ミルワカバ(ウマ娘)とは (ミルワカバとは) [単語記事]

本命ばかり見てたら
また足掬われちゃいますよ？
安田に辿り着くまでもなく　前哨戦で
このミルワカバが　叩き潰してあげます
覚悟しておいて下さいね
セ・ン・パ・イ♡

概要

本作の主人公オグリキャップ達より一つ下の世代のウマ娘。褐色肌で×模様が入った紫の瞳を持つ。髪は黒いがもみあげと後ろ髪の一部が赤く、前髪には「く」の字型の模様が入っている。赤い牛角のような飾りの付いたカチューシャを常に着用しており、G1 レースでは赤い士官服風の勝負服に身を包む。誰に対しても軽薄な雰囲気の敬語で喋る。

第四章『芦毛の怪物篇』から本格的に登場し、世代の代表として「最強のウマ娘」オグリキャップに対し立ち向かうこととなる。

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 https://twitter.com/KUZUMI777/status/1783345835549540859

作中での活躍

第三章『永世三強篇』

第133R『社会現象』にて初登場する。SHIBUYA109のエレベータータワー外壁に掲示されたオグリキャップの写真入りの有馬記念の巨大広告を眺め佇む後ろ姿と口元のみが描写された。

第四章『芦毛の怪物篇』

安田記念

第148R『リベンジマッチ』にて再登場し、第149R『勝つ為の選択』にて初めて名前が登場する。

オグリキャップとバンブーメモリーが安田記念でのリベンジマッチを約束し合っている場に現れ、初対面のオグリに対し「スーパークリークやイナリワンの出る天皇杯（春）に出場しないのは有馬記念で負けて日和ったからか」と挑発。しかし「気にはなるが、北原（副トレーナー）が言ったのだから何か理由があるはず」とあっさりかわされてしまう。拍子抜けしつつも「安田の前哨戦で叩き潰す」と宣戦布告するもオグリが「前哨戦には出ない」と明かし、さらに宣言に対し無配慮に対応してしまったことを謝罪すると居たたまれなくなり、顔を真っ赤にして「安田も走るし宣言自体は別に間違っていない」と負け惜しみを吐きつつ走り去っていった。

その後前哨戦である金杯・中京記念で2連勝を飾りつつ本戦の安田記念に臨むも、事実上の新トレーナーのもと有馬での失策をものともしない先行策でレコードを更新したオグリキャップの3着に敗れた。

後日雑誌記者の取材を受けるが「いつもこっちの事なんかおざなりなクセに　オグリキャップと走った途端にすり寄って来やがって」と追い返した。

宝塚記念

その翌月の宝塚記念にも出走。荒れたバ場状態の中でセオリー通りの冷静な走りで2番手を維持し、最終コーナーで先頭に躍り出る。中団にいたオグリキャップが猛追するが伸び切らず、そのまま1着ミルワカバ、2着オグリキャップでレースは終了した。最強のウマ娘のあっけない敗北に対し困惑に包まれた阪神競馬場の中で、最も結果に納得できなかったのは勝利したはずのミルワカバだった。

フザけんな…
フザけんなよ…　おい…

なにをやってんだよ!!?　お前!!!

立ちすくむオグリに掴みかかり、観客席から入って来た友人ブライトロックに取り押さえられる。

認められるワケないでしょう!!?
こんな決着…　あってたまるか!!!
なに負けてんだよ!?　あんたオグリキャップだろ!?
こんな…　こんなの　違う……ッ!!

こんなの芦毛の怪物じゃない!!!

無効だ!!　もう一回走れ!!!

おい!!!

こっちを見ろ!!!

オグリキャップ!!!

後日の報道ではレース後に怪我が発覚したオグリキャップの話題で持ち切りとなり、ミルワカバの活躍について触れる者は少なかった。

人物

イギリスの名トレーナーの娘として生を受け、トレセン学園入学後華々しくデビューを飾り「"天翔”カツラギエースの再来」として周囲から大いに期待された。しかし彼女ら世代の活躍は地方から中央へ移籍し強豪を次々と薙ぎ倒したオグリキャップの話題でことごとくかき消されることとなる。努力して結果を出しても報われない競走界に失望し、将来有望だった同世代の友人^[1]もトレセン学園を去っていく。