デュエル・マスターズとは、1999年5月号から2011年3月号まで月刊コロコロコミックで連載されていた漫画およびそれを原作としたテレビアニメである。作者は松本しげのぶ。
概要
当初はマジック:ザ・ギャザリングを題材としていたが、後にデュエル・マスターズを題材とした漫画に移行する。3部作であり、『デュエル・マスターズ』、『デュエル・マスターズFE(ファイティングエッジ)』、『デュエル・マスターズSX(スタークロス)』に分かれている。
現在は主人公である切札勝舞の弟・切札勝太を主人公にした『デュエル・マスターズ ビクトリー』を連載中。
登場人物
主要人物
- 切札勝舞
主人公。これ以上ないほど安直なネーミング。伝説のデュエルマスター切札勝利の息子で、少年漫画の主人公らしい熱い性格。
マジック時代のデッキは赤緑のステロイド+スリヴァーデッキ(当時はテンペストブロックとウルザブロックがスタンダードの時代のためスリヴァーは問題なく使用可能)。デュエルの神殿で挫折を経験した時点で愛用のステロイドを封印、それ以降は赤中心の多様なデッキを操るようになる。
題材がマジックからデュエルマスターズに移行してからは火文明のドラゴン系クリーチャーを主体にした一撃必殺型のデッキを愛用。中でもボルシャック・ドラゴンはデュエルマスターズ初期のカードとして抜群の知名度を誇る。 - 角古れく太
主人公の幼馴染で親友。名前の由来は「カードコレクター」。デュエルの腕自体はそれほどでもないが、カードの知識はかなり豊富で、その知識が勝舞の切り札を生み出すこともしばしば。 - 黄昏ミミ
ヒロイン。白い騎士団四天衆の1人。非常に可愛く振る舞っているがあくまでそれは猫を被っているだけで、本性は平気で毒を吐いたりと意外とキツイ模様。空手20段(のちに40段へ昇格)の実力者。
勝舞とデュエルした時のレギュレーションはハイランダー(基本土地以外は1枚しか入れてはいけない特殊ルール)。フィニッシャーはマスティコアという当時の環境を席巻した強力なアーティファクト・クリーチャー。
余談だが厚さが数メートルもある鋼鉄製の扉に対して「黄昏暗黒拳」をぶっ放し大穴を開ける、小学生の設定に対してやたらと揺れるなどコロコロお約束要素はいろいろ取り揃えている。ある意味電ピカのカスミに連なる系譜といえる。 - 白凰
白い騎士団のリーダーを務める天才デュエリストで、勝舞のライバル。味方になったり敵になったり忙しい人。 - 黒城凶死郎
黒い死神の異名を持つ残虐なデュエリスト。勝舞との対戦で使用したデッキはスーサイド系の黒単。 - ザキラ
不亞一族のボスで、FEの大ボス。冷酷な性格で、デュエル・マスターズで世界を支配しようと企む。趣味は露出。 - アダム
デュエル・マスターズの始祖といわれる少年。長期の冷凍睡眠の間に記憶喪失になってしまった。
その他
- 難波金太郎
白凰率いる白い騎士団の元メンバーだったが、勝舞に負けたことで騎士団を辞めさせられる。その後は勝舞に行動してサポートするように。大阪弁を喋る。 - 三国
白い騎士団四天衆の1人。三国時代の武将のような大男。 異名は「速攻の三国」。勝舞との対戦時のレギュレーションはポータル三国志。文字通り三国志(厳密には三国志演義)をベースにしたエキスパンションでの対戦であった。赤単の速攻型ビートダウンによって勝舞にデッキ構築の重要性を再度叩き込む。 - 邪藩牛次郎
白い騎士団四天衆の1人。どう見ても12歳には見えない12歳。天才的な頭脳を持つが、性格は卑怯で、勝つためなら手段を選ばない。実際、個室に分かれてデッキを構築した際、勝舞の個室に監視カメラを仕掛けてデッキの中身をすべて確認したうえでそれに対しての最適解ともいえるデッキを構築するなど、やり方が非常に汚い。
勝舞との対戦時のレギュレーションはヴァンガード。これはマジック:ザ・ギャザリングのストーリー上に存在するキャラクター(有名どころでいえばウルザやカーン)の能力を再現したカードを使用する特殊ルール。デッキは青メインのドローゴー+パーミッション。この時勝舞が使用したヴァンガードカードはミリー、牛次郎はスリヴァークイーン・ブラッドマザー。
決まり手は(ネタバレ注意)牛次郎残りライフ6点の時点で、勝舞が「ウルザの激怒」を使用。牛次郎は「誤った指図」で対象を変更しようとしたところを勝舞がミリーの能力でマナの色を変更し「対抗呪文」でカウンター。しかし「撃退」をピッチスペルで使用してカウンターを仕返す。この時点で牛次郎の手札がゼロ。さらに勝舞が「蝕み」を撃ってカウンター+3点のライフロストで残り3点。牛次郎は手札がないので何もできず。これにより「蝕み」によって「撃退」が、「対抗呪文」によって「誤った指図」が打ち消され「ウルザの激怒」は牛次郎本体に通り残りライフ0によって牛次郎の敗北。
このシーンはデュエルマスターズがまだマジックを取り上げていた頃における最も燃える展開として名高い。ヴァンガードでカウンター合戦とか熱すぎるだろ常考
ちなみにヴァンガードというルールと中村聡氏のデザインしたカードファイト ヴァンガードとは一切の関連がない。もしかしたら中村氏が名前を気に入って使ったということはあるかもしれない。 - 愛善真
白い騎士団四天衆最後の1人。善良な性格だが、怒ると髪型が変わる。黒城のかませになってしまった可哀そうな人。黒城と対戦した時のレギュレーションは不明。デッキはスペッド・レッドらしい。 - Dr.ルート
医者。トボけた顔をしているが、実は相当なデュエリストである。 - 天地龍牙
FEから登場した自称「ミミのライバル」。今時、語尾は「ぜよ」。
関連動画
関連項目
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