テイエムオペラオー(ウマ娘) 単語


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テイエムオペラオー

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「歌うように華麗に、勝利をつかんでみせようじゃないか」

テイエムオペラオー

テイエムオペラオー(ウマ娘)とは、「ウマ娘 プリティーダービー」の登場キャラクター。

実在の競走馬、テイエムオペラオーをモチーフとするウマ娘である。CV:徳井青空

概要

誕生日:3月13日 身長:156cm 体重:常に完璧(自称) スリーサイズ:B76・W55・H80

自称「世界最強・最速にして、最高の美貌を持つ天才ウマ娘」
超ナルシストなボクっ娘で、常に自分を主役に置きたがる。
そのナルシストっぷりは、他のウマ娘からは呆れられつつも優しい目で見られている。

ウマ娘プリティダービー公式サイトより

ショートヘアーにピンクの王冠を身につけ、宝塚の男役を思わせる中性的な美貌を持つ。自己愛性が誰よりも強いボクっ娘である。
勝負服は、白のベースカラーにピンクとゴールドの装飾がまぶしい王子様スタイル。そのままで歌劇に出ても全く違和感ないだろう。

アニメでの活躍

トレセン学園最強のチーム「リギル」の一員。劇中ではレースよりも、ファン大感謝祭での出し物「リギルの執事喫茶」で見事な男装っぷりをみせた活躍が目立つ。シンボリルドルフ、エアグルーヴ、フジキセキと共に女性ファンたちの熱い声援を受け、ファンの中には感激のあまり失神する者もでるほどであった。
第10話のレースではスペシャルウィークをマークするも、スペ自身が7着に惨敗したことの巻き添えを食らってオペラオーも3着に終わっている。
WDT(ウィンタードリームトロフィー)の出走メンバーにも選ばれている。

ゲームでの能力

2021年3月2日に育成キャラとして追加実装された。
堂々の☆3での世紀末、いやさ年度末覇王の舞台開演である。

史実でJRA競馬研お墨付きのスタミナと、叩きあいに負けなかった根性は初期ステータスで高く反映されている。反動はスピードとパワーに来ているが、中距離以上が舞台になるオペラオーにこの配分は適している。
固有スキルは「最終コーナーで前の方で競り合う」、つまり僅差圧勝の史実をなぞることで発動するため、実力伯仲の相手がいるほど強い走りができる。その他スキルのラインナップは明確に中距離・先行が本領だが、適正上は長距離および差しにも対応できる。
目標レースは最初のファン集めが終わると以降全てGIとなり、中距離だけでなく長距離も混ざる。特に自前の非根幹距離◯が効かない天皇賞(春)が勝負所なので、3年目春までには自慢のスタミナを仕上げておく必要がある。史実と異なり、最後の有馬記念以外に1着指定はないのが幸いか。

サポートではR版のみ初期実装。育成版でA適正のある中~長距離、先行・差しにそれぞれ対応したスキルをマルチに有している。

楽曲

帝笑歌劇〜讃えよ永久に〜
作詞:松井洋平 作曲:藤末樹 編曲:三谷秀甫
CD「STARTING GATE 06」収録。ほぼ全編が自画自賛と言うコミカルな曲だが、モチーフ馬を知っていると力強い部分もある。
ホラね、囲まれた…人気者はツラい(究極求心)
一瞬で抜け出して 優美に! 気高く! 駆けていく(頂点!)
も う 目 が 逸 ら せ な い ね !

史実

2000年 有馬記念

勝ち続けると、全ての馬が敵になる。
その馬は、完全に包囲された。道は消えたはずだった。

テイエムオペラオー。お前は何故走れたのか。
──年間全勝のレジェンド──
その戦いに、人は夢を見る。さあ、夢を見よう。

2013年 JRA 有馬記念CMより

父オペラハウス、母ワンスウエドの間に生まれた。当時は父方の血統は実績がなく、馬体も一見平凡なこの仔馬は、ひとりだけ惚れ込んだテイエム軍団の総帥・竹園正継(建築資材メーカー社長)によって最低価格で競り落とされた。冠名の「テイエム」父の名の「オペラ」そして強い王者たれと言う願いを込めて「オー」を付け、「テイエムオペラオー」と名付けられた。竹園氏の幼馴染である岩元市三調教師に託され、岩元厩舎に所属する当時デビュー3年目、まだ無名に近い若手騎手・和田竜二と運命の出逢いを果たす。

新馬戦デビューは残念ながら敗れ、軽いけがもあってしばらく休養。1999年の4歳馬未勝利戦を勝って勝利経験馬となった。その後は重賞も勝ち、いよいよクラシックへの挑戦となった。が、当初馬主のダービー標準の為にクラシック未登録も岩元調教師による説得の末追加登録された。こうして皐月賞を制覇。和田騎手にとってもGI初勝利だった。

その後は上位を争うも勝ち切れない1年となり、和田騎手も騎乗の未熟さを指摘されることもあった。
特に菊花賞敗北後、竹園氏から乗り替わりを要求されたが、和田騎手を一人前の騎手に育てたいという岩元調教師の熱意に押され、継続が決まった。

明けて2000年、ミレニアムイヤーの5歳馬時に重賞8連勝、GI5連勝(天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念。当時の古馬中長距離路線のGI5レース完全制覇)という大活躍を見せ、「世紀末覇王」と呼ばれるようになる。
鞍上の和田騎手も周囲からの期待に押しつぶされそうなプレッシャーの中、オペラオーを信じて共に駆けたのだった。
そのプレッシャーは半端なく、「気を張りすぎて、競馬の時以外は廃人のような状態だった」と振り返るほどであった。

代わって2001年はライバルたちの猛追によってまたも勝ち切れない日々が続き、天皇賞(春)はメジロマックイーン以来の連覇を達成してGI通算7勝となったが、あと1つを勝つことはないまま年末をもって引退した。
新馬戦から引退まで一貫して手綱を握り続けてきた和田騎手は引退式で、「オペラオーからはたくさんのものをもらったが、何も返せていない」と、自身の騎手としての更なる成長を誓い、いつかオペラオー自身に認めてもらうことを願った。

引退後は種牡馬入し、障害競走で活躍したテイエムトッパズレ、テイエムエースを輩出していたが、2018年5月17日に心臓麻痺で22歳で亡くなった。
一方、和田騎手は勝ち星こそ稼ぐものの、GI勝利からは遠ざかってしまった。2012年にワンダーアキュートとのコンビで地方交流GIのJBCクラシックを、2015年に同馬で同じく地方交流GIのかしわ記念に勝利するものの、中央GIではおよそ17年間で120連敗と苦汁を舐め続けていた。
和田騎手は一度オペラオーに会いに行ったが、ガブリと一噛みされたと言う。まだオペラオーは彼を認めてはくれなかったのか。

オペラオー

それから程なく2018年6月24日、第59回宝塚記念。和田竜二騎手はミッキーロケットに騎乗し、テイエムオペラオーを降りてから初めて中央GIを制した。実に17年ぶりの悲願達成である。
偶然にも、2001年にメイショウドトウに敗れた時と同じ日付・同じ馬番。加えて、オペラオーの四十九日を翌日に控えた中での快挙。
勝利騎手インタビューで和田騎手が「オペラオーが背中を押してくれた」と語ったことは、決してセンチメンタリズムの一言で片付けられることではあるまい。

おめでとう

ゲームにおいて、テイエムオペラオーがオペラの主役たる王者になれるのか、若き相棒と共にミレニアムイヤーの中央競馬界を席巻した世紀末覇王がウマ娘の世界でも覇王になれるのか、それはトレーナーたるプレイヤー次第である。

詳細は当該記事へ→テイエムオペラオー

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関連項目

  • ウマ娘 プリティーダービー
    • ウマ娘 プリティーダービー(アニメ)
  • ボクっ娘
  • 和田竜二
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