俺が本物の卓球を見せてやる
『卓上のアゲハ』とは、週刊少年ジャンプで2014年51号~15年22・23号に連載された卓球漫画である。
概要
卓球界の頂点を目指す主人公「花園アゲハ」と、彼が所属する繚乱高校卓球部の戦いの軌跡を描く古屋樹のデビュー作にして初連載作品。2014年30号のジャンプ本誌に読切版が掲載され、同51号にて連載がスタートした。
話数カウントは「第〇〇ゲーム」。なお、ジャンプ本誌で卓球を題材とした漫画が連載されるのは『P2!』以来約8年振りとなる。
本作は柔らかなタッチで丁寧な心理描写に定評のあった『P2!』とは方向性が異なり、「王道」「ハイテンション」をキャッチコピーに据え、少年誌らしく勢いのある展開と、所謂「必殺技」を織り交ぜたメリハリのある試合描写、ヒロインとのラブコメ要素を強く押し出しているのが特徴。主人公のアゲハは物語開始時点で高い卓球の腕前と目標を持ち、作中では終始卓球部の中心的存在として描かれていることも『P2!』とは対照的である。
だが、読者から大きな支持は得られなかった。
作者のデビュー作であり勢い重視の作風といえど、ぶっ飛び過ぎたキャラ描写(本記事の登場人物に後述)は万人に受け入れられたとは言い難く、何より序盤から「13人の継承者」と称して未登場のライバルを多く設定したのは無理があったとしか言いようがない。風呂敷を広げ過ぎた結果、最終回になっても伏線を回収することが出来ず、13人の継承者の内、作中に登場したのはたったの5人。残り8人の詳細は一切明かされることなく連載終了となってしまった。また、無茶で強引な展開が目立ったにも関わらず、話が進むペースが緩やかであったことも災いした。部員集めの課題を早い内に解消できなかったためか、主人公の卓球部が本格的に動き始めたのは作中終盤、初の公式戦が描かれたのは最終回間際のことである。このテンポの悪さも読者離れを起こした要因であることは否めない。
あらすじ
“卓球黄金時代”
かつて日本は13人の世界王者を輩出し卓球界の絶対的頂点に君臨していた。
しかし以降その頂点に至った日本人は誰一人いない。
そして今、高校卓球界に黄金時代の技術を受け継いだ13人の「黄金の継承者」が揃う!!
「そいつらを全員倒して俺が頂点に立つ!!」
花園アゲハの熱き戦いの日々が今幕を開ける。
登場人物
繚乱高校卓球部
かつては強豪校として名を馳せたが徐々にその力は衰え、世間では弱小卓球部との認識が強い。後に当時卓球部の部長であった宮地が私情で部を廃部に追い込んだが、アゲハが転入してきたことで状況は一変することになる。ちなみに読切版では「天鳴高校」という名称だった。
- 花園 アゲハ(はなぞの アゲハ)
身長:173cm 誕生日:9月3日 好きなもの:卓球 嫌いなもの:ホラー系、乗り物(酔う)
スタイル:右シェーク、両面裏ソフト、オールラウンダー
「僕は卓球に全てを懸けているが故 あなたと不純異性交遊にいそしむ暇はありません」
「望み通り俺が瞬殺してやる」
- 本作の主人公。繚乱高校卓球部1年。「黄金の継承者」の一人。
長年ドイツに留学していたが、師である伊智葉の技を受け継ぐため、ドイツのプロチーム勧誘を断って日本へ帰国。両親はドイツに在住のため、そのまま伊智葉の家に居候しリリカと同居することになる。一見すると冴えないメガネ男子だが、卓球の腕前だけは一流。テンションが上がると口調が荒くなり一人称が「僕」から「俺」になる。自他共に認める筋金入りの卓球バカであるが、彼自身モラルに欠ける面が多々あり、転入してきて早々授業を放棄し卓球で宮地と一戦交えたり、道場破りと称して卓球場に殴り込みをかけ手当たり次第に強い選手を倒す等、かなり無茶をやらかしている。にも関わらず作中で「俺が礼儀を教えてやる」と他人に言うシーンがある。正直意味が分からない。あと、相当なムッツリスケベでリリカのエロい姿を目撃・妄想しては度々鼻血を噴いている。(アゲハ曰く「卓球に懸ける熱い血潮が噴き出してしまう」らしい)
プレイスタイルはドライブからカットまであらゆる型に対応できる「全陣全戦型(オールラウンダー)」。
アゲハ自身は極度の運動音痴(止まっているサッカーボールを蹴れないレベル)であるが、卓球だけは尋常じゃない練習量を積み重ねてきたため、少し先の未来を予見し相手が打つ前に反応することが可能という域にまで達している。必殺技は、球に凄まじい回転を加えることで跳ねた直後に急加速する「ループドライブ」、ポール回しから打球を軌道の頂点でコートに乗せ静止させる「ゼロバウンド」等。
- 大塚 リリカ(おおつか リリカ)
「私は世の男子が誰しも結婚したがる絶世の美少女なの! それをこんな地味でさえない奴となんて!
…でもラケットを握った時だけは超強くてスゴい奴なのよね…///」
「だ だからIH優勝したらあんたと結婚するって約束…! 私は別に…あんたとなら…」
- 本作のヒロイン。繚乱高校1年(後に卓球部のマネージャーとなる)。
道を歩けばナンパと告白の嵐、その美貌は小鳥すら魅了する学園一の美少女。全校男子生徒の憧れの的であり登校中は彼女の親衛隊が付きまとっている。ただし、本人の性格は子供っぽさが抜けず小さなことでムキになりやすい。自分が美少女であることに執念を燃やし、学内で敵になりそうな女の子は常にチェック、堕とせない男相手ならクラスメイトの前で脱ぎだすことも厭わない。本当の美少女はそんなことしない。作中ではアゲハに対し「私を淫乱女みたいに言わないでよ!」と突っかかるシーンもあるが上述の行動もあってまるで説得力がない。
祖父である伊智葉の独断でアゲハの許婚となり一つ屋根の下で同居することになったリリカであるが、彼女自身は卓球を地味な印象という理由で嫌っており、その卓球に没頭するアゲハのことも当初は嫌っていた。だが、アゲハが真摯に卓球に打ち込む姿に次第に惚れ込んでいく。…しかし、悲しいことにリリカ自身は卓球の知識・経験共に0であるため、いざ試合が始まると声援を飛ばすくらいしかやることがなく途端に出番が少なくなってしまう。加えて、作品終盤では薫というマネージャーとしても選手としてもヒロインとしても有能な人材が加入したことで、どんどん存在が薄くなる。だが、程なくして作品自体が打ち切られたため、リリカ本人もヒロインの面目を保ったまま退場することが出来た。幸か不幸か、本作が短命に終わったことで一番救われたのは彼女かもしれない。
- 塔堂 武虎(とうどう たけとら)
身長:180cm 誕生日:7月29日 好きなもの:激辛系 嫌いなもの:チーズケーキ
スタイル:右ペン、表ソフト裏ソフト、前陣速攻型
「押して押して押し倒す 卓球も女も同じことだ」
「限!界!突!破! 120%フォアライジングスマッシュ!!」
- 繚乱高校卓球部2年。“最速”を継ぐ「黄金の継承者」の一人。
学園一の美男子で、繚乱高校の女の子はほとんどが彼のファンである。学校にはほとんど通学せず女の子と遊び回る日々を送っていたが、祖父である利明の言いつけでアゲハと対戦することになり、敗北後は卓球部の一員となる。顔は美男子であるが、性格は粗野で口調も下品。アゲハと初対面時は卓球場のコートで下着姿の女子たちとイチャイチャしていた。部員となった後はそういう描写は鳴りを潜め、繚乱高校卓球部の実質ナンバー2としてアゲハたちの頼もしい仲間となる。
プレイスタイルは前陣に構えて速度と技のキレで押し切る「前陣速攻型」。
武虎の場合、瞬発力を司る「速筋(純白筋)」を生まれつき全身に持っているため、その瞬発力は異常の一言。更に相手の出方に応じて自分の力を%単位でコントロールすることも可能。ただし、体力にはやや難があり、全力を出すとスタミナ切れを起こしやすい。必殺技は、その生まれ持った瞬発力を活かし打球の跳ね際僅か一瞬を捕らえコートに叩き込む「ライジングショット」。
- 宮地 剛(みやじ たける)
身長:192cm 誕生日:11月18日 好きなもの:小動物、梅干し 嫌いなもの:ねりもの
スタイル:右シェーク、両面裏ソフト、ドライブ主戦型
「ひゃははははははは 命懸けてんだろ!?死ぬ気で拾ってみろよ雑魚ぉ!!」
「お前は何のために卓球へ戻って来たんだ宮地剛! もう一度強くなるためだろーが!」
- 繚乱高校卓球部3年で元部長。
かつては県大会でベスト8に勝ち進んだこともある実力者であったが、学園のアイドルであるリリカに気に入られるため卓球部を廃部にし自身も卓球から足を洗う。後に転入性であるアゲハに卓球勝負で負けたことで自分の態度を改め、卓球部の再建に尽力することになる。…別にリリカに気に入られるためなら、自分が卓球をやめれば済むことでわざわざ部を廃部にする理由が意味不明だし、初登場シーンからいきなり「話は聞かせてもらった」とばかりに絶妙なタイミングで下級生の授業中に乱入してきたり、せっかく部を潰してまでリリカに近づこうとしたのにその後であっさり薫に鞍替えしようとするし、物語初期と中盤以降では性格が別人並に変わっていたり、突っ込みどころには事欠かない人物である。
プレイスタイルはその大柄な体躯を活かしパワーショットを繰り出す「ドライブ主戦型」。
宮地自身は元々県大会に名を残した程の実力者であったが、卓球部を潰した負い目から部の再建後は全力を発揮できない日々が続き、海燕の畔柳にも瞬殺される有様だった。しかし、後に入部してきた薫とのダブルスを経て、過去の自分と決別し仲間のため全力で試合に臨むようになる。
ちなみに読切版では他校の卓球部に所属し「高場翔馬」という名前で登場していた。
- 椿屋 薫(つばきや かおる)
身長:161cm 誕生日:3月3日
好きなもの:バジル、手作り石鹸 嫌いなもの:虫全般(蝶だけは好きになろうと努力中)
スタイル:左 中国式ペン、裏ソフト ツブ高、異質反転型
「嬉しいっ! アゲハ様のために一生懸命ガンバります♡」
「言ったはずだぜ? ボクに手加減は必要ないって」
- 繚乱高校卓球部1年。
海燕との練習試合後に入部を希望してきた美少女。その可愛さはアゲハと宮地を瞬く間に魅了し、自分の美貌に絶対的自身を持つリリカがショックを受けるほど。更に、アゲハのことが大好きで隙あらば彼に抱き付こうとしリリカを怒らせている。しかし、その正体は正真正銘の男。本人は長ズボンより動きやすいという理由でスカートを着用しているだけで、ラケットを握ると素である男の性格が顔を出す。でも、それならわざわざ服装全体や口調まで女の子っぽくする必要がないため、この辺は本人の趣味なのだろう。中学時代は名王大附属中学と対戦したこともあるが、圧倒的な実力差の前に大敗を喫する。そのショックから、薫を残した部員全員が卓球部から去ってしまい、それが自身のトラウマとなっていたが、アゲハたちとの交流を経て皆でする卓球の楽しさを思い出し繚乱の一員として再出発することになる。ぶっ飛んだ登場人物の多い本作の中でも屈指の変態野郎であるが、その可愛さは作中でもトップクラスであり、選手・マネージャーの両方をこなせるハイスペックな能力も特筆に値する。作品が打ち切られなければ間違いなくリリカの立場を危うくしていたであろう。
プレイスタイルは変幻自在の球質で相手を翻弄する「異質反転型」。
片面にツブ高、反対の面に裏ソフトを貼り、それを戦局ごとに反転させ相手のペースを狂わせることを得意とする。また、薫自身はダブルス主体のプレイヤーであるため、試合中に相方への気配りをすることにも長けている。必殺技は、ショットを打つ瞬間に手首をひねり打球面を変える「デュアルフェイスドライブ」。
海燕学園高校卓球部
IH出場常連の超強豪卓球部。2人の「黄金の継承者」を擁し、その実力は名王大附属に迫るとされ事実上県内ではナンバー2の立ち位置にある。部員の士気も非常に高いが、男子校であるため女子に飢えている。
- 牧瀬 羊(まきせ よう)
身長:178cm 誕生日:4月8日 好きなもの:読書、抹茶 嫌いなもの:雨の日
スタイル:右シェーク、両面裏ソフト、カット主戦型
「部の名に泥塗るマネしてんじゃないってのバカ犬!」
「まぁ若い内はそういう夢を見るのも悪くないと思うけどね」
- 海燕学園高校卓球部3年で主将。“幻惑”を継ぐ「黄金の継承者」の一人。
冷静沈着な男であるが、素の性格の悪さは部内随一で、自然体で悪口を言っては相手を怒らせてしまう。その性格は卓球にも影響しており、試合では何重にも罠を張り相手を自分のペースに誘導しミスを誘う曲者である。犬子はそんな牧瀬を“羊の皮を被った狼”だと評している。
プレイスタイルは後陣に構え下回転を駆使し守りに徹する「カット主戦型」。
強豪校の主将だけあってその実力は非常に高い。強靭かつ柔らかい肘から繰り出されるカットには強烈な回転がかかり、本来相性が悪いはずの表ソフトラバーのプレイヤーも手玉に取ってしまうほど。そして、防戦を展開する傍ら、全く同じ動作で下回転の中に無回転の球を織り交ぜることで相手を文字通り幻惑しミスへと誘う。必殺技は、高い打点から直線的にコートへ入り、滑るように跳ねる妙技「スキッドカット」。
- 犬子 春介(えのこ しゅんすけ)
身長:162cm 誕生日:5月3日 好きなもの:オムライス、高い所 嫌いなもの:練習、狭い所、ピーマン
スタイル:右シェーク、両面裏ソフト、ドライブ主戦型
「今のゼロバウンドだろ!?跳ねないやつ! 狙って打つなんてスゲェなアゲハ!」
「うん アゲハなら俺の全てをブツけても壊れたりしないよね?」
- 海燕学園高校卓球部1年。“螺旋”を継ぐ「黄金の継承者」の一人。
無邪気にはしゃぎ回る子犬のような性格で、主将の牧瀬に度々窘められている犬子だが、その実力は部内屈指。卓球歴は中学からであるが未だ無敗を誇り、中学3年時は全国大会で優勝し中学生王者に輝いた。その桁違いの才能は師であるふじ乃も認めざるを得ず、「春介は才能だけなら継承者の中でも群を抜いている」と言わしめる程で、彼に壊されたプレイヤーは数しれない。
プレイスタイルは宮地と同様の「ドライブ主戦型」。
犬子自身は小柄な体躯であるが、師のふじ乃から“捻れ”を力に変える技術「スパイラル打法」を会得しており、その発達した深層筋に天性の「センス」と「勘」も合わさって、並のプレイヤーでは彼を本気にさせることすら困難。特に“嗅覚”とも言える直感の鋭さは恐ろしく、アゲハの「ゼロバウンド」も初見で返してしまう程である。必殺技は、本来避けるべき飛びつきを最大級の身体の捻りで強力なパワーショットに変化させる「エアロドライブ」。
- 畔柳 省吾(くろやなぎ しょうご)
「モヒカンの次はチャラ男? まともな面子いねぇな弱小校は」
- 海燕学園高校卓球部3年。副部長。
坊主頭に十字の傷跡が目立つ青年。実力は牧瀬や犬子に及ばないが、副部長の名は伊達ではなく、宮地程度は簡単に倒せる程の力はある。繚乱との練習試合では相手を弱小校だと罵り馬鹿にした態度を取るが、試合後は繚乱の実力を認め、非礼を詫びて宮地と握手を交わした。
名王大附属高校卓球部
県下最強の実力を持つ卓球部。前年度の成績はIH2位。中高一貫校であり、高校のみならず傘下の名王大附属中学卓球部も県内では最強とされ、中高合わせて県内のツートップを占めている。
- 鷹羽 尊(たかば みこと)
身長:174cm 誕生日:1月1日 好きなもの:特になし 嫌いなもの:特になし
スタイル:右シェーク、両面裏ソフト、オールラウンダー
「私は鍛錬のため先に帰還する 後の事は委任した」
「私は卓球に全てを懸けているが故 其の様な戯言に感けている余暇は皆無だ」
- 名王大附属高校卓球部2年。「黄金の継承者」の一人。
絶対王者として名高い名王大附属の中でエースを務める実力者。支部大会では全試合無失点で完封勝利を達成した。容姿・プレイスタイル・ストイックに卓球に打ち込む姿勢など、どことなくアゲハを彷彿とさせるキャラクターであったが連載が打ち切られたため、その強さの全貌が明かされることはなかった。ちなみに作中での台詞は上記の二言のみである。
13人の元世界王者
かつて日本の卓球黄金時代を築いた13人の世界王者たち。ほとんどの者が既に老齢に達しており、その技術は黄金の後継者へと受け継がれている。ちなみに黄金の継承者と同様、全部で13人いるらしいが作中に登場したのは5人だけである。
- 大塚 伊智葉(おおつか いちよう)
「転校早々この騒ぎとは アゲハの奴も相変わらず卓球バカじゃな」
- アゲハの師匠。リリカの祖父でもある。
幼き頃、運動音痴だったアゲハを卓球の道に誘った張本人。引退した現在は卓球場を営んでいる。ゆくゆくは孫娘であるリリカとアゲハを結婚させ、彼に道場を継がせようと考えている。
- 塔堂 利明(とうどう りめい)
「キサマの弟子も孫娘も卓球も 塔堂武虎が喰らう!!」
- 武虎の師匠にして祖父。
弟子である武虎を強い卓球選手に育てるため、武虎とリリカを結婚させ伊智葉の奥義を手に入れようと目論む。
- 深澤 菜甫子(ふかざわ なおこ)
「ウチの卓球が塔堂はんの卓球に負けたことなど 一度たりともありまへんよって」
- 牧瀬の師匠兼海燕学園のコーチ。70歳。
物腰柔らかく常に穏やかな態度を崩さない老女。和服と京都弁が特徴的。
- 江崎 ふじ乃(えざき ふじの)
「バカタレ春介ぇ!! 負けたら承知しないよこの戯け!!」
- 犬子の師匠兼海燕学園の監督。82歳。
見た目は派手なファッションに身を包むギャルであるが、実年齢の通り紛れもない婆さんであり、それを指摘すると激怒する。伊智葉からは「ふじ乃ちゃん」と呼ばれ気に入られている。
- 宇野 誠治郎(うの せいじろう)
「構いません どうせ勝つ試合です」
- 名王大附属高校の監督。
現役の頃は黄金時代の世界王者の中でも最強を誇り、伊智葉も彼には一度も勝てなかった程の実力者。恐らく鷹羽の師匠であると思われるが、打ち切りに伴いその辺りの事情は一切語られることはなかった。
余談
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