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曖昧さ回避

SSDとは、

  1. 半導体メモリを使用する補助記憶装置Solid State Drive」。「Solid State Disk」とも。本記事で記載。
  2. 作曲飯吉新公式サイトSHIN SOUND DESIGN)の略称。 → SHIN SOUND DESIGNexit
  3. アメリカプロレスラースコットスタイナーのプロレス技スタイナー・スクリュードライバー」の略称
  4. 映画スター・ウォーズ』に登場する宇宙 → スーパー・スター・デストロイヤー
  5. 世界の新着動画」の略(Sekai no Shinchaku Douga)。
  6. そんな装備で大丈夫か?」の略(Sonna Soubide Daijoubuka?)。
  7. 南スーダンSouth Sudan)のコード
  8. ゲーム学園アイドルマスター』に登場する飲み物、「スーパースタミナドリンク」の略(Super Stamina Drink)。 → 咲季の特製手料理

概要

HDDと同じようにPCに搭載してプログラムデータを保存するデバイスで、HDD金属ディスクを回転させて磁気ヘッド情報読み書きするのに対し、SSDは半導体メモリフラッシュメモリ)に情報記録する。

簡単に言えば、「USBメモリを大容量化、高速化し、HDDと同じ扱いができるようにしたもの」である。

OS側からはHDDとして認識されるのでブートドライブPCの起動ドライブ)としても使用可である。

HDD較した場合、かつては「一度書き込むとほとんど上書き(書き換え)されることの少ないブートドライブ、もしくは衝撃の多いモバイルPC車載PCでの使用に特に適しており、それ以外には向かない」と言われていた時代もあったが、現在では高価である事以外のデメリットは小さくなってきている。特に、かつて盛んに言及された「書込み回数の上限により寿命が短いのではないか」という懸念はほぼ無視してよいレベルのものになった(後述)。大手メーカからデータセンターなど業務用の製品も出ているほどである。

HDDに対するSSDのパフォーマンスの高さは非常に魅力的であり、今後より一層の普及が見込まれる。

「外付けHDD」のように持ち運んでの使い方もできるのだが、HDDよりも小化ができることから、の大きさ程度、つまり旧来のUSBメモリ程度の大きさでかつUSB接続できる、つまり「USBメモリとほぼ同じ」扱い方ができるSSDも登場しており、スティックSSDなどと呼称される。USBメモリとの違いは、容量が大きい事と転送速度が速い事。

HDDと比較した場合のメリット/デメリット

メリット

デメリット

  • 値段が高い。現状ではHDD(2円弱/GB)よりもビットあたりの単価が数倍以上(5円/GB)であり、大量のデータを保存する用途には向かない。但しなかなか値段の値段が下がらないHDDと対称的に2023年現在SSDの価格が急落しており1TB帯ではHDDと遜色ない価格(6000円前後)のものも散見される。
  • 故障時のデータ復旧が難しい。データ復旧業者の多くが、HDDよりも難しいと明言している。上記のようにHDDより壊れにくいのは確かなのだが、いざ壊れた時の対処が難しいという事である。

デメリット(解消済)

SSDの問題点

現在の大多数のSSDで使用されているメモリチップはNANDフラッシュメモリである。このフラッシュメモリ特性として、HDDDRAMと決定的に違うのは上書きが不可能であるという点である。つまり、上書きするためには「消去→書き込み」という手順を踏まなければならない。

なぜそれがHDDべての問題となるのか?

まず、HDDでもそうだが、普通データを消去しようとする場合、いちいち本当に消去していては時間がかかるため、内部的には「このデータはもう使わない不要なデータです」という印をつける作業しかしない。

そして次にその不要データが使っていた場所に新たなデータを書き込もうとするとき、HDDでは「使わないデータの上に上書きする」という一回の作業でよいが、SSDでは「データを本当に消去する→そこに書き込む」という手順になる。手順がひと手間増えるのだ。

さらに、多くのフラッシュメモリは「読み書きはページ単位、消去はブロック単位」という仕組みを取っている。例としてページサイズ2kBブロックサイズ256kBといったフラッシュメモリの1ページを上書きする場合、最悪のケースでは残りの254kB分のデータキャッシュし、1ブロックを消去、上書きするデータキャッシュしたデータを合わせた256kBを書き込むという手順が必要になる。これはわずか1bitデータを書き換えるのに127回の読み出し、1回の消去、128回の書き込みが発生することに他ならない。

加えてほとんどの製品で複数チップの並列アクセスによる高速化がなされており、例えば8チャンネル並列アクセスの場合、ページサイズは16kB、ブロックサイズ2MBといった扱いになり、ランダムライトに対する効率が低下する。

新品時はブロックに順次書き込むだけで済むが、使用を重ねるにつれてブロック消去時のデータ退避に伴うオーバーヘッドが顕在化する。ちなみにJMicron製 JMF601/602 系列のチップは、このオーバーヘッドの顕在化によるアクセス急増に対して力不足が摘されており、これがプチフリーズの一因とされている。他のメーカーの製品でも、フリーズに至らずとも、使用を重ねていくと新品時よりも明らか速度が低下したと言う情報ユーザーの間からも挙がり、き容量によって速度が変化するとイベントにおいて Intel 関係者が言していた。

ちなみにOSから論理フォーマットすることはフラッシュメモリチップの消去には繋がらず、これに対する解決法とはならない。根本的な解決策としては「Secure Erase」コマンドが挙げられ、これを行うことで SSD 上の全物理ブロックが消去され、新品時の速度を取り戻す事ができる。ただし「Secure Erase」コマンドは、搭載するコントローラチップが対応していなければ使用できず、使用するにもSSD製品メーカー提供しているメンテナンスユーティリティソフトを使用せねばならないなど敷居が高い。

そして新たな解決策として、「Trimコマンド開発された。

更に最近の製品ではき容量に余裕のある場合に一部の領域をSLC領域展開してアクセス速度を上げたりDRAMを載せたりシステムメモリの一部をSSDのキャッシュに割当てて速度低下を防いでいる。

Trimコマンド

Trim」とは「余計な部分を刈り取って整える」という意味であり、その名のごとく「こまめに不要なブロックを消去して整える」機であると思えばよい。

ユーザー削除したりOSアプリケーションが不要と見なして削除したデータは上記の通り「不要なデータ」という印がつけられるだけなのだが、その印がつけられた不要データOS動的にバックグラウンドで消去していく機である。これによって新たに書き込む際の処理が軽減され、またSecure Eraseコマンドなどを使用せずとも物理ブロック解放される。

上記「デメリット」の項で触れたように、WindowsではWindows 7から、MacintoshではOS X v10.7 LionからTrimコマンドを正式サポートMacintoshMAC OS X v10.6.7から、一部機種では対応していたらしい)しており、これ以後SSDの機低下は大きく軽減された。

ただし幾つか注意点もある。まずOSとSSDの双方が対応している必要があるので、SSD製品自体が古すぎる場合はOSが対応していても意味がない。

また、Macintoshでの注意点としては、2014年現在OS XApple純正SSD以外のSSDではTrimコマンドサポートしてくれない。換装した社外品SSDでTrimコマンドを有効化したい場合、Trim Enablerというサードパーティソフトウェアを使用する必要がある。

主な接続規格

SATA3

HDDの接続規格と同じ物である。2.5インチサイズのSSDを電ケーブルSATAケーブルで繋ぐ。シーケンシャル速度は規格上600MB/s出るが大体550MB/sの物が多い。

後述するM.2とべて価格は安めだが、速度はM.2ほど速くない。

古いPCのSSD換装や大容量のSSD向けといった感じ(最大で8TBの製品もある)。

ものすごく古いSSD(2000年代後半あたり)ではSATA2のもあるが中古でもど入手できないので省略

M.2

実質SSD専用の接続端子規格。細長いガム位の小ささのSSDをケーブルレスで接続でき、最近ではノートPCPS5でも採用されている

その小ささの割に2023年現在4TBまでの容量の製品が発売されている。

SATA接続の物とPCIe接続がある(ノートPCPS5PCIe接続)。

SATA(M.2)

こちらのインターフェース規格の物は先述の2.5インチSATAと同じ600MB/sくらいが上限 

こちらは明期の古い規格なので全体的に割高 これを選ぶくらいなら2.5インチのを選んだほうがマシ

PCIe(M.2)

2012年辺りから出てきたインターフェース規格。

Gen3.0の物でシーケンシャル3200MB/s出る。SATA接続の物の6倍の速度である。

Gen4.0だとX570マザーボード環境シーケンシャル6400MB/s~6500MB/sの速度が出る。(SATA接続の物の10倍以上の速度である。)

Gen5だとシーケンシャル10000MB/sをえるそうな(爆熱すぎてファンが必須で音らしい)。

発熱については昔は爆熱製品が多く気を使ったがGen3.0は最近の製品は控えめでノーヒートシンクで運用できるようになった。

Gen4.0については3500MB/sくらいの製品もGen3.0と似たりよったり。6400MB/s~6500MB/sの速度が出るやつはヒートシンクが必要かも・・・。Gen5.0は言わずもがな

なおOSレスポンスランダム速度で決まるので製品を選ぶ時はそちらで決めよう。

なおPS5PCと違い下位互換いのでGen3.0のSSDは認識しないのでGen4.0の物を用意しよう(速度がほぼGen3.0に毛が生えた程度なのにGen4.0対応のSSDがあるのもこの為)。

PCIe接続なのでスロットかったり足りなくなったらPCIeスロットに変換ボードを差して接続しよう。

この他IDE接続やPCIeスロット、U.2接続の物もあるが一般的な物ではないので省略

関連の製品

RAMディスク
SSDが通常使用しているフラッシュメモリではなく、PCメインメモリに使われるSDRAMスタック搭載し、不揮発化するバックアップを備えている。いわゆる「RAMディスク」をHDDのように扱う製品だが、コストパフォーマンスは非常に悪く(当時の価格で8000円/GB)、ごくごく一部のマニアの探欲を満たす製品でしかなかった。
ハイブリッドHDD
SSDは情報量1ビット当りの値段がHDDよりも数倍高い。この難点を回避しつつSSDの利点である高速性も得るために、「SSDとHDDのいいとこどり」のような製品も開発された。それが「ハイブリッドHDD」である。
基本はHDDなのだが、キャッシュ用にフラッシュメモリを搭載することで、SSD程ではないものの確実にHDDよりレスポンスを得られることができる。ただし、SSDの持つ「壊れにくい」という利点は薄まる(HDDへのアクセス回数が低減されるため、いくらかの寿命延長効果はあるかもしれない)。
ちなみに、小容量のSSDと大容量HDDの両方を積んで、ほぼ同様の事を行うこともある(というかむしろ、こちらの方が登場は先であった)。この2種両方を積む手法と上記のハイブリッドHDDを合わせて、「ハイブリッドディスク」もしくは「デュアルドライブ」と総称することもあるようだ。
これらの理由から、SSD搭載パソコンの多くはHDDも積むことで「OSプログラムファイルはSSDに、保存ファイルHDD」と使い分けることが推奨されている。
なお、「ハイブリッドHDD」とはパソコンメーカーパソコン流通業界、ユーザーなどが使用する通称であり、製造メーカーはそれぞれ別の正式名称を定めている場合もある。例えば東芝は「SSHD(ソリッドステートハイブリッドドライブ)」としている。
2020年代に入るとSSDの価格低下に伴いあまり見かけなくなった。

関連動画

 

関連項目

脚注

  1. *Intel・SamsungなどのSSDがどれぐらいの寿命なのか長期間の耐久テストで判明 - GIGAZINEexit 2014年6月のレポート。代表的な数社から販売されている人気SSD製品の耐久テストの結果、最も寿命が短かった製品でも700TBまで耐えた。これは毎日10GBの書き換えを行っても約190年持つ計算。「寿命が特に短い」とされるTLCタイプの製品では100TBくらいから少しずつ不良セクタが多くなりはじめるが最終的には900TBまで使用できている。

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176 ななしのよっしん
2023/07/26(水) 18:27:39 ID: yOZPhtIf9b
PC買うときか作るときはDドライブSSDだな
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177 ななしのよっしん
2023/10/03(火) 15:03:40 ID: Vlw6sdXJyA
>>170
今はそのお値段で2TBSSDが買えるんだぜ?
ちなHDDは同価格だと46TB
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178 ななしのよっしん
2023/10/05(木) 03:10:55 ID: eBPs9lQKG5
何らかの事情でデータが大量に必要な人以外はhdd不要の時代がもう来てるよね
ssdが本格的に登場して15年くらいだと思うけど、時代の変遷ははやいね。2010年頃に256gbくらいのssd手に入れて狂喜乱舞してたころがなつかしいわ
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179 ななしのよっしん
2024/02/08(木) 08:54:19 ID: 8vtiiEOCYv
数年前からSSDHDDの値段が逆転するといわれているが
まだまだHDD高いね
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180 ななしのよっしん
2024/04/21(日) 20:53:11 ID: JH6+gvDB0g
容量も金もえから壊れたpcから剥ぎ取ったHDDSSDケースに入れて繋げて使ってる
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181 ななしのよっしん
2024/09/11(水) 18:27:13 ID: kFdEQ84owE
そういえば当時プレ4でモンハンやってた時、HDDから外付けSSDに変えたらロードとか爆速になって感動したな
今の時代500GBぐらいなら5千円で買えるから財布にもわりと優しいww
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182 ななしのよっしん
2024/09/17(火) 11:15:36 ID: rb3KsWnD6B
テレビの録画用としてスティックSSD買おうか考えている。レコーダー程の機は今のところ要らないし場所を取らないから。しかし発熱とそれに対する耐久性が気になる所。
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183 ななしのよっしん
2024/10/19(土) 13:59:55 ID: CJnDCMbnvV
HDDと違って耐久性高い!って言われるがいざぶっ壊れた場合HDDは断片的にデータ救出できるのに対してSSD絶望的なんて知らなかった
ドリルしなくていいんだね
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184 ななしのよっしん
2024/10/19(土) 17:15:30 ID: SqTPYNJH3L
データ救出出来るって言ったって少し救出するのにとんでもない費用掛かるで
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185 ななしのよっしん
2024/10/19(土) 18:44:59 ID: rb3KsWnD6B
確実にデータレスキュー出来るかわからんのに数万単位でかかるから余程大事なものじゃないと諦めた方が財布にも精神にも優しい。
ぶっ壊れる前に複数にバックアップとっとくのが一番信頼性あるし最終的に安く済む。しかしHDDはやっぱり不用意に動かすとすぐ壊れるんだな・・・新しいPCデータを移動するために買ったのをひと立たずに壊しちまった・・・。データは旧PCに残ってたからいいものの。少々お高いがポータブルSSDを追加で買った。

ちなみに>>182の録画用にスティックSSDを買って使ってみたんだけど、そもそも録画って速度も性も要らないから強く発熱するほど高速でデータのやりとりしないらしい。ブルーレイレコーダーは機が充実してるが、そういうの要らなくて容量2TBまでならスティックSSD一択かもしれない。見たい番組のジャンルが分かり切ってるならネットサブスクを適宜利用した方がもっと経済的かもしれんが。
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