「お前の望みを言え、どんな望みも叶えてやる。お前の払う代償はたった一つ・・・」
イマジンとは、特撮作品「仮面ライダー電王」に登場する怪人の総称である。名前の由来は「イマジネーション」から。
概要
未来の世界から時を超えてやってきた存在で、劇中ではその特性(後述)からおとぎ話に登場するキャラクターの姿をしている。元々は彼らは未来の人類であり、自分たちの存在する未来に繋がらなくなってしまったために本来の姿を失いイマジンとなった。そのため(人間が変身するものを除けば)平成ライダーの怪人にしては珍しくほぼ全員が人間のような意思を持ち言葉を話す。
劇中では「カイ」という青年の指示に従い行動するイマジンが主だが、モモタロスらカイから離反してイマジンたちと戦うものや、他の組織に属するイマジンなども存在する。
カイの一味の目的は、過去を変え歴史を改変することでイマジンが存在する未来に変えることである。そのために「分岐点の鍵」と言われる桜井侑斗を抹殺しようと過去へ飛ぶ。仮面ライダー電王は時の運行を守るためにイマジンと戦うのだ。なお、以上の設定は本編のものであり、それ以降の作品では契約なしで憑依したりするなど設定に差異が出てくる。
イマジンの行動パターン
イマジンは現代にやってくると光の球体の姿で契約者を探し、人間に取りついて契約を迫る。この時に契約者の思い描いたイメージを元に姿を形作る。なお契約しないと現代での姿は砂状の状態になり、自転車で轢いただけで崩壊するなど非常に脆いためまともに活動する事ができなくなる。
契約したイマジンは契約者へ憑依することができる。この時外見が変化したり性格や口調もそのイマジンのものとなり、契約者からは砂がこぼれ落ちる。これを目安に契約者を探すことができる。
契約は願いを叶えるためのものだが、イマジンの真の目的は契約者の過去へと向かうことである。願いを叶えるのはその過去をイメージさせるためのものなので、イマジンは(契約者の本意でなくても)無理矢理願いを叶え、契約完了させて過去へと飛ぶ。例として「サッカーのレギュラーになりたい」という望みを叶えるために他のチームメイトを襲ったり、「結婚する相手を忘れる」という望みを「結婚する相手との思い出の曲を奏でる者を消す」というように解釈したりなど。中には契約者の望みを忠実に叶えようとするイマジンもいる。
そして契約者の思い描いた過去で暴れまわり、時間の流れを破壊する。イマジンが過去で破壊した物や人は現代で消滅してしまうが、特異点である電王もしくはゼロノスがイマジンを倒せば破壊された時間が修復され元通りの時の流れになる。
イマジンは倒されるとイメージが暴走し「ギガンデス」という巨大な怪物と化する者もいる。電王はギガンデスとの戦いにデンライナーの武装を使い対抗する。
劇中に登場したイマジン
記事のあるイマジンも記述。
関連項目
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