アドレーヌ 単語

180件

アドレーヌ

6.1千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

アドレーヌとは、星のカービィシリーズに登場するキャラクターである。

なお、星のカービィ3に登場するアドについても同時に解説する。

概要

【ドット】製作がカブらないようにするための記事【星のカービィ】#102 ベレー帽トレードマーク少女。絵描きであり、絵の修行をするためにポップスターにやってきた。初出は星のカービィ3で、「アド」という名前で敵に操られたボスとして登場。その後、「アドレーヌ」に名を変え、星のカービィ64カービィ達とともに旅をする仲間として登場している。

 最大の特徴は「絵画実体化力」で、自らの描いた絵を実体化し、本物にして出すことができる。作中ではアイテムや敵キャラ(乗っ取られたとき)を時に書き上げ、出現させている。

 芸術志向の女の子としてはしく、非常に活発的で、悪者(02)を倒すべくカービィの冒険に積極的に加わっている。また、常にカービィに同行しているわけではなく、場所によってアイテムをや謎解きヒントを与えるサポートの役割を果たしている。

 カービィ達とはとてもしく、カービィのことを「カーくん」、デデデ大王のことを「デデのだんな」と呼んでいる。一人称は「64」のムービー名から「あたし」だとされるが、「64」公式サイト内では「わたし」になっている。

名前について

 アド(Ado)については、イラストレーター水森亜土が由来であるという説が有力。

 アドレーヌは、Adeleineというフランス実在する女性名前で、フランス語に基づいて発音すると

 A ア
 de ド・ドゥ(ここでのeは発音しない)
 lei レ
 ne ヌ(ここではeは「ウ」と発音する)

 と、読むことができる。「64」において名前が変わった理由は不明。

余談だが、ジャガーシン刺繍ソフト"カービィファミリー"の公式ページで「お絵かきアデレーヌ」と書かれていたり、2013年8月31日発売のぴこぷり号の連載漫画で「マドレーヌ」と紹介されてたり、よく名前を間違えられやすい。

容姿について

 ほぼ人間であるが、本物の人間であるかどうかは不明。

 等身が低く、十代の少女から幼女に見える。装は、上からベレー帽緑色のスモック、の短いスカートハイソックス色の紐靴を身につけている。スモックには黄色ボタンが飾りとして付いている。また、首元にはスモックの下に着ているワイシャツらしきい襟が確認できる。肌は黄色黒髪で、左右に分けたスタイルである。エンディングイラストでは、更に黄色髪留めをつけている。瞳の色はイラストCG)では灰色ゲーム中ではである。

 ちなみに、黄色ボタンは64の絵コンテラフどでバッテン状の物になっており、企画のうちではまだ丸いボタンではなかったらしい。いつ頃に現在デザインになったかは不明。

アドの容姿

 ※参考:3のドット絵(左)とステージ選択画面のアイコン(右)
 星のカービィ#128アドレーヌ#11

 上半身は、スモックではなく後ろを紐で結ぶスタイルの半袖エプロンをつけている。(なお、ゲーム中では一枚だけスモック姿のイラストがある)また、黄色ボタングラフィックによって2つ付いている。ベレー帽を後ろに被り、ボリュームのあるボサボサの前を七三気味に分けている。また、アホ毛がある。なお、ゲーム中ではグラフィックによって黒髪だったり茶髪だったりするが、公式イラストでは茶髪となっている。

音楽について

 「64」で敵に操られたアドレーヌと戦う際には専用の音楽が使用されている。サントラでは、同じく操られたワドルディデデデ大王との戦闘曲とまとめて「なかまたちとのたたかい」として収録されていたが、任天堂モバイル着メロが配信された際には「アドレーヌ」と曲名が付いている。

アドとアドレーヌの関係

 「星のカービィ プププ大全」によると、両者の関係は「同一人物かどうかは不明」らしい。また、本名がアドレーヌ、称がアドである可性も示唆されている。

漫画からの推察

 「星のカービィ デデデでプププなものがたり」や「3」を題材にした4コマ集においては、アドレーヌの容姿をしたアドが登場していることから、制作サイドでは同一に扱われているという説が有力。アドの容姿がアドレーヌの理由については、4コマ集が作られた際に、任天堂からキャラクターなどの資料が各漫画家に配られたが、その資料が実は「64」に準拠したアドレーヌのものだったからだと思われる。(「64」は、「3」が発売される前から既に開発が始まり、プロット版も作られている*参照exit

 また、「星のカービィ デデデでプププなものがたり」でのアドとアドレーヌ(14巻初期まで)の装は、胸の飾りがボタンではなくバッテン状のものであり、このスタイルは「64」の絵コンテラフ画でしか見られない。そのことから、少なくともひかわ氏は、プロット時の「64」におけるアドレーヌの資料を貰った可性が高い。

公式資料からの推察

 関係者向け資料や雑誌「ロクヨンドリーム」では、アドレーヌの表記が「アド」にされていて、同一人物と見なされていた模様。以下、一部文章の抜

ゲーム中でのアドレーヌ

星のカービィ3

 ダークマターに操られ、レベル4「CLOUDY PARK」のボスとして登場。大きなキャンバスに「星のカービィ2」に登場したボスキャラを一体(または一ペア)ずつ描き、そのボスキャラと戦わされる。描かれるキャラは順番に、アイスドラゴンスイートスタッフMr.シャイン&ブライトクラッコ。最後のクラッコが倒されると、自ら筆を振り回し突撃してくるが、HPステージ中のザコ敵と同様たった1なので、どんな攻撃でも一撃で倒せる。本体の強さはともかく、仲間コピー能力の組み合わせによっては簡単に攻略できるが、仲間コピーも使わない(使えない)場合は一気に難易度が上がるボス

 レベル4のハートスターを全て集めた状態で倒すと、ダークマターによる呪縛が解け、以後は平和そうにゲームボーイケーキを描いている。また、トゥルーエンドエンディングでは、カービィとその仲間ボス達の前でクレヨンを手に取り、彼らの絵を描いていく姿が見られる。ちなみにゼロを倒した時のエンディングぼすぶっちクリアした時のエンディングで絵や細かいところが違っている。

星のカービィ64

 レベル1の2番ステージ終了後に初登場。ダークマター族のダークリムラに再び操られ、「3」の時と同様に戦わされる。描く敵キャラは順番に、ザコ敵の集団、アイスドラゴンリアルダークマター。最後に彼女自身が突撃してくるのも前作同様。倒されるとダークリムラから解放され、以後はカービィの旅の仲間に加わる。翌ステージからは、マキシムトマトなどのアイテムを描いてカービィに与えたり、クリスタルを見つけるための謎解きで絵を描いてヒントを与えたりと、各所で活躍している。

 ストーリー内でのムービーでは、皆のために食べ物を沢山描いたり、汚された故郷を見て落ち込むリボンを励ましたりと「お姉さん」的な役割を持つ一方で、に向かって石を投げるなどっ気のあるところも見せてくれる。

 なお、開発段階では、カービィの代わりに仲間たちがステージ攻略するゲームモードが考えられていた。アドレーヌも例に漏れず、ステージ内でを飛ぶラフ画中を泳ぐスクリーンショットが確認されている。

星のカービィ スターアライズ

 ステージ内に散らばるビースを集めて完成させるイラストの一枚に登場。「64」をモチーフとしたイラストで、カービィデデデワドルディリボン達64メンバーピクニックを満喫している。実に18年ぶりの再登場となった。

さらに、第二弾アップデートドリームフレンズに抜されている。

同じく星のカービィ64にて登場した仲間リボンと共に、「星のカービィ スターアライズ」第二弾アップデートドリームフレンズとして登場。得意の絵描き技が冴えわたる他、描くだけには留まらない芸当も用意されている。リボンに掴まって宙を舞い、リボンクリスタルを発射したりもする。一方で、他のキャラクターおんぶしたり、大砲から発射されて突したり、くちうつしまで行うなど体もる。

キャンバスから出現させるキャラクターの中にはアニメオリジナル魔獣の「オクタコン」が登場するなど、メディアを越えた共演というサプライズも用意されている。

ボス召喚のアイスドラゴンガード時の攻撃判定とモーションキャンセルを利用した特殊テクニックによって火力が高く地上での火力は最高クラス

弱点は耐久力の低さ。さすがにスライディン一発で爆散したりはしないが、HPは全フレンズの中でもダントツの低さとなる、一部ボスの大技では一撃蒸発の可性も…… おまけデデデ大王並の巨体がアダとなり攻撃を食らいやすい。幸い無敵ガードフェアリーダンスのおかけで攻撃をぐのは得意で回復アイテム生成もできるため上手く利用したい。

最後のバルフレイナイト戦ではゼロツー戦・ミラクルマター戦・リップルスターステージセレクトBGMを大胆にアレンジした「おとめたちのやみとのたたかい」が流れる。

各種メディアでのアドレーヌ

漫画においての扱い

アドレーヌ#82 「星のカービィ デデデでプププなものがたり」では、アドレーヌとしては13巻から登場。

 基本的にはツッコミ役で、カービィデデデ大王のはちゃめちゃに振り回されてばかりだが、一度だけリボンと共に、食欲のないカービィ元気づけようと激辛スイーツを作るという大ボケをやったことがある。64の発売から日数がたち、新作が出ていくにつれ、出番がなくなっていった。コロコロコミック時代で最後に確認されたのは25巻のおまけコロコロアニキでの復活後も長らく出番がかったが、2019年号にて13年ぶりに登場。「ラブコメごっこ」と称してしく自身が騒動の中心になった。

 アドとしては12巻にのみ登場。自分がふざけて描いた多種多様なデデデ大王が、絵から飛び出して大騒ぎとなった。この時点からアドレーヌ同様に「カーくん」「デデのだんな」と言った呼称を既に使用している。また、13巻では一コマだけテレビ画面に出演。水戸黄門の裏番組である「アドのおえかき教室」をやっていた。17巻ではカービィがアドレーヌの事を「アド」と呼ぶシーンがある。

 2019年に発売された「星のカービィ デデデでプププなものがたり 傑作ペポポ編」にアド登場回が収録された際には、初登場時の名前表示が「アドレーヌ」に改められており(カービィ達からの呼称は「アド」のまま)、筆者のコメントでも「アドレーヌ初登場回です」と語られていた事から、同漫画では最初から同一人物という扱いだった事が伺える。

 また、この漫画ではアドとして初登場した時点で「人間女の子」とはっきり明記されている。「ペポポ編」で同話の表記がアドレーヌに変更された際もそこは変わらず、少なくともこの漫画においては「アドとアドレーヌは同一人物且つ、人間である」という設定が確定している模様。

ニンテンドードリームにおいての扱い

 ゲーム雑誌「ニンテンドードリーム」において、どういうわけか他には見られない活躍を見せている。

 読者によるイラスト等の投稿コーナーにおいては、ほぼ毎1つはアドレーヌに関する投稿を見ることができる。たまにイラストコーナーセンターを飾ることある。2009年9月号に掲載された"『カービィ64』のアドレーヌのスクール水着姿を見てみたい。"という投稿ファンの間で伝説になっている。

ネット上でのアドレーヌ

 星のカービィ2星のカービィ64までのいわゆる「数字シリーズ」において、リッククーカインと並ぶ代表的キャラとされている。出演二作ボスから大出世し、幅広い人気を得たことから「数字メタナイト」との見方も。

 「星のカービィ」「スマブラX」が作られる度に出演や背景などの登場の願望が強く出される。しかし「64」以降の出演作はなく、スマブラXでもシールでの登場すらかなわない結果となってしまった。「スターアライズ」ではちょい役ながら久々に登場。

 また、カービィキャラにおいてはしい人間女の子ということもあって、重な萌え要素とされており、「64」から10年以上経つ今も男性ファンの根強い人気を誇る。故に女性キャラの宿命とも言うべき年齢制限付きの画像が描かれることも少なくない。

海外においての扱い

 アドとアドレーヌは同一人物か否か、で論争が繰り広げられている。下記リンク参照。

 また、別人説をする人間の中には「アドは男の子である」と唱える者が多く、アドが男の子女の子かという日本ではまずないであろう論争まである。そのため、海外カービィファンサイトなどでアドのことを調べると、「boy」「male」「he」などの単語が散見されることも少なくない。中には、可らしく描かれたアドの姿がハートと一緒に描かれている、エンディング時のスクリーンショット横に掲載している所も…(気付けよ…)。

 なお、日本でもアドを最初見たときは男の子だと思った人間はいるようだが、エンディングイラスト女の子だと気付いている…と思う。

 ちなみにだが、「3」の攻略本5冊の内4冊が、彼女女性だと示す明確な文章を書いている。また「プププ大全」でも、アド・アドレーヌ共に女の子であるとの記述が存在する。しかし、攻略本漫画も出ていない海外においては、彼女の性別を明するのはなかなか困難かもしれない…。
リスサイト漫画の例を出されたら「日本漫画なんか知るか!ここはイギリスだ!」なんてキレてた人もいるし。

参考リンク

Talk:Ado - Kirby Wiki - The Kirby Encyclopediaexit
This question doesn't let me sleep, help!! - Kirby Super Star Ultra Message Board for DS - GameFAQsexit

ニコニコ動画においての扱い

 「3」「64」のプレイ動画またはムービー集にて彼女の活躍を見ることができる。

 それ以外では、MAD二次創作漫画といった手描きによる作品が多数を占める。作品によっては「アドルディ」と間違って呼ばれることもある。他にもMMDなどでアドレーヌ及びアドを再現する動画が存在する。

関連動画

関連静画

関連立体

お絵カキコ

アドレーヌ#1アドレーヌ#6アドレーヌ#7アドレーヌ#8アドレーヌ#18アドレーヌ#23アドレーヌ#25アドレーヌ#29アドレーヌ#62アドレーヌ#77

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/11/09(土) 00:00

ほめられた記事

最終更新:2024/11/09(土) 00:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP