『黄昏乙女×アムネジア』とは、めいびいによる日本のホラー漫画作品、または夕子さん萌え漫画。
概要
スクウェア・エニックス刊『ガンガンパワード』2008年6月号に読み切り「乙女心と夕の空」が掲載された後、12月号に続編「黄昏乙女×アムネジア」を掲載。同誌を継承した『月刊ガンガンJOKER』で2009年5月号(創刊号)より読み切り2作品からそのまま続く形で連載されていた、全10巻。
所謂「ホラー漫画」ではあるが、ヒロインである幽霊少女「夕子」を中心に怪談を解決したり、夕子の秘密を探る話をメインとしている。
本作の見所はやはり「夕子さん」の可愛さである、夕子さんを好きになれなければこの作品を楽しむ事は難しいと思われるが、そのような読者はほとんどいないだろう!
作者のめいびい氏作品ではお馴染みの(成年漫画で)「悠斗」「春香」が特別出演しており、今のところ悠斗と春香以外の他作品キャラは登場していない。
タイトルに「乙女」が付いている理由は、作者のめいびい氏の漫画のタイトルにはよく付く名称であることから。
雑誌的な問題?か、本作の知名度は低い方だと思われる。
ところが、フロンティアワークスより2010年7月22日にドラマCDが発売、また2012年4月にアニメ放送が決定し、夕子さんの魅力をたくさんの人が知ることになった。
なお、物語の舞台は「高校ではなく中学校」である。
夕子さんの姿は「中学生」のままである。 あの体で霧江と同じ「中学生」である。
ストーリー
創立60年の伝統を誇る私立誠教学園は、市街地を見下ろすように小高い丘の上に建てられているが、学園の創立以来「旧校舎の幽霊」の話を始めさまざまな怪談や都市伝説が生徒の間で語り継がれて来た。
在校生の新谷貞一はある日、現在は既に廃止されたデザインの黒いセーラー服を来た不思議な女生徒に出会う。その女生徒は自分こそが「旧校舎の幽霊」こと夕子であると名乗り、自分の死の真相を解明するため貞一に協力して欲しいと申し出る。夕子に振り回される形で旧校舎を探索させられることになった貞一は地下にある開かずの間で白骨化した夕子の死体を発見する。しかし、夕子は自分の死体を前にしても死因を思い出せず真相解明は振り出しへ戻ることになり、貞一は夕子の死因解明を兼ねて学園内で起きる様々な怪奇現象を解き明かすため怪異調査部を設立する。
Wikipediaより
本作の特徴と魅力
- ヒロインが幽霊の黒髪ロングセーラー服黒ストッキング美少女である
- 基本的に怪奇現象は全て夕子さんの仕業or人為的なものである
- めいびい氏のクセが強い絵柄だが、シワの部分まで細かく描写されていてとても扇情的な作画である
- ホラー演出は結構怖い
- 章ごとのサブキャラもみんな可愛い
- 夕子さんの中学生らしからぬナイスバディ
- 夕子さんの貞一くんいじり
- 夕子さんのコスプレ
- 夕子さんの嫉妬
- 夕子さんの笑顔
- 夕子さんの恥じらい
- 夕子さんの胸
- 夕子さんの尻
- 夕子さんの脚
- 夕子さんの骨
- 霧江ヘタレ可愛いよ霧江
- 悪・鬼・調・伏!!
登場人物
- 新谷貞一 (にいや ていいち)
- 声 - 代永翼 / 皆川純子
- 本作の主人公。中等部1年C組。「旧校舎の幽霊」こと夕子に遭遇し、夕子の死因解明と学園内で頻発する様々な怪奇現象の原因解明を兼ねて、夕子さんが怪異調査部を無許可で設立したため、部長代理に任命された。
実質、怪異調査部の表向きの部長である。
序章である0の刻では眼鏡をかけていなかったが、それ以降は眼鏡とコンタクトを使い分けている模様。
今では立派な年上キラーになっており、夕子さんと知り合ってからはやたらと回りに女性が増えていくことに
ちなみに、夕子さんの姿は普段周りの人間(霧江除く)には見えないため、貞一が夕子さんと喋っている時は周りの人間からは貞一が一人で会話しているようにしか見えない・・・・・・
文化祭では、貞一一人がデートのように露天やクラスを夕子さんと一緒に回っているので(ry
- 庚夕子 (かのえ ゆうこ)
- 声 - 原由実(ドラマCD版と同じ)
本作のヒロインであり、創立間もない頃に誠教学園の在校生であったと自称する「旧校舎の幽霊」。
外見は黒髪ロングにセーラー服(生前当時の制服)、最初は現制服を着ていたが、セーラー服の方がしっくり来るという理由でセーラー服を着ている場合が多い。
怪異調査部を勝手に設立しておきながらその怪異のほとんどを自分で起こしてしまっている困り者。
怪異の事件時はよくコスプレをする。
普段は貞一と霧江にしか姿が見えないが、心が怪に染まっている人には夕子さんが見えてしまう、その見え方も邪悪で恐ろしい霊に見えてしまう場合が多いようだ。
本作の全ての元凶であり、絶対神である、必ず夕子「さん」と付けよう。
中学生らしからぬナイスバディを誇り、作者からも「中学生には見えない」と言われている。貞一を誘惑したり、貞一をおちょくったり、ももえに嫉妬したり、霧江をからかったりしている毎日。
一般的な幽霊キャラとは程遠い行動が多くほとんど人間と変わらない、菓子は食ってるし、雨にも塗れるし、壁を通過することも出来ないし、移動は非常用エレベーターを使っている、ただし基本的に不死身らしく怪我もしない様子。
- 小此木ももえ (おこのぎ ももえ)
- 声 - 福圓美里 / 伊瀬茉莉也
怪異調査部が初めて解決した事件の依頼者である女生徒。
事件解決後も貞一がいる怪異調査部に足を運ぶことが多く、事件をもちこんでくることもある。
単行本で補足されているが、ももえは「2年生であり、貞一の先輩」である、まったくそういう風には見えない。
また、夕子さん程ではないが中々のナイスバディである。
夕子さんの姿が基本的に見えないので、貞一に何かするたびに夕子さんに嫉妬されていたり、いたずらをされている。
- 庚霧江 (かのえ きりえ)
- 声 - 喜多村英梨 / 沼倉愛美
中等部2年生。夕子の血縁者で、夕子は祖母の姉にあたる。
見た目は短髪ショートであり、ももえと違って先輩ぶろうとする場面が多い。
「夕子さんに次ぐ萌えキャラ」「本作屈指のネタキャラ」である。
初期では嫌味たらしいキャラであったがすぐに崩壊、怖いことがあったら泣き出してしまう素晴らしいヘタレキャラへと変貌した。
貞一以外で唯一、夕子さんの姿が普段から見えるキャラであるので、霧江が乗り気の時は夕子さんの手伝いをしてくれる。
夕子さんと比べて自分の容姿に自身がない様子、特に胸をやたらと気にしている。
彼女の特徴である「霧江ポーズ」(腕を組みながら登場する)やジョジョ立ちに近いポ-ズをしたりとよくネタにされ、あろうことかアニメ版では霧江ポーズが強化されていた。
- 優斗 (ゆうと)
- 貞一のクラスメイトであり、吉沢春香の幼馴染、今のところ苗字は不明。
めいびい作品(成年漫画)ではお馴染みのキャラであり、今作は悠斗の中学生時代の時間軸になる。
作者的にも気に入っているのか、1章で登場した後もたびたび登場している。
- 吉沢春香 (よしざわ はるか)
- 貞一のクラスメイトであり、悠斗の幼馴染。
めいびい作品(成年漫画)ではお馴染みのキャラであり、今作は春香の中学生時代の時間軸になる。
作者的にも気に入っているのか、1章で登場した後もたびたび登場している。
成年漫画(満開乙女など)で登場していた時はかなり明るい性格であったため、今作での彼女の様子に驚いためいびいファンは多かったことだろう。
- 桐島有子 (きりしま ゆうこ)
- 中等部2年A組、夕子さんと同じ「ゆうこ」の名前を持つミステリアスでやや不気味な女性。
4巻で初登場したが、後に再登場し、今では重要キャラな扱いを受けている。
夕子さんの噂を利用してあることを企む
- 高松先生 (たかまつ せんせい)
- 元誠教学園生徒にして怖い物が嫌いという残念美人な保健の先生。
2巻で初登場した後も保健室が使われるたびにちょくちょく登場している。
ちなみに、作中のセリフから推察するに年齢は30近い模様。
物語の舞台
- 怪異調査部
- 夕子が過去に自分に何があったのか知りたくて作った無許可の部活。
部室は夕子さんの住処である旧校舎の部屋で1階の端にある。
部屋の鏡の後ろには、地下室へ続く階段、そこに夕子の白骨死体がある。
現在、その階段への入り口は板で塞がれているが、現段階で2回も壊されて進入されている
- かえで坂
- 理事長室のある建物の近くにある、裏山に続く坂、とても景色が良い。
その坂の途中に「夕子」と名前の刻まれた石があり石の下には櫛が1つ置かれている。
夕子さんの気に触ることがあったのか、石を蹴っ飛ばして倒してしまった。
ももえ「><ぎゃあああああああああああ勝手に倒れたぁあああああ!!」 - 保健室
- 幽霊が怖い残念な美人保険医がいる保健室。
この漫画ではしょっちゅう活用しているため、保健室シーンが多い。
ただし健全な漫画なのでエロいことは起こりません(キリ - 第3新聞部
- ももえが所属している部活、この頃は怪異を記事にして載せている。
この新聞の母体は、オカルト研究会の発行誌。
部長は佐原笹葉(さはらささは) - 四方山八百万新聞(よもやまやおよろずしんぶん)
- 誠教学園中学第三新聞部発行。
その巻で描かれた事件に関わる記事が書かれた紙面が、単行本巻末に掲載されている。
何故か毎巻「めいびいちゃん」が描いた夕子さんのイラストが掲載されている。
記事の片隅には流行の菓子が載ってることが多く、「ばかうま」というスナックが人気の模様
テレビアニメ
2012年4月より、チバテレビほか独立局系・アニマックス(BS・CS)にて放送開始予定また、ニコニコ動画でも公式配信が始まる。第1話は無料配信。
アニメ版では登場キャラクターをメインの4人に絞っており、原作で登場するサブキャラクター達はほとんど登場しない構成となっている。
その為優斗や春香などがメインのクイックシルバーや六年桜などのサブキャラクターがメインの回などはアニメで行なわず、夕子さん関連のエピソードに絞る展開になっている。
また、作品の舞台である誠教学園は大阪府河内長野市にある清教学園がモデル(元ネタ)ではないかとされている。2011年に創立60周年を迎えたこと、校舎が山の斜面に位置しており、13回に及ぶ校舎の増改築など共通している点がある。
スタッフ
- 監督 : 大沼心
- シリーズ構成 : 高山カツヒコ
- キャラクターデザイン・総作画監督 : 番由紀子
- 音響監督 : 亀山俊樹
- 音楽 : 帆足圭吾(MONACA) 、高田龍一(MONACA)
- アニメーション制作 : SILVER LINK.
- 製作 : 「黄昏乙女×アムネジア」製作委員会
主題歌
オープニングテーマ 「CHOIR JAIL(クワイア ジェイル)」
作詞: 畑亜貴 / 作曲: 田代智一 / 編曲: 田代智一、浦田尚克 / 歌: 鈴木このみ
エンディングテーマ 「カランドリエ」
作詞: 奥井亜紀 / 作曲: 田代智一 / 編曲: 後藤康二(ck510) / 歌: 奥井亜紀
エンディングテーマ 「カランドリエ -夕子-」
作詞: 奥井亜紀 / 作曲: 田代智一 / 編曲: 後藤康二(ck510) / 歌: 庚夕子 (原由実)
関連動画
関連生放送
関連項目
関連チャンネル
関連リンク
- 黄昏乙女×アムネジア公式サイト
(1章を観覧出来る)
- アーマード金閣寺
(作者めいびい氏のサイト)
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