東方異形郷とは (トウホウイギョウキョウとは) [単語記事]

この動画記事にはホラー表現や東方キャラの死亡シーン、スプラッタ・グロテスクで内容的に人によっては強い不快感を与える暴力的でショッキングな描写が含まれております。苦手な方は視聴・記事の閲覧をお控えください。

タイトルロゴ

それは非情なくらい突然だった

何の前触れもなく、ある日ヤツらは

幻想郷に現れた

東方異形郷とは、寿司勇者トロ氏による東方手書き作品である。

概要

特徴

突如として現れた異形の怪物が、容赦なく登場キャラクターを襲っていくというパニックホラー作品である。残虐表現には一切の容赦がなく、キャラクターたちが次々と死んでいくためあらゆる耐性が必要であるが、単なるスプラッタではなくホラーとして秀逸な恐怖描写となっている。また、作品の顔である異形たちのデザインは特徴的であり、東方キャラをベースにしたグロテスクな造形は一度見たら忘れられないインパクトを持つ。
また、本作には旧作キャラや多くの2次創作キャラクターが登場している。

ストーリー構成

博麗神社での出来事であるプロローグを起点に、異なるキャラクターを主人公としたストーリーが群像劇的に展開していく。主人公が違うことで、異形に対する行動もそれぞれ変わっており、それぞれのストーリーは違った切り口の独立した作品としても楽しめるようになっている。

プロローグ

魔理沙、レミリアと咲夜、萃香、カナは、博麗神社にてこれから開かれる宴会の準備をしていた。買い出しに行った霊夢を待っていた萃香は、夕刻に現れた神社の石段を上る影へと駆け寄るが・・・

魔理沙編

博麗神社からレミリアを連れて逃げた魔理沙は、魔法の森の上空で謎の飛行物体に襲われる。

咲夜編

時間稼ぎのために神社に残った咲夜は、異形にお前は霊夢なのかと問いかけるが・・・。

チルノ編　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★

美鈴編冒頭の少し後、チルノと大妖精は魔法の森にあるチルノの家で宿題を片付けていた。

アリス編

神社での宴会に参加しなかったアリスは、魔法の森の自宅にて悪夢にうなされていた。

美鈴編　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★

レミリアと咲夜の不在を預かる美鈴は、妖精たちの相手をしつつもいつものように寝て門を守っていた。しかし突然、霧の湖から2つのパンジャンドラム異形が紅魔館へと突撃してきた。

パチュリー編　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★

美鈴編とほぼ同時刻、紅魔館に侵入した異形の片割れは、大図書館に突入した。図書館の主であるパチュリーとその使い魔の紅魔の小悪魔さん小悪魔はこれを迎え撃つが・・・

三月星編　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★

異形による蹂躙が始まってまもなく、三月星のサニーは仲間であるルナ、スターと対立していた・・・。

幽香編

一方その頃向日葵が咲き誇る太陽の畑は、一本だたらによって蹂躙されていた。

フラン編

紅魔館の地下に幽閉されているフランドールは、待ち続けていた。今日は最近出来た初めての友達、こいしちゃんが遊びに来てくれる予定なのだ。

妹紅編

いつものように道案内をしていた妹紅は、巨大な化け物に遭遇した。

ルーミア編

異変が始まったその日、ルーミア、リグル、ミスティア、メディスンは森へある花を探しに来ていた。そこでルーミアは”あるもの”を見つける。

異形たち

本作の顔とも言える異形たちは、東方キャラクターの特徴を残しつつクリーチャー化させた造形となっている。残虐で容赦無い行動の一方、非常に個性的なキャラ付けがなされている。

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博麗霊夢の異形
外観はほぼ霊夢だが、顔が陰陽玉を模した形になっており、陰と陽の境界が口となっている。攻撃方法は体から生える針と御札。
河城にとりの異形(NITORI)
戦闘機のような外観の異形。本体が中に乗っているのか、それ自体が本体なのかは不明。乗員保護を無視した急加速・急停止の高機動を誇り、機関銃やミサイルといった相応の武器で攻撃する。また、カタパルトを搭載しており後述する秋姉妹の異形などを射出する。
マリンの異形(通称ン？さん)
この作品の看板とも言える異形で、妖精のマリンの頭部にそのまま手足が生えている。登場のたびに「ン？」と喋っており、そのインパクトと煽りスキルによってたちまち視聴者の人気者となった。攻撃方法は主に打撃。
大妖精の異形(DIEちゃん)
進撃の巨人となった大妖精の姿。圧倒的なパワーに加え、テレポーテーションによる神出鬼没の機動力を兼ね備えた強力な異形である。
チルノの異形
全身が氷の鎧で覆われた姿をしており、他の異形とは一線を画すカッコイイ異形である。移動方法も、地面を凍らせながらスケートの要領で進むというスタイリッシュなものである。口の中にラミエル正八面体の結晶があり、その口から冷気砲を発射する。
通称わかるよ？さん
ン？さんと並ぶ妖精モブ異形の代表格。最近人気急上昇中。あらゆる会話に「わかるよ？」で返すというン？さんを凌ぐ煽りスキルは見もの。攻撃方法は巨大な手を使ったハエたたきや握りつぶし。作者のPixivではこの人気妖精モブの仲睦まじい姿が見ることができる。
三月精の異形
 獣のようなサニー、振り子ギロチンの足を持つルナ、プレデターでニンジャなスターの三人(?)組。本作の本物のと違ってこちらは仲がいい。なお、ルナはやっぱりよくコケる。
霧雨魔理沙の異形(偽魔理沙)
自称最強の魔法使い。外見は魔理沙にしか見えないが、髪が長く顔はのぺっとしていてトーンがかかっている。日本語がおかしいが会話は可能、というか物凄くお喋り。攻撃方法はあらゆる魔法を使いこなす万能型で、どこかで見たことのある破壊能力やテレポートが可能。
秋姉妹の異形
ヨコハマタイヤのようなフォルムで、パンジャンドラムのように進路上のものを破壊しながら進む輪入道。妹の穣子の方は、タイヤに見える部分は殻であり中に虫のような本体が閉じこもっている(姉もそうなのかもしれないが不明)。虫自体は直接的な攻撃手段は持っていないが、自爆が可能である。
東風谷早苗の異形
手が異様に長い早苗の格好をしており、ホラー演出に定評のある異形。今のところ物理的な実体ではなく、特定の人物に恐怖を与えているだけのようである。なお、諏訪には手長神社という神社がある。
鈴仙・優曇華院・イナバの異形
元キャラクターが軍人で異邦人なだけに、サイボーグ化したアメリカンなウサギさんとなっている。ある御方の命令で動いてる模様。
多々良小傘の異形
一本だたらのような姿をした異形。周りに雨を降らせ、踏みつけによって攻撃する。やったね、強いね。しかし荒らした場所が太陽の畑だったため、主がやってきて・・・・それがこのざまである。
風見幽香の異形
上半身は幽香そのままで、下半身からいろいろな植物や触手が生えている。服がはだけてたり、発言が際どかったりと何かとエロい。手下にくるみやオレンジの異形がおり、非常に部下思いでかわいい。
リリー・ホワイト&ブラックの異形
元キャラの原型が全くないドラゴンのような異形。白のほうはNITORIから射出されていることが確認できる。何故か異形チルノと喧嘩しており、異形も一枚岩ではないことが伺える。
十六夜咲夜の異形＆十三騎士団
"魔王"に仕える従者十六夜咲夜と、彼女を団長とした親衛隊組織らしい。メンバーはメイド妖精のバッカちゃんなど。
エリート妖精
他の異形妖精とは一味違う妖精たちで、集団で行動しチームプレイを得意とする。かわいい。伝達妖精のデンカちゃんなどが人気。
アリス・マーガトロイドの異形
 鼻と口がない人形のような姿をした異形。異形の中でも古参で、仲間や敵の死体を回収するのが役目。異形魔理沙が多彩な能力を持っているのは異形アリスの研究成果らしい。
余談だが、寿司勇者トロ氏本人による三次創作、「異形の廃園」に登場する異形アリスとはデザインが異なる。
メディスン・メランコリーの異形
複数の人形と混ざり合った蛇のような異形。どんな免疫細胞をも無視する即効性の劇毒を使用する。