スフィア(スパロボ) 単語


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スフィア

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スフィアとはスーパーロボット大戦Zに登場するキーアイテムで、同シリーズ徴する要素の一つ。

概要

初めて関連用語が出たのはOGsの、シュテルン・ノイレジセイアとギリアム戦闘前会話内でギリアムが言った「太極」というワードが初。そして一年後に発売されたZで本格的にキーアイテムとなる。

序盤はに特殊な機動兵器に搭載されたの動力という形で登場する。
最初は眠ったままであるが作中のイベントを通して中盤辺りに覚醒しそのの力を覚めさせることが多い。スフィア十二星座になぞらえて合計十二個存在しており、覚める条件や特殊力、反作用なども大きく異なっている。
覚醒したスフィアの所持者をスフィアリアクターと呼び、別の人間スフィアリアクタースフィアの搭載された機動兵器ごと殺することによって新たなスフィアリアクターとなることができる。一方、スフィア覚醒していない状態で同様のことを行ってもスフィアは別の宿める為に消えてしまうらしい。

元々スフィアとは「太極」と呼ばれる、惑星エスラテンにおいて次元力を制御するために御使い達によって建造された人造神「至高神ソル」が、自らを破壊した際に12に分裂した心の欠片。そしてその一つ一つがソルの感情をっている。
最終的に一人が覚醒したスフィアを全て集めることにより、太極に成り代わることができる、太極に至るなどと言われていた。
(アサキム・ドーウィンはこのスフィアを巡る争いを聖戦』と呼び、大極に至ることで自らの呪われし宿命から解放されるためにスフィ求めてあらゆる世界を渡り歩いている)

元々一つの並行世界に一つずつしか存在していないらしいので、本来なら戦に参加可なのはアサキムや、別のシリーズで言うならばギリアムイングラム、そしてクォヴレーといった『並行世界を渡り歩け力を有する者』に限られることになる。
しかし、Zシリーズでは時震動によるで多数の世界が繋がった多元世界となっているので、一つの世界スフィアが複数個存在するという状態もあり得るようになった。

覚醒したスフィア機動兵器に多大な強化を与える他、次元力を引き出すことが可になるなど一つだけでも凄まじい力を秘めているが、その反面デメリットも大きく、所持者に常人ならまず耐えることができないような反作用をもたらすことがどである。
つまり単純に考えると、アサキムの言う戦の勝利者になるためには単にスフィアを奪えるだけの力を持っているだけではなく、それ以上に複数のスフィアから与えられるあらゆる反作用に耐えられるだけの精神力も必要になってくるということになる。

……などと予想はされていたが、時獄篇においてスフィア覚醒が更に進行するとサードステージなる形態に移行することが判明。この状態になるとスフィア特有の反作用が消滅し、スフィアアクトと呼ばれるスフィアそれぞれの属性に応じた常的力を引き出すことが可になる。

より正確に言うと反作用はスフィア属性ごとの力がリアクター自身に跳ね返ってきている状態らしく、この状態を乗り越えてスフィアめる在り方に適応しきるのがサードステージの到達と言えるかもしれない。
ただし、裏を返せばそれはリアクターの精神がスフィアめるそれに作り変えられているも同然であり、加えて言えば適応した精神状態が大きく崩れてしまえばまた力を大きく失ってしまうことも示している。
(偽りの覚醒によるハーマル=アイムの変貌、いがみ合う双子の相反する感情バランスの崩壊による力の喪失、傷だらけの獅子の痛みに耐えきれないことによる暴走などがわかりやすい例か)

また、スフィアリアクターそれぞれには御使いから与えられる洗礼名という物が存在しており、「(星座宮ごとの守護天使名)・ザ・○○」という法則で命名される。
(加えて洗礼名の後半部分は各マシン最強武器名前から取られていることが多い)
しかし、これはわばスフィアリアクターも所詮は御使いの管理物でしかないという捉え方もされているので、作中で御使い以外に自ら洗礼名を名乗るのは彼らに心酔しているバルエルくらいであった。

最終的にサイリアル側の8つのスフィアは至高神Z降臨の為の贄として使用され、アドヴェントと共に消失主人公側のスフィアである獅子乙女秤はそのまま現存。双子に関しては不明である。

スフィアとその所持者一覧 ※ネタバレ注意!!

スフィア名、所持者名、搭載されている機動兵器名前の順に記載。

 

傷だらけの獅子 / ランド・トラビス / ガンレオン→ガンレオン・マグナ

モチーフとなっている星座獅子座覚醒条件は「心身問わずしての痛み」 反作用は「体への痛」 洗礼名は「ウェルキエル・ザ・ヒート」 アクトは「痛みに耐える力の伝播」
本来なら記載通りにガンレオンの中に存在していたのだが、ブレーカーの襲撃を受けた際にランド・トラビスパートナーであるメール・ビーターが死亡してしまい、その時に抜け落ちたこのスフィアメール体に宿って彼女蘇生させたという少々特殊な経緯がある。

ランド主人公として進めた場合、スフィア覚醒論むアサキムの策略によってストーリー中盤に覚醒。この際に搭乗機のガンレオンスフィアの力によって覚めるマグナ・モードという形態が追加される。一方でセツコ主人公の場合はスフィア本体を有したメール行方不明のままなため、覚醒は起きていないとされる。
一応のスフィアリアクターランドということになっているが、上述の経緯も含めればパートナーメールと合わせて二人一組であると言ってもいい。
連獄篇以降は覚醒が進んだことにより、常時マグナモード状態のガンレオン・マグナへと変化している。

反作用の痛はランドの強体と精神力があってこそ何とか耐えれているという感じだが、今の所マグナ・モード時にスフィアの力を使用しない場合以外では特にこれといった危険性は見られていなため、相対的に見れば安全なスフィアとされている……と、思われていたのだが後に痛みに耐えられずに悲鳴を上げると次元力を暴走させて局所的な次元震を発生させるというとんでもないペナルティが存在していることが判明。
(メールランドの師であるシエロと生き別れになったり、再世篇次元震が起きたのもこれが原因)
よって、周辺被害の規模を考えるとかなり危険度の高いスフィアとして認識されるようになった。

悲しみの乙女 / セツコ・オハラ / バルゴラ(1号機)→バルゴラ・グローリー→バルゴラ・グローリーS

モチーフとなっている星座乙女座覚醒条件は「絶望に伴う悲しみ」 反作用は「五感の消失」 洗礼名は「ハマリエル・ザ・スター」 アクトは「他者との感覚のリンク
セツコが所属していた部隊グローリースター」の使用している機動兵器バルゴラ一号機の武装であるガナリー・カーバー内に搭載されており、強化形態のバルゴラ・グローリーバルゴラ・グローリーSでも引き続き運用されている。

セツコ主人公として進めた場合、同じくスフィア覚醒を狙うアサキムによって同チームのデンゼルトビーの前で殺される、自身も直接痛めつけられる、トビーに化けたアサキムによって背後から撃たれるといった数々の悲しみを経て覚醒し、同時に武装のガナリー・カーバー生物的なデザインへと変貌するといった力も見せている。逆にランド主人公の場合、セツコは悲しみよりも怒りの感情の方が勝っているように見受けられ、アサキムによるとスフィア覚醒に至らなかったらしい。

反作用の五感消失スフィア覚醒が進行するのと例するようにして強まっていき、最初は味覚を、続いて視覚を失っていた。スフィアアクトのことも考えるとこの感覚消失は「過度の感覚強化の反動」とも見られている。

揺れる天秤 / クロウ・ブルースト / ブラスタ→リ・ブラスタ→リ・ブラスタT

モチーフとなっている星座天秤座覚醒条件は「決して揺れない強い意志」 反作用は「思考の固定化」 洗礼名は「ズリエル・ジ・アンブレイカブル」 アクトは「意志力の伝播」
ブラスタ及びその改修機のリ・ブラスタが搭載していたVXというの物体の正体で、エルガン・ローディックがアクシオン財団へと託し、更にそれがトライア・スコートの手に渡ってブラスタへと組み込まれた。

破界篇の時点ではまだ全な覚醒には至っておらず、ブラスタとその専用随伴兵器であるSPIGOTの動力以上の役割はかったが、再世篇におけるジェラウドの姿に感化されるイベントを経て全に覚醒する。そして後継機のリ・ブラスタにはスフィアの反作用の対策としてC.D.Sという機が追加されることになった。また、後述する尽きぬとは相性が良いらしく、劇中では次元獣化していたエスター・エルハスの救出に成功している。

反作用の思考の固定化だが、文字通り思考が一つのことに対して固定されて他のことをまともに考えられなくなってしまう。反作用による思考固定に負けずに、それでも尚己を貫き本質を見抜く強い意志を保つことでサードステージへと至ることができる。
も、クロウはそれ以上に金に対する執着が凄まじく、前述したC.D.S=コインドロップシステムによって、スフィアの同調率が上昇して危険域になると金の鳴る音が聞こえてそちらに意識を向けるという形で反作用をしていた。
あまりにアッサリというか馬鹿馬鹿しすぎる故に見落とされやすいが、描写を見る限りでは思考が固定化される=自分の意志が及ばないところで反作用が発生してしまうということから飽くまでもクロウが特別なだけで、スフィアの中では危険度は相当高いのではないかという見られ方がされている。

偽りの黒羊 / アイム・ライアード→アサキム・ドーウィン / アリエティス→シュロウガ→シュロウガ・シン

モチーフとなっている星座牡羊座覚醒条件は「己を守るための」 反作用は「意味ある言語を喋れなくなる」 洗礼名は不明だが宮の守護天使名はマルキエル。(アリエティスの武器名から考えるに「マルキエル・ザ・マーシレス」辺りが有力か?) アクトは「界を捻じ曲げる」
第2次スパロボZの敵役であるアイム・ライアードとその搭乗機、アリエティスによって当初から覚醒済みの状態で運用されており、様々な場面で敵対することになる。

スフィアの中でも一際強い意志のようなものを持っているらしく、アイムは半ばスフィアに操られるようにして行動していたと予想されている。アサキムが見せた過去によれば、アイムハーマル・アルゴーという名の科学者だった頃、自身が関わるスフィア実験プロジェクトにおいて思うように成果が挙げられず、虚偽の報告を重ね続けて進退窮まったその時にスフィア覚醒したらしい。
偽りという名前通りにとにかく「」という物に関わりが深く、アイム自身も作中で様々なを言っていたことや、再世篇では偶発的に生じたスフィアアクトにより、何と「己の死すら偽れる」というチート染みた効果まで発揮していた挙げ句、最終戦では「アリエティスは1機だけ」という真実を捻じ曲げて大量の分身を生み出したりもした。しかし、アサキムの持っていた後述の知りたがる山羊によってスフィアの効果を効化されたところでユーサーによって討たれた。
更にそのユーサーがアサキムの手によって倒されたため、後述のと共にアサキムが新たなリアクターとなり、シュロウガ・シンの中枢を成す力の一つとなった。

反作用についてだが、作中描写を見るに感情が高まるとか本当かわからない言葉=意味のない言葉=まともではない言葉しか喋れなくなるということだと思われる。(最終的には文字化けの羅列みたいになっていた)
反作用に負けずにそれでもを吐き続ける姿勢を貫くことで、更なる覚醒に至るとされる。
言語以外の反作用が特に言及されていないので「意味ある言葉を喋れないくらいなら方法はありそうだから、そこまで危険ではないのではないか」という意見もあるが、そもそも偽りのそのものがアイムの例を見るに、所持者というだけで対本質を相当にめているので一概にそうとも言い切れない。

尽きぬ水瓶 / ユーサー・インサラウム→アサキム・ドーウィン / 聖王機ジ・インサー→シュロウガ→シュロウガ・シン

モチーフとなっている星座水瓶座覚醒条件は「他者への深い慈」 反作用は正確には不明。 洗礼名も不明だが、宮の守護天使名はガムエル。(ガムエル・ジ・アークライナスとかだろうか?) アクトも不明。
祖国であるインサラウム再世の為に強い決意を固めたユーサーに呼応するようにして覚めた。アイムく、スフィアの中では最も覚醒を起こしにくいとのこと。

当初はヘタレ全開で他人の意見に流されるままだった搭乗者であるユーサーと共にてんでいいとこしだったのだが、ユーサーの覚醒に連なるように尽きぬも驚異的な力を発揮していくようになる。特に王機ジ・インサーの最強武装である「ジ・インサリアス・アークライナス」の演出は後述の反作用に関する描写も含めて必見である。
インサラウム未来の為、ユーサーが他者を顧みぬ暴君としての仮面を被りZEXISに敗れた後、アサキムの強襲によってスフィアは彼の手に渡り、シュロウガが新たなる力を得る為の機関の1つとなる。

反作用についてだが、作中で分かっているのは覚醒が進むと立っているのがやっとの状態になっていたり、意識を保つのも難しいほどの痛みがあったり、体がいたようにヒビ割れて崩壊していくといった物が見られる。これは尽きぬという名前から「所持者をに見立てて際限なくが溢れ出てきて、やがては中身が抑えきれなくなって内側からヒビが入るようにして崩壊していく」といった予想がされている。
どの、反作用をサードステージへ至ることが出来なければ内部から体が崩壊する=死を免れることはできないので、そういう意味では危険度が高いスフィアの1つと言える。

知りたがる山羊 / ???→アサキム・ドーウィン / ???→シュロウガ→シュロウガ・シン

モチーフとなっている星座山羊座覚醒条件は「好奇心」 反作用は正確には不明。洗礼名も不明だが宮の守護天使名はハナエル。アクトは「真実開示
アサキムがアイムの持つ偽りの効化するために使用したスフィアであり、その名前通り他者のを暴いたり、暴いた対真実を見せたりといった力を持っている。「」を力とする山羊との相性が最悪らしく、その力を全に封じ込まれてしまっていた。

アサキムより以前の所持者は女性であったことと、アサキムの闇を覗いてしまったことによって取り込まれてしまったこと以外は判明していない。ただ、女性ということやアサキムと関わりのある女性という点から、カイメラのツィーネ・エスピオとその搭乗機である山羊モチーフとしたカオス・カペルがそうだったのではないかというが強かったがその予想は外れることとなる。
(正確に言うとカオス・カペルAGジ・エーデル山羊スフィアを取り込むために模倣したマシンの1つであったというのが真実)

いがみ合う双子 / ガドライト・メオンサム→ヒビキ・カミシロ / ジェミニア→ジェニオン(ジェニオン・ガイ)→ジェミニオン・レイ

モチーフとなっている星座双子座覚醒条件は「正反対の2つの感情の高ぶりと均衡」 反作用は「精神崩壊」 洗礼名は「アムブリエルジ・オバーライザー」 アクトは「感情の反転化」もしくは「矛盾えた現象現実化(仮称)」

人の心の中にある相反する表と裏の感情を逆転させるという力を持ち、作中ではガドライトがこの力を使って連邦ネオ・ジオンの対立を引き起こしていた。
最終的に主人公部隊との決戦におけるアドヴェントの決死の行動により、ガドライトの中で相反する怒りの感情と諦めの感情のバランスが崩れてスフィアの力が消失ヒビキ・カミシロジェニオンに取り込まれ、スフィアリアクターも彼へと変わった。

主人公機の名前ジェニオンジェミニ双子座を連想する物から、発売前から双子座スフィアが登場するという予想がされていたものの、飽くまでも最初に双子座スフィアを搭載していたのは敵機体のジェミニアであり、途中でジェニオンがそれを取り込んだという少々特殊な経緯を巡っている。
そもそもガドライジェニオンジェミニアを模倣した機体であるらしく、他にもAGは「ジェニオンジェミニアからスフィアを奪うための機体だった」みたいなことを言ってもおり、時獄篇の段階では搭載機共々多くのが存在していた。

他にも作中描写やの必殺技使用時のシーンから、ジェニオンにも最初からスフィアが搭載されていたのではないかという疑惑が持たれており、天獄篇発売前は「双子座という名称から二つで一つのスフィアだった説」「主人公星座の順番の法則やジェニ"オン"(スコーピオン)という名前的な繋がりで蠍座スフィアが搭載されている説」「占術や機体色から魚座スフィアが搭載されている説」といった数々の予想が成されていた。

恐らく開発者が後述の人物であることも考えると、TS-DEMONが人造のスフィアに近いということもあってそれが「元から別のスフィアが搭載されていた」という憶測に繋がったと言えるかもしれない。

天獄篇にて明かされた全容によれば、元々はAGジ・エーデル=西条音のもう一つの人格であるアムブリエルリアクターとする予定だったらしく、AGの言っていた通りジェニオンはそのために作った兵器らしい。確かにこのスフィア覚醒させるのに必要なのが相反する感情という意味では二重人格者というのはそれだけでも適応する存在と言える。
ただ、ヒビキジェニオンパイロットになってしまったのは本当に偶然だったらしいが、彼の中にも相反する感情があったことでリアクターとなったのである。
そしてジェニオンジェニオン・ガイ進化を経て最終的にジェミニオン・レイによって運用されることに。

いがみ合う双子スフィアの中でも特に重要な立ち位置を占めるものらしく、多種多様な感情の具現とも言えるスフィアの中でプラスマイナスという2種の感情を体現しており、他の11のスフィアめる存在である。

そして反作用の精神崩壊についてだが、2種の感情のどちらかのバランスが傾き過ぎると単純に力を失ってしまうだけなものの、逆に状況によってどちらにも傾けることができなくなり、振れ幅がゼロになってしまうことで感情が停止してしまうことをす。
加えると相反する感情を均衡化させるだけでなく、それらを両立させた上で己の意思で乗り越えることで覚醒となると思われる。この領域に到達すれば相対する2つの事えた現象矛盾を覆すような力まで発揮できるようになる。
実際、作中ではヒビキが時間逆行という超常現象を引き起こしている。

自軍側のスフィア一その後の行方が不明なままのスフィアであり、修理されたジェニオンに未だに搭載されているかもはっきりしていない。

沈黙の巨蟹 / 尸空 / 尸逝天

モチーフとなっている星座蟹座覚醒条件は「精神の死=虚無」 反作用は不明。洗礼名は「ムリエル・ザ・ゲートアクトは「感情の凍結

時獄篇エピローグに登場したサイリアル宿に属するが所持しているスフィア

覚醒条件にあるように人間の精神を抑え付け凍結させる力を持つ。時獄篇エピローグでの決戦時における力はこれが作用していると思われる。
生きながらにして人の死を、虚無を操れる者にしか覚醒を起こせないというこれまた非常に特殊な条件を持つスフィアであり、それに合致する死の使いである宿の一族が受け継いできた至宝でもあり、現総領の現在リアクターということなのである。

死や精神の凍結と密接な関係にあるということで、いがみ合う双子と同じく理性えて感情を高ぶらせてしまうと力を失ってしまう。また、精神の凍結を跳ね除け生の体現とも言える「決して揺れない強い意志」と関わりがある揺れる秤とは相性が悪いという予想もされている。
(飽くまでもがそのようなことを匂わせる発言をしたというだけであり、後述の魔や金と違って明確に秤との相性について語られたわけではない)

ラースバビロンでのZ-BLUEとの決戦に敗れた後、ヴィルダークに差し出され彼の力の1つとなる。

立ち上がる射手 / アウストラリス(ヴィルダーク) / 次元将ヴィルダーク

モチーフとなっている星座射手座 覚醒条件は「他者への反抗心」 反作用は不明。洗礼名は「アドナキエル・ザ・ジェネラル」 アクトは「強い反抗心による力の制限」

サイリアル総統アウストラリスこと、ガイオウと同じ次元将の1人ヴィルダークが力をめていた最中に他の何者かから手に入れたスフィア
このスフィアの所持者ということで御使いからはヴィルダークが自分たちへの反抗心を抱いていることが筒抜けだったという事情があったりもした。

補足するとヴィルダークは立ち上がる射手については正式なリアクターであるが、サイリアル幹部から得た他のスフィアについては飽くまでも次元力を引き出すための機関としての運用しかしていない。

最後にはサイリアル幹部の他の3つのスフィア諸共、至高神Zが復活するための贄として吸収される。

怨嗟の魔蠍 / バルビエル・ザ・ニードル / アン(ガン)・アーレス

モチーフとなっている星座蠍座覚醒条件は「憎しみ」 反作用は不明だが、クラヴィアの末路から「記憶喪失」が有力視されている。洗礼名は「バルエル・ザ・ニードル」 アクトは「憎しみの増幅」

サイリアル部隊の1つ、アンタレス隊長であるバルエルリアクター

名称や覚醒条件からわかる通り憎悪の感情と縁が深く、サードステージに至ったこのスフィアは他者の憎悪を煽り増幅させて暴走させるという力を持つ(サソリとも呼ばれる)。
元々並行世界地球人であったバルエルサイリアルとの闘いに敗れた時、その憎しみの心に呼応して彼がリアクターとして選ばれた。
憎むということは情の裏返しとも捉えられているようで、そういった感情を悲しみ受け入れることをとする悲しみの乙女とは相性が悪い
作中では当初アンタレス研究者クラヴィアがアン・アーレスを駆って暴走していた際に、セツコがそれを力化していた。
加えてアクトである憎しみの増幅は憎しみという感情の火種をよりしく燃え上がらせるというだけであり、増幅後のコントロールが効かないばかりか、そもそも火種そのものが存在しない相手や、燃え続ける為に適さない環境憎しみ以外の強いプライドや感情を持つ相手には効果が出ないなど、思いの外使い所が限られる力だったりする。

最後はバルエルヴィルダーク粛清されたことにより、スフィアもそのまま彼へと渡った。

欲深な金牛 / エルーナルーナ・バーンストラウス / プレイアデス・タウラ

モチーフとなっている星座牡牛座覚醒条件は「欲」 反作用は不明。洗礼名も不明だが、宮の守護天使名はアスモデル アクトは「他者の力の強奪」

サイリアル部隊の1つ、ハイアデス隊長であるエルーナルーナ現在リアクター

名称からその力の方向性は単純明快であり、欲が強まれば強まるほど覚醒、進行が強まり、逆に欲求が薄まれば力を失ってしまう。欲深いということの体現なのかサードステージになると他者の力を奪うという力を発揮できるようになる。
エルーナルーナは外面上は綿密な作戦を立案、実行する知将であったが、ランドとの決戦以降は陽気で手好き、戦いを好む己の本性を剥き出しにしていた。
そのランドの持つ傷らだけの獅子とは「欲のままに他者の力を奪う」ことと「奪われるという傷に耐えることによる力の増幅」という無限ループの関係からお互いに相性が良い。

最後はエルーナルーナヴィルダーク事前の取り決めにより、闘いの喜びの中で散っていた後、金スフィアヴィルダークに託された。

夢見る双魚 / アサキム・ドーウィン / シュロウガ→シュロウガ・シン

モチーフとなっている星座魚座宮の守護天使名はバキエル

再世編の際に言及されていたアサキムの所持するもう1つのスフィアであり、山羊と共にシュロウガ・シンに新たな力を与えるカギとなる。

覚醒条件、反作用、スフィアアクトといった各種情報ど明かされておらず、元々アサキムがリアクターだったのか、それとも知りたがる山羊のように別のリアクターから奪った物なのかさえもわからず、スフィアの中でもぶっちぎりで不遇であるとされることが多い。
(シュロウガの必殺技、レイ・バスターカットインの2人の女性が登場しており、山羊の前任のリアクター女性ということも踏まえ、そのどちらかが双リアクターだった、などという予想がされることも)

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