すきだよ しぬほど
ジゼル・ジュエルとは、漫画『BLEACH』の登場人物である。
概要
見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)の精鋭部隊である星十字騎士団(シュテルンリッター)のメンバーで「Z」の聖文字(シュリフト)の持ち主。身長は160cmで誕生日は12月24日。
女性メンバーで構成された「バンビーズ(バンビエッタ・バスターバインが勝手に命名)」の一員で、仲間からは「ジジ」の愛称で呼ばれている。青みがかった黒髪の滅却師でアホ毛が特徴。こらそこ、ゴキブリみたいだとか言わない。普段は天然ぶりっ子を装っているが、計算高く嗜虐的な性格をしており、興奮すると涎を垂らす変態でもある。
一見女性らしい振る舞いをしているが彼はれっきとした男性である。女性滅却師チームのメンバーとして行動しているが男性である。大事な事なので二回言いました。しかし、本人は女の子として見てもらいたいらしく、綾瀬川弓親から男性である事を指摘された挙げ句「精液臭いよキミ」やら「勃起したの間違いだろ 変態野郎……」等と罵られた際には、ブチ切れて敵意を剝き出しにした。また、オカマと思われる事も嫌いなようで、シャルロッテ・クールホーンから「あたしと良く似てるんですもの…」と言われた際には、「どこが!?」とマジ切れしていた。
神聖弓(ハイリッヒ・ボーゲン)は骨の形状をしており、神聖滅矢(ハイリッヒ・プファイル)はデフォルメされた髑髏の形状をしている。
尸魂界(ソウル・ソサエティ)への第一次侵攻には参加せず、リルトット・ランパード、ミニーニャ・マカロン、キャンディス・キャットニップと共にバンビの趣味に文句を言いに現れるのが初登場。第二次侵攻ではバズビーや蒼都との戦いで力尽きた日番谷冬獅郎と松本乱菊を回収した後、狛村左陣に敗れ瀕死となったバンビにトドメを刺し、彼女をゾンビエッタに変えた。
その後、グレミィ・トゥミューとの交戦で瀕死になった更木剣八を他のバンビーズと共に急襲。十一番隊隊士達を虐殺し、ゾンビ化させた。剣八にトドメを刺そうとするが、今度は霊王宮から剣八の援護にやって来た一護、更には一護の援護に駆け付けた隊長格達と交戦。自身は斑目一角及び弓親と対峙し、当初は弱者の振る舞いを見せていたが、弓親に性別を看破された事で激昂しバンビを召喚。2人を圧倒するも、今度は涅マユリ率いる改造破面軍団にバンビや一般隊士達を倒されてしまい、新手としてゾンビ化した日番谷、乱菊、六車拳西、ローズ達を差し向けるが、マユリが新薬で彼等の支配権を奪った事で形勢は逆転。ゾンビ化した隊長や副隊長達を奪い返され、その一部始終をマユリが講釈し終えた直後に拳西の刀に胸を貫かれて敗北した。
その後はバンビの肉片を喰らって回復しリルトットと合流するが、ユーハバッハの「聖別(アウスヴェーレン)」の標的となってしまう。リルトットに庇われ何とか生き延びるも、これにより完聖体の力が使えなくなってしまった。この裏切りが切っ掛けでリルトットやバズビーと共にユーハバッハに反旗を翻し、霊王宮への門を作る為に死神達に協力する。自身は見えざる帝国が通って来た太陽の門から真世界城(ヴァールヴェルト)への侵入を果たし、リルトットと共にユーハバッハと対峙するが力及ばず敗北した(アニメではバンビに加えてミニーニャとキャンディスもゾンビ化させており、ゾンビーズバンビーズ全員で霊王の力の奔流に支配された聖兵(ゾルダート)やユーハバッハと交戦している)。
小説『Can't Fear Your Own World』では、ユーグラム・ハッシュヴァルトの側近に救われ生還していた事が判明。十二番隊に捕らわれたキャンディスとミニーニャを奪還すべくリルトットやバンビと共に虚圏(ウェコムンド)を襲撃していたが、成り行きで再び死神達と共闘する事になる。
聖文字【Z】
The Zombie(ザ・ゾンビ)。死者。自分の血液を浴びた者を死体に変えて操る事が出来る。一度完全に殺してからゾンビ化させるパターンと生きている者を強制的にゾンビ化させるパターンの2種類が存在し、前者は生前に比べて能力が弱体化するものの、ジジの好きな性格に調教する事が出来てゾンビ化した本人にも意思がある。後者は細胞が新鮮なので生前と全く同じ能力を使う事が出来るが本人に意思はなく、完全な操り人形と化す。
必要な血液の量はゾンビ化させる対象の霊圧によって異なり、霊圧が低い場合は簡単にゾンビ化出来るが、霊圧が高い場合は心臓で血液を増量させた上で全身に行き渡らせる必要がある為、肌の色が赤黒く変色する。
更に、ジジ自身もゾンビの如く高い不死性を持っており、体を切り裂かれても平然としていられたり、ゾンビ化した死体の肉片を使って怪我の治療を行ったり、他人の腕をこれまたゾンビ化した他人の肉片で復元出来たりと、非常に応用が利く。ただし、体内の血液が不足すると活動に支障が出るようで、その際は自らの血を分け与えたゾンビを捕食する事で血を補充する。
強力な能力だがデメリットも存在し、能力の性質の都合上、神聖弓を持ち出さなければ具体的な破壊力を伴う攻撃を行えないため、純粋な戦闘能力の面では他のバンビーズメンバーに一歩譲る面がある。また、血液を使う性質上、過度の行使は当然ながら自身の体力を削ることになる上、血液の組成を変えられるとゾンビの主導権を握られてしまう。死神に対してはどちらの能力も使用出来るが、滅却師をゾンビ化させる場合は一度殺す必要がある為、前者の能力しか使用出来ない。更に滅却師の天敵である虚に対しては効果が薄く、使っても短時間で効果が消えてしまう事が小説『Can't Fear Your Own World』で判明した。
滅却師完聖体【神の死(アザルビオラ)】
名称はアニメ版で判明。頭上に光輪(ハイリゲンシャイン)が出現し、背中から骨のような翼が生える。アニメでは「聖隷(スクラヴェライ)」を発動する事によって、胸元にデフォルメされた髑髏の装飾が、尻に骨を模した尻尾が追加された。
死者の能力が更に強化されるのに加え、骨を活かした技が解禁され、ジジ自身も神聖弓以外である程度自力で戦える手段を得ることができる。更に、BLEACHの原画展『BLEACH EX. FINAL』では、完聖体時に使用する技は血液を用いずとも、噛み付くだけで対象をゾンビ化させられる事が判明した。ただし、どこまで行っても彼女の本領は支配下に置いたゾンビたちを指揮しながら戦わせる集団戦・物量戦や仲間の支援である上に負担も大きいようで、「疲れるから」という理由でジジ本人は余り完聖体を使いたがらない。
原作での光輪と翼のカラーリングは、他の騎士団メンバーも含め水色で統一されているが、アニメでは藍色となっている。
ダンシング・デッド・ボーイズ・クラブ
ジジが身体を振ると、翼から無数の骨が零れ落ち、それが組み合わさって複数体のデフォルメされた骸骨の人形が出来上がる。人形はジジの意思によって操る事が出来、壊されても骨だけの状態となって相手を拘束出来る。
マンチー・マンチー・ベイビーズ
デフォルメされた霊子の髑髏の顔を掌に出現させ、それを突き立てて突進する技。一護に対して使用したが、命中する前にリルトットの技「ゴールデンクランチ」に巻き込まれそうになった事で不発に終わり、当の一護にはゴールデンクランチを脱出され、代わりに自分が技の餌食となってしまった。
語録
- 助けてあげる ボクたちバンビちゃんがいないと淋しいもん ね────ッ
- ボクの血を浴びるとね ボクの言うことしか聞けない 死体になっちゃうんだよね────ッ
- こんな丸腰の女の子斬るとかさ!ダサくない!?そういうのってできないもんじゃないの?男がすたる!みたいな?だっさ!
- またせてゴメンねバンビちゃん!さッ!こいつら粉々にブッ殺そっか!
- ボク 濡れちゃったなぁ……っ
- まぶしい理由の方は訊いてないんですけど?
- ごほうびは 全部終わってからでしょ───ッ
- ボク Sじゃないからそんなの問われても困るんですけど
- 何 言ってんのッ あんたは もうッ 死んでん だって 何回 言ったら わかん のッ 黙って ボクに 血を返してろよッ
- かわいいよバンビちゃん かわいいっ 死んでるトコかわいいよ~
関連動画
関連静画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- アスキン・ナックルヴァール
- 石田雨竜
- エス・ノト
- キャンディス・キャットニップ
- キルゲ・オピー
- グレミィ・トゥミュー
- バズビー
- ジェラルド・ヴァルキリー
- 蒼都(BLEACH)
- ナナナ・ナジャークープ
- バンビエッタ・バスターバイン
- BG9
- ペペ・ワキャブラーダ
- ペルニダ・パルンカジャス
- マスク・ド・マスキュリン
- ミニーニャ・マカロン
- ユーグラム・ハッシュヴァルト
- ユーハバッハ
- リジェ・バロ
- リルトット・ランパード
- ロバート・アキュトロン
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