「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE」 とは、人気アニメシリーズ「魔法少女リリカルなのは」シリーズのゲームソフトで、バンダイナムコゲームス(ナムコ)より発売中のPSP用ソフトである。略称は「なのポ」など。
2010年1月21日発売の「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE-THE BATTLE OF ACES-」と、2011年12月22日発売の「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE-THE GEARS OF DESTINY-」の2作が存在する。
物語(-THE BATTLE OF ACES-)
後に「闇の書事件」と呼ばれることになった大きな戦いは、なのはやフェイト、そして最後の夜天の主、はやて達の活躍によって終結した。
その際に、闇の書の防衛プログラムを切り離し、それを封印した闇の書の融合騎。
彼女は、はやてから「祝福の風 リインフォース」という名を授かり、この世界から消えるはずだった。
そんな運命が、一つの奇跡により分岐する。
リインフォースは消えることなく、はやて達のもとにとどまることができたのだ。
だが、闇の書事件により、その力の多くを喪ってしまったリインフォースが、はやて達と共に在ることができる時間は、決して無限ではなかった。
そんな冬のある日、再び事件は訪れる。
消えない闇の記憶を撃ち抜くため、なのは達は、再び空を駆ける-。
(取り扱い説明書より引用)
登場キャラクター(-THE BATTLE OF ACES-)
今作はマテリアル三人を除き、登場キャラクターそれぞれのストーリーモードが存在する。
- 高町なのは
- フェイト・テスタロッサ・ハラオウン
- 八神はやて
- シグナム
- ヴィータ
- シャマル
- ザフィーラ
- クロノ・ハラオウン
- リインフォース
- 星光の殲滅者(マテリアルS)
- 闇統べる王(マテリアルD)
- 雷刃の襲撃者(マテリアルL)
物語(-THE GEARS OF DESTINY-)
前作「-THE BATTLE OF ACES-」での事件は「闇の欠片事件」と呼称されている。
(以下取扱説明書より引用)
「闇の欠片事件」から約3カ月。冬から春へと変わり始めた季節の中、エースたちは平和な時をすごしていた。
そんな静かで平和な時の中、「運命の守護者」アミティエ・フローリアンと「時の操手」キリエ・フローリアンの2人が現れる。
それぞれの未来から訪れた二人は、この時・この時代に発生するはずの「ある出来事」を止める・あるいは達成させるため、戦いを始める。
壊れて行く時の流れの最中、過去と未来が交錯し、運命が形を変えて行く。
それぞれの戦いの果てに待つ答えは何なのか。
登場キャラクター(-THE GEARS OF DESTINY-)
前作の直接の続編となる作品で、前作からの続投組以外にも、前作では参加していなかったメンバーや、『魔法少女リリカルなのはA's』以降の続編キャラクターも登場する。また、前作を大きく上回る参戦メンバー数のためか、個々のキャラクターに個別のストーリーモードが存在した前作と異なり、大きな1本のストーリーを、場面ごとに異なるキャラクターを操作して進めて行くように変更されている。なお操作キャラクターとして登場するメンバーだけでなく、一枚絵やイベントなどでのみ歴代シリーズキャラクターも登場する。
魔法少女リリカルなのは
魔法少女リリカルなのはA's
魔法少女リリカルなのはVivid
魔法少女リリカルなのはFORCE
- トーマ・アヴェニール
- リリィ・シュトロゼック(注:操作キャラではない)
魔法少女リリカルなのはA's POTABLEオリジナル
- アミティエ・フローリアン
- キリエ・フローリアン
- 星光の殲滅者(シュテル・ザ・デストラクター)
- 雷刃の襲撃者(レヴィ・ザ・スラッシャー)
- 闇統べる王(ロード・ディアーチェ)
- 砕け得ぬ闇『U-D』(ユーリ・エーベルヴァイン) 注:ネタバレにつき反転記載
前作では主役3人娘のコピー的な性能だったマテリアルズは、今作ではオリジナルと異なる性能を持つキャラクターとして参戦しており、ストーリー上でも重要な役割を果たす。
スタッフ
「-THE BATTLE OF ACES-」
- 原作・脚本:都築真紀
- トータルゲームデザイン:金子彰史(株式会社ウィッチクラフト)
- 作画&CG監修:きなこひろ
- パッケージイラスト:奥田泰弘(St.シルバー)
- OPテーマ「Silent Bible」 歌:水樹奈々
- EDテーマ 「Tiny Rainbow」 歌:田村ゆかり
- 監修:なのはA's Project
- 開発:ウィッチクラフト(メイン開発)/ガイズウェア(イベントCG制作等)/ナツメ(名古屋事業所)
「-THE GEARS OF DESTINY-」
操作
なのポは人気アニメシリーズ「魔法少女リリカルなのはA's」に登場するさまざまなキャラクターたちを自在に操り、多彩な魔法攻撃により相手を撃破する爽快な空中バトルを楽しめるアクションゲームである。
方向キー | キャラクターの移動 |
---|---|
アナログパッド | キャラクターの移動 |
□ボタン | ロングレンジ:固有魔法A |
クロスレンジ:アタック(連続入力でコンビネーション) | |
△ボタン | ロングレンジ:固有魔法B |
クロスレンジ:アタック(ブロック) | |
○ボタン | ロングレンジ:固有魔法C |
クロスレンジ:キャッチ | |
×ボタン | アクセル:急加速移動を行います。出がかりに一瞬無敵状態になります。 |
Lボタン | フルドライブ:ドライブストックを消費して、一定時間フルドライブに移行します。 フルドライブ中に再度Lボタンを押すことで「バーストトリガー」という特殊な技を出します。 |
Rボタン | ガード:攻撃の多くを受け止めます。使用にはMPが必要です。 攻撃が当たる瞬間にガードすると、EXガードになります。 |
(取り扱い説明書より引用)
レンジシフトバトル
近距離(クロスレンジ)での格闘戦と遠距離(ロングレンジ)での魔法の応酬戦という、距離に応じた2つのタイプのバトルが入れ替わりながら展開する対戦システムです。バトル中は互いの距離に応じて、戦闘スタイルとカメラ視点が変化します。
クロスレンジ(近距離戦)
キャラクターの周囲には、「レンジサークル」が張り巡らされています。互いがレンジサークルより内側に進入すると、クロスレンジに突入します。
クロスレンジでは、アタック(打撃攻撃。ボタン組み合わせでコンボ可能)、ブロック(いわゆる当て身。打撃を受け止めて反撃する)、キャッチ(投げ技。ガードやブロック不可)の3種類の攻撃が行えます。また、打撃攻撃を相手にヒットさせると、少しずつ魔力が回復します。
それぞれの攻撃技は特定の攻撃に対して有利・不利な特性を持っており、3すくみの関係となっています。互いが同時に攻撃を仕掛けた場合、有利な攻撃を行った側の技が優先されます。
基本的にロングレンジでの攻撃に比べてダメージが小さく、打撃を当てる事での魔力回復を行う面が強い。ただし、シグナムやザフィーラはこの間合いで真価を発揮する。
ロングレンジ(遠距離戦)
互いのレンジサークルの外側では、対戦相手を狙い撃つ遠距離魔法の応酬となります。魔法は、キャラクターひとりにつき3種類用意されており、それぞれの魔法に定められた量のMPゲージを消費します。
また、「ため」動作を行うことによって、さらにその効果を高めることが可能です。
本作において主戦場と呼べるのがこの間合いで、威力の高い攻撃が数多い。とは言え一部誘導弾でも無い限り、闇雲に撃っても中々当たらないので、相手の魔法溜めやアクセルの切れ際などの各種硬直を狙って撃ったり、当てやすい間合いを見計らって撃つ事が重要になる。
(取り扱い説明書より引用)
対戦モード
本作はPSPの無線LANを使って他のプレーヤーと1vs1で対戦することが出来る。
コンテンツメニュー画面で「アドホックモード」を選択するとバーサスロビーが表示される。他のプレーヤーもバーサスロビーを選択していると対戦相手が表示され、対戦を申し込むことが出来る。
またPS3の「アドホックパーティー」にも対応しており、見知らぬプレーヤーと対戦することが出来る。
マテリアル娘。
コンプエース2012年1月号より連載されている漫画。作画は榊蒼十郎。マテリアルズ達が主人公となっている。マテリアルズが普通に海鳴市で暮らしていたり、アミタやキリエとは出会っていなかったりと、ゲーム内とはまた異なるパラレルワールドと言える作品。現在は前半がマテリアルズ視点、後半がフローリアン姉妹視点での話となっている。
サウンドステージ
メガミマガジン2012年8月号にサウンドステージMが、アニメディア2012年8月号にサウンドステージAがそれぞれ付録として同梱された。サウンドステージMはエルトリアにThe Movie 2nd A'sのなのはとフェイトが飛ばされた話、サウンドステージAはマテリアルズがミッドチルダ(Vividのインターミドルが終了した頃)に飛ばされた話となっている。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 魔法少女リリカルなのはA's
- 魔法少女リリカルなのはReflection
- 魔法少女リリカルなのはDetonation
- 魔法少女リリカルなのはVivid
- 魔法戦記リリカルなのはForce
- とらいあんぐるハート
- ワイルドアームズ
- ウィッチクラフト
- ガイズウェア
- ナツメ
- ゲームのタイトル一覧
- リリカルなのは関連項目の一覧
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