『東方緋想天』から登場。
テーマ曲は「黒い海に紅く ~ Legendary Fish」
概要
種族:妖怪(竜宮の使い)
能力:空気を読む程度の能力
二つ名:「美しき緋の衣」「龍宮の使い」「空飛ぶレアアイテム」
弾幕アクションゲーム「東方緋想天」より登場したキャラクター。竜宮の使いという非常に珍しい種族の妖怪。元ネタは深海魚のリュウグウノツカイである(後述)。たまに天人と勘違いしてる人がいるが、妖怪の仲間である。ただ、彼女の家は天界にあるようだ。帽子の形が似てるせいかパッと見、「宇佐見蓮子」に似ている。ちなみにこの帽子にはリュウグウノツカイの触覚を模したリボンが付けられている。
程度の能力には書かれていないが、電気と風を自在に操る能力を持っており、戦闘の際はそれらを巧みに使用する。また背中の羽衣は腕に巻きつけてドリルのようにする事が出来る。風のように舞う事からカウンターが得意なようだ。もう一つの特徴は羽衣から生成されるドリルの見た目の凶悪さである。非想天則ver1.10によるとこのドリルはさらに風をまとっているため見た目よりも遥かに巨大である。うどんげ曰く「ぱっつんぱっつんの衣装」とのことである。胸のせいなのか静電気のせいなのかは不明だが、二次創作だと揺れない震源地よりは大きく描かれることが多い。
彼女の仕事は、破滅的な災害の予兆を察知すると人々の前に現れて警戒を促すというもの。幻想郷ではあまり災害が発生しないのか、竜宮の使いは大変珍しい種族とされている。レミリア曰く「姿を現すのは災害の前か死体になった時」くらいだという。実際、普段の衣玖さんは雲海の中を泳いで過ごしており、まず人目に付く事はない。また衣玖さんの同僚が登場した事は一度も無い。緋想天では、天子が緋色の気質を集めて大地震を起こそうとしていたため、活動を開始。有頂天の下にある玄雲海で、日に日に濃くなる緋色の雲を監視していた。有頂天を目指す解決屋が玄雲海を通りがかり、なりゆきで戦闘になっている。無敵状態と化す棘符「雷雲棘魚」は屈指の初見殺しで、多くの解決屋が名誉の戦死を遂げている。対策が分かっていても、わずかな操作ミスで被弾してしまう。難易度が高くなれば、より脅威度が増す。いわゆる緋想天における5ボス的存在。衣玖ストーリーでは遂に危険なレベルにまで雲が濃くなったため、お仕事に入る。地上に降りて、様々な人に警戒を促したが、血の気が多い幻想郷の住民に勝負を吹っかけられる。
丁寧な口調で話すお姉さんだが、時折剣呑な一面を見せる。そして面倒くさがり屋。長身で、背筋はピンと立っている。しゃがませると律儀に正座する。しかし座高が高いため当たり判定も広いという悲しい一面がある。妖怪ではあるが人を襲うことはしない。逆に人を襲う妖怪を「品が無い」とバッサリ切り捨てている。天子の父親から娘の目付け役を頼まれており、彼女の動向を監視する任務も請け負っている。
「龍魚の怒り」「龍神の怒り」「エレキテルの龍宮」他、カード発動のモーションがサタデーナイトフィーバーに見えるとの報告が絶えない。キャーイクサーン
龍(見えない) → 長い(龍) + 黒い(帽子と腹が) = ウナギ → 土用
→ 土曜 → サタデーナイトフィーバー なにぃウナギじゃないだと
主なお仕事
- 龍神の言葉を伝える
長い話の中から重要な部分だけを抽出して伝える。どの部分を抽出するのかは彼女次第。
- 地震が起きそうになると知らせて回る
地震の気配を察知すると、それを警告して回る。ただし本当に警告するだけですぐ帰る。また伝え方が非常に事務的で淡々としているため、いらぬ反感を買ってしまう事もある。
- 天子のお目付け役
天人の召使のための妖怪ではないが、天人に対しては敬称で呼んだりするなど上下関係のようなものはある。中でも緋想天のストーリーモード中では暴れて回る天子を追いかけたりして苦労している。追いかけているのは天子ではなく緋想の剣かも知れないが、緋想の剣は以後ずっと天子が持っているようなのであまり変わらない。
能力
その場の特性をすぐに把握し、すぐに馴染む事ができる。
余程の事がない限り場を乱す行動は取らない。
柔よく剛を制す。
時には自分の存在を消し、全ての攻撃を受け流す。
とあるが、相手の神経を逆なでするような言動を取る辺り本当に読んでいるかは疑問である(尤も、精神的に相手より優位に立つために空気を読んだ上であえてそのような発言をしているとも考えられる)。
なお、彼女の攻撃は雷を用いたものが多いが、上記の通り彼女の能力は雷を操る程度の能力ではない。
スタンドのように能力を1つしか持ってはいけないという制約がある訳ではないが、あえて解釈をするのなら空気を読む=大気の流れを読み、操ることが出来るという事だと思われる。事実、彼女が地震を察知するのは緋色の雲の状態を見て地震の前触れを読み取っているからである。
スペルカード
東方緋想天
-
ストーリー
- 自機
東方非想天則(自機追加分)
ダブルスポイラー
Level10
リュウグウノツカイとは
これがリュウグウノツカイ。かなり奇妙な姿をしている。
リュウグウノツカイは深海魚の一種であり、基本的には調査目的等で深海に潜った人以外の人間に出会う事は無い。稀に死んだ個体等が海岸に打ち上げられる事があり、その際に人の目に触れるが、生きて泳いでいる姿の記録は現在まで1件しか存在せず、生態には多くの謎が残る生物でもある。
死ぬと赤色の部分の色が薄くなるが、それでも最大で10mにも及ぶ体長その他の強烈な見た目のインパクトから、様々な伝説・逸話の元になったとされる。有名どころでは龍宮(浦島太郎などに出てくるやつ)、人魚、シーサーペントなど。和名の「リュウグウノツカイ」もここから来ている。
また、リュウグウノツカイが姿を見せると地震などの天災が起こる前触れであると言い伝えられている地域が多い。
災害を察知して一斉に逃げ出すネズミのように、明確に関連があるかは分かっていないが、過去にリュウグウノツカイが見つかった時はすぐ後に地震が発生しているため、「アレはやはり予兆だったのか」といった感じでこのような言い伝えが出来たのだと思われる。
なお、2000年以降、特に2009年からリュウグウノツカイが集中的に見つかっている。
2009年から今まで、記録に残っているだけでも17匹(+台湾で1匹)見つかっている。特に2010年1月9日には、同じ日に異なる場所で3匹も見つかっているため、過去に類を見ない規模の大地震の前触れなのでは無いか、先日起こったチリの大地震もそのうちの一つなのではないか…と一部で心配されている。
と、思っていたら2011年3月11日、東日本大震災発生…やっぱり地震とリュウグウノツカイは無関係とも言い切れないような気がしてしまう。
しかしこれらのリュウグウノツカイは地震とは別の要因があると指摘する識者もいる。
本来リュウグウノツカイは太平洋の深海に生息する種であり、さらに自身で泳ぐ力はさほど強くないため、基本的に海流の穏やかな海域にのみ生息し、そこから出てくる事が少ない。が、上記の集中的に見つかっているリュウグウノツカイは殆どが何故か日本海側の沿岸で見つかっているのである。(数が少ないだけで、日本海側で見つかっているのは2002年からずっと)
その規模と特殊性から、地震ではなく温暖化による深海の水温上昇や汚染などによってリュウグウノツカイも生息海域を移動しなければならないような状況に追い込まれているのではないか、と言う説が唱えられている。
二次設定
- 天子の保護者
彼女は天人ではなく、比那名居家の直属の召使とかそう言うわけでもないのだが、緋想天のストーリーモードでも天子のわがままぶりに頭を悩ませたり、紫に会った際はお灸を据えてくれるよう頼んだりしている。そのため二次創作では天子がどこかで迷惑をかけるたびに謝って回ったり、天子を羽衣でグルグル巻きにして捕獲して帰ったりと苦労人。
なお天子と言えばドM設定がされている事が多く、風見幽香のドS設定を強調する一因にもなっているが、後述するように淑女のイメージが強い衣玖さんには、S属性が付けられる事は不思議とあまりない。カップリング関係は「イクテンが俺のオアシス」の項も参照。
- 大人のお姉さん
個性的かつ喧嘩っ早い面々が多い幻想郷では珍しく、物腰や口調が穏やかである。また、緋想天並びに非想天則のドット絵では他キャラと比較して高身長に見える。こうしたことから、二次界隈では精神年齢の高いお姉さんキャラとして扱われることが多い。実際、原作の対チルノ戦勝利セリフにおいても、他の多くのキャラと異なり、柔和な笑みと温かく見守るような言葉で対応している。幻想郷ではチルノを含む妖精は格下扱いかつ小馬鹿にされているため、衣玖のような反応は異例と言える。
- サタデーナイトフィーバー
土曜の夜のダンスを踊る事に生きがいを感じるダンサーと言う側面も持っている。元ネタは1977年に制作されたアメリカ映画Saturday Night Feverで、主演のジョン・トラボルタが映画のパッケージでとっているポーズと、衣玖のスペルカード発動ポーズが似ていることから。 - 永江さん
四畳半のアパートに暮らす独身OL、という設定の派生キャラ。永江衣玖とは似て非なる存在である。主にTwitter上で設定のプールとして展開しており、おのおのが好き勝手に永江さんのイメージを呟いている。詳しくは当該項目を参照。
お絵カキコ
枚数が増えたため、永江衣玖のお絵カキコに分離しました。
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関連項目
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