杉本裕太郎単語

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杉本裕太郎（すぎもと　ゆうたろう、1991年4月5日-）とは、徳島県出身のプロ野球選手（外野手）である。現在はオリックス・バファローズに所属。

概要

小学校から野球を始め、中学では軟式野球部に所属した。

徳島商業高等学校では1年には投手として甲子園に行っているが登板はなかった。その後は県大会止まりで、甲子園のマウンドで投げることはなかった。

青山学院大学に進学して外野手にコンバートし、2年秋から4番を打ち、日本大学戦で19年ぶりのサイクルヒットを達成した。東都通算91試合の出場で打率.260、10本塁打、34打点だった。

JR西日本に就職し、1年目から都市対抗野球に出場。日本選手権は初戦で敗退した。

2015年ドラフト10位でオリックス・バファローズに入団。89人中88番目で本人も諦めかけている中での指名だった。目標は糸井嘉男。背番号は99。

オリックス時代

2016年キャンプ前にイチロー、糸井嘉男と共に自主トレを重ねた。しかし6月14日の阪神タイガース戦のみ1試合の出場に終わり、夏場には右肘の手術を受けた。

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2017年は二軍で過ごしたが、9月9日に一軍に昇格し、その日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初安打となる先頭打者ホームラン（プロ初ホームラン）を記録した。初安打を先頭打者本塁打で決めたのは史上3人目。しかし10日に松井裕樹に3球で抑えられたことで二軍に降格した。

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2018年は7月11日の楽天戦で自身初の満塁ホームランを放つと、7月17日の北海道日本ハムファイターズ戦（3回裏）で満塁ホームランを記録。これが20代の選手史上初の2打席連続満塁ホームランとなった。

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2019年は開幕を二軍で迎えたが、4月10日に一軍に昇格。4月13日の埼玉西武ライオンズ戦では4番として起用され、シーズン初ホームランを記録した。しかし好調は長く続かず、18試合の出場に留まった。なおこの年、実に8安打のうち4安打がホームランである。

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2020年は二軍で打率.370と結果を残していたにも関わらずなかなか一軍に呼ばれなかったが、西村徳文監督が辞任し二軍監督の中嶋聡が監督代行となるとすぐに一軍昇格。以降、主に右翼手で起用され、自己最多の41試合に出場、打率.268、2本塁打をマークしたが、10月半ばに右腓腹筋の筋損傷で戦線離脱、そのままシーズンを終えた。

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2021年は4番に定着。132試合の出場で打率.301、32本塁打、83打点を記録し、リーグ優勝に貢献。本塁打王のタイトルを獲得した。クライマックスシリーズでも第2戦でホームランを記録し、日本シリーズ進出に貢献。クライマックスシリーズMVPを受賞した。

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2022年は開幕後は不振に陥ったが、セ・パ交流戦で打率.391を記録し、6月の月間MVPを受賞。レギュラーシーズンでは105試合の出場で打率.235、15本塁打、51打点に留まった。ポストシーズンではクライマックスシリーズで打率.385、1本塁打、5打点を記録し日本シリーズ進出に貢献。日本シリーズでは第4戦、第6戦、第7戦でタイムリーを記録し、26年ぶりの日本一に貢献しMVPを受賞した。

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2023年は4月に8本塁打を記録していたが、5月に左ふくらはぎの筋損傷で離脱。復帰したが7月は打撃不振に陥り8月2日に調整で二軍落ち。96試合の出場で打率.242、16本塁打、41打点に留まった。クライマックスシリーズでは打率.429、3打点の活躍でMVPを受賞したが、足を負傷してベンチに下がったため、表彰式は不在だった。日本シリーズは第5戦から強行出場したが阪神タイガースに敗れ、11月8日に左腓骨筋腱腱鞘形成術を受けた。

プレースタイル・人物

最大の魅力は190cm102kgの巨体から怪物的な飛距離のホームランを叩き出すそのパワー。遠投115mの強肩、50m6秒の俊足も併せ持つ。高校に投手をやっていたことは140km/hを計測した。

北斗の拳のラオウのファンで、チームメイトからラオウと呼ばれる。座右の銘は彼の台詞の「我が人生に一片の悔いなし」。2023年にリーグ3連覇を達成した後のビールかけではラオウのコスプレを着ていた。

成績

• （2023年終了時点）
• ※青はリーグ最高、赤はリーグワースト。

年度別打撃成績

年 度	球 団	試 合	打 席	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	打 点	盗 塁	犠 打	犠 飛	四 球	死 球	三 振	併 殺 打	打 率	出 塁 率
2016年	ｵﾘｯｸｽ	1	3	3	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	2	0	.000	.000
2017年		9	17	17	2	2	1	0	1	2	0	0	0	0	0	6	1	.118	.118
2018年		7	14	12	2	3	1	0	2	8	0	0	0	1	1	3	0	.250	.357
2019年		18	51	51	5	8	1	0	4	7	1	0	0	0	0	22	2	.157	.157
2020年		41	141	127	13	34	3	1	2	17	1	0	0	10	4	34	4	.268	.340
2021年		134	542	478	73	144	20	2	32	83	3	0	3	51	10	116	15	.301	.379
2022年		105	433	379	37	89	15	1	15	51	4	0	2	40	11	135	9	.235	.324
2023年		96	370	339	34	82	12	1	16	41	0	1	2	19	9	101	2	.242	.298
NPB：8年		411	1571	1406	166	362	53	5	72	209	9	1	7	121	35	419	33	.257	.330

年度別守備成績

年度	球団	守備位置	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2016年	ｵﾘｯｸｽ	外野手	1	1	0	0	0	1.000
2017年			3	4	0	0	0	1.000
2018年			5	4	0	0	0	1.000
2019年			15	19	0	1	0	.950
2020年			35	49	1	0	0	1.000
2021年			131	203	11	5	1	.977
		一塁手	6	30	1	0	0	1.000
2022年		外野手	93	118	14	8	1	.981
		一塁手	4	38	1	0	5	1.000
2023年		外野手	93	118	14	8	1	.981
通算		外野手	283	398	14	8	1	.981
		一塁手	10	68	2	0	5	1.000

タイトル・表彰・その他

タイトル
最多本塁打	1回	2021年
表彰
月間MVP	2回	2021年6月、2022年6月
オールスターゲーム敢闘選手賞	1回	2021年第2戦
クライマックスシリーズMVP	2回	2021年、2023年
日本シリーズMVP	1回	2022年
その他
オールスターゲーム出場	1回	2021年

関連動画

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関連項目

• プロ野球選手一覧
• NPB（日本プロ野球）
• オリックス・バファローズ

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