ヘヴィメタル 単語

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ヘヴィメタル

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ヘヴィメタル(英:Heavy Metal)とは音楽形態のひとつ。俗称はメタル、ヘビメタなど。(ただしヘビメタという呼称は多分に蔑称的要素を含んでおり、肯定的な意味ではあまり使われないので注意)
ニコニコでは関連動画に「メタルタグを付けるの一般的。

ハードロックの延長線上にあり、音楽性の類似からHR/HM(もしくはHM/HR)と表記される事が多い。

語源

heavy metal(重金属)はもともと麻薬者の究極状態を意味するスラングであったが、音楽として使われるようになったのは、HRバンドであるブルーオイスターカルトプロデューサーであったサンディパールマンが、彼らの音楽性を形容するために転用したのが最初である、とされる(諸説あり)。

もっとも、この言葉が音楽業界に浸透するになったのは、1970年代末期-80年代初期のNew Wave of British Heavy Metal (NWOBHM)がきっかけである。当時盛を誇っていたパンクロックニューウェイブに対抗する形で、Iron MaidenやDef Lepard、Saxonなどの新人ハードロックバンドを新しいキャッチフレーズで迎えるため、音楽ライタージェフバートンが、ハードロックの代わりにへヴィメタルという言葉を当てはめ、New Wave of British Heavy MetalとしてSounds上で紹介したのが始まりである。80年代前半以降は、ハードロックブルースやブギー、ロックンロール色の強いものをし、へヴィメタルはより攻撃的な演奏を含むものを意味することが多くなった。

特徴

サブジャンルが多く一概にすることは難しいが、総じて言えるのは、重くんだギターと叫ぶように歌うボーカルデスメタルなど一部のジャンルでは、を押しつぶすようにして歌うだみ声=デス)であり、ほとんどの楽曲で速弾きを中心としたギターソロが挿入される。他にも、ギターチューニングを下げて低音を出すこともしばしば行われ、また、バスドラムを二つ使った(ツーバスと呼ばれる)たたみかけるようなリズムキープの曲も多い(Deep Purpleイアン・ペイスiron Maidenニコ・マクブレインLOUDNESSの故・樋口宗孝など、あえてワンバスにこだわるHR/HM系のドラマーも少なくない)。

外見

ヘヴィメタルの外見の特徴としてレザーファッションに長と言うのがある。
レザーファッションに関してはJUDAS PRIEST1979年にレザーに鋲を付けたものを着るようになってから「レザー&スタッド」と呼ばれるメタルファッションが定着し始めた。
1979年イギリスアイアン・メイデンを中心に勃発した「New Wave of British Heavy Metal 」(通称「NWOBHM」)のブームによりデニム&レザーと呼ばれるファッションが定着する。

1980年代中期になるとレザーよりも手なメイクスパッツ(もしくは特注のタイツ)と言った物が急増したが、1990年代以降はカジュアル装も立ち、グランジオルタナ系のもあってか、一部のメタルミュージシャンファッションにまでを与えている。
また、黒Tシャツにレザーパンツと言った装も多い。

髪型に関しては70年代こそ伸びっぱなしなむさ苦しい長が多かったが、80年代に入る頃にはパーマを当てたり、髪の毛を逆立てたりと様々な髪型が誕生した。1990年代以降はバンドコンセプトによって様々である。

一見、全てのメタルミュージシャンが長であるかのように思われそうだが、ロブ・ハルフォード、ウド・ダークシュナイダーグラハム・ボネットのような短ミュージシャン1980年代には少なからず存在していたが
1990年代に入る頃には坊主スキンヘッドにするメタルミュージシャンも急増している(例:ケリー・キング、ロブ・ハルフォードジョーダン・ルーデスフィリップアンセルモ、高崎晃など)。

その他、年齢と共に禿げてきたせいで長カツラを着用するミュージシャンも存在する(例:リッチー・ブラックモアジョー・リン・ターナーマークリアリ、マークボールズなど)。 

ニコニコにおけるメタル

psycho氏に代表される「Metal Of~シリーズなどのアレンジ系、涼宮ハルヒ○○シリーズ演奏してみた歌ってみたMAD、ひいては釣り動画までと、較的に活発にアップロードされやすい傾向がある。

また、いわゆる入門編などの一見さん歓迎動画が他の音楽ジャンルより多いことも特色。
これは、90年代以降にをつけてきたメロディック・スピードメタルが近年のアニメソングと類似している事が考えられる。

当然ながら、他に音楽ジャンル同様Vocaloidに歌わせるケースもあるが、ミクメタルを苦手としている事もあってかあまり多くはない。が、メタル演奏重視を逆手に取り、ソロフレーズを丸ごと歌わせたりするなど新地も誕生している。(口ギター)

アングラデス系等の音楽較的充実しており、ライブ映像などがよくアップされている。

なお、「ツーバス」を踏み続ける事が多いので「ドコドコ」、もしくは「dkdk」などと弾幕られる事が多く、また空耳歌詞も多くられるため、コメント阿鼻叫喚の状態になることも時々ある。

ニコニコ生放送

ニコニコ生放送動画紹介カテゴリにてメタル専門のリクエスト放送を行っているニコニコミュニティも数多く存在する。放送内容はコミュニティによって大きく異なり、デスメタル中心の放送やジャパメタ専門の放送など様々である。メタルに関して非常に幅広い知識を持つ放送者・視聴者も多く、バンドの新譜の内容や知る人ぞ知るマイナーバンドについての情報交換の場としても楽しめる。

公式生放送に関しては、2009年2月辺りにデーモン閣下が登場したのが初となるが、その後2010年8月マーティ・フリードマンバンドメンバー募集企画マーティP参照)、2011年6月LOUDNESSアメリカ演、2011年7月DIR EN GREY9月DREAM THEATERニコファーレでのマーティライブ11月WHITESNAKEを始めとするワーナーミュージック・ジャパン所属のハードロックバンドの特集など、2011年辺りからに1~2度程度ではあるが少しずつ特番が放送されている。

サブジャンル

メタルは時代は経るごとに、他の音楽との融合や洗練を繰り返し続けているため、非常に細分化されており多数のサブジャンルを抱える。
それゆえに、同じメタルと言うカテゴリにおいても全く違う音楽性を示す物も多く、例えリスナーであっても全な把握は難しい。

また、ジャンルによって全くリスナーが異なるので、当然のように動画空気も変わってくるので注意されたし。

ヘヴィメタル≠ヘビメタ?

最近ではほとんど死語であるが、「ヘビメタ」という呼称は一種の蔑称、または差別であり、メタラーはその呼び方を嫌うので注意が必要である。

詳しく書くとやたらと長くなるので端的に述べると、日本音楽シーンではヘヴィメタルの音楽性はほとんど無視され、Xや聖飢魔IIのようなパフォーマンスを前面に出すバンドのみが評価されてきたという経緯がある。
それ自体の是非はともかく、結果としてメタル「なんかトゲトゲのついたを着て変なメイクしてギターかき鳴らしてシャウトする」というような類イメージばかりが先走る結果となってしまった。

これが「ヘビメタ」であり、大意としては「メタルとは似て非なる、格好ばかりで音楽としてはクズみたいなバンド」 というあたりだろうか。(ただし、Xや聖飢魔IIがそうだというわけではない。もっとも、生メタラーパフォーマンスを含めたメジャー志向のあるバンド異常なほど嫌うのだが)

もっとも、前述のように現在では死語同然の言葉であり、某「ヘビメタさん」のように回顧と自虐をこめて肯定的に使われる向きもないではない。

動画

関連コミュニティ

以下、メタル中心のリクエスト放送を行っているコミュニティを掲載する。メタル放送を行っているコミュニティは数多いが、ここではその中でも「コンスタントに放送を行っており」、「現在動画リクエスト放送が中心である」コミュニティのうち「参加人数が特に多い」ものを掲載する。

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最終更新:2024/05/05(日) 11:00

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