「少年、あんたがあたしの指揮官かい? あたしはネバダ、これから世話になるぞ」
ネバダ(アズールレーン)とは、STGアプリ『アズールレーン』に登場するレアリティNキャラである。アメリカ海軍のネバダ級戦艦1番艦「ネバダ」をモチーフにしている。
KAN-SEN名 | |
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ネバダ USS Nevada,BB-36 |
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基本情報 | |
所属 | ユニオン |
艦種 | 戦艦 |
レアリティ | N→R |
CV | 内山夕実 |
イラスト | ハオ |
艦歴 | |
国籍 | アメリカ |
出身地 | マサチューセッツ州 クインシー市 |
造船所 | フォアリバー造船所 |
艦級 | ネバダ級戦艦ネームシップ |
進水日 | 1914年7月11日 |
就役 | 1916年-1946年(アメリカ軍) |
最期 | 1948年7月31日(海没処分) |
備考 | |
ゲームを始めたばかりの初心者指揮官にとって、妹のオクラホマ共々戦艦としては、最も早くに出会えるチャンスがあるKAN-SEN。海域2-2からドロップし始める他、初めての大型建造を恐る恐る初めて試してみた時に、いきなり出てきたのがこのお姉さんという指揮官は少なくないはず。当然多くの指揮官にとっての戦艦入門担当であり、その場合は事実上の強制加入である巡洋戦艦のレパルスに比べても、その耐久力と一発の主砲の威力がより頼もしく映ることだろう。
キャラクターとしての容姿だが、髪はやや茶色味の強い金髪。瞳は榛色(ヘイゼル)。茶色と白を基調とした服装をしており、ネイティブアメリカン的デザインを取り入れたような、肩周りやスカート裾の飾りが特徴。妹と比べると少し肌は小麦色。右腕で力こぶを作るように堂々のポージングをしており、適度に鍛えられた体つきが魅力だ。特に「重点防御」のポイントである胸部装甲は豊かな実りを見せつけてくれる。
性格面は、着任時から指揮官を「少年」呼びし、年上として接してくるお姉さんタイプ。さっぱりとした言動が見ていて気持ちいい。そんな彼女だが親密度を上げると、なかなか関係を踏み出せない指揮官に発破をかけるなど、やっぱり気風の良いお姉さんぶりが目立つ。だが、「愛」になると…「重点防御」でしまい込まれた大事な部分がどれだけ大事か知りたがる指揮官に対して、「ま、まあ、あんたなら…」と乙女なデレを見せてくれる。
TVアニメ版、アズールレーン(アニメ)にも登場。第6話ではエンタープライズにしっかり食べるように食事を特盛りしたり、やはりいいお姉さんぶりを見せてくれる。そして、なによりのハイライトはその後のお風呂シーン。妹のオクラホマと一緒に、「重点防御」の秘密が詳らかになるのは必見。BDだと湯気が晴れてよりはっきりと見ることができるぞ。
基本ステータスはレア度相応。火力はブービー(最下位は旧世代艦の三笠)、装填は最下位となっている。幸い装甲が重装甲のため、序盤の攻略で旗艦に据えるのに最適。スキルのおかげで沈みにくいため、旗艦の役割である「沈まないこと」を十分に果たせる。レアリティNなので簡単に数が揃うのも魅力。つまり限界突破や強化時のための素材がどんどん集まるということ。故にレベルアップだけでなく砲座の増加や武器補正値の上昇、火力と装填のパラメーター上昇が極めて速いペースで行える。ゲーム中盤までは艦隊の中心戦力になってくれること間違いなしである。
問題は高難度海域に到達してから。さすがにこの頃だともっとレアリティの高い他の戦艦が揃っていることだろう。能力的にもそっちの方が確実に上。難易度の高いところを越えていくには当然それを選ぶのが普通だ。だがネバダ姉さんの魅力に惹かれており、敢えて彼女を使い続けたい人は一定数いるはずである。そんな人は装備を徹底的に充実し、とことん強化してあげれば十分に可能である。例えば「自動装填機構T3」「火器管制レーダーT3」「91式徹甲弾」といった強化装備を積んで、少しでも火力と装填を上げよう。愛を注げば、彼女はきっと応えてくれるはずである。
妹のオクラホマとはほとんど同性能だが、ネバダの方がカンレキゆえにか運の値が高い。運は命中や回避の最終的な確率に影響してくるため、ちょっとだけ妹より姉のほうが有利ではある。ただし、オクラホマは図鑑報酬「真珠の涙」の必須要件であるため、彼女のほうが育成で優先される場合が多いのは致し方ないところ。
スキルは「All or Nothing」。インディちゃんこと重巡洋艦インディアナポリスが持っているものと同じである。このスキルは初期3.5%、最大8%の確率で敵からの攻撃一発一発のダメージを半分に減らしてくれる。これで物足りない時は、遠慮せずに他の僚艦から防御や回復スキルを持つものと組むといいだろう。完全に彼女自身用のスキルである分、誰と組んでも少なくとも損はないのだ。
妹に遅れること2ヶ月、2018年6月21日のメンテナンスによるアップデートで、改造が実装された。
耐久、火力、装填、命中とステータスがアップし、特に対空が大きく上がる。これは低燃費艦隊での主力艦隊を彼女単独で運用する際に有利になる。命中のステータスアップも、高難度海域で敵も回避率が上がることを思えば重要。
戦術啓発で習得するスキルは「集中攻撃」。戦闘中に一回だけ30%(初期15%)の率で主砲攻撃を2倍の威力にする。これでスキル的にはカリフォルニアやサウスダコタと似た特性を持つことになった。
外見も、衣装がボンデージのコルセットとホットパンツに変わり、胸の下はオープンになってヘソ出しスタイルのより大胆なものになった。その上から、ノーマル時の意匠をより強調した飾りのつくマントを羽織っている。改造には、戦艦改造図T1が13枚、T2が18枚必要だが、何しろ戦艦で他に改造対象なのが2021年7月時点で扶桑・山城姉妹と伊勢・日向姉妹しかいないので、必要分確保にはさほど苦労しないはず。改造必要レベルは80なので、そこまで育てているならぜひとも改造してあげよう。
ネバダ (USS Nevada, BB-36) は、1914年7月11日に進水、1916年3月11日に竣工した。
アメリカ海軍初の超弩級戦艦である前級、ニューヨーク級から発展し、排水量は同じながらより発展した武装と防御機構を装備。特に、弾薬庫や機関室を守ることを優先した「重点防御」の設計思想は「All or Nothing」と呼ばれ、後の戦艦の防御設計の先駆けとなる。また、設計者は長距離射撃の砲弾が側面ではなく上面に命中するものだと気づいており、上部甲板の防御力も強化された。さらに蒸気ボイラーを石炭焚きから重油焚きに改善した。
メカ的特徴は動力装置の発展によって2方式が試されたことで、姉艦のネバダは蒸気タービン、オクラホマは蒸気レシプロ機関(つまり蒸気機関車と同じ原理)を搭載することになった。
当初はアメリカ戦艦の共通点であるカゴ型マストが前後にそびえていた。
竣工後、ネバダは大西洋艦隊に属し、翌年には第一次世界大戦が開戦となった。だが、彼女には出陣のチャンスはなく、東海岸やカリブ海での作戦に従事した。後には北海へ赴き、ウッドロウ・ウィルソン大統領の座乗する艦を護衛している。
第1次世界大戦の終結後は、大西洋と太平洋を行ったり来たりして広い海域で活動した。1922年にはブラジル独立百年記念式典に参加。リオ・デ・ジャネイロを訪れている。オーストラリアやニュージーランドを訪れるなどもしている。やがて近代化改装されることになり、カゴ型マストが三本脚のマストに改められた。
十年にわたって太平洋艦隊で活動を続けたネバダは、拠点を真珠湾に定める。
1941年12月8日、日本海軍の真珠湾攻撃が行われた。ネバダはオアフ島の反対側にあるフォード島の近辺にいた。近くには戦艦アリゾナと工作艦ヴェスタルも停泊していた。ネバダの目の前でアリゾナは爆撃を受けて弾薬庫が引火し爆沈。彼女の二の舞となるのを避けるべくネバダは機関を急いで始動し、移動を開始した。不幸中の幸いと言うべきか、ネバダの周りには他の艦はおらず、密集して並べられた戦艦たちに比べて自由に動くことができた。しかし、移動開始時に雷撃を受けたほか、湾の外に出るべく移動中にも爆弾が命中して、大規模浸水の被害を受けてしまう。
このまま湾のど真ん中で転覆でもすれば他の艦の航行にも支障がでる。とっさの判断でネバダは浅瀬に乗り上げて転覆を防いだ。緊急ダメコンを施した後、タグボートに曳航されて反対側の島の近くに再度座礁。どうにか攻撃を乗り切った。
翌年2月に浮揚されてピュージェット・サウンド海軍工廠で本格修理を受けたネバダは、1943年5月に北方へ向かいアッツ島の戦いを支援。その後は大西洋に回り、1944年6月にはノルマンディー上陸作戦で艦砲射撃の支援を行った。南フランスのトゥーロンでも沿岸砲台との砲撃戦を繰り広げる。翌年にはニューヨークで主砲の砲身を取り替えた上で太平洋に舞い戻った。硫黄島の上陸作戦を支援後、沖縄戦でも支援を行ったが、一度特攻機の突入を受けて被害を出している。
終戦後、東京湾での占領任務を終えると真珠湾に帰還。だが、旧式艦の彼女にはクロスロード作戦での水爆実験の標的艦となる運命が待っていた。全身を赤く塗られたネバダは、しかし2回の水爆実験でも沈まずに生き残り、1946年8月に退役した。
1948年7月31日にハワイ沖にて標的艦として撃沈処分となり、姿を消した。なお、2020年5月に海中に沈む彼女の姿が発見されている。
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最終更新:2025/01/05(日) 08:00
最終更新:2025/01/05(日) 08:00
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