ニコニコ大百科

自分のぼんやり考えたことがこんなにハレーションを呼ぶとは申し訳ないな。
いろいろ国内外の感想を検索してみたら、
１）親など家族を亡くした経験のある人
２）子持ちの親（特に幼少期の子育てを既に通り過ぎた人）
にとって感銘度が特に強く、死を題材にした「四月は君の嘘」でも上記の人達が実体験を思い起こし涙する程ではなかったし、一方で「理解不能」を訴える人も少なくないので、こんなアニメはちょっと経験がない、何かがあるのだろうと考えた次第。
原作は確かに「人形のような少女」云々の「描きたい要素」が先立った感が強いが、「アニメ化進行中」の最初のPVと比べても一度決めたキャラデをトレンドと真逆の「非萌え」方向にわざわざ変えるなど、アニメ化にあたり手を掛け何度も推敲したことが窺えたので、単なるガバガバと断じるのは躊躇した。

とはいえ所詮部外者がぼんやり考えたことだし、ここはいろんな見解の人が来るところだから賛否あるのは当然だが、気になるのは「オレがレベル上お前がレベル下」で語ろうとする人。そりゃ「噛み合ってない」状態になる訳だと思う。マウンティングしたいがためにアニメ見るのは詰まらないと思う。

実際のところ今でもそこそこ面白いんだけど
もっと面白くできたり、設定を煮詰められたり、テーマを深める余地を感じるから
きっとそこがむず痒いんだろうね

>>148
横からだけど
物語には作品ごとに気にする・しない整合性の塩梅、所謂リアリティがあって
アンパンマンにはアンパンマンの、XMENにはXMENのそのレベルがある
んで求められるリアリティのレベルの高さで言えばXMENのほうが上になる
片やファンタジー（それも子供向けの）、片や現実世界だしね

ItXjxIAFwmは多分>>140でエヴァガのそのレベルがアンパンマンと同じぐらいだって言ってるように勘違いしたんじゃないかな
近代風の世界観で比較的リアルよりのエヴァガをそういう意味で一緒でされたら確かに「ん？」ってなるし

要はそれぞれが「作品のリアリティの話」と「作品ごとのリアリティをごっちゃにするの？っていう話」をしてるから噛み合ってないんだよ

あと作品のリアリティのレベルの上下の話であって
作品そのもののレベルの上下の話はしてないと思うから
ピリピリしたりマウンティングどうの邪推する必要もないと思うよ

書いてて思ったけど
義手やヴァイオレットの強さの設定とか練りこみが甘いし、愛の描き方が浅いから
俺的には作品としては作りが実際甘いと思うし
それに対するスタッフの狙いや意図を考えるのはいいと思うけど
こことか5chとか見てると前者を「お前の考えが浅い」みたいな言い方するやつがいてそっちのほうがどうかと思うな

念のため言っておくと楽しんでる側としての意見ね

テーマがテーマだから荒れるのこそ一番作品から遠い行為なのは確かですな。

個人的なそもそものきっかけから言うと、歳を重ねて身辺いろいろ出来事あり、今から思えば無邪気だった若いころには面白がっただろう作品もまったく面白いとも思わず、テレビまんがの時代から変わったといっても所詮子ども若者向け、金太郎飴だなと感じていた。
かつて超オタクで週何十本チェックしていた同世代の知人も今は視聴ゼロと言っていたから似た心境なのだろう。
今期も実際何も見ていなかったが、まあちらっと見てみるか程度で見たところ、なんだこの琴線の触れ方は、テレビアニメでこんなことがあるのか、となったのが始まり。

題材もストーリーも特別なものは何もないのに、先に触れたような実体験のある人には、人形的容姿だの義足云々とは無関係に、他のテレビアニメが与える事のできなかったような直撃を与えている事象は現実に起きている。だから、その要因が何か明確に提示できないのなら、少なくとも本作については、アニメオタクによる既存の評価視点にはやはり限界があるのだろうと思ったりもしている。

×義足→○義手

個人的な意見だけど、話数かけてるはずなのにヴァイオレットの成長が急すぎるように見えたので理由を考えてみた。
ヴァイオレットの成長物語としての要素はちゃんと拾ってるし、それぞれのエピソードもツボを抑えてるから出来はいいと思う。ただそれに依頼人のドラマも盛り込んでるから急ぎ足に見えるのかと。
HOLICとか探偵ものとか、依頼人のドラマが中心になるタイプの物語だと、固定キャラはむしろ変化しないでゲストの受け皿になることを求められてる。特に毎回挟まれてる依頼人視点でのドールとしての前口上とか、義手や容姿への反応とかも変わらない側の記号として見える。
でもヴァイオレットの場合は依頼人からも影響を受けて少しずつ変わっているし、先週今週では大泣きするまでになっている。そのせいでヴァイオレットの成長するドラマとしての軸に乗り切れないのが原因かなと思いました。
これからもう一山あったらこんなアホらしいことも考えなくなるのかもしれないけど。

帰りに襲撃されないかすごい不安になる展開だったけどそんなことなくあっさりと帰れてて良かった

>>151で書かれている2つのうちの家族を亡くしたほうの立場なんだけど
もちろん7話や10話は涙止まらなかったしどの回でもいろいろ身につまされてきたんだけど
11話を見て思ったのは、
このアニメの感動の理由は「平時のありふれた死や別離」を淡々と主題にしてくれた部分だったのかな…と

11話は「有事の死」で、もちろん悪い描き方ではなかったけど…
戦争の死はみんな事前に多かれ少なかれ心のどこかで覚悟してるしたいていドラマティックだから
文学でもアニメでも映画でもむかしからよく題材になってる
けれど7話や10話みたいな平時の死はオスカーやアンみたいに身近な家族でもなかなか心構えできないし
その死が世間では「ありふれた事」として扱われることも実際に体験したばかり（まあ当たり前なんだけどさ）
そんなありふれた事をアニメでお話の主題に取り上げてくれることは普通ないからね…

この後、ヴァイオレットと同じように兵器として育てられた少年兵や少女兵が出てきて「お前はこちら側の存在だ」とか「敵対するというなら処分する」とかお決まりな台詞言ってきてバトル展開・・・になったらありがちだけど、
実際ヴァイオレットの他にそういう子供たちはいなかったのかな？まぁあんなのがいっぱいいたら扱いも難しそうだし簡単に国落とせるレベルになっちゃうだろうけど

多分ないだろうね
そもそもヴァイオレットがどっかの島にいたなんかすげー強い奴って感じで
似たような人種を出したら「じゃあそいつらなんなのよ」ってなってそこ掘り下げなきゃいけなくなるし

なんかこの作品について語るとき
「泣けること」と「感動すること」をごっちゃにしてる人多そう

深い考察や指摘は他の人がしているから自分は難しいことを書けないが、どうも気になったのは
「凄まじい戦歴を誇る少女兵が愛を知る話」というテーマを取り扱っている割には
戦争の壮絶さ、それが残した陰鬱さがみたいな影の部分をボカしているというか
人の顔や雰囲気、展開が過去の京アニさんの画風特有のどこか牧歌的な緩さが引っかかった。
もしくは少女兵であるという陰惨な設定が足を引っ張っているというか。
あれ程の技術を持った制作会社さんならもっとダークサイドに振り切って描写しても、
視聴者の気分を暗くさせた後のカタルシスを齎せる対比を魅せられるのじゃないかなとは思った。

でも人間賛歌としての出来栄えは惚れ惚れするものがある、それは間違いないです。

もうほんと。毎度さあ
経験も見たアニメも抜けた髪も売ってまた買い戻した単行本も豊富なオッサンをそうそう泣かせれると思ったら大間違いなんだよ



(;д;)ｵｵﾏﾁｶﾞｲﾅﾝﾀﾞﾖ

画面綺麗なんだが退屈
良い所もあるが全体的にありきたり

決して悪い作品じゃないが魅力もあんまないって感じ

原因は過去にここで諸氏が指摘していたウィークポイントなんだろうが…。
8話9話はヴァイオレットの成り立ちと克己が話の焦点であったから、そう違和感は感じなかったのだが、この作品は戦争とかバトルシーンといった「他のアニメでもやっているオタ受けしそうな要素」を据えると途端に苦しくなる。

終盤そういう展開になったらもしかすると、と内心不安に感じつつも、その辺をうまくかわしつつ、しっかり話を作ってくれるのではと期待していたが…。そんなことはなく愚直に普通にオタ受け的要素を盛り込もうとして、結果、折角積み上げたこれまでの作品の魅力をスポイルしてしまった感じ。

キャラデを年齢高めに振ったり、巫女さん？的少女といういかにもな要素を廃したりと手を入れたのだから、もっと踏み込んで原作のオタ要素は中途半端に残さずばっさり落とし、10話までのように淡々としたオーソドックスなヒューマンドラマとそこで生きるヴァイオレットという話に徹していれば類例なき作品になったのでは、と思うと返す返すも残念。

戦争がオタ要素扱いなのは流石にない

>>167
上手く表現できずちょっと乱暴な表現だったが、マニアックであったり趣味的であったりする一種の「嗜好が絡んできそうな」要素という意味です。テレビアニメの場合は特に。

申し訳ないが「オタ受けしそうな要素」なるご指摘はそもそも「人それぞれの嗜好」が
マニアックでニッチという狭い意味合いなので普遍的な要素という意味では流石におかしい。
だがそれより後述の指摘は>>166に同意するかな。

銃撃戦に見られる重苦しい戦争の回想ではどうにも京アニさん特有の技術が
変に空回りしていると感じて、凄絶な戦場という非日常とヴァイオレットが知らない
日常との対比が失礼を承知で言えばどうも中途半端というか、重要なのは少佐との関係なのだろうけど。
あくまでも個人的な感慨として、彼女(ヴァイオレット)が人の暖かさや情の深さを知って
大粒の涙を流せば流すほど彼女の行き場の無さや人形の様な空虚さが強調されている様にも感じた。
この世界の片隅で、じゃないけどもう少し「戦乱に巻き込まれた少女」の部分が軸になれば
ヴァイオレットを通した戦後の人々以上に彼女の主体性が際立ってスッキリしたかも。

…それでもやっぱ泣く、個々のキャラ別にして大枠としての戦時下と平時における死の対比はお見事。

感動する話はたまにでいいのに
毎回やると陳腐になる

洋画のヒューマンドラマの感覚で見れば認識は多少変わると思いますが、いかんせん萌え等を目当てにしているファンからは受け入れがたい作品かもしれませんね…
アニメのヴァイオレットは人間味が強く感じますね。
原作小説の巨大な戦斧使ってほしかったのですが、リアリティ出すために撤廃したのでしょうか？
もうすぐ最終回ですが、囚人や花婿や半神話は今期では難しそうですね。
外伝ストーリー含めて2期かova辺りになるかな？

ヴァイオレットちゃんの義手は何で出来てるの？
アダマンタイト？オリハルコン？ダマスカス鋼？
12話ラストの弾を弾くシーンちょっと笑ってもうた。
しかしさて、戦争・戦闘描写はくるだろうな、というのはあったけれど、この手の作品でのそういうのってキャラが成長しきってからやるイメージがある。
ヴァイオレットちゃんは「愛している」を知ることができたのだろうか。

>>171
この作品でこんな感じの論調の人よく見るけど
洋画とかアニメとか関係なく一つの作品として見れないんかね

>>172
1話でヴァイオレットが明言してますが「アダマン銀」だそうですよ。

>>174
ああ、そういえば言ってたな。
基本的な知識なのに忘れてた、ありがとう。

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いつもの京アニならBD最終巻に特別編がはいるのでそれの事かと。
（劇場版でまとめてくる作品がないわけではないが。たまこや境界や中二恋とか。

続編やるのが意外だった。
好きで視聴してたけど正直そこまで話題になってるとは思えずいわゆる「隠れた良作」的な感じのものかなと勝手に思ってたんで

結局ヴァイオレットの超人性が謎のままなんだが
少女が一体なぜあんなワンダーウーマンみたいな戦闘能力を・・・
いや設定とか気にしてる人少ないしそういうアニメじゃないって言われればそれまでなんやが

一話完結型なら泣きを狙った話だけじゃなく、もっと色んな話を見てみたいな。
ほっこりしたり、終始コメディなノリだったり、時にシリアスだったり…ヴァイオレットが代筆の旅を通じて色んな人達に出会うっていう形式が好きだったので、話のバリエーション増やしてくれれば延々と見ていたい。
そして夏目友人帳並みに続いてくれｗ