Goat Simulatorとは、スウェーデンのゲーム開発会社Coffee Stain Studiosが制作した次世代ヤギシミュレータである。
概要
Goat Simulatorの名前が示すとおり、もし街中にやや不死身のヤギ(ウシ科ヤギ属)が現れたらどうなるかをシミュレートできるソフトである。
もちろん、バカゲーである。
プレイヤーは白ヤギを操作して、小さな街の様々な人々や物をどんどんドツき合う触れ合っていくゲーム。あまりに殺意感情豊かなヤギの雄姿にSteam中のゲーマーが魅了され、発売以降爆発的に広まった。もちろんユーザーの間では「今年のGOTY(Goat of the Year)間違いなし!」と期待されている。
元々「1ヶ月でゲームを作ってみよう」という趣旨で制作されたゲームだが、Youtubeに投稿されたα版のプレー動画がきっかけでゲーム製品化の希望が殺到。結果、ゲーマー達のヤギ愛がSteamをも商品化へ動かした。
そんな経緯なので、開発側も「10ドル払うならフラフープやレンガを買うほうがマシだぞ!」と警告賛辞を惜しまない。
そんな経緯もあってかなりのバグが残っている…どころか、公式の「特徴」に「大量のバグ」(MILLIONS OF BUGS)と特記されている。
ゲームの機能・特徴
- ヤギになれます
- あらゆるモノを台無しにすることでポイントを獲得できます
- Steam Workshopをサポート- ユーザーの手による拡張されたヤギ(MOD)でプレイできます
- 大量のバグ - 致命的なバグのみ取り除きましたが、ネタになるようなヤツはそのまま残しています
- そのため、誤動作じみた物理演算によってコントロールが効かなくなることがあります
- ヤギの首も誤動作じみた形になることがあります
- ヤギになれます(大事なことなので二回言いました)
なお、ヤギは不死身である。そのため高所から投げ落とされたりガソリンスタンドでおイタをしても普通に生き延びる。
というかむしろ自爆覚悟で人類にとって危険な行為を派手にやらかすとポイントを多くもらえる。ポイントを稼ぐことによって特になにもない。
5月中旬には全ヤギ待望のパッチアップデートが配布される予定。そして新マップとヤギの追加、そしてマルチプレイにも対応した。
Paydayっぽいモードや宇宙に行ったり、バイオハザードっぽいモードに高校のステージ等が追加された。
開発チーム・Armin Ibrisagic氏「もし少し遅れてしまうことがあってもオフィスを爆破しないでね!」
登場ヤギ・ヤギ能力
このゲームにはさまざまなコスプレ衣装特殊能力が登場する。クエスト(ゲーム内の実績)やアチーブメント(Steam内の実績)を達成することで選択できるようになる。
普通のヤギについては省略。取得条件はそこまで難しくないので各自で調べてください。なおヤギ能力は複数身につけられ、特殊能力の始動キーはすべて同じなので、複数のヤギ能力を装備してキーを押すと一度に能力が発動する。
- (NORMAL GOAT)
- ただのヤギ。もちろん特殊能力はなく、身体能力も基本のまま。
どのヤギでもできることだが、舌を伸ばしてオブジェクトにひっつけ、可能ならば引きずることができる。 - TALL GOAT
- のっぽヤギ。足は長いし首も長い。股間になにやらぷるぷるしたものが見える。
- 特殊能力はない。移動速度は一番遅い。
- FEATHER GOAT
- 翼あるヤギ。二足歩行で移動する。特殊能力はないがジャンプ力が比較的高め。
- GIANT GOAT
- 巨大ヤギ。巨大すぎて移動がほとんどできない。Rキーを押すと鼻からものすごい息を噴射する。
- SPACE GOAT
- 宇宙ヤギ。特殊能力はない。
- DEVIL GOAT
- 悪魔的なヤギ。Rキーを押すとオブジェクト及び倒れたNPCを引き寄せる。使用中にQキーを押すと…。
- 移動速度が普通の山羊より速く、ある状態からスポーン地点へ戻ると速度が極端に上がることがある。
- ANGEL GOAT
- 天使なヤギ。頭上に輪っかが出て昇天した風に見える。ジャンプ力があり、落下速度が比較的遅くなる。Rキーを押すと降下速度を極端に遅くする。
- JET PACK
- 機動型ヤギ。Rキーを押すとジェットパックで空を飛べるが、ヤギなので姿勢制御はできずあさっての方向に飛ぶ。
- GOAT QUEEN
- 女王ヤギ。変な仮面を被る。Rキーを押すと山羊を召喚して1匹降らせる。召喚しすぎに注意。
- RIPPED GOAT
- 裂傷ヤギ。傷だらけのモリモリマッチョなヤギ。だが特殊能力はない。
- v1.1よりヘッドバットした時の威力を上昇させる効果が付いた。
- ROBOT GOAT
- ロボットヤギ。特殊能力はない。
- BLUE STREAK
- Rキーを押した後Wキーを押すと急加速しながら移動する。何度も押しておくとものすごく加速するが段差や傾斜、障害物でこける。
- ITALIAN DINOSAUR GOAT
- オブジェクトやNPCをなめた後Rキーを押すとメロンとして排出する。排出されたメロンは数秒後に爆発する。
- でっていう。
- GOAT BORN
- Rキーを押すと周囲を吹き飛ばす程の衝撃波が起こる。
v1.1からの追加ヤギと追加要素
- CLASSY GOAT
- 高貴なヤギ。移動速度は遅いがスプリント状態の速度が非常に早い。
- DEADGOA7
- DJなヤギ。Rキーを押すと音楽が流れ、再度押すと停止する。
- この音楽はチ○コに似た食品の規制を訴える集団すらも躍らせる効果を持つ。
- ハハッ
- BUILDER GOAT
クラフタービルダーなヤギ。Rキーを押すことで正立方体のブロックを設置、及び除去できる(設置と除去は←左クリック)。- この状態になるとあるゲームのmobのようになる。一体何Craftなんだ…
- UNCLE GOAT
- おじさんなヤギ。青い紋様が付く。
- Rキーを押すことでオブジェクトや地面に舌をつけることができ、浮くとその場所まで引っ張られる。
- 途中でダウンすると効果がなくなる。
- Bicycle
- 自転車。近くでRキーを押すことで乗ることができる。
- Wキーで前進、Sキーで後退。方向転換はマウスによるカメラ操作で行い、AとDキーでバランスをとる。
- LONGBOARD
- SKATE。Rキーで乗ることができる。
- 移動キーで移動するといういたって普通な上にトリックを決められるわけではない。
- でもヌケボーっぽいことは少しだけできる。
- Handstand
- 逆立ち。Sキーを1~2秒程押した後Wキーを押すことで逆立ちできる。
- 逆立ち中は横にゲージが表示され、黄色いバーが上限及び下限に到達してしまうとこけてしまう。
- WキーとSキーを押すことでバーの方向を操作できる。
関連動画
Youtubeの公式トレイラー→http://www.youtube.com/watch?v=dvWGLcdI8o8
そのフリーダムなヤギの姿から、正式発売前の段階から既に多くの動画が投稿されている。
Goat Simulator3
2ではなく3である理由について開発者達は
(PlayStation.Blogの記事より引用)
- 「ボックスアートに3匹のヤギがいるから」 – Rasmus Björk、コミュニティーマネージャー&シネマトグラファー「へ? 『Goat Simulator 2』ってまだ作ってなかったの?」 – Olivia Follin、プログラマー
「前作からかなり時間が経っていて、タイトル名を『Goat Simulator 2』にしても、実装したシミュレーション技術の進化すべてを伝えきれないので」 – Sebastian Zethraeus、ゲームプロデューサー
「続編が好きな人っていないし」 – Driton Gashi、デザイナー
「メェェェェェェ」 – ピルゴール
「理由はありました…。でも忘れちゃいました」 – Philip Bretschneider、3Dアーティスト
「パブリッシングチームの誰かがそう言いだしたんだけど、だれも正さなかったみたいですね」 – Judith Radnitz、ゲームプロデューサー
「『ゴッド・オブ・ウォーラグナロク』って名前はもう取られていたから」 – Santiago Ferrero、クリエイティブディレクター
「まあ『Goat Sim 4』って呼んだらおかしいからね」 – William Birgersson、アートディレクター&レベルデザイナー
「ただの打ち間違いでしょ」 – Helena Lindström、コミュニティーマネージャー
「数字だ、メイソン。どういう意味なんだ?」 – Stuart Docherty、サウンドデザイナー
「上述以外」 – CEO Sebastian Eriksson
「ピルゴールは、ゴードンがやらないことをする」 – Joar Hedvall、プログラマー
と述べている。(恐らく前作のDLC部分が2だったのだろう)[1]
当初はEpic games専売だったが後にSteamでも配信された。
本作に合わせて前作Goat Simulator1のリマスターも発売された。
スカイリムっぽいイントロから始まる(と言うかイントロを飛ばさないと最後に『さっさとスカ◯リムカートを出てゴートタワーに向かえ。』と言われる)等、パロディもふんだんに取り入れている。
本作では2画面プレイだけでなくオンラインでのプレイに対応しており、最大4人で遊ぶことが出来る。但し車に乗ってる時のブースターがドライバー以外も使えたり、オンラインならではの笑えるバグも実装されている。
また字幕が実装されており、人間たちの言葉を聞くことが出来る。勿論日本語にも対応している。
プレイヤーの衣装に応じて褒められたりキレられたりするのもまた面白い所だろう
本作では明確なミッションがありそれらをクリアしていく事でゴートタワーの封印を解除していく流れになる。ミッションの内容はぶっ飛んだ内容が多く、オチが予想外だったり予想通りだったりとなかなかにカオスである。他にも実績の要素が加わり(衝動的ミッション)そちらも進めていくと良い。
本作ではようやくメインモードがオートセーブに対応し、一旦途中で止めても次回同じ進捗の場所から始められるようになった。
マップが前作より広くなった関係か前作は壊すだけだった車が乗り込めるようになっている。
本作ではポイントに応じて様々な衣装を開放する事が出来る(ミッションをクリアする事でも開放できる。)「おいしそうなヤギ」はどう見ても豚で「体高のあるヤギ」はどう見てもキリンである。一応ノンプレイヤーキャラクターから人間になる事も出来る。他に色々と着せ替え出来る他、背中のアイテムで空を飛んだり武器を飛ばしたり出来る。
本作ではラスボスが存在している。ミッションをクリアする事でゴートタワーの封印を徐々に解いていって完全に開放すると挑めるらしいが・・・
DLCではマルチバースの世界をプレイする事も出来る。このプロローグにてヤギの名前も明らかになり「ピルゴール」と言う名前のメスのヤギである事が判明している。頭がヤギのヤギ人間が出てきたりディズニーアニメ調の町があったり巨大なカピバラが常時ステージに居たりなかなかにカオスである。
DLC部分では人に話しかける事が出来る。話すと吹き出しが出てくる。(勿論日本語にも対応している。)もしかしたらこの部分がGoat Simulator4になったりして・・・
関連動画
購入方法
SteamではGoat Simulator1
が9.99$(約1300円)で購入が可能。Goat Simulator3は3400円で購入が可能
である。またGoat Simulator1についても3相当のグラフィックになったリマスターが発売されている。
(3400円)
「クレカも持ってないしsteamのウォレットコードがメンドクセ」な人は5pbが運営するPCゲームダウンロードサイト「Magino Drive」で2014年4月から購入できるようになった
ので、日本国内のユーザーにはそちらがお勧め。
関連項目
脚注
- 11
- 0pt


