捌きには定評があり、序盤は記者クラブによる平凡な質問をひと通り終わらせ、後半からはフリー記者をどんどん指して会見をヒートアップさせ、終盤に再び記者クラブの平凡な質問で締めるという、エンターテイメント性を意識した演出となっている。
- 4月4日深夜の会見。おそらくこの時がデニーロにとって人生初めてでしかも最大の修羅場であっただろう。
- テルとは、東日本大震災で生じた福島第一原子力発電所の深刻な事故発生以降東京電力が行う記者会見にほぼ毎回登場する、エースと並ぶ人気キャラである。英名はCalimero。
- 役職は原子力設備管理課長。原発に関する技術的知識が豊富で、説明のわかりやすさには定評がある。ゆえに、ぶら下がりで記者に囲まれやすい。
- エースのような切れ味の鋭いシャープな説明とは対照的に、甘いマスクと穏やかな口調、どんな基本的な質問にも真摯にやさしく説明してくれるため、当初は女性記者に囲まれることが多かった。
- 会見中、自由気侭なエースとは対照的な背筋を伸ばした凛とした美しい姿勢が特徴。2人がときおり見せるメモのやり取りや仲の良さげな談笑に萌える人多数。
- 会見初期から登場しているが、日々やせ衰えていく様に気をもんでいるファンも多い。
- 一部の人から「にやにや笑い」とのそしりを受けることもあるが、おそらく単に生まれ持った顔のせい。
- ノッチとは、4月4日深夜の会見でデニーロがボコボコにされた後に登場するようになった、体力だけが自慢の広報部長。
- デニーロと交代で会見の司会を仕切っており、ブースカとは最凶コンビと呼ばれている。
- 加害者としての意識、原発に関する技術的知識は皆無で、デニーロのように会見を上手に捌くスキルもない。
- KYな記者捌きと軽率な「確認します」発言によって会見場の空気が見事にぶち壊されており、ニコ生視聴者はエースらが築いてきた記者との信頼関係が損なわれ、再び面白い展開が繰り広げられはしないかと、会見の今後の行方に固唾を呑んで期待している。
- 登場当初は慌ててマイクを倒すなど、「こいつで大丈夫なのか?」とその頼りなさを心配するコメントも多数見られたが、会見をこなすうちにそのスキルの無さを見事に昇華させて独特の司会進行をするようになり、今では個性的なキャラとしてニコ厨の人気を集めている。
- 質問者によって態度を使い分け、とりわけ中学生記者に対してだけは異常なほどの強気で捌く。
- これでもデニーロの上司である。
- その頭の空っぽさ故に、数値(パラメータ)の説明だけはブースカよりも聞きやすい。
- なぜか東電メンバーの中で、資料の在処を見つけるのだけはいち早く、その動体視力には注目が集まっている・・・・・かもしれない。原発のことをわかっているのか、わかっていないのか、いまいちつかめないミステリーな人物である。
- まっきーとは、東日本大震災で生じた福島第一原子力発電所の深刻な事故発生以降東京電力が記者会見を行う際に深夜の会見でほぼ毎回登場するニコ厨に人気の隠れキャラである。
口癖は「・・・ですぅ~」。 - 得意技は気配を消すこと。
- まっきーが正面に座った時にだけマイクから聞こえてくる喘ぎ声「んん~っ、ふんふん~っん」に「萌え~」を感じたという視聴者のコメントは未だない。
- 会見の座り位置はテルの左脇で、記者に隠れるように猫背で丸まって横向きで座っている。
- 正面のカメラからでは見えない位置に座っているので、視聴者はしばしばまっきーの存在を忘れる。
- 普段は記者に隠れて気配を消しているが、前の3人が答えに詰まったときに突然横から現れて「・・・ですぅ~」と話し始めるので、「何だまっきーいたのかよ」と、まっきーの存在に驚く視聴者が多い。
- 回答のし方はかなり強気で、まっきーにツッコミを続けることのできる記者は未だ現れてない。
- 大抵の質問はまっきーが答えきることで終わってしまい、次の質問内容に移行する。
- その意味では、質問のクローザーともいえる。
- ブースカとは、原子力・立地本部長代理として東電記者会見でメインに話す(少し)偉い人。一部では偉そうな人ともいわれる。別名まつじゅん。
- 直前までいた柏崎刈羽原発でもフロントマンとして活躍した実績をかわれての抜擢と思われる。
- 前髪の白髪がチャームポイント。
NHKの「マロ」に引き続き「東電のマロか?」と期待する視聴者はほとんどいない。 - 大部屋会見では、いつもの1軍メンバーは前の席に座ってはいるものの発言することはほとんどなく、説明や記者質問の回答はブースカの独擅場となっている。
- 会見スキルは非常に高く、説明は流暢かつ巧みでよどむことがなく、会見場の雰囲気はさながら研究発表会か自動車教習所の座学講義のような様相を呈している。
- なにが重要でなにが些末な問題か、聞く側の判断力を惑わせる魔力を持つ。
- 事故の当事者であるにもかかわらず何を勘違いしているのか、会見前に説明資料を「トンッ」と音を立てて整えた後ニヤリと目元口元を弛ませながら教習所の教官のようにジロッと場内を見回したり、会見後にお辞儀をせず退席するなど当事者意識が欠落しているため、ニコ厨からはあまり好かれていない。この調子でいけば吊るし上げられるのも時間の問題だろう。ただ、ブースカの有している知識や情報は相当なもので、都合の悪い情報は上手に隠すスキルもマスターしているため、彼の話に耳を傾けていると、事故処理は何の問題もなく順調に進んでいると錯覚してしまう。記者たちにとって彼を攻略するのは至難の業と思われるが、頑張っていただきたい。
- 記者たちの厳しい質問や、一部フリー記者のクレイジーな詰問にも負けない、強靭な精神力が特徴。
- 頭の回転の速さは、アンチの人でも認めざるを得ない。
- そのシャレにならない隠蔽能力の高さのため、最近では「松本」と本名でコメントされることも多い。
- 最近では、いびき並びに加齢臭が凄そうという視聴者のコメントも散見される。なお、いびきの音量を表す単位はデシベル(db)であり、
最近よく耳にするベクレル(Bq)とは異なる。
- 東電ののび太とは、東日本大震災で生じた福島第一原子力発電所の深刻な事故発生以降東京電力が記者会見を行う際にたまに登場するニコ厨に人気の男性である。
- 黒縁の四角い眼鏡と丸い髪型、ひ弱そうな風貌があまりにもドラえもんののび太に似ているところから、次第にのび太と呼ばれるようになった。
- 主に放射線の分析結果を説明する役回り。
- 歯切れの悪い説明の仕方をするため、記者からは猛烈に突っ込まれ、次第に声が小さくなってくる。
- 声が小さくなってくると、記者から「そんな声じゃ何も聞こえないですよ。もっと大きくしゃべってくださいよ」などといった、話し方に対する記者のツッコミもでてくるようになる。
- 記者からの厳しい質問が続くと、次第に顔もうつむきがちになり泣きべそをかいているような表情になるので、視聴者からは「泣いてるのか」「泣け!泣けば楽になる」といったコメントが殺到する。
- それでも記者のツッコミが続くと、次第に意識の制御が弱くなり、東電サイドとしては軽はずみに言ってはいけないようなことをぽろっと漏らすことがある。
- 放射性物質テルルの検出量について発言したとき、のび太も記者も視聴者コメントも「テルル、テルルが」とテルルを連呼し、一時収拾がつかなくなった。
原子力安全保安院
- 西やんとは、全国の原発を管理する立場にある原子力安全保安院が今回の原発事故で東京電力と同時並行で会見をする際に登場する、保安院きってのスポークスマンである。
- 保安院の会見はすべて西やん一人で行われている。
- 西やんは現在は保安院の職員ではないが、会見慣れしているという理由で急遽抜擢されたらしい。
- 当初からかつらを被って会見に臨んでいるため、原子力関係機関の隠蔽体質の象徴として揶揄されていた。
- 大人になったスネオのような声で話すことから、最初は生理的に受けつけない視聴者も多かったが、実は結構やさしくて会見後も記者に丁寧に対応しているらしいことから、現在では愛着をもっている人も多い。
- バーコード大学ハーバード大学卒業の法学修士。
- 共同会見になった今、「メディアにふさわしい方に聞いていただきたいと考えている」としてUstreamの会見配信を排除しようとしているため、ネットユーザーからは以下のような猛烈な批判が巻き起こっている。
「ふさわしい方=都合の悪い質問をしない方ってことだろ?」
「お前らにふさわしい人間を探すのが大変だってのに、こいつら」
「原子力を扱うにふさわしい方に説明していただきたい」
- Ustreamの配信ができなくなると会見の一次配信をできるのがニコ生だけになってしまい、ニコ生はこれまでの東電の会見で肝心な場面になると配信が止まるという妨害工作のような放送事故にさらされてきただけに、国民の知る権利が失われてしまうのではないかと危惧する声も多い。
国民の自由を守るために、岩上氏には頑張っていただきたい。 - 西やんの娘さんは東電に入社したらしい。
- 6月23日発売の週刊新潮(6月30日号)で、西やんのとんでもない裏の顔が暴露された・・・
経産省の20代女性と不倫関係にあったというのだ。
しかもその内容が会見の時の顔とは似ても似つかないほど、えげつないものなのである。
激しい動きをするとカツラがズレるため、セックスする際に上の肌着を脱ぐとカツラが引っ掛かってズレてしまう。そのため、パンツは脱いでも上は着たままする、らしい・・・
記者クラブ
大スポンサーである東電を糾弾できない記者クラブメンバー。
(NHKも記者クラブのメンバーであるが、公共放送であるNHKは東電とのスポンサー関係はない)
東電の会見では質問者は社名と名前を名乗ることが要求されており、ある筋によれば、東電に不利になる質問をすればその会社は広告料を減らされるおそれがあるため、大手メディアの記者クラブは厳しい質問をすることができないとの見方もある。
- きゃみとは、東電記者会見でニコニコのカメラのすぐ前に座っている女性記者である。
会見前にカメラに後ろ姿で登場し、白いピチピチのブラウスの下にキャミソールが透け透けで見えるため、ニコ厨からエロ目線で見られている。
腰のくびれもありスタイルもいいため、しばしば放送開始直後に注目を集める。
前からの姿はまだ確認されていない。
前後左右を男性記者に囲まれている。
フリーランス記者
記者クラブを語らせると長くなる上杉隆。
東電キラーの弁護士(オレンジ)。
冷静な語り口でじわじわと追い詰める木野氏。
東電と記者クラブメディアの癒着体質を徹底攻撃をした日本インターネット新聞の田中記者。
関東市民記者クラブの中学生。
ネイビー通信の田代。
ニコニコの770。
しょこたん。
など、フリー記者の質問は記者クラブの予定調和的な質問と一線を画す。
基本情報
- 会見は大部屋会見と小部屋会見の2つのパターンがあり、大部屋会見は経営陣の会見や、ブースカによる包括的な説明をする際に行われ、午前または日中に行われる。
小部屋会見は、より細かい専門的な説明をする際に行われ、主に深夜に行われる。 - 大部屋会見は、社長の誠意のない不遜な謝罪や回答、むとぅの隠蔽体質丸出しの回答がなされ、非常に見苦しい会見になることが多い。
- 大部屋でのエースの座り位置はテルとノッチの間だが、ノッチが苦手なのか、ノッチとは少し距離を開け、椅子をテル寄りにずらして座っている。
- エースが登場するのは深夜に行われる幹部クラスが参加しない狭い小部屋の記者会見で、主要メンバー3〜4人のサポート役として右に陣取っている。
また、稀に主要メンバーの右の人として登場することもある。
2011年3月中に多く行われた深夜会見ではメンバー右の位置に座っていることが多い。
なお、幹部クラスが参加する広い部屋での記者会見時も発言こそあまりないが、定位置の右に座っている。 - 冒頭の報告を行うことは少ないが、記者からの質問に対し主要メンバーが回答に詰まる場合は代わって回答を行っている。
- 3月末の記者会見で記者から福島第一原子力発電所の施設構造について聞かれたときに、「私は昨年まで10年福島にいた」との趣旨のコメントをした。
どうやら現場勤務から本社勤務になったようだ。 - 特に技術的な質問に対し回答を行う場合が多く、記者質問の後半には独擅場になる場合も多い。
- 守備範囲は原子炉本体に関することから配電などの電気分野のことまで多岐に渡り、技術者として深い知識経験を有していると思われる。
- 登場当初は目立たず「後ろ君」と呼ばれていたが、現在では左の人(テル)、猫背(まっきー)、
「そろそろよろしゅうございますでしょうか?」(角野卓三)を引き離すぶっちぎりの人気を得ている。
しかしながら、「そろそろよろしゅうございますでしょうか?」も得意技「はい!次の方どうぞ!」を駆使して追いあげており予断を許さない。 - ちなみに小部屋の会見は照明がいなくなると暗くなる仕様になっているらしい。
- 4月25日からは統合対策本部と保安院、東京電力、関係省庁による共同会見がメインの会見となっている。
だが共同会見においても責任者は明確になっておらず、会見に出席する唯一の政治家細野議員(以前山本モナと路上チューで話題になった人)は事務局長扱いである。
なお、4月4日の東電会見で責任の所在を徹底追求したオレンジは、当初はこの共同会見の出席を拒否されていたが、その後会見に姿を見せており、質問内容は一層の磨きがかかっている。 - 共同会見では、細野議員の後ろには眼力くんが一糸乱れぬ姿勢で眼を大きく見開いて座っており、記者に威圧感を与えている。厳しい質問になればなるほど眼力くんの眼も鋭くなり、眼力で記者の追求力を減衰させている。
- 4月28日付のロイターとテレグラフに、エースのどアップ写真と共に東電メンバーのニックネームが紹介され、とうとう彼らは世界デビューを果たした。詳細は以下のリンクを参照。
ロイター↓
http://af.reuters.com/article/energyOilNews/idAFL3E7FM0FO20110428?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0&sp=true
テレグラフ↓
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/japan/8480455/Ace-De-Niro-and-Calimero-become-cult-favourites-of-Japanese-nuclear-crisis.html - さて、次は、ザ・ニュースペーパーのコントにも期待したい。
- 個人所有の携帯は白のiPhone。(4?3GS?)
会見中たまに胸元のポケットから取り出してフリックしている姿が見られる。
何のアプリを入れているのだろうか。
会見でのエース
- 会見初期は記者達による東電の責任問題、隠蔽体質、虚偽報告などの追及により、吊し上げられ気味であったが、エースによる技術面や現状の細かい具体的な説明によって、次第に会見場の空気は落ち着きをみせてきている。
- 画面右端から執拗に厳しい質問を浴びせかけていた記者に対し、冷静かつ具体的な回答を即座に返すことで記者を黙らせる場面が何度か見られ、逆に記者たちの無知さを知らしめるという高度な回答テクニックが、ニコ生視聴者の注目を集めるようになり、次第にコメントでエースと呼ばれるようになっていった。
- 歯切れの悪い広報とは反対に自分の言葉でわかりやすく説明しようとする真摯な姿勢が評価され、
吊るし上げようと殺気立つ記者たちの攻撃に遭うことは今では少ない。 - しかしながら全体を統括する立場ではないと思われ、「投入人員は何人か?」等の現場の実情に関する質問は把握できてない場合が多く、この場合は伝家の宝刀「ちょっと確認させてください!」が炸裂する。
- サポート位置にいながら記者質問に主に回答していることからコメントでは「エースの人」と呼ばれることが多い。
- 実直かつ自然体の回答が信頼を集める一方、会社にとってまずいことを喋ってしまっていないか、
過労で体調を崩さないかなど心配する視聴者も少なくない。 - 最近は会見途中で携帯電話を使用することがあり、何を話しているのか、モバゲーをやっているのか、妻に帰宅時刻が遅れる電話をしているのか、現場と連絡を取っているのか、幹部から何らかの指示を受けているのか、視聴者の興味を集めている。頻繁に携帯に連絡が入ることから、会見要員としての役割だけではなく、技術者として対応に当たっていると思われる。
- 会見中、顔を下に向け寝ているのかと思うと突然立ち上がり、記者の質問に一気に答えるなど自由すぎるキャラと能力の高さを遺憾なく発揮し、視聴者はその変身ぶりにしばしば驚かされる。
これはエースの秘技「眠りの小五郎」である。その変身がいつ起こるのか、期待して見ている視聴者も多い。 - 会見中にたまに鼻クソをほじったり、頭のふけを取ったり、顔の垢をとったりして、爪にはさまったそれらのにおいを嗅いだりすることがあり、そのようなエースの姿を初めて見た人からは「なんなんだこいつは。もっと真剣にやれ」と、怒りのコメントが殺到するが、その後の回答は、凄まじいまでに記者の質問に正対して答えきっている。この時のエースの状態が、いわゆる「余裕のエース」である。
- 震災以来20日連続登板しており体力の衰えが懸念される(3月31日時点)。
- オレンジの登場以降相変わらず勉強不足感の否めない記者クラブとは反対に、綿密な情報分析に基づいたオレンジの質問は一層鋭さが増しつつあり、エースもオレンジの存在に一目置いている。
- 最近疲労の色が濃くなってきたデニーロに代わって、
見た目体力だけはありそうな若手インスタント広報部長ノッチがエースと組んで会見を仕切っている。 - 筆者はエース登場当時に「谷原章介似」説を提唱したが誰にも受け入れられる事はなかった(´・ω・`)。
名・珍場面
- 3月30日深夜の会見で、トレンチに貯まった水量・排水量について、テルが号機を言い間違えたことに対してずっこけるという今会見史上初のコントをやってのけた。
- 3月31日の会見で原子炉内の水の流れ具合を模式図を見せながら人差し指と中指を使って説明し、その指使いがあまりにも絶妙だったため、コメント欄には「キャッ」「感じた」「濡れた」「絶妙な指テクw」「エースに抱かれたい」「エースと寝たい」などのコメントが殺到した。
- 4月4日深夜の会見で5日に原子炉等規制法64条1項に基づく措置として放射能汚染水を海に流すことを東電が政府に求め発令されていたが、それは集中廃棄処理施設にたまった1万トンの水を放出することに加え、毎分2リットルで流入が続いているとされている6号機のタービン建屋に貯まっている汚染水も排出するというものであった。
この措置の是非をスルーしていた記者クラブとは反対に、そこに大いなる疑問を抱き、エースら東電1軍メンバーに猛然と立ち向かった記者たちがいた、新キャラの登場である。
普段の会見では椅子にも座れず遠くで立ち見を余儀なくされ、
記者クラブから邪魔者扱いされていた『ショムニ』を連想させるフリー記者たちである。
特にその一人であるオレンジにとって64条の突然の適用はエースがこれまで何度も説明してきた「2、3号機タービン建屋からの漏水はない」という説明に矛盾を感じさせるものであった。
オレンジは「毎分2リットルしか漏れてないのに64条を適用するのはおかしくないか!」と、勇猛果敢にエースに詰め寄り、あらかじめオレンジ独自の分析から生まれた疑問を一気にぶつけた。
この時会見室は生中継も配信が乱れるなど一時騒然となった。
この瞬間が後にこれまでのgdgdな記者会見に変化を与える大きなターニングポイントとなる。
会見の中断後、テルによって「毎分2リットルに加え他多数の部分から、5,6号機のタービン建屋に水が漏れているためで、集中廃棄処理施設に貯まった水の放出は、2号機のトレンチから漏れ出ている高濃度汚染水の貯蔵先を確保するため」という説明がなされたが、オレンジにとってその根拠はないに等しいものであった。
必要のない排水をしているのではないかと考えたオレンジは、「それを判断し決定した東電の幹部は誰だ!」「今ここでもう一度別の方法を考えればこんなにたくさんの汚染水を流さなくても済むじゃないか。」「事前に発表することもなくなんでいきなりこんなことをしたんだ。判断し決定した責任者の名前を教えろ!」とたたみかけ、エースら東電会見レギュラーメンバーは世界の声を代弁したかのような今会見初の超ストレート直球ツッコミをうけた。
エースはデニーロと共に粘りに粘ってオレンジらフリー記者たちと押し問答をした挙句、デニーロが再度会見を中断し、幹部と相談後「むとぅです」とゲロったため、この会見と東京電力、そして日本が、世界の歴史にその汚名を残すこととなった。
時刻は日付が変わった5日午前2時近くであっただろうか、東電敗北の瞬間である。 - 4月20日夕刻の定例会見。今原発の何が問題で事態収束のためにこれからどうすべきなのか。決断すべき人が決断をせず責任のたらい回しを続け解決の道すじが見えてこない中、ブースカの猫だましのような会見は、事態の悪化とは裏腹に調子を上げつつあった。ブースカは細かい数値をお経のようにひたすら読み上げ、記者たちはまるで巧みな催眠術にかけられたかのように思考回路を鈍らせつつあった。それはニコ厨も同様で、ブースカの連日の単調な会見にウンザリしたのか、この日の視聴者数は低迷していた。
だがしかし、である。こんな時になのか、こんな時だからなのか、またしてもここで新キャラが登場したのである。中学生だ。何と中学生がこの東電会見に乗り込み、プロ記者ですら攻めあぐねているブースカに対し直球勝負を挑んだのである。詳細は動画を見ていただくとして、中学生は緊張のためか声は震え弱々しく、質問内容はあらかじめ原稿に書いてそれを棒読みするようなものであったが、その質問内容は非常に鋭かった。これにはさすがのブースカも答えに詰まり、デニーロにサポートをさせつつ質問の焦点をぼかして中学生を煙に巻こうとした。だが中学生は負けなかった。中学生の質問は続き、しかもその軸はぶれなかった。その後のブースカは明らかに動揺を隠せず、これまでの完璧な演技が綻びかけたことに、また彼の誇り高きプライドが傷つけられたことに悔しささえ感じているようだった。
記者たちはまだ負けてはいなかった。これから反撃の攻勢にでるのだろうか。
今後の記者会見も目が離せない。
記者クラブも頑張れ。 - 4月21日夕刻の定例会見。この日はエースは不在だったが、個性的な新キャラがぞくぞくと登場し、記者によるブースカへの反撃体制が少しずつ整い始めてきたような会見であった。女性フリー記者による夫の浮気を追求するようなネチネチした質問、中学生による東電の情報公開不足が国連をはじめ国際社会に不信感を抱かせている、また経営陣の対応のあり方についての質問、吉本興業による現場作業員の被曝量の公開に関する質問、ニコ動による質問、そして893記者によるドスの利いた声で威圧する質問、最後の田代記者による設計図面の公開に関する質問、などが後半に集中し、その質問内容はいずれも国民が知りたいと思っている重要な事項ばかりであった。会見を通じてブースカの表情はしだいに紅潮し、早口になったり、声が上ずったり、泣きそうになったりと、ブースカを吊るし上げる下地はできつつあるようだ。中学生の質問にいたっては、ノッチが最後に質問をぶった斬って終わらせるという掟破りの手段をとってしまうほどの会心の一撃であった。
政府と既存メディアとの癒着によって抑圧されてきた国民の知る権利が、様々な記者たちの努力によって今再び取り戻されようとしている。この努力は今後の日本の原子力政策に対して国民が判断をするための重要な判断材料を提供するものとなるであろう。 - 4月30日の共同記者会見でひと際異彩を放っていたのはネイビー通信の田代記者であった。
田代氏によれば、被曝によってリンパ球の減少が懸念されているとして、免疫力をつけるために現場作業員や周辺住民に対してベータグルカン 黒ごま、ハイチオールCといった健康補助食品の投与が有効であるとして独自の見解を披露し、その要請をしたが、回答によれば、現場作業員に対してはヨウ素剤の投与などの対策はすでに行なっており、また周辺に住む小児の甲状腺被曝量の測定を行ったが問題となるレベルの数値は小児から検出されず、放射線生物学、放射線管理学の見地から感受性を考慮してもリンパ球が減少するほどの確定的な影響を及ぼす放射線量ではないので、これ以上の被曝対策は今のところする必要はないとされ、田代氏の提案は見事に撃沈された。 - 5月26日の記者会見。
The 隠蔽男の異名をとる東電副社長むとぅによって、炉心溶融問題に続いてまたもや隠蔽工作をしていた事実が公表された。
これまで東電は3月12日に1号機への海水注入が官邸の指示により55分間中断したと説明していたが、「指示ではなく官邸の『空気』を読んで中断を決定した」「吉田福島第一原発所長の独断で実は海水注入は続いていた」「今回の情報開示は、IAEAの視察があるから事前に公表しといた方がいいと思った」と、さもありなんとでも言いたげな不遜な態度で、滑舌の悪さに一層の磨きがかかったむとぅの口によって、からくり人形かピエロのような動きを伴いながら説明され、27日付のマスコミ各社新聞朝刊によって、吉田所長を英雄に仕立て上げるかのようなストーリーが付け加えられて一斉に報道された。
枝野官房長官は「国民の不信を招く」として、もう誰も信じていない国民を挑発するなど、官邸・東電・マスコミが三位一体となって事態の収束よりも国民の批判の矛先を惑わし、責任の所在をうやむやにしようと躍起になっている太平洋戦争末期のような日本の姿が再現された。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 26
- 0pt