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大門五郎とは、SNKの格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS』シリーズの登場キャラクターである。
プロフィール
格闘スタイル | 柔道+我流格闘術 |
誕生日 | 5月5日 |
身長 | 204㎝ |
体重 | 103㎏(『'94』『'95』) 138㎏(『'96』〜) |
血液型 | A型 |
趣味 | 自然を愛でること 日本庭園めぐり |
得意なスポーツ | 柔道 |
好きな食べ物 | チョコレートサンデー(『'94』) ざるそば(『'95』〜) |
大切なもの | 家族、下駄 |
嫌いなもの | 精密機械 |
キャッチコピー | 聳え立つ嵐の山 |
担当声優 | 臼井雅基(『'94』〜『XIII』) 藤原貴弘(『XIV』) |
概要
『KOF'94』から登場する最古参キャラクター。草薙京、二階堂紅丸とチームを組むことが多いが、本編皆勤の二人に対して大門は登場しないタイトルがある。
元々は柔道のオリンピックの金メダリストだったが、柔道に限界を感じて山篭りし地雷震を習得する。その後、日本異種格闘技大会の準決勝で草薙京に敗北。決勝では紅丸と京が戦い、京が優勝する。そしてこの三人で日本チームを結成した。
寡黙で勝利メッセージもシンプルであり、試合中も「ん!むあああああ!」等と叫ぶだけで殆どまともな言葉を発しなかったが、『2003』以降は試合中でも少し喋る様になった。
『'96』のエンディングで、留年している京に対し「早く卒業せぇよ」と名台詞を残した(が、その後休学したきり結局卒業していない)。
『'97』のエンディングでは恩師の頼みで柔道界に復帰、日本の柔道界の発展に寄与する事を決心した。
『'99』『2000』では欠場する(『2000』ではストライカーとしては出ている)が、『2001』では日本チームに真吾を加えて出場。いつの間にやら息子が出来ていた。この息子、まだ1歳前後にもかかわらず既に超受け身をマスターしており、将来が(心配)嘱望されている。
『2003』では放火魔に間違われた真吾の保護者として出向いたり、恩師の頼みをきちんと引き受けたり、親父チームら師匠格の人物を尊敬していたりと、アクの強い人物の多いKOFにあって随一の人格者である。
その人柄と後述の性能からファンからは大門さん、大門先生等と呼ばれる事が多い。紅丸からは気軽に「ゴローちゃん」と呼ばれており、親しみを込めてこう呼ぶファンもいる。
性能
重量級の投げキャラだが打撃も優秀であり、シリーズを通してリーチが長く判定の強い通常技を持つ。対空の特殊技「頭上払い」の他、1フレーム投げや無敵投げ、当て身投げを持っている為安定した強さを誇る。打撃系の必殺技に乏しく、削りが出来ないのが難点と言えば難点。
打撃で相手を固めてガードを意識させ、隙を突いてダッシュから1フレーム投げを仕掛けるのが基本戦術だが、通常技の威力が高い為牽制を振っていたら勝っていたと言う事もよくある。
走る時のゲタの“カツカツカツカツ”という音が特徴的で、大門の接近を警戒するべき対戦相手にとっては恐怖の音となる。
大門の歴史
- 『'94』は通常技キャンセルでコマンド投げを決めた際にダウン中の相手に投げられ判定が残るバグがある為、通常技キャンセルコマンド投げ→フロントステップ×2→コマンド投げ等で永久が可能。
- 『'95』では全キャラ火力が大幅に上がったが、大門は元々単発火力が高い為、パワーゲージMAXの時にぶっ飛ばし攻撃だけで3~4割減る。一応即死コンボ持ちながら立ち回りで他キャラほど有利ではない(そもそもゲーム全体で即死コンボが多すぎる)が、遠距離Cがキャンセル可能だったり面白い部分はある。
- 『'96』ではシステム上ジャンプの予備動作に投げ無敵が無いため1フレーム投げ持ちが有利であり、最強と悪名高い鎮には大幅に有利である。
- 『'98』では起き上がりの1フレームに地雷震がヒットしてしまうバグがあり、投げ技から地雷震が繋がる為、ゲージ無しで5割程度の高火力コンボが出来る為最強キャラ候補筆頭である。通常技の判定が強く、ダメージも高いので適当にボタンを押しているだけで初心者でも中級者位までには勝ててしまう事もあるが、それ故に上達を妨げる可能性がある。大門以上に通常技が強いラルフやチャンとは相性が悪い。
- 『2002』では体力8割のダメージを誇るMAX「風林火山」が追加されたが中堅程度。
- 『2003』では起き上がりに投げ無敵が無いと言うシステムの恩恵と、当て身技「冥土落とし」の性能で、稼働当初はデュオロンと共にDDコンビとして恐れられた。闘劇での使用率は50%。研究の進んだ現在ではK'や牙刀に劣るとする意見もあり準強程度が妥当とされているが、まだ議論の余地あり。
- 『XII』では打撃の出掛かりに投げ無敵がある仕様によりコマンド投げが大幅弱体化した為弱い。もっとも通常技が強い大門はクラークと比べれば全く戦えないと言う程では無い。
- 『XIII』では稼働当初はバグにより中段判定のEX地雷震がゲージ無しで撃ち放題だった。そのため先鋒で起用するプレイヤーも多かったが、ゲージが溜められないと言う問題点もあった。ver1.1でEXバグが修正されて以降は尖った部分の無いキャラとなってしまい、大会等でもめっきり見かけなくなってしまった。
家庭用ではドライブキャンセル・スーパーキャンセル対応技の増加で連続技が強化された。相手に攻撃を当てた時のゲージ増加量が激増してゲージを与えない投げ技の利点が増した事も追い風。 - 『XIV』では牽制がやや弱体化し立ち回りが難しいが、ダウン追撃や各種必殺投げから繋がる超必殺技の渾天落とし、Ver.1.03以降はヒット時に手前に浮くEX地雷震で連続技が強化された。EVO2017では優勝者が使用していた。
代表的な技
- 頭上払い
- 特殊技。非常に判定が強い為、無敵は無いものの対空として安定している。
空中の相手に当てるとダウンさせる為、そこから確定地雷震に繋がる等、成功時のリターンも大きい。 - 天地返し
- 1フレーム発生のコマンド投げ。大門を象徴する技。
- 超大外刈り
- 無敵投げ。発生は遅いが全身無敵で、暴れた相手を強引に掴んで投げる事が出来る。
- 雲掴み投げ
- 対空投げ。実は打撃判定なのでガード出来る。基本的には頭上払いの方が安定しているが、状況に応じて使い分ける。
- 切り株返し
- 相手の足元を狙う掴み技。ダウン追い打ちの他、下半身に無敵があることが多いので牽制で足払いを誘って潰す連係に使える。
- 根っこ返し
- 当て身投げ。足下はお留守だが扱いやすい。状況によっては対空技としても使える。
- 超受け身
- 受け身を取る移動技。多くのタイトルで完全無敵で相手の裏に回らないため、攻撃を避けながら投げを狙える。
- 地雷震
- 地面を叩いて地震を起こす。立ち状態の相手にしか当たらないが、相手が立っていさえすればガード不能。
強で入力するとフェイント版が出る。確定地雷震や地雷バグ等ヤバいネタがある。詳しい事は下の動画で。
CPUはこの技に反応出来ない事が多く、ボスキャラでさえハマってくらい続ける事がある。
余談だが、地雷震の衝撃の範囲はかなり広い様で『'98』までは後ろの控えキャラ達も巻き込んで転ばせている。ただし、京と紅丸だけは『'95』以降、地雷震時に(負けてグッタリしている時でも)チョビジャンプで回避してしており、3人の付き合いの長さを感じさせる。 - 地獄極楽落とし
- 1フレーム発生の超必殺投げ。豪快な演出で投げキャラは地味というイメージを払拭した。
『'98』でゲージ無しにこの技のコマンドを出すと、通称Dワールドと呼ばれるバグが発生するからやめておこう。 - 嵐の山 根っこ抜き
- 一本背負いから始動する連続入力式の超必殺投げ。性能はタイトルによって違い、地獄極楽落としの方が使いやすいことが多いが、最後まで決められると見栄えがいいので狙いたくなる技。
- 冥土落とし
- 『2003』のみ存在する超必殺技。根っこ返しの強化版である当て身投げ。発生1フレームで威力が非常に高い上にコマンドが簡単。
- 渾天落とし
- 『XIV』で追加された超必殺技。寝ている相手を空中に放り投げて一本背負いを決めるダウン追撃専用技。
- 風林火山
- MAX2。地雷震で相手を怯ませ連続攻撃を決める。威力が非常に高く、地雷震と同様に確定でヒットするポイントがあるので使いこなせれば強力。
- 驚天動地
- 『XIII』『XIV』で実装。いずれも作中最上級の技である当て身投げ。成立すると天地返しの要領で相手を放り投げ、鬼の形相から渾身の地雷震を喰らわせる。
関連動画
関連商品
関連項目
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