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メイショウマンボ
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を繋ぐ情熱のステップ。

JRA「ヒーロー列伝」No.76 メイショウマンボexit

メイショウマンボとは、2010年生まれのの日本競走馬である。鹿毛

な勝ち
2013年:優駿牝馬(GI)、秋華賞(GI)、エリザベス女王杯(GI)、フィリーズレビュー(GII)

概要

スズカマンボメイショウモモカ、グラスワンダーという血統。OP2勝を挙げ、GIIの報知杯4歳特別(現:フィリーズレビュー)で2着に入った祖母メイショウアヤメから3代続くメイショウゆかりの血統だが、それ以外の近には7代の子に菊花賞ダイコーターがいるくらいで、それ以外は散発的に地方で勝つがいる程度。正直なところ血統としては二流である。厩舎の期待も、クラシック登録でオークスには登録しなかった時点でお察し。要するにそれほど期待されたではなかったのである。

デビュー戦は、祖母実績で一部ファン人気があったことと調教が良かったことから1番人気に推され、レースも快勝。勢いに乗ってGI阪神ジュベナイルフィリーズに挑むも14番人気の10着と跳ね返され、1勝で2歳を終える。

明けて2013年、ここまで手綱を取った飯田史が調教師試験に合格し引退することが決定。上に武幸四郎を迎えると、OP特別で2着と好走した後自己条件のこぶし賞で後方から直線でまとめて差し切る競馬勝。続くフィリーズレビューは幸四郎騎乗停止川田将雅代打騎乗し、後方から群を割って差し切る競馬で快勝。スズカマンボ産駒JRA重賞初制覇で桜花賞のチケットを手にする。しかし、幸四郎上を戻して臨んだ桜花賞では大外から外に振られたせいか、一度は好位に取り付くが直線で全く伸びず10着と大敗する。

追加登録で臨んだオークスは、短距離が多い一族だったこともあり9番人気まで落ち込むが、行きたがるメイショウマンボを中団のインで抑え、直線で馬場ん中に持ち出すと上がり最速タイの末脚が炸裂。追いすがるエバーブロッサムを1.1/4馬身差で振り切り優勝調教師飯田は25年にして初、上の武幸四郎は7年ぶり、馬主松本好雄は6年ぶり、生産者の高昭牧場に至っては81年エリザベス女王杯アグネステスコ以来、実に32年ぶりというGI制覇だった。

ローズSから始動。オークスなのにオークス17着のレッドオーヴァルより低い4番人気だったが、実際の着順も4着に敗れる。この敗戦が効いたのか秋華賞も3番人気にとどまるものの、中団外から競馬を進め、4コーナーで迫ってきたデニムアンドルビーを振り切ってスパート。後方から突っ込んできたスマートレイアー以下を完封し、圧巻の競馬牝馬二冠を達成した。ちなみにオークス秋華賞を勝った二冠牝馬メジロドーベルカワカミプリンセスに次いで3頭である。

続くエリザベス女王杯ではヴィクトリアマイルGIを制覇し統一を論むヴィルシーナ突。1番人気こそ譲るが、中団から3コーナーで外に振るとあとは秋華賞と同じ競馬。重馬場をものともしない上がり最速の末脚で快勝、統一女王の座を獲得した。GI3勝とあって、文句なしの最優秀3歳を受賞している。

翌年は天皇賞(春)凱旋門賞への遠征プランも持ち上がる中大阪杯に出走。ダービーキズナ菊花賞エピファネイアとの4歳3強対決が実現する。しかし、いつも通りのポジションから進めたもののまるで伸びずブービーの7着。この敗戦で様々な挑戦プラン白紙となり、順当にヴィクトリアマイルに出走。インを突いて必死伸びるが、逃げヴィルシーナに半馬身振り切られ2着。宝塚記念は中団からズブズブと沈みまたもブービーの11着と自己最悪の着順に終わる。

京都大賞典から始動。得意の京都だったが伸びず10着。相手ならと思われたエリザベス女王杯は先行する手に出るも全くれず12着に撃沈。有馬記念も最後方から何もできないまま15着と、悔しさしか残らない1年となった。

2015年も現役を続行。阪神牝馬Sに出走したが、見せ場すらなく惨敗。果ては限定の交流GIIIにまで活路をめるが6着。2016年も現役を続行するが一向に上昇の気配を見せないまま、2桁着順を繰り返している。調教では決して動きが悪いわけではないのだが、競馬場に出ると走る気もないかのように走しており「競馬をしたくなくなっているのでは?」というが絶えなくなっていた。

2017年になっても現役を続行したが初戦の中山牝馬Sを14着に敗れ、レース後に阪神牝馬Sを最後に引退する事が発表された。4月に行われた阪神牝馬Sでは14着。有終の美は飾れずとも事にレースを終えた。
通算成績は31戦6勝。エリザベス女王杯以降はヴィクトリアマイル2着が最高着順で、それ以外は全て掲示板すら入っていない。調教ではに走っていたがレースになると途端にやる気をなくしてしまう。彼女が4歳以降、一気に成績を落とした理由については色々と言われているが、混合戦である産経大阪杯宝塚記念以降に集中力を著しく欠くようになった。アドマイヤグルーヴとかは混合戦では上手く力が出せないタイプだったが限定戦では戦えていたし...実際の所はどうなのだろうか。

引退後は生まれ故郷である高昭牧場で繁殖入り。と交配させるかはメイショウマンボの引退前から議論の対となっていた。というのもサンデーサイレンスキングマンボグラスワンダーなど日本流血統が詰め込まれている為に、近交配を避けようとすると流行している種牡馬を付けづらいのだ。
結果的には同馬主GIであるメイショウボーラーが初年度のお相手に選ばれ、2018年に初であるが生まれた。2018年にはやはり同馬主であるメイショウサムソンと交配され駒が誕生。その後はロードカナロアエピファネイアレイデオロと社台系列の種牡馬とも交配されたが活躍には恵まれず。

2025年4月9日に7番となる(ホッコータルマエ)を出産した際の出血がもとで体調が悪化、4月25日に亡くなった。15歳

人々

メイショウマンボの活躍は、上の武幸四郎馬主松本好雄のエピソードを抜きには語れない。

武幸四郎は、言わずと知れた天才武豊である。幸四郎自身もには及ばずとも中堅騎手として活躍し、またGIでは度々を開けることでも知られ一部では騎手としての人気もあった。しかし、2007年ごろをに成績が落ち始めると、若手の台頭なども重なり騎乗機会が減。2011年には僅か7勝まで落ち込み、騎乗機会も全盛期の30%ほど。半ば「終わった騎手」になりかけていた。

一方、松本好雄は「メイショウ」の冠号で30年以上馬主を続けており、二冠馬メイショウサムソンテイエムオペラオーとの闘で有名なメイショウドトウオーナーとしても知られる一方、人とのつながりを重視し、安易な乗り替わりや外人起用に反対する一面も持つ。サムソンの話はしないであげてくれ。

松本は、武邦彦調教師との縁から幸四郎子供の頃から交があり、幸四郎を「自分の息子のように」可がっていた。幸四郎の初騎乗も松本の所有馬である。幸四郎が低迷している時期も、松本は騎乗依頼を続けていた。そんな中にメイショウマンボもいたのである。

代打川田将雅が騎乗したフィリーズレビュー勝利した後、周囲には若手エース格である川田を続投させてはどうかというもあったというが、松本は「当然幸四郎だろう」と一蹴し幸四郎を再び上に迎える。

その桜花賞で大敗した直後、幸四郎松本電話し、敗戦を詫びると共に「オークスに行きたい」と願い出たという。松本も「よし、じゃあ追加登録していこうか」と快諾しオークス参戦が決定したのである。この時も騎手の交代を勧めるが多かったというが松本は頑として幸四郎を降ろさなかった。その期待に応え、オークスを見事勝利したのである。

レース後、松本と幸四郎は共に嬉しにくれた。幸四郎は「人生初めて」、松本は「メイショウサムソン皐月賞を勝って以来」だったという。メイショウマンボ飛躍の裏には、落ちぶれかけた騎手と人情馬主の強いつながりがあったのである。キズナですよ、こっから来てたんですかね?by・豊

武幸四2017年2月いっぱいをもって騎手引退。翌年3月に厩舎を開業した。いずれ彼の下にメイショウマンボの子供がやって来て、が成し遂げられなかった三冠戴冠を期待したい。

血統表

スズカマンボ
2001 鹿毛
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
*スプリングマン
1995 鹿毛
Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
*キーフライヤー Nijinsky II
Key Partner
メイショウモモ
2002 栗毛
FNo.9-c
*グラスワンダー
1995 栗毛
Silver Hawk Roberto
Gris Vistesse
Ameriflora Danzig
Graceful Touch
メイショウアヤメ
1995 鹿毛
*ジェイドロバリー Mr. Prospector
Number
ウィルムーン *ミルジョージ
ダイアンベンチア
競走馬の4代血統表

クロスMr. Prospector 4×4(12.50%)、Hail to Reason 4×5(9.38%)、Nijinsky II 4×5(9.38%)、Northern Dancer 5×5(6.25%)

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10 ななしのよっしん
2022/02/21(月) 11:05:26 ID: uv2fcKEBG5
メイショウボーラー(18) → メイショウサムソン(19) → ロードカナロア(20) → エピファネイア(21)エピファネイア(22)
GⅠ3勝するほど強かったからメイショウ配合の血統も残したかったのかな
メイショウベルーガは初めから一貫して社台SS種牡馬付けたけど
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11 ななしのよっしん
2022/06/08(水) 09:07:01 ID: Y+Dm7b8QER
そもそもベルーガと違い社台の流をホイホイ付けようがない血統だし
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12 ななしのよっしん
2022/09/16(金) 09:39:21 ID: ca4aELlwkc
調教だけは良かったのが
衰えてたわけでもなくただただレースで走らなくなった
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13 ななしのよっしん
2022/12/21(水) 21:34:14 ID: 4y999kzlqS
長女のメイショウイチヒメちゃんは晴れて繁殖入り、相手はなんとキセキ
初孫は楽しみ
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14 ななしのよっしん
2023/07/21(金) 07:17:04 ID: /gzBWCVIyd
シニスターミニスターつけるのはどうだろう?
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15 ななしのよっしん
2024/11/25(月) 23:44:54 ID: PbtSz6Yoyr
四郎調教師試験に合格して引退してもマンボを現役続行させたのが馬主の本音だと思う
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16 ななしのよっしん
2024/11/28(木) 15:01:02 ID: PbtSz6Yoyr
https://www.daily.co.jp/opinion-d/2015/12/29/0008683053.shtml?pg=2exit
周りからはもう走らないと思われてたけど現役続行はオーナーサイドの意向だから厩舎もこれに応えるしかなかったと
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17 ななしのよっしん
2025/05/01(木) 16:51:11 ID: fdvcC0GggI
https://news.sp.netkeiba.com/?pid=news_view&no=295902exit

メイショウマンボが急死 15歳 G1・3勝で13年JRA最優秀3歳 松本好雄会長オークスが止まりませんでした」
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18 ななしのよっしん
2025/05/01(木) 16:55:40 ID: 4y999kzlqS
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19 ななしのよっしん
2025/05/02(金) 11:16:01 ID: DpJjBR6Q+L
産後の肥立ちが悪い、まあまああるあるな話なんだよね…
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