マーゲイ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場する、アニマルガール及びフレンズ(動物が女の子になった擬人化キャラクター)である。
概要
「なんで樹の上に引きこもってるかですって?バッカじゃない?樹の上のほうが落ち着くから好きなだけよ。ガールズラブ?確かに可愛い女の子は好きだけど、そういうのじゃないわ。ほんとよ!」
けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用
中南米に生息しジャングルの樹の上で生息する野生ネコ・マーゲイのフレンズ。メガネっ子属性フレンズの1人。
元ネタは獲物とする動物の声真似で標的を誘きよせるという特技(音声学習が出来る動物はかなり限られる、マーゲイはそのうちの1種)を持ち、フレンズ化した後も物まね芸人も顔負けな録音レベルの声真似が出来る。ゲームでの初対面時はプレイヤーから声優志望と思われていた。樹上生活中心な動物からフレンズ化したので樹の上に居る時が一番落ち着くらしい。
外見
袖なしシャツに蝶ネクタイ装備・ヒョウ柄(正しくはヒョウ柄ではない)スカート・アームカバー・ニーソックスというコーデ。同じネコ科動物のフレンズと似た形状のコスチュームを着ており、特にサーバル・ジャガー・オセロットとはヒョウ柄模様付きなど共通点が多い(ジャガー・オセロットとは生息圏が重なっている)。髪型は薄い金髪のショートヘア。前髪の模様は実際のマーゲイの額模様を再現したもの。
黒縁眼鏡はマーゲイのチャームポイントの1つである真ん円な目を表現したものと思われる。瞳の色は緑。
ゲームでの扱い
パッション属性(赤)のレアリティレベル2のフレンズとして登場。コストは250・攻撃タイプは近距離・サイズはM。ネコ科の小中型肉食哺乳類が所属するグループ「にゃんにゃんファミリー」に加入している。固有スキル「挑発的クールアシスト」は15秒の間自身の攻撃スピードが20%アップさせる効果。素早く動く事で仲間をアシストするのだろう。
年頃の若い女の子な喋り方をする。強気でツンツンした態度を取り、相手の発言にいちいち食って掛かったり、慌てて訂正したりする。この態度を指して可愛くないと言われ怒る事も。しおらしい態度は彼女らしくないらしい。どんな動物もフレンズ化したらみんな女の子になるジャパリパーク故か、可愛い女の子が大好き。ただし本人曰く、ガールズラブ(GL)とかでは無いとのこと。
メインストーリーでは第7章にて登場。ゴコクチホーにて開催されるゲージツ祭で自主製作映画を撮ろうとしていたが、新種の黒いセルリアンに襲われ台本を奪われてしまった。更にセルリアンに輝き=創作力を奪われてしまったため、自分で書いた台本の内容が思い出せない・アイデアが全く浮かばない・意欲も湧かないという一種のスランプ状態に陥っていた。
奪われた台本を取り戻したもののボロボロな状態だった。今から台本を書いてもゲージツ祭には間に合わない・そもそもネタも出ない、と映画製作を諦めようとするマーゲイに対しサーバルは「破れて読めない箇所はアドリブで何とかすればいい」と諦めずに説得。何やかんや言って渋るマーゲイを半ば無理矢理巻き込み映画撮影を開始。ミライさんがパークガイド権限をフル活用してのバックアップや、セーバルとセルリアンも映画撮影に参加したりと、トラブル続出の中でマーゲイも次第に捜索への熱意を取り戻していく。
映画撮影はセルリアンの女王の介入によりセーバルが行方不明になってしまい、ラストシーンが収録出来なくなってしまったため、結局自主製作映画は完成しなかった。しかし、マーゲイは満足しており、責任を持って必ず映画を完成させる・最高の作品にする、とサーバル達と固く誓い合うのだった。
漫画での登場
リカオンとともに、「じゃぱりケーキ」というケーキ屋の店員(?)として登場する。
そのケーキ屋では「恋人同伴来店での来店でクリスマスケーキプレゼント」という企画を行っていたのだが、食い意地が張ったキタキツネは、ケーキが欲しいあまりに菜々(この漫画の主人公)と恋人同士だということにして2人でケーキ屋を訪れた。
そんな菜々とキタキツネを見てマーゲイは「ナイスカップル」と感じて頬をポッと染めたり、さらに、風邪を引いてしまい発熱して倒れてしまった菜々に添い寝するキタキツネを見て「ガールズベストカップル…ッ」とドキドキしたりしていた。
菜々が回復した後は、約束通り2人にケーキをプレゼント。2人が帰った後、「創作意欲に火が付いた 今後が楽しみだ」と言いつつ、キラーンとメガネを怪しく光らせている。
アニメでの活躍
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ネコ目 ネコ科 オセロット属 マーゲイ Margay |
第8話「ぺぱぷらいぶ」で登場。復活したアイドルグループ「PPP(PENGUINS Performance Project.)通称ペパプ」の追っかけファンをしているアイドルオタクな娘。コンサート会場近くにある樹の上で、3代目PPP立ち上げのお披露目&ライブ告知イベントを見ようとしていた所をサーバルちゃんとかばんちゃんと遭遇した。樹の上で出会うというシチュエーションは動物のマーゲイの「ほぼ常に樹上で生活する」という習性を元にしたものか。
好きな事の話になると饒舌になるなどオタクチックだが、フレンズさを持った喋り方をする。彼女が秘めるPPP愛は本物。現在の3代目PPPだけでなく、初代・2代目PPPの事もとしょかんで調べるなどして豊富な知識を有している生粋のオタ。3代目PPPの事も熟知しており、各メンバーのキャラ性・長所を把握している。
サーバルちゃんらが持っていた、第7話「じゃぱりとしょかん」にてコノハ博士らからもらったPPP復活祭VIP待遇チケットを一目見て「な!?そ、それは……!ライブ・握手・練習見学付きの、PPPプラチナチケット~~!」と看破し大興奮。その後、サーバルちゃんたちとともに、PPPの練習部屋にお邪魔した。その際、間近でPPPを目にした際には嬉しさのあまり鼻血を垂らして倒れている。興奮すると奇声レベルの叫び声を上げる。
上記概要にもある声真似についても作中で披露。精度は高クオリティなモノで、物真似された本人も認めたり、間近で聴いていたかばんちゃんが「どっちが話してるかわからなかったです」と驚いたりしている。
さらにはライブのトークで観客を騙せるほどのレベルに達しており、ライブ直前に逃げ出してしまったロイヤルペンギンが戻ってくるまでの場繋ぎとして声真似でサポート。ライブを成功に導いた。ライブ後、この功績とPPPへの熱意・愛・知識を買われてスカウトされ、PPP専属マネージャーへと抜擢された。
この第8話の中では「べりーずどうぶつえん しゃろんおねえさん(べりーず)」によるマーゲイの解説も挿入された。マーゲイの習性についてなどに加え、「来園者にはいつも好意的にお出迎えをし、来園者は常にマーゲイの美しさに感嘆するのです」とマーゲイを賞賛するお話もしてくれた。そのバックにはフレンズとしてのマーゲイも映っているが、本編中のオタクな姿と違って、大人しく座ったちょっとおしとやかな姿である。
第12話「ゆうえんち」ではコノハ博士とミミちゃん助手に率いられたフレンズ軍団の一員として登場。PPPメンバーや駆け付けたフレンズ達と共に巨大セルリアン(黒)に取り込まれたかばんちゃんを助け出すために立ち向かった。得意の声真似でセルリアンの咆哮を真似、巨大セルリアン(黒)の動きを誘導しフェネック達が掘った落とし穴にハメる事に成功した。
戦闘後のセルリアン撃退&かばんちゃんが何のフレンズか判明記念パーティーにも参加。PPPのマネージャーとしてトキ&ショウジョウトキとのコラボレーションライブを実現させ、その舞台を幸せそうな顔で見学していた。新天地へ向かうかばんちゃんの旅立ちも見送っている。
けものフレンズ2での活躍
第8話「しんきょくらいぶ」にて登場。PPPのマネージャーとして新曲披露ライブを盛り上げるべく演劇を企画しており、参加者を公募で集めて決めるべくPPPを審査員にして審査会を開催、そこへコノハちゃん博士の紹介で訪ねてきたサーバル・カラカル・キュルルちゃんと遭遇した。マネージャー就任の切っ掛けを作ってくれたサーバルの事を覚えていたようで、再開時には思わず驚いている(サーバルの方はやはり覚えていなかった)。
演劇の方は結局サーバル達が参加する事になり早速練習を始めるが上手くいかず、新曲の練習で手一杯だったPPPの面々からは演劇をやる事自体に疑問視されてしまう。さらにライブ当日にキュルルちゃんを追って来たオオセンザンコウ・オオアルマジロの2人が楽屋に押し掛けてPPPと押し問答を始めてしまい、ライブ公演が遅れてしまうハプニングが発生、観客から公演を急かされる事態になってしまう。
困り果てたマーゲイを助けるべくサーバル・カラカル・キュルルちゃんの3人で間を持たせるべく急遽演劇を始め、本物のセルリアンも巻き込んだリアリティある演劇で観客を釘付けにし、見事新曲ライブ披露まで間を持たせた。
演劇の甲斐もありライブは大成功で終わり、PPPメンバーも改めてマーゲイの手腕を評価したのだった。
マネージャーとして奔走し経験を積んだからか落ち着いた雰囲気で、第1期で話題となったぶっ飛んだテンションや奇声や危ない息遣いなどドルオタな面は鳴りを潜め、マネージャーとしてPPPを大成させたいという責任感や1ファンとしての熱い思い・ピュアな気持ちを秘めた性格になった。
なお、PPPへの想いを語る回想シーンでは相当美化しており、思いっきり綺麗な思い出に改編している。
ぱびりおんでは
リリース初期から登場。けもトークアイコンの背景色は緑。一人称は「わたし」、他のフレンズのことは「あなた」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
アニメ版同様にPPPのマネージャーとして活動し、PPPメンバーの事を「さん」付けで呼んでいる他、ジャイアントペンギンのことをジャイアント先輩呼び[1]している。アニメ版における唯一の流血沙汰だとされている鼻血だが、ぱびりおんにおいてもご丁寧にけもトークアイコンには鼻血を流す専用差分が用意されており、激しく興奮したり妄想したりする度に鼻血を流している。
マネージャーとしてステージのネタ探しや宣伝などを行う傍ら、バックダンサーやレッスンパートナーなどの勧誘も行うなどPPPの発展に余念が無い。他にも新ユニットを計画したりと原石の発掘も行っている。ちなみにマネージャーをやってはいるものの「初心を忘れないためにファンであり続けようと思って。」という熱心なファンの一人でもあり「フルルは実は穴掘りが上手い。」などPPPメンバーの事にも詳しい様子がある。
バックコーラスとしてトキ達を誘った際にはトキから「前にちょっとだけ歌ったことがあったわね。とてもよかったわ。むふ。」と言われている。いつのことかは明言されていないモノの、アニメ12話のコラボの事を指している可能性はある。またトキの歌に対しては「こ、このなぜか引き寄せられる歌声は……。」「うまいへたを越えた何かがぁぁー!」「とにかくなぜか心に刺さるトキの歌」など興奮気味に語っている。
オセロットとは元が同じ属に属する動物同士ということでなんとなく似ているようで、オセロットがマーゲイと間違えられることがあるらしいが、本人は「誰かがマーゲイちゃんとオセロット、似てるって言ってたけど……。全然違うと思う。」と困惑気味である。
珍しい行動は「応援する(木のタワー)」
マーゲイのあーかいぶでの制作物は「蓄音機」になっており、珍しい行動をするあそびどうぐとは別物になっている。なお「木のタワー」はカラカルのあーかいぶでの制作物となっている。
楽曲・歌(キャラソン)
完全な一覧はけものフレンズの楽曲一覧を参照。
曲名/参加アーティスト(歌)/収録アルバム・シングル・CD ※備考
PPPとだけ参加した歌
- THE WANTED CRIMINAL/マーゲイ with PPP/Japari Café2
- ようこそジャパリパークへ(PPP with マーゲイ)/PPP with マーゲイ/ペパプ・イン・ザ・スカイ!、ようこそジャパリパークへ ~こんぷりーとべすと~
- 大空ドリーマー/PPP/ペパプ・イン・ザ・スカイ! ※マーゲイのセリフがあるバージョン(ようこそジャパリパークへやJapari Caféに収録された「大空ドリーマー」にはマーゲイのセリフがない)。
他のキャラと参加した歌や楽曲以外のトラック
- オリジナルドラマ「じゃぱりまんがり」/けものフレンズ/Japari Café ※詳細は「けものフレンズ 12.4話「じゃぱりまんがり」」の記事を参照。
- ドレミファロンド(フレンズ ver.)/どうぶつビスケッツ+かばん×PPP/Japari Café2 ※カバー曲・替え歌
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関連項目
脚注
- *ジャイアントペンギンさん呼びをしている場合もある。
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