週刊少年チャンピオンとは、日本が誇る4大週刊少年誌(漫画雑誌)の1つである。
ちなみに、週刊少年誌は4つしかない。
かつては発行部数が200万部を超えたこともあったが、今では良い思い出である。
概要
秋田書店が発行する週刊少年誌である。通称は、「週チャン」、「チャンピオン」、「バキが連載しているアレ」など。分厚さは他3誌と互角。毎週木曜日発売(北海道・九州では金曜)、基本的に毎号270円。2005年10月より「サワー沢様」「ブチュレロ」「初老」こと沢孝史が編集長に就任した。
メジャー漫画しか知らない人はもちろん、マイナー志向の漫画通、アニオタなどからもハブられ、本屋によってはコミックスのコーナーすら用意されていないなど、誰が読んでるのかよく分からない雑誌である。一説には読者=変態と言われ、チャンピオン好きの変態は自らを男性はチャンピオン紳士、女性はチャンピオン淑女と呼称する。
低迷期に入った1980年代前半~1990年代前半までは男性読者が圧倒的であり、完全なる工業高校状態であったが、1995年に「特攻天女」の連載がスタートした事でチャンピオン淑女と呼ばれる人種が現れる。「星矢」や「弱虫ペダル」などの影響で最近では徐々に増加傾向にある。
読者ファンに言わせれば内容は非常に充実しており、骨太のストーリーや勢いある描写が魅力のスポーツ・格闘マンガ(バチバチ、ANGEL VOICE、弱虫ペダル)。設定が個性的な可愛いショートギャグ・コメディ(みつどもえ、侵略!イカ娘、木曜日のフルット、りびんぐでっど!)。 喧嘩シーンもほのぼの青春シーンも面白おかしい不良物(クローバー、シュガーレス)。2011年連載スタートの新人作家枠(てんむす、ましのの、空が灰色だから)などバランスの取れた誌面構成となっている。
歴史
史上初の新書版コミックレーベル「サンデーコミックス」の大ヒットにより、秋田書店が少年漫画誌に進出し1969年7月15日に隔週誌として創刊。1970年に週刊化される。5大少年漫画誌では最後発である。
最後発のハンデキャップなどもあり、創刊当初は部数が振るわずに苦戦する。1972年に伝説の男、壁村耐三が編集長に就任し、誌面改革が行われる。基本的に全作品1話完結。不人気作品の打ち切り。他所で燻っている若手の積極起用などが行われ、「ドカベン」の大ヒットが生まれる。
1973年。当時、アニメで多額の負債を背負った上、漫画家としてもピークを過ぎたと各方面から干されていた中年ニート手塚治虫に執筆を依頼。少年誌では異色の医療マンガである「ブラックジャック」の連載がスタート。当初は3回の掲載予定であったが、一瞬で大人気作品となり本格連載化。手塚はこの「ブラックジャック」の大ヒットにより完全に中年ニートから漫画の神様として復活を果たす事になる。
その後も「ゆうひが丘の総理大臣」「エコエコアザラク」「750ライダー」「がきデカ」「らんぽう」「マカロニほうれん荘」「月とスッポン」「ふたりと5人」「花のよたろう」とこれでもかとヒット作が連発。1979年、ついに週刊少年ジャンプを抜き、約250万部の部数となり少年漫画誌のトップに君臨した。
しかしその栄光も長くは続かなかった。1981年に壁村が病魔に倒れ、編集長を辞任。引き継ぎや新人発掘、他社の企業規模の違いからのメディアミックスの遅れなどが重なり、あっという間に部数争いから転落していった。
このままキングのようにチャンピオンも消えるのか…と思われのだが1991年。入社3年目の新人編集者、壁村耐三最後の部下である沢孝史が手掛けた「グラップラー刃牙」が大ヒット。沢は後に「覚悟のススメ!」も大ヒットさせ、一躍秋田書店の名物編集者となった。この頃から熱狂的なチャンピオン読者に「チャンピオン紳士」という栄誉ある名が付き出す事に。
2005年にその沢孝史が編集長となり、新鋭作家に4~5週の短期連載作品を描かせ、誌上で次々に発表し、その中から反響のあるものを正連載に昇格させるサバイバル方式を導入。「みつどもえ」や「侵略!イカ娘」といったアニメ化作品の輩出に成功する。沢体勢となってからはチャンピオン独特の変態成分が薄れつつあり、「マニア向け」のイメージからの脱却が図られている。変態成分の強い作品や、極端すぎる萌え作品はチャンピオンREDに移っている。乳首券も「範馬刃牙」以外使えないようだ。
壁村耐三という男
1934年生まれ、岡山県出身。日本大学卒業後、秋田書店に入社。手塚治虫の担当となる。20代の頃から血気盛んな男であり、締め切り破りの常習犯であった手塚治虫にブチ切れ、手塚をぶん殴ったり、「先生、今更原稿貰っても載せられませんから」と手塚の生原稿を床に投げ捨てたり、編集長時代にあまりにも原稿が上がらない事に痺れを切らせ、リンゴを食べながら手塚プロに突入。リンゴを手塚のマネージャーである松谷に投げつけたり、「今から包丁持ってそっち行くから動くな」と恫喝したりしていた。
赤塚不二夫とも親しく、漫画家として行き詰まっていた赤塚にギャグマンガを描くことを勧めたのも壁村である。赤塚もまた、締め切り破りの常習で壁村の逆鱗に触れる事が多かった。居留守を使って引きこもっていたトキワ荘の2階に電柱をよじ登って窓から突入、鬼の形相で赤塚を引きずり出すなどしていた。このように今であれば大問題になる行動のオンパレードであった。
「がきデカは下品すぎるから打ち切れ」と上層部に言われた際も激怒し、上層部の指示を無視。手塚の原稿が遅れに遅れ、印刷屋から「もう(原稿を)落とせ」と言われた時に「手塚が描くと言ってるんだから黙って待ってろ!」と、例えお上や取引先が相手であっても噛みつく時は噛みついた。
しかし常に怒鳴り散らしていた訳ではなく、家庭に戻れば編集部にいる時とは考えられないくらい大人しく、温厚な人物であった。締め切り破りの漫画家や、理不尽な要求を言い放つ物には容赦がなかった。編集長時代は必ず、秋田書店近くのスナック「紅」にて最後の原稿を持ち、原稿を持って帰ってくる部下を労っていた。
若手漫画家の先見を見いだすのも大得意であり、他誌でくすぶっていた永井豪やすがやみつる。鴨川つばめや石井いさみといった面々に絶大なサポートをし、売れっ子作家に育て上げた。
1981年に体調を崩し編集長を退任。その後、1985年に復帰するも1989年に後進に譲る形で編集長職を勇退した。大酒飲みでヘビースモーカーという体質が祟り、1998年に膵臓がんで64歳で死去。亡くなる直前、記憶が全く無い中でも病院のベッドの上で「まだ原稿は間に合うかな」などと独り言を呟いていたという。
主な弟子(部下)として現・幻冬舎コミックス社長の伊藤嘉彦。現・コミックビームの編集長である奥村勝彦。副編集長の岩井好典。現・週刊少年チャンピオン編集長の沢孝史がいる。
2012年22+23号(4月26日売り)現在の連載作品(読み切り・短期連載・不定期連載は含まず)
- 侵略!イカ娘 (安部真弘)
- 弱虫ペダル (渡辺航)
- 毎度!浦安鉄筋家族 (浜岡賢次)
- 範馬刃牙 (板垣恵介)
- ハンザスカイ (佐渡川準)
- シュガーレス (細川雅巳)
- クローバー (平川哲弘)
- ドカベン ドリームトーナメント編 (水島新司)
- ANGEL VOICE (古谷野考雄)
- てんむす (稲山覚也)
- 囚人リク (瀬口忍)
- 聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話外伝 (手代木史織)
- ましのの (八谷美幸)
- りびんぐでっど! (さと)
- さくらDISCORD (増田英二)
- 空が灰色だから (阿部共実)
- LUCKY STRIKE (乾良彦)
- 琉神マブヤー (丸山哲弘)
- バイオハザード マルハワデザイア (芹沢直樹)
- ちぐはぐラバーズ (鈴木央)
- スポ×ちゃん (竹下けんじろう)
- 木曜日のフルット (石黒正数)
- <長期休載中> みつどもえ (櫻井のりお)
- <25号より第2部連載予定> バチバチ (佐藤タカヒロ)
- <一時休載中> バイオハザード マルハワデザイア (芹沢直樹)
- <不定期連載> 聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話 (車田正美)
- <不定期連載> ブラックジャック 青き未来 (岩明均・中山昌亮)
- <ゲーム紹介記事> 神と犬と山下の週チャンゲーム板 (イラスト担当・野呂俊介)
- <読者投稿コーナー> 西口プロレス認定 チャンピオン投稿コロシアム(CTC イラスト担当・佐藤将)
- <情報・インタビュー記事> 情報エクスプレス
連載終了、ニコニコ大百科に記事が存在する作品
- スナッチャー窃 (高木章次)
- 無敵看板娘 (佐渡川準)
- エイケン (松山せいじ)
- サナギさん (施川ユウキ)
- ななか6/17 (八神健)
- 不安の種 (中山昌亮)
- 覚悟のススメ (山口貴由)
- 七人のナナ (今川泰宏、国広あづさ)
- スクライド (黒田洋介、戸田泰成)
- グラップラー刃牙 (板垣恵介)
- ブラック・ジャック (手塚治虫)
- 舞-HiME (キムラノボル、佐藤健悦)
- 舞-乙HiME (吉野弘幸、樋口達人、佐藤健悦)
- ペンギン娘 (高橋てつや) ※チャンピオンREDに移籍、ペンギン娘MAXとして連載中
- 不安の種プラス (中山昌亮) ※チャンピオンREDから移籍
- 聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 (手代木史織)
連載終了、各年代の代表作など(上記にあるもの除く)
70・80年代 |
90年代
|
00年代 |
関連動画
関連商品
コミュニティ
関連項目
関連外部リンク
- AKITA Web Station
・・・ 公式サイト。
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E9%80%B1%E5%88%8A%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%AA%E3%83%B3


ページ番号: 3106739
リビジョン番号: 1508492
読み:シュウカンショウネンチャンピオン
初版作成日: 09/05/10 20:21 ◆ 最終更新日: 12/04/22 23:58
編集内容についての説明/コメント: 連載作品修正
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