ボーグとはアズールレーンに登場する、アメリカ海軍の護衛空母「ボーグ」(USS Bogue ACV-9)をモデルとした野球選手キャラクターである。CVは野方こはる。担当絵師は夢咲楓氏。
ユニオン #CVE-9 | |
---|---|
ボーグ USS Bogue |
|
基本情報 | |
国籍 | アメリカ |
出身地 | ワシントン州タコマ |
進水日 | 1941年1月15日 |
全長 排水量 |
151m 9,800t |
選手情報 | |
艦種 | 護衛空母 |
主な任務 | 航空機運搬・対潜哨戒 |
就役 | 1942年 |
経歴 | |
ゲーム中では軽空母に分類される。
レアリティは一番低いノーマルで、空母系の中ではドロップや建造で見かける機会も多い。
性能面は軽空母のノーマルという事もあって少々パワー不足なところもあるが、確率発動で航空攻撃がすぐに再使用できる「スクランブル」による手数の多さが武器。
また、早い段階で改造が実装されており、そちらを進めていくと能力の底上げや前衛の対空スキルを強化する「主力艦隊・対空指揮」を覚える。これは戦闘中ボーグ自身を含む主力艦隊の対空値を5%~最大15%まで上昇させるもので、現在はボーグ改しか所有していないスキルである。
航空攻撃は敵弾幕や魚雷を消して緊急回避に使える為、敵弾幕が濃い時は頼りになるかもしれない。
何よりも驚かされるのはその外見とキャラクター設定だろう。
これまで艦船擬人化の世界では弓、札、魔法、銃などお国柄や作風によってさまざまな艦載機の発艦方法が編み出されていた。
しかし、このボーグはそれまであった既存の発艦方法の常識にとらわれない斬新なアイディアが採用されている。
野球である。
背負っているどう見てもバットケースにしか見えない艤装に格納されている野球ボールを投球するという全く新しい発艦方法なのである。中のパイロットは大丈夫なのか?
ボーグ全体のシルエットもユニフォーム姿に野球帽と艦船擬人化というよりは野球選手に近いデザインになっている。
性格は夢に向かって一直線に突っ走っている元気な少女。
台詞も野球やスポーツを意識したものが多く、戦闘をトーナメントと称したり、メールを大会への招待と期待していたりしている。
また、ノーマル艦でありながら初期からボイスが実装されている珍しい艦。
少し幼い印象を受ける声で、入手時の「ハッ」という台詞が「ヴァ!」とやや濁ったように聞こえるのも特徴。
改造すると少しだけ大人に成長する(ボイスは変化しないが)。
また、バットケースに艦橋、グローブに機銃が追加され、少し艦船っぽくなる。
ステータスも耐久力以外は軒並み上昇する割に燃料消費は少な目である為、海域周回から通常海域・イベント海域攻略まで使いどころを選ばない運用が可能。
何故ボーグが野球キャラになったのかは不明だが、一説では名前が野球用語「ボーク」に似ていたからではないかと言われている。あるいはスタッフに熱烈な野球ファンがいたか。
なお、ボーグのCVを担当する野方こはる氏もソフトボール経験者である。
ボーグ級航空母艦の一番艦で45隻もの姉妹艦が建造された。うち34隻はレンドリース法によってドイツの潜水艦に苦しむイギリスに貸与されている。
ボーグ級とは、ロングアイランドと次期型のチャージャーに続いて、C3形貨物船の船体をベースに改造しての護衛空母であり、護衛空母の初めての量産型であった。しかし、ロングアイランドの主機がディーゼル機関で速度が遅かったため、蒸気タービン機関に取り替えられた。ただ、思ったほど速度は上がらず結局艦載機の発艦はカタパルト頼みとなった。他にも格納庫を拡大して搭載能力を増やし、エレベーターも2基に増設されるなどの改良が加えられている。
上記の姉妹艦のうち、24隻は最初から空母として建造された。厳密にはプリンス・ウィリアム級として分けられている。
しかし、C3形貨物船も需要に供給が追いつかない状態で、当初の計画通り船体を確保できず、苦し紛れに給油艦から4隻改造された。これがサンガモン級である。それでもまだまだ護衛空母は必要とされ、全然おっつかなかったので、とうとうカサブランカ級が生まれることになる。詳しくは→カサブランカ級護衛空母の記事へ。
ボーグ自身は1942年1月15日にワシントン州のシアトル・タコマ造船所で貨物船スチール・アドヴォケイトとして進水。5月1日にマイナーリーグ海軍に転籍し、ピッチャーボーグを名乗り、同年9月26日にメジャーリーグに昇格就役した。なお、乗員の多くは先の珊瑚海海戦で沈んだ正規空母レキシントンの生き残りであったという。
就役後、ボーグはまず搭乗機の訓練を開始。
訓練中、空中衝突事故や着艦失敗事故によって何名か死者を出すなどの悲劇に見舞われながらも訓練を完了させ、1943年3月に先発ローテ入りして第24.4任務軍に加わり、大西洋の戦いに加わった。
その後、ボーグは水上艦や輸送艦対し猛威を振るっていた海のスラッガー、潜水艦対策として登板することになる。
大西洋の戦いに参加後、多くの潜水艦にデッドボール対潜攻撃を仕掛け、ゴロ、フライで共同撃破したり、自艦の艦載機のみで三振にして討ち取った。沈めた艦の中にはドイツの技術者を乗せていた伊52も含まれており、日本の技術開発阻止にも一役買っている。
大戦中、自・共同合わせて沈めた潜水艦の数は12にも上り、自己紹介の「一試合で12回も三振を奪ったことよ!」というのはこのことからきている。3シーズンの合計じゃね?とか言ってはいけない。
終戦後、ボーグは米帰還兵を輸送するマジックカーペット作戦に参加。その後1946年11月に故郷ワシントンへ帰り、現役を引退した。
なお、余談だがボーグ級は数多くがレンドリース(武器貸与法)によって英海軍に渡っている。それらの艦名を挙げてみると…
アタッカー、バトラー、チェイサー、フェンサー、ハンター、ストライカー…などとボーグよりよっぽどアスリートっぽい名前のものが多くいたりする。
他にも、トラッカー、トランペッター、スピーカー、パトローラー、パンチャーと言った何だかお仕事みたいなのとか、
エンペラー、クイーン、果てはストーカーなんてのまであったりする。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/11(土) 19:00
最終更新:2024/05/11(土) 19:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。