『テイルズ オブ ファンタジア』とは、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたRPGである。
略称は『ファンタジア』、『TOP』。
『テイルズ オブ』シリーズの記念すべき第1作。
1995年12月15日にSFC版が発売される。
1998年12月23日にはPS版、2003年8月1日にGBA版、2006年9月7日にPSP版が発売されるなど根強い人気がある。
SFC版ではお馴染みの固有ジャンル名はまだ付いていない。
PS版より『伝説のRPG』が用いられるようになった。
また、SFC版では、電源を入れるといきなりこの記事の最上部にあるセリフを一喝され、ドロドロしい曲のイントロが流れたと思うと、『夢は終わらない ~こぼれ落ちる時の雫~』が流れるというとても印象深いOPとなっている。
(PS、PSP版では廃止。)
略称を『TOF』だと誤解されがちだが、正しくは『TOP』である。
FANTASY(ファンタジー)、FANTASTIC(ファンタスティック)など頭文字が「F」のため、 おそらく、“ファンタジア”だから「F」と勘違いしてしまうと思われる。
しかし、正しくは、『ファンタジア』は『PHANTASIA』である。
ちなみに、頭文字が「P」でファと発音させる単語はPHANTOM(ファントム)、PHALANX(ファランクス)、PHARAOH(ファラオ)などがある。
前述の通り、『テイルズ オブ ファンタジア』は計4本発売されている。
しかし、単純な丸映しではなくそれぞれに特徴があり、声優陣もしばしば変化している。
キャラクター | 声優 | |||
---|---|---|---|---|
SFC | PS | GBA | PSP | |
クレス・アルベイン | 草尾毅 | |||
チェスター・バークライト | 草尾毅 | 伊藤健太郎 | ||
ミント・アドネード | こおろぎさとみ | 岩男潤子 | 岩男潤子 こおろぎさとみ |
岩男潤子 |
アーチェ・クライン | かないみか | |||
クラース・F・レスター | 井上和彦 | |||
藤林すず | --- | 川田妙子 | ||
ダオス | 塩沢兼人 | 森川智之 |
色々な意味でSFCの限界に挑んだ作品であった。
ただ、タイミング悪く6日前に『ドラゴンクエストVI』が発売されており、あまり目立つことはなかった。
豪華声優陣起用や主題歌など、話題性では決して負けてはいなかったのだが……。
ゲームバランスは恐らく『テイルズ オブ』シリーズ最凶ではないだろうか。黎明期だから仕方がないとは言える。
属性攻撃耐性持ちがやたら多い、魔法ハメされる、開幕3秒石化全滅余裕でした……など。
終いには、ダオスが雷属性までも吸収するという設定崩壊(?)まで起こしてしまっていた。
別に、雷が嫌いというわけではなく、高威力の魔術としてインデグニションを挙げられていただけのような気もするが。
ダオスは「魔術でしか傷つかない」という設定であり、SFC版のみ実際にその効果がある。
体力が75%以上あるときは、物理攻撃でダメージを与えてもしばらくするとその分回復してしまう。
色々詰め込み過ぎたせいか、フリーズバグも多かった。(隠し精霊召喚でほぼフリーズなど)
開発のウルフチームのメインスタッフは後に独立し、トライエースを設立する。
そのためSFC版は必殺技の仕様など、『スターオーシャン』との共通点が多い。
『テイルズ オブ デスティニー』(1997/12/23発売)を挟んで移植(リメイク)された作品。
シナリオ等はほぼそのままに、OPアニメ導入、グラフィックの描き直し、バランス調整などを施された。
操作性も『デスティニー』から更に大幅に向上しており、初心者でも馴染みやすい作品に仕上がっている。
SFC版からの反省なのか、初心者でも簡単にクリアできるほど、難易度はかなり低く抑えられている。
そのため、SFC版のシビアな難易度でプレイした人からはヌル過ぎるという評価も少なからずあった。
2度目の移植。今作はSFC版とPS版を折衷した形になっている。
操作システムは贅沢にも両方をコンフィグで切り替えられる。……が、需要は不明。
ただし、SFCから2つ、PSからは4つボタンが減ったことで操作性はあまり良くない。
グラフィック面は流石にハードの限界もあり、SFC版末期レベルまで低下している。
3度目の移植。今作はPS版をベースにしており、SFC版の要素はない。GBA版の独自要素は一部だけ採用。
フルボイスエディションとあるように、主要キャラクターのイベントボイスが大量に採用されている。
ほんの少ししか出番がないキャラクターにも個別に声優を採用しており、その力の入りようが伺える。
また、戦闘画面がついに3頭身に。とはいえ、『なりきりダンジョン』シリーズでは既に3頭身になっていたのだが。
ワイドな画面を活かせるインターフェイスにもなっている。……のだが、ちょっと余り気味な気もする。
『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX(クロス)』との2in1として再度のリメイク。
ストーリーはフルボイスエディションをベースに、新キャラクター、ロンドリーネに関するイベントの追加が行われている(このイベントはクロスエディションでは完結せず、『なりきりダンジョンX』へと続いて行く)。
また、PS版以降長らく据え置かれていた戦闘システムの改変にも着手され、全体的にかなりスピーディかつスタイリッシュに展開するようになった。
…………が、肝心のAIがついて行っておらず、一部のキャラクターは戦闘に支障が出てしまっている。
『テイルズ オブ シンフォニア』と同じ世界軸、同じ時間軸にあり、『シンフォニア』は『ファンタジア』より過去のストーリーとなっている。
そのため、『シンフォニア』と共通する場所やキャラクター、設定などが存在する。
ただし、両作品間には、いくつかの矛盾点が存在し、その中には『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』(『シンフォニア』の続編)でも解決されなかったものもあるため、パラレルワールドの可能性も少なからずある。
関係性の根拠として、『テイルズ オブ シンフォニア イラストレーションズ』で、プロデュサーの吉積氏が「同じ世界軸にあるのはTODとTOD2、TOPとTOSで、PとSは同じ時間軸に存在してる」と発言していることが挙げられる。
テイルズ オブ シリーズ | |
本編 | ファンタジア - デスティニー - エターニア - デスティニー2 - シンフォニア - リバース - レジェンディア - アビス - イノセンス - ヴェスペリア - ハーツ - グレイセス - エクシリア - エクシリア2 - ゼスティリア - ベルセリア |
準本編 | テンペスト - シンフォニア ラタトスクの騎士 |
なりきりダンジョン | なりきりダンジョン - なりきりダンジョン2 - なりきりダンジョン3 - なりきりダンジョンX |
レディアント マイソロジー | レディアント マイソロジー - レディアント マイソロジー2 - レディアント マイソロジー3 |
ファンディスク | ファンダムVol.1 - ファンダムVol.2 |
テイルズ オブ モバイル | タクティクス - ブレイカー - コモンズ - タクティクス 外伝 - ヴァールハイト - マテリアルダンジョン - ファンタジア モバイル - レディアント マイソロジー モバイル |
アクション | バーサス - ヒーローズ ツインブレイヴ |
ソーシャルゲーム | キズナ - カードエボルブ |
その他の外伝作品 | エターニア オンライン - ダイスアドベンチャー - サモナーズ リネージ - ファンタジア クロスエディション - タクティクス ユニオン - ビブリオテカ - リンク - アスタリア - レーヴ ユナイティア - アスタリア 光と闇の救世主 - アスタリア 結晶の大地と導きの光 - レイズ |
コラボレーション作品 | NAMCO x CAPCOM - ケロロRPG - PROJECT X ZONE - PROJECT X ZONE 2 |
掲示板
619 ななしのよっしん
2024/04/05(金) 22:42:05 ID: hUdQv9zLT+
ダンジョンのギミックは結構頑張ってたと思う(面倒と解釈する人もいるだろうが)
森マップで「鳥の鳴き声」と「虫」と「動物」が揃ってるのが正解ルートとか、一人を選んで残す場面で唯一空の飛べるアーチェがキーマンになったりとか今でも結構覚えてるわ
スタッフに新しいアイデアで飽きさせまいという意欲を感じて素直に感心した
620 ななしのよっしん
2024/04/13(土) 15:01:46 ID: uha0s1peC1
遊んでて熱意は凄い伝わってきたよねSFC版
そこからのPS版でいい感じに整頓されてる
621 ななしのよっしん
2024/04/27(土) 16:59:31 ID: QLUHJF0KWU
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最終更新:2025/01/13(月) 06:00
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