ニコニコ大百科

その「英雄に討たれる怪物」としても極めて中途半端だからなぁ三日月は
そういう路線でいくなら、怪物としての成長も必要だった
元々の三日月のキャラのままではその役割は荷が重い、やるなら怪物として成長しなきゃならなかった

破滅する主人公なら、そうなるためのキャラ付けや土台は必要になる
鉄華団には決定的にそういうのが欠けてた
本気でやるなら、それこそ視聴者の感情移入を容赦なく突き放すくらいしないと

「中途半端である」事が結局は事を成し得ない系アンチヒーローとして重要なポイントよ。
事を成す英雄的キャラほど伸びることはなく、見識が遠く見通せるわけでもなく、その名声が
広範囲に知られるわけでもない。強いて言えば早期にピークになるくらいのキャラ特性はあっても
全体的に英雄となるには「何かが足りない」事が結果的に「英雄に討たれる怪物」にしか
成れなかったわけだし、そういう「成長」はオルガが担当することになるために結果として
「英雄になれなかった怪物」という結末なわけで。

ついでに言えば、「怪物としての成長」はある意味「自滅的なバルバトスとの一体化という
自身の成長とは関係ない要素」があるわけだから意図的にやらなかったと思うよ？じゃなけりゃ
グレイズアイン戦後の肉体の不随もハシュマル戦後あたりに回復する兆しを入れたわけだし。

三日月がアトラとくっついて子供までこさえた事を考えるとそう言う部分で人間らしさを取り戻していくって成長はあったかもしれない
異常な殺戮マシーンな少年兵が人間らしい幸せを手に入れて普通になっていくみたいなのだったら良かったかも

初期でもクーデリアにキスしたくなったからしたりと無感情なマシーンって訳でもなかった

中途半端ってのは鉄華団の存在が世界にどんな悪影響を及ぼすかって描写がだいぶ希薄だったとこにあってだな

なんか悪い大グレン団というか
勝手に鉄華団の旗掲げてギャラルホルンや経済圏に喧嘩売る海賊くずれみたいなのがあっちこっちから出て来て「なんだアイツらあんなの知らねーぞ！？」みたいな事態になったら
ギャラルホルンが鉄華団を敵視するのにも納得がいったんだが

そもそも鉄華団が現れる以前から海賊ほったらかしてるギャラルホルンに鉄華団のせいだとか言われても「じゃあテメエらは鉄華団みたいに海賊討伐してくれるのかよ？」「テメエらが言う資格ねえだろ」としか思えんというか

してたから夜明けの地平線団の時にかち合う結果になってたというか…

アンチヒーローってか単なる逆張りでは？

というかあの世界的に裏航路って基本犯罪者しか通らない道なんで、一般ピープルが海賊被害に遇ったもいっても
「むしろなんでそんなとこ通ったの？」ってなるような話なので…
(アリアドネラインから外れた外縁軌道をグル～っと遠回りする道なんで「ギャラルホルンに見られたくない」か「関税踏み倒したい」か以外で通る合理的な理由がマジでない。)

艦隊作れるレベルの海賊が複数存在する世界。
後ろ盾とか設定してないと、そうした組織を討伐できていないギャラルホルンが超無能になってしまうという。
人一人を食わせるだけでも大量の物資を使うというのに。
逆説的にそれだけ海賊が儲けを出しているという。

刻一刻と公転運動によって相対位置が代わる火星ー地球間での航路というのはいまいち飲み込めない設定。
太陽の位置を把握できればあとは力学的にどれだけのエネルギーを船体に加えれば地球に行けるとかそういう問題ではないのか？

海賊の被害者が裏航路を通った奴しかいないって話あったっけ？
アルトランド一家は表航路じゃなかった？

>>37961
特に本編で明言はされてないというか

明言はされてないからこそ設定上では「ギャラルホルンは公式航路の守りで手一杯で海賊被害が出てるのは基本的に裏航路」って書いてるのに
本編で海賊被害者代表として描かれてる昭弘んとこが説明もされてないのに例外なパターンだってのもヘンな話だろうというか

治安維持など名ばかりで天辺から末端までバレなきゃ何してもいいと考えてる腐り切った組織だし賄賂でも渡せば見逃すでしょ、それどころかクーデリアの件を見る限り金を為なら平気で海賊行為もやりそう

そういうのを防ぐ監査局がいて活動はしていますとはやってたからなぁ
火星支部長はともかくファリド親子はその目を掻い潜って不正してたから全部が全部上手くいってたとは言わないが

>>37964
あくまで腐ってるのは権力が硬質化してる上層部と本部の目の届かないとこで好き勝手してる末端で
中間は割とまとも、ってまぁ他所の作品の大組織と構図はあんま変わらんのよね

というか鉄血の場合はギャラルホルン以外で腐れる程の規模のある組織が精々テイワズぐらいしかいない

>>37962
…なんで「表航路なら海賊の被害者はいないことが確定情報」みたいになってんだ？

>>37966
いやだから

・設定上は主な海賊被害は裏航路で起こっているとされています
・本編でアルトランド家がどこで海賊に襲われたかの具体的な言及は無いし、どっちかという確定的な根拠もありません
・そもそも昭弘自身、それを理由に海賊やギャラルホルンを憎悪してたりするわけでもない以上、表航路か裏航路かにこだわる意味がありません

ときてなお被害を受けたのは表航路だった！！って固執するのは
それはただ単に劇中の登場人物の不平不満や悲劇の類いの全てを何でもかんでもギャラルホルンの責任にしたいってだけなんじゃないのかと

まあ、結局作中のこいつは悪いアイツは弱い
っていう設定に対するなんでなのか？
どうしてそうなるのか？が決定的に不足して
いるのが問題なのよね

そんな中で主人公達は強い正しいとか主張
しても矛盾や設定の破綻を引きずり続けて
次第に突っ込み満載になって最後は物語全体
が滅茶苦茶になるだけ

作り込みが甘いんだよ敵を気持ち良く
倒したいなら気に食わない敵もめんどくさい
世界観も練り込むべきだったし
何より完成された主人公という設定が
設定倒れ過ぎる

大体ギャラルホルンが腐ってる腐ってると言っても、虐げられてる側も大概が愚民過ぎるというか、
公共の教育機関がしっかり存在してて、学校行って学付けて最底辺から抜け出たって人が間近にいたのに
「馬鹿でも出来る仕事しか出来ない人間の扱いは軽い」
って事に気付けない(そのうえで教材買ったり教師を雇う金は無いが武器を買う金はある)ってレベルの馬鹿ばっかりだから割とどうしようもないんだわP.D.

赤字の補填で従業員の賃金に影響出てるって切羽詰まってる企業に
中卒と大卒の賃金を(中卒側を引き上げる形で)一律にしろ
なんて言っても相手されるわけないって！

なんで急に民衆が愚民云々の話になってんだ…
アルトランド一家が襲われた時にアリアドネのコクーン映ってなかったっけ？あれって表航路にあるものじゃないの

>>37970
コクーン自体は厄祭戦当時に使われてそのまま放棄されたものが人類の活動圏のあっちこっちにある
それを運び屋が独自に再起動・リンクさせて航路を構築したのが裏航路

アリアドネラインのコクーンと裏航路のコクーンの見た目が違ったりするような言及や設定は無い

運び屋が放棄状態のコクーン利用してるって何話で語られた情報だっけ

コクーンは特殊なエイハブウェーブを常に出してるから艦船が判断できる
ギャラルホルンはサボってるのかそれが通常任務だからなのかはわからないがアリアドネの外周ルートは監視が薄く海賊や非合法な商船はそこを利用している
100万キロ間隔でコクーンがあってコクーンは隣り合ったコクーンを感知しているからウェーブの範囲はそれなりに広いと思われる
現実世界で計算すると地球火星間は55〜400個前後コクーンがあるはずだが鉄血世界ではどうかわからない
本編の設定だとこの辺りか

感時やPの発言を見る限りぶっちゃけ何も考えてないし設定もはっきり決めてないよ

そもそも宇宙空間で正規の航路、非正規の航路って概念がいまいちピンと来ないというか…
現実の海と違ってどんなルートでも通ろうと思えば通れるじゃん？みたいな感じで

宇宙が実質海みたいな宇宙SF映画（スターウォーズ等）でも航路＝ワープルートだしな
正規＝公的な海図に乗ってる・非正規＝乗ってない道程度の認識なんかな

>>37975
P.D.の場合厄祭戦の残骸の中にあるエイハブ・リアクターが放出してるエイハブ・ウェーブの影響で出来たデブリ帯がそこら中にあるからそう簡単にいかない
(現実の海でいうなら海中サルガッソだらけみたいなもんか？)

イメージ的には表航路が山の真ん中くり抜いて作ったトンネル、裏航路が山中の林をマチェットナイフで伐り開いて作った獣道みたいなもんだと思う

>>37976
表航路はギャラルホルンの管理下にある航路なんで道中ギャラルホルンによる関税の徴収と運搬物等の検閲がある

表航路→法に触れないものしか運べず税金の負担も掛かる(＝運び屋にとって裏航路より実入りが少ない)、航路上でのトラブルや何やらは明確にギャラルホルンの管理責任になるんでギャラルホルンもそうそう手抜き出来ない

裏航路→見付かったら違法だが利益の出るものを運べる(＝元々ギャラルホルンを避ける意図がある)、海賊に出くわしたら全部パー、ここを通ってる時点で大抵が犯罪者なんでギャラルホルンからすれば助け甲斐がない

要するにローリスクローリターンかハイリスクハイリターンかの違い

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