概要
irodoriの自主制作アニメとテレビアニメの「ケムリクサ」にそれぞれ登場する。ウルトラジャンプで連載の「ケムリクサ わかばメモ」ではわかばの視点で物語が描かれている。
好奇心は旺盛だが力は弱い青年で、時折「めっさ」と言った関西方面の訛りを用いる。「気になる」が口癖で、初めて見る物や知らない物への興味が強い。
自分を人間(ヒト)であると主張しており、怪我をした際には赤い血を流すが、過去の記憶を持っていない様子。
人物
自主制作アニメ版
紫色の血を持つ姉妹と異なり、虫と同様の赤色の血を持つ。凛に警戒されるが、ケムリクサを吸っても弾けずに回復する事から虫ではないと判断された。
陸の能力である触覚が使えるらしく、主の居場所を感知した。身を挺してマーカーを設置する為に飛び出すわかばの姿を見て、凛は決意を固めた。
壁超えの際に凛に同行する。壁超えの際には毎回死人が出る事を知り狼狽えるも好奇心の間で揺れ動いていた。
アニメ「けものフレンズ」の登場人物かばんちゃんに今作のわかばと似たシチュエーションや台詞がある事から、かばんちゃんのプロトタイプであると言われる事もある。
名前としては「わかば」と平仮名表記でありマーカーでの表示も「わ」となっているが、テレビアニメ版と区別する際には姉妹の名前表記に合わせて漢字で「若葉」と書かれる事もある。
テレビアニメ版
声 : 野島健児。姉妹の住む電車の上に備えられた水槽代わりの電話ボックスから突如現れる。
自分達以外のヒトを知らない姉妹からは虫であると思われ、赤色の血から赤虫ではないかと疑われ拘束される。処理の為にミドリのケムリクサを撃たれるが効果が無く、寧ろ傷が回復する効果が発揮された。出自が不明で姉妹とは異質の存在である為、正体を疑われ警戒されていた。
紆余曲折を経てりんから信用していないと告げられながらも姉妹の旅に同行し、道中の交流や助け合いを通して次第に信頼を得ていく。
拘束の為にミドリの根が巻かれていたが、段々縛られている箇所が減って手足が自由になり、りんが持っていない時は繋がれてもいないなど実質無意味な拘束になっていた。
七島にてずり落ちた際に遂に外れ、その後も直される事なく外れた根だけわかばが持ち歩いている。
ちなみに事前情報では存在が伏せられており、登場しない可能性や女性化説と言った噂が囁かれていた。
性格
初めて見る物やケムリクサに心惹かれている様子で、記憶が無い不安よりも好奇心が前面に出ている。
ケムリクサへは特に興味津々で、道中で拾い集めいつも持ち歩いては時折触っている。
拾ったウスイロのケムリクサは、ミドリを育てる事が好きなりつの共感を得て、水を分け与えて大切に育てられてわかばの食料となっている。
お互いと好きな事を大事にして支え合っている姉妹の事はケムリクサ以上に輝いて見えており、何とか力になろうと思っている。姉妹の事は御姉妹やりんさん達と呼ぶなどりんを気に掛けている様子が目立ち、ミドリの根をずっと持っていた理由もりんが巻いてくれたからと言う物だった。
ヌシとの戦いの際には観察力を発揮しながらも、移動中にケムリクサに夢中になる余り壁を見逃してショックを受けたり、ケムリクサを拾っていて迷子になるなどアホの子な一面も持ち、りなからはケムリクサアホと言われる事も。
それでいて口出しするべきではない話題には追求しないなど思慮深さも見せる。
普段は臆病な面が強く出ているが、りなよを助ける為に赤霧に飛び込んだのを始め姉妹の為に自らの身を犠牲にしようとする献身的な行動力を見せ、りんの心を動かしていく。思いやりのある人柄だが、自分の身よりもりん達の事を優先しがちでやや危うさも感じさせる。
わかばを助けようとする白い虫、シロと出会って以降は付いて来て手助けをしてくれるシロをかわいがっている。
旅路
島に生えている物を拾い持ち歩いていたケムリクサを偶然発光させて以降、ケムリクサの使い方を探り始める。りくの教えを経て操作が出来るようになり、ダイダイに記された記述を読む、アオで防御をするなど行動の幅が大きく広がった。
姉妹の様子にも目を向けており、当初はさっぱりでからかわれていたりなちゃんズの識別まで可能になりりな達を驚かせた。
シロに案内され出会ったシロの仲間達に"センチョウ"をして欲しいと頼まれ協力を得るも、これが彼らの残された最後の命を尽くした献身であった事を知り、好きを全うして散る彼らを前にしてりん達が経験して来た失う気持ちを直接知り涙を流す。
その様子を見て「私達が死んでも泣くのか」と尋ねるりんに対して「当たり前でしょそんなの!」と声を大にして訴え、絶対そんな事にはさせないと決意を新たにした。
姉妹には甘いりんからの扱いの差に疎外感を覚える事もあったわかばだったが、この時初めてりんは"わかばを含めて"もう誰も死なせたくないと言う決心をする。
りんの持つ記憶の葉に重要な情報がある可能性に行き着くも、りんに拒まれて開く事は出来なかった。赤い木との決戦を前に説得に成功するが赤い木に見つかってしまい、記憶を見ていて身動きの取れないりんを庇って襲われてしまう。一度はミドリで凌ぐも戦いは厳しく、頼みの綱であったケムリクサの操作も赤い木に拒絶される。そして傷を負う中でりんだけでも逃がそうと壁を作り、自らを犠牲にしようとするが、りんの好きの為の姉妹の献身により命を救われ、りんの好きを告げられた。
特徴
何らかの感覚や身体能力に特化し他の能力が鈍い姉妹に対して一般的な五感を備えているようだ。
りくと同じように熱で赤虫の居場所を感知するなど、その感覚は一般的な人間と比べ鋭い様子。
一度に大量の水を飲む姉妹と比べ飲む量も普通で、通常の人間に近い存在に見受けられるが、りょうにも頑丈そうと評されるなど姉妹にこそ劣るが身体能力の高さが垣間見え、ただの人間かと言うと怪しい所。
わかばはウスイロのケムリクサを食べる事が出来るのに対し、姉妹がミドリ以外のケムリクサを食べると混ざってしまうらしい。
シロは「カンリ イロ ケンシュツ」と表示して以降わかばを追い始めており、わかばには可能な壁の操作もりくには出来なかったなど、何らかの立場を持って生まれた存在であるようにも見える。
りょうはわかばの匂いから姉妹とちょっと違う、ケムリクサの匂いはするけど色違い?との見解を示し、りょくが見た所ではちょっと作りが違うけどただの人型、との事。
愛称
自主制作アニメ版にて鳴の発した「わかばんげん」(わかば+人間)が愛称として用いられる事も。
テレビアニメ版第1話が公開されると、自らの死が迫っている状況でも未知への興味や相手への心遣いが顔を出し、「良い塩梅ですね!」と自らの命を擲つ様な行動を見せた事から「命捨て太郎」と言うネタが広まった。同様の意味合いとして「壊れ菩薩」とも。
その後、「良い塩梅ですね!」の台詞の印象と使い勝手の良さから「塩梅マン」と言う愛称も生まれた。
「〇〇太郎」と言う呼び方は太郎(ライトノベル用語)が元で、謎の世界に突如一人の男性が現れたと言う状況を異世界転生の導入になぞらえた物。由来としては以下の流れとなる。
219 風の谷の名無しさん@実況は実況板で (スフッ Sdff-Ozk/ [49.104.27.36]) sage 2019/01/11(金) 17:41:31.99 ID:nNUHVeeUd
>>215
だが純粋に血らしいものを流したのは今のところイキリ草太郎だけだよな?
赤虫は色違いの葉を散らしてるだけのようにも見えるし、そこから姉妹達の非人間説が浮上しているわけだし
224 風の谷の名無しさん@実況は実況板で (ワッチョイ 674e-IZH+ [220.104.174.249]) sage 2019/01/11(金) 17:44:40.55 ID:QXg9qOv+0
イキリ草太郎ってなんや
228 風の谷の名無しさん@実況は実況板で (スッップ Sdff-26/K [49.98.147.54]) sage 2019/01/11(金) 17:46:46.24 ID:ZrQN29SBd
イキリ草太郎を定着させるのは無理がある
231 風の谷の名無しさん@実況は実況板で (ワッチョイ e7d0-kZrb [182.165.93.133]) sage 2019/01/11(金) 17:48:54.71 ID:Qo7aeibm0
イキリ草太郎わりと好き
238 風の谷の名無しさん@実況は実況板で (スフッ Sdff-Ozk/ [49.104.27.36]) sage 2019/01/11(金) 17:50:04.32 ID:nNUHVeeUd
イキリ草太郎は語呂がいいから時々使わせて欲しい…
234 風の谷の名無しさん@実況は実況板で (スプッッ Sd7f-Azf0 [1.75.209.141]) sage 2019/01/11(金) 17:49:05.16 ID:XVOvvQuMd
わかばんげんにイキり要素ないからなあ
なんかこう狂人感はあるけど
266 風の谷の名無しさん@実況は実況板で (ワッチョイ 6716-NsAs [60.100.4.204]) sage 2019/01/11(金) 17:58:31.68 ID:q19SUQMB0
>>234
命捨て太郎の方がしっくりくる
自らの命への執着が薄いようにさえ見える言動は考察の材料の一つとして注目された。その後は命を顧みて恐怖を感じている様子も多く見られ、死にたくなったかと尋ねるりんに対して「めっさ生きたいです!生きるの大好き!」とまで答えながらも、りん達の為に幾度と危険に身を投じていた。
警 |
ここから先、ネタバレ成分を多く含んでいます。 その辺気にするヤツはとにかく逃げるんだナ! |
上記の行動の真実(わかばメモネタバレ注意)
わかばの各話での心境を綴る外伝『わかばメモ』において、彼の内心が詳しく描かれている。1話で大型アカムシと遭遇した際、戦闘能力の無いわかばはすぐに殺されると思っていた。その際りなよがアカムシに食べられた際、りんの顔を見て涙を流している事に気づく。
そして『どうせここで死ぬなら、自分が犠牲になって救えれば』と心に決め、赤霧に飛び込んだ。すなわち、自ら命を捨てようとしていたのでは無く、最初から死を覚悟していたのである。彼の自己犠牲精神の強さが分かる為、一度読んでみるといいだろう。
正体
自主制作アニメ版
具体的な正体は明かされていないが、全話フル版のエンディングにてケムリクサの樹に実って生まれ落ちるような描写がされており、関係が仄めかされている。
また、第一話フル版の冒頭には凛の脳裏に座って端末を操作する人物の姿が浮かぶシーンがあるが、関連性は不明。
テレビアニメ版
姉妹達の旅するこの世界にはかつて、星の文化財の途中経過を転写する仕事の為に地球に訪れていた研究者、「ワカバ」が居た。ワカバはケムリクサの技術によって成り立つ文明のヒトであり、船の中で地球の光景をケムリクサで3Dプリンターの様にプリントし、島を作る傍らでケムリクサの研究をしていた。
従えているヌシっち、ヌシじ、ヌシぞうらヌシ(ムシ)達からはセンチョウと呼ばれている。
地球のヒトとは身体構造が異なり睡眠はあまり必要ないようだがずっと働きっぱなしであり、ミドリを吸って体調を整えるも過労気味な様子だった。
生き物は本来転写されないハズだったが、ある日水の中からりりが現れ一度死んでいたのを助けた。
本当はその星のヒトにバレてはいけないらしいがこれは初めてのケースで、両親を亡くしていたりりもワカバと居る事を選んだ為、ヌシ達に加えりりと共に暮らす事となる。
料理と言ったりりの見せる地球の文化に興味を見せながら、りりの持つ活気に元気付けられていた。
研究者の悪い癖でケムリクサの話に夢中になるあまりりりを怖がらせてしまう事も。
ワカバの助けになろうとして赤い木を作り出してしまったりりをワカバは叱るでもなくこれで挫けてはいけないと励まし、ケムリクサによる移動で避難させる。多分また会える、駄目だったら好きな事をして生きるようにと言い残して。
赤い木が大量の水を手にすれば一巻の終わりだが、先に水を使い切ろうにも赤霧により新規のケムリクサは無効化されてしまう。そこでワカバは自らの身を苗床にしてミドリの大樹を成長させ、倒れたのだった。
その後、りつが見付け育てていたミドリによってか姉妹の前にわかばが出現し、形を変えてワカバとりりは再会を果たす。
と思ってたら、裏姉妹の行き着いた先で何とワカバ本人が姿を現す。この四人はまた何かを目指して歩み始めたようだ。
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