「はぁ…だる…さっさと帰って寝よ…」
メラクとはニンテンドー3DSソフト『蒼き雷霆ガンヴォルト』の登場人物である。
概要なんてサクッと説明するよー こっちはネトゲのフレンド待たせてるんだから
優れた頭脳を持ちながら、働かないことを至上の目的とする極度の面倒くさがりやの少年。その才能や能力を他者から疎まれ不登校児になっていたところを紫電直々にスカウトされ皇神に加わる。ネトゲが趣味であり、皇神が彼の為に開発したMMORPG『セプテンベル・レコード』(通称ベルレコ)で遊ぶ傍ら、そのゲーム内でモルフォの歌を流し第七波動能力者の探索も行っていた。
面倒くさがりやである故に物事が面倒な事態に発展する前に早期に対策を考案し実行するため、紫電からは有能な参謀として気に入られている。海外のテロ組織が攻めて来る情報を防衛省から一早く入手し紫電に伝えたり、MMORPG内で暴走していたエリーゼの捕縛や、シアンの拉致及び軌道衛星への転送など、物語の重要な局面では特に大きな功績を上げている。
何かと性格に難の多い皇神の能力者の中でも、イオタと同様まともな対応をしてくれる数少ない一人であり、いざとなったら人命を顧みず目的を遂行しようとするドラスティックな決断力、なんだかんだ文句を言いつつも皇神のために働いてくれる勤勉さも、紫電からは評価されている。見た目的に変態のオジサンにも大層気に入られている様子。
ハッキング技術にも優れており、電子戦特化の第七波動能力を持つテセオと対決した際も短時間で相手の居場所を逆探知しウイルスを流し込むという神業を見せている。
七宝剣の中では唯一ガンヴォルトの弱点を理解して作戦を立案した人間ということもあり、彼の登場するステージ「第三海底基地」は本作屈指の初見殺しとして名高く、多くのプレイヤーが彼の罠の餌食となり溺死していった。
(モルフォの歌「輪廻」がガンヴォルト水没のテーマと呼ばれる由縁である。)
第七波動“亜空孔(ワームホール)”
空間にひずみを発生させ、離れた場所同士を繋げることができる第七波動。
本来は自身を転移させるための能力であるが、メラクは物資や他者の転移も可能にしているだけでなく、転移精度は落ちるものの亜空孔をトラップのように隠して設置したり、繋げた先の空間をある程度歪ませることができるなど、幅広い用途で能力を行使できる。
使い勝手が良く便利な能力であるが、メラク自身を転移させた際に危険が伴う場所や、彼が知らない場所には転移出来ないという弱点が存在する。
アームド椅子
亜空孔自体は直接的な戦闘力を持たない能力であるためか、メラクには皇神から戦闘用椅子型マシン「アームド椅子」が与えられている。
ミサイルやレーザー等の武装兵器に加え、皇神の独占技術によりエネルギー補給なしで数カ月単位の長時間浮遊を可能としており、椅子としての座り心地も快適と非常にハイスペックな代物。椅子にはメラクの第七波動誘因子が組み込まれており、彼が念じるだけで自分の手足のように動かすことが可能だが、宝剣による変身を行わないと使用できないようにセーフティが掛けられている。
各武装の名称はメラク本人により名付けられている。しかし、本人の性分故か「イスパンチ」「イスミサイル」「イスレーザー(レイジーレーザー)」という具合でかなり適当につけられている様子。
ボスとしての強さ
予備動作が見分け辛い「亜空孔パンチ」「亜空孔ビッグパンチ」や不意に繰り出される「イスパンチ」等は初見で対応し辛いが、攻撃が届く範囲は限られているため慣れれば回避は難しくない。また、メラク自体は画面上でほとんど動かないため攻撃できる隙も多く、「亜空孔イスミサイル」の発動時にロックをかけておけば雷撃鱗で攻防を一手に行えて一石二鳥である。スペシャルスキルの「レイジーレーザー」はメラク本体の間近か最も離れた位置で待ち、必要最低限の横移動で回避していれば直撃することはない。
また、本編も終盤に差し掛かった頃とある場所で彼と再戦することになるのだが、戦う場所に強風のギミックと落ちたら即死する穴が追加されている。穴がある分フィールドが狭いため攻撃を回避し辛くなっているが、メラク自体の強さは以前と同様のため戦い方に変わりはない。テクニックに自信が無い人は最低でも穴には落ちないよう飛翔系の指輪などで対策をしておきたいところ。
メラクEX
『爪』のDLC「EX地下水路」のボスとして登場。
「亜空孔パンチ」「亜空孔ビッグパンチ」の追尾性能が向上している他、スペシャルスキル「レイジーレーザー」の攻撃範囲が広がっているため、前作よりもシビアな戦い方が要求される。
また、メラクに辿り着くまでの地下水路の道中もかなり難易度が高い。前作の第三海底基地程の厄介なトラップはないが、道中には水場が多数ある他、敵がいる水中内を潜って進む箇所もあるためガンヴォルトで攻略する際は一層の注意が必要。
なんでボクがアニメに出るルートに来るかなー
2017年2月に公開されたOVAにもメラクは登場する。
他の七宝剣たちが終盤にシルエットだけの登場に留まる中、唯一声ありで出演し、変身前と変身後の姿もしっかりと描写されている。あろうことか変態のオジサンことロメオに身体を撫で回されるという誰得なシーンが追加されているが、メラク本人は全く気に掛けておらず自然体で通している。
原作とは異なり第三海底基地ではなくシアンを護送する列車上でガンヴォルトと交戦。
ガンヴォルトのまっすぐな言動に辟易し「フリーズしちゃいなよ!」と叫び顔芸を披露激昂。レイジーレーザーでトドメを刺そうとするが、全て躱されてしまい「嘘だろ…!そんなのチートだ…」と驚愕の表情を見せ、ラストは
スパークカリバーでアームド椅子ごと身体を両断され爆発四散する、という原作以上に酷い最期を遂げる。
ちなみに、本人は散り際に「こりゃリスポーン(復活)は無理かなぁ…」と言い遺しているが、この時点ではエリーゼがまだ存命しているため、復活することは可能と推測される。(アニメの続編が出ればの話だが…)
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