「勝つのは当然よ!なぜなら私がキングヘイローだから!」
キングヘイロー(ウマ娘)とは、「ウマ娘 プリティーダービー」の登場キャラクター。
実在の競走馬「キングヘイロー」をモチーフとするウマ娘である。CV:佐伯伊織
誕生日:4月28日 身長:159cm 体重:完璧 3サイズ:B85/W60/H85
自信家、かつ負けん気強いお嬢様。勝つためならば手段を選ばない策士でもある。そんな彼女の本心とはいかに。緑色の勝負服が鮮やか。スカートの飾りベルトには「K」「H」のイニシャルがあしらわれている。
ゲーム版では当初メンバーに入っておらず、アニメ版放送開始を前にして60番目のウマ娘として実装が発表され、アニメ版にて初登場となった。
ファンからの愛称は「お嬢」。公式生放送で声優陣からもそう呼ばれていることが判明した。
トレセン学園に入学後、デビュー戦で三連勝。その勢いのままに上位のレースも席巻するかと思われたが、弥生賞3着、皐月賞2着といずれも惜敗に終わっている。主人公のスペシャルウィークらとは激しいレースを展開し、目立つ位置にはいるのだが、勝ちには見放されている模様。今度は日本ダービーに出走し、頂点を目指すも…?
| スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
|---|---|---|---|---|
| 87 | 60 | 93 | 73 | 87 |
| バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
| 距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
| A | B | B | C | |
| 脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
| G | B | A | D | |
| 成長率 | パワー+20%、根性+10% | |||
サービス開始時から初期☆1[キング・オブ・エメラルド]が実装。☆3まで上げると専用勝負服になる。
距離適性が満遍なく高め。これは史実であらゆる距離の重賞レースを走った(徐々に短距離に絞られ、結局勝ったのも2000m未満だけである)ことが反映されている。
しかしその結果、彼女が得意なのは短距離なのに短距離の目標レースは2つしかなく、クラシック三冠も走ることになる(菊花賞は長距離であるが、出走なので順位は関係ないだけマシ)。
クラシック級までは普通の中長距離適性のウマ娘でも難易度が高い中距離以上のクラシック三冠路線であるにもかかわらず、シニア級ではいきなり史実で勝った唯一のGIである高松宮記念(短距離)で1着を要求され、さらにスプリンターズステークス(短距離)でも1着必須。かと思えば最終目標の天皇賞(秋)はまた中距離であり、さらに高松宮記念とスプリンターズSの間にはマイルの安田記念まで挟まるため、長距離の菊花賞は出走だけでいいとはいえ事実上は全ての距離のレースに出て結果を出さなければならない。
短距離が得意だからといってサクラバクシンオーのようにスタミナ度外視で短距離育成をしていると、短距離レースにたどり着く前にクラシック三冠で詰んでしまう。まずは適性B止まりの中距離をAにしないと辛いだろう。三冠を狙うなら長距離も是正したいが、菊花賞から高松宮記念までの期間がさほど長くないため、クラシック三冠を突破するために中長距離向けにスタミナを重視した育成をしていると肝心のスピードが育ちきらずに高松宮記念で詰むという展開が起こりやすい(因子でスピードを確保しようとしても、高松宮記念は3月後半なので2度目の継承イベント前)。さらに順調に育っていても脚質適性が「差し」であるため、位置取りに失敗してバ群に埋もれて沈没する事故がたびたび起こるうえ、短距離ではバ群に突っ込んでしまったときにリカバリーする時間がないためなおさら事故りやすく、本来の適性であるはずの短距離で苦戦するという状況に陥りがちになってしまう。
こうした要素により、初期実装組の中でも育成難度は間違いなく最難関の一角を占める。
ちなみにこの短距離の少なさのせいで、必須レース以外に出ないとURAファイナルズは中距離になってしまう。短距離にするには必須以外で短距離レースに3回出ればよいので、URAを短距離にしたい場合はレースは毎週チェックしよう。ただし前述の通りクラシック三冠を意識した育成の場合、むしろ中距離の方が勝ちやすいステータスに育っている場合もあるので、育成状況を見て判断したい。
また、レースを冷静に運べた時に発動する固有スキルや逃げ適性Gと、なんとなく含みを感じなくもない設定が見られる。絶対福永のせいだ。
ちなみにレースを冷静に運べた時という発動条件だが、レース中出遅れず、一回も掛からず、かつ最終直線に入った時に5番手以下を満たす必要がある。発動条件に色々な制約はあるものの、その分上昇量は高くなっている。あと星2以下と星3以上のスキルは演出が全く違う。星3以上は心に何かこみあげてくるトレーナーもいるとか。
クリアするのも一苦労、史実ばりの苦難が待ち受ける彼女であるが、クリアすれば最低でもG1を3勝できる。欲を言えば、序盤の緩めの目標レースとなっている皐月賞・ダービー・菊花賞も勝ち取り、かつての主戦・福永祐一も前2020年に成した三冠の栄誉を彼女に与えてみてはいかがだろうか。必然的に、1200から3000まで勝てるウマ娘を目指すことになるが。
そして最終目標の秋天を突破した後、目標外のシニア級有馬記念に出ると特殊イベントがある。適性が一番低い長距離のレースであるが、もしA以上に是正できてスタミナも備えていたらぜひ出てみよう。見事同世代のライバル全員を打ち破って有馬記念のセンターに立ったときには、真のエンディングとも呼べるイベントが待っている。
なお、彼女専用称号の獲得条件は「継承で合計GIを11勝以上したウマ娘の組み合わせを使用し、同世代のライバルであるスペシャルウィーク、セイウンスカイ、エルコンドルパサー、グラスワンダーのすべてに3回以上勝利する」ことで獲得できる。史実での両親のGI勝利が合計11勝ということから来ているかもしれない。
世代のライバルたちを圧倒し同世代の頂点に立った時、彼女にふさわしい称号が与えられるだろう。
2021年4月15日からスタートする第2回レジェンドレースでは、スプリンターズステークスがフィーチャーされているが、その中でレジェンドウマ娘の1人目として登場する。彼女は同レースで3着(1999年)・7着(2000年)であり、史実で当該レースに勝利していないレジェンドウマ娘は初となる。なぜ高松宮記念じゃないのか
同レースでは、もちろんサクラバクシンオーが筆頭攻略キャラとなるが、彼女はレジェンドとして登場したバクシンオーとは戦えない。イベント発表時点で、短距離適性Aのウマ娘は、他にタイキシャトルとキングヘイローしかいなかった。のちに追加が発表されたカレンチャンもレアリティは☆3のため、ガチャ運が悪い場合バクシンオー攻略用ウマ娘は必然的にキングヘイローが筆頭候補となる。
キングヘイローは上述の育成目標のためバクシン育成が十分にできず、彼女を選択した場合育成を含めた攻略難易度が跳ね上がると予想される。愛と工夫で育て切るか、頑張ってガチャを回すか、短距離Bのウマ娘をAにして挑むか判断の分かれるところである。
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キングヘイローがまとめて撫で切った!
※2000年 高松宮記念 東海テレビ植木圭一の実況より
キングヘイローは父は80年代の欧州最強馬ダンシングブレーヴ、母はアメリカでG1を7勝したグッバイヘイローという世界的超良血馬であり、三冠馬となることを期待されていた。
そして悲運の超天才騎手・福永洋一の息子である福永祐一の騎乗でデビュー。良血に天才騎手の息子という組み合わせでデビューから3連勝。
しかし、G1レースでは一向に勝てなかった。特に第65回日本ダービーでは、ダービー初騎乗であった福永が緊張から無用の大逃げをする失態を犯してしまい、14着の大敗。福永にとっても苦い思い出となった。10回のG1出走にもかかわらず勝ちはなく、同世代ではスペシャルウィーク・グラスワンダー・エルコンドルパサーが覇を競い、超マイナー血統のセイウンスカイにはクラシック二冠をいずれも目の前でかっさらわれ、周囲からもかませのような扱いをされるようになった。
実に5歳馬となった2000年、福永に代わってベテランの柴田善臣騎手を鞍上に迎えて久しかった高松宮記念。レース開始時には実況からも名を挙げるのを忘れられる状況だったが、大外からゴール際でぶち抜いてついに優勝。調教師が涙する感動のレースとなった。
この時、2着に入ったディヴァインライトに騎乗していたのは福永であり、自身が負けて一番悔しかったレースの一つに挙げる程であった。
2000年の有馬記念をもって引退・種牡馬入り。通算27戦6勝。最後まで故障せず3年走り続けたが、勝利したG1レースはやや格落ちの高松宮記念1つ。種付料は100万円前後と同期から差をつけられてしまうが、その分「手頃な種付料の丈夫な良血馬」として例年100頭を越える繁殖牝馬に恵まれ、活躍馬も中央・地方問わず多数輩出した。中でもカワカミプリンセス(父より先にウマ娘化された)はオークス・秋華賞を無敗で制し、ローレルゲレイロは高松宮記念で父子2代制覇を達成した。
それから時はさらに過ぎて2018年。
遂にやった!福永祐一 19回目のダービー!
※2018年 日本ダービー フジテレビ福原直英の実況より
キングヘイローが大負けした1998年ダービーがアニメ・ウマ娘によって蒸し返された年、そのレースで騎乗していた福永祐一が、第85回日本ダービーにてワグネリアンに騎乗し勝利。19回目の挑戦にして初のダービー制覇を成し遂げた。
福永騎手を祝福する声とともに、あの日のレースが再び話題となり、キングヘイローの名がSNSのトレンドに一躍上がることになった。
もしかすると、キングヘイローも陰ながら福永騎手を応援していたのかもしれない。
そんなかつての相棒のダービー制覇を見届けて安心したのか、2019年3月19日、老衰により24歳でこの世を去った。
自身が2000年に制覇した高松宮記念を5日後に控えての訃報である。
中の人である佐伯伊織もTwitterにて追悼文を発表。高松宮記念当日のウマ娘公式G1イラストも、追悼を兼ねてキングヘイローを登場させた。
そしてその高松宮記念では、「最後の奇跡」が起きたかのように、福永騎手が騎乗するミスターメロディが勝利した。
キングヘイローの産駒である牝馬ダイメイプリンセスもミルコ・デムーロの騎乗で出走した中でのサイン馬券。
ゴール後、福永騎手はキングヘイローの事が頭を過った様で、インタビューでも「キングヘイローが後押ししてくれたような感じになった」と、感慨深く語った。
詳細は当該記事へ→キングヘイロー
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最終更新:2025/12/19(金) 20:00
最終更新:2025/12/19(金) 20:00
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