ニコニコ大百科

シンゴジがゴジラというものの固定観念を強く揺るがしてくれたから
この作品を受け付ける足掛かりになったのはいいことだと思うが
だからこそあれを基準にしたらいかんね

>>1380
今でこそ「面白かった」「自分は好き」っていう声も結構あるスペゴジやFWも公開当時はボロカスに叩かれたからなあ。

めっちゃ面白かったのにあんまり儲かってはいないみたいだね
世の中理不尽だわ
２部３部に響かない事を願うばかり

ビルサルド、よりにもよって最初の口上で「ゴジラの駆逐を約束しよう」とか大口叩いちゃったのは恥ずかしいな。

俺はこれめっちゃ好きだし続き楽しみにしてる。SF最高ッス

都市という言葉からふとジェットジャガーが住民として過ごしてる姿が頭に浮かんだ

今のところAVGNの人たちのレビューが来てないな…
そういえば空想科学読本とけで柳田理科雄さん、アニゴジ取り上げてくれないかな…？

削除しました

儲かってないのは単純に面白くなかったからなわけで
SF書けないのになんで手を出したのか

怪獣黙示録でハードル上げすぎた感がちょっとある

>>1389
売り上げで言うなら、例えばミレゴジシリーズなんか2000〜FWまで全部パッとしない売り上げで終わった訳だけど
君にとってはミレゴジ≒話のつまらない駄作ばかりって事になんの？

面白かったと思ってるし今後も楽しみにしてる身だが、
正直難色を示してる人の意見にも納得できるのが多くて返す言葉がないのも事実
（もちろんちゃんと観た上で批判してるであろうものに限るが）

というか作品が面白かったつまならかった以前に
漫画の実写化作品に対する風当たりを観てもわかるように
別媒体化に拒否感を示すオタクが多い日本だと従来と異なる媒体では食指を動かさせづらいんだよな
海外だとアニメやコミックになったりその逆な映画は結構あるんだけど。

コミックと言えばアメコミのゴジラはそれこそアニゴジ以上にやりたい放題してるという。

否定的感想ですまないが、自分は駄目だったな。主人公のハルオが不快で感情移入できなかった

リーランドに「月に入植した方がマシだ」と言われて「ここは俺たちの故郷なんだぞ！」などと激昂しちゃダメでしょ。指揮官ならそんな感情論ではなく冷静に反論しないと。特にリーランドの言うとおり、ゴジラ倒したからと言ってあの過酷な生態系が変わるわけでもないのに。
「この惑星を俺たちの手に取り戻す」「ゴジラの時代を終わらせる」などと人間至上主義みたいな言い方もいただけない。
こんな調子の主人公を皆が諸手あげて賛成しているためストーリーについていけない。

怪獣惑星等とタイトルで期待させておいて、カマキラスなどは全部静止画で出てきたのはゴジラとフィリウスというギャオスの劣化版みたいな奴らだけというのも肩すかしな気分。怪獣バトルも都市破壊もなし。ラストの300ｍゴジラも怪獣ものでは定番の落ちなので驚きも何もなかった。

とにかく続編ではハルオの性格を改善してほしい。あまりにも不快すぎて感情移入できない。後はちゃんと怪獣バトルとか都市破壊みたいな怪獣物の良さを生かしてほしいなーと。
嫌な気分になったらごめん。

感情移入と共感は似てるようだが別物だぞ

ごめん
フィリウスではなくセルヴァムだった。
>>1394の言うとおり共感できないの方が近いね
もしかしたらわざとああいう尖ったキャラにしているのかね（そうであるとうれしい）

>>1395
ところで怪獣惑星のパンフレットにある監督達のインタビューは読んでみたことある？

>>1393
ハルオとリーランドの関係がただの部下と上司であったなら概ねその通りだろうけど、
あの二人の関係はもっと近しいものだから自分は特に違和感ない。

地球降下前の会話（「英雄ね、あんたは昔のまんまだな」とか）から二人の間に
親交があったことは察せられるし、船外調査への同行を求めたハルオの目付役として
彼の幼馴染であるユウコをあてがった時のリーランドの様子は、さながら後輩をからかう
先輩のようでもある。そもそも宇宙逃避以前の地球を記憶している最後の世代であろう
ハルオにとっては、地球への愛着が薄い年下の人間よりも自分と同世代、
もしくは少し上の世代の人間（リーランドなど）の方が馴染みやすかっただろうと思われる。

また、権力を求めるリーランドがわざわざ不確実要素の多い＝失敗すれば自分が失脚しかねない
対ゴジラ作戦に当初乗ったのは、権力交代を急ぎたいが故のギャンブルというだけでなく、
作戦立案者であるハルオへの信頼があったからという見方もできる。

良く言えば年の離れた兄弟のようでもあるし、悪く言えば学生気分が抜けてないとも言えるけど、
ともかく二人には一定の信頼関係があり、お互いに「自分はこいつのことをわかっている」
という認識を持っていただろうことは間違いない。地球に降下するまでは。

実際に作戦を実施する段階になって、困難な現状でも可能性を追求するハルオと
安全策を取りたいリーランドとの間に温度差が生まれた。
リーランド視点で見れば、自分の指揮下にある人間が実際に被害にあったことで、
作戦の責任者としての自覚が遅まきながらも強くなり、ハルオの作戦だからという信頼が揺らいだ。
ハルオ視点で見れば、地球への帰還を望む同志であり野心家だと思っていたリーランドに
梯子を外されたことで、彼のパーソナリティへの信頼が揺らいだ。

だから氏の指摘したやり取りはそもそも上司と部下の会話というより、
「お前そんな奴だったのかよ！見損なったぞ！」
「そんなこと言ったってどうしようもないだろ！現実を見ろよ！」
って感じの痴話喧嘩もとい身内喧嘩の色合いが強い場面なわけだ。俺は腐ってねぇ。

>>1393
行数の都合で収まりきらなかったことを一つだけ。
怪獣バトルも都市破壊もない怪獣映画として自分はあなたに深海獣レイゴーをお勧めします。
ゴジラ空白期に作られた映画で、まごうことなきＢ級映画だけど、ゴジラに似たトビウオ（主観）が
戦艦大和とドンパチ繰り広げるという、その道の愛好家にはたまらん内容となってます。
ゴジラ似のトビウオ（主観）ことレイゴーの格好良さはガチ。デザインは雨宮慶太、造形は伊藤成昭。

まぁ要するに、怪獣映画にとって怪獣バトルも都市破壊も必要条件ではないですぞって話なんだけど。

>>1393 の意見には確かに同意。ハルオの言動は確かに理解、共感しにくい点も多かった
>>1397 のように介錯はできるけど、劇中での描写が不足してる
ただ、それを差し引いても自分にとっては色々面白かった。結局>>1392の言うとおりなのかな

とりあえず怪獣黙示録の方も映像化しろ

＞介錯はできるけど、劇中での描写が不足してる
ハイクを詠め。カイシャクしてやる（解釈違い）

ハルオの言動がちょっと、という意見が出るのも分からなくは無いけども
ハルオという人物の素の性格がけっこう分かり辛い状態になっているとは思う
今は取り敢えず目の前のこと、「ゴジラを倒す」という目標でいっぱいいっぱいって感じだからねえ……
「ゴジラ殺すべし、慈悲はない」が彼のキャラクター性のほとんどを占めているといっても過言ではないし

ハルオみたいなのはいてもいいけど、主人公向けのキャラじゃないとは思う
主人公というものは物語で一番目立つキャラである以上、ある程度は観客が共感できる性格や人となりを求められると思うのよ
でないと映画を見て終始ムカムカする羽目になるからね

ハルオは感情移入の対象たるタイプの主人公ではないと思うわ、個人的には。
ゴジラに執着しすぎてて狂気を滲ませてる感じだから…
話が進むごとに成長していくんじゃないかな、こういう奴は。

>>1401
それを言ったら同じ復讐系キャラでよく似てると言われる『進撃の巨人』のアダム、じゃなくてエレン・イェーガーとかも誰がどこまで人が共感できるのかって話になるが
じゃあ回想シーンで「駆逐してやる！地球から！！」みたいな事でも言わせれば皆は共感したんだろうか？まぁ、エレンも人によっては好き嫌い分かれそうなキャラではあるが

>>1403
その辺に関してはゴジラと巨人の違いみたいなものだな。
巨人は基本的には絶対悪として書かれているけど、ゴジラは絶対悪ではない。
初代ゴジラにしろVSゴジラにしろ、核の被害者って側面がある。
だから山根博士や三枝さんみたいな人物がゴジラ映画には出てくることが多い。また一方的に殺す殺す言われてもいまいち共感できなくなる。

この映画にはそのような『ゴジラに同情する人物』を置いたら良かったのでは。
ハルオみたいなゴジラ絶対殺すマンが主人公だから、なおさら置くべきだったように思える。

まあ最後に出た少女がその役割なのかもしれないけど。

ハルオのアレは執念であって狂気ではないだろう。
あれを狂気と称するのは、チェルノブイリや福島、北方領土なんかの故郷に戻りたがる人を狂人呼ばわりするようなものではないか。
親ゴジの登場で逃走を指揮できるあたり、むしろ相当に冷静だよ彼は。

>>1404
その“ゴジラ=核の被害者”ってのはあくまで観客が過去のシリーズからそう類推してるだけで、“本作のゴジラもそうである”とは限らないんだけど、だとしてもハルオを含めた現人類はそんな事は“知らない”だろうし
（メトフィエスに似たような事を言われてもハルオはまだ理解が追いついてない感じだった）

仮に三枝とか山根みたいなキャラが居た所で、あそこまで被害と犠牲を出されたらなんと説明されてもゴジラに同情する方が難しいと思うし、所詮そんな感情は物語が俯瞰的に見れるスクリーン外にいる人間にしか通らない

あと『進撃の巨人』の“巨人が絶対悪”って言ってるけど、ライナーやベルトルトらエレンにとっての仇側の方にも実はいろいろ事情があったって事が本編で判明してるが、エレンはそれでもなお「俺はお前らが自分達にした事と同じ事をお前らの国でやる」とばかりに向こうの勢力そのものを巻き込んででも復讐する気満々なのだが・・・
（そもそもキャラクター的にもライナー達が同情不可能な悪党どもとは描かれてないし）

それは一兵卒ならわからなくもないけど、ハルオは指揮官だからな
指揮官の目的は皆を生き残らせること。それが最優先目標なのは間違いない。
そのためには私怨やら個人的感情を切り捨て、皆のための判断をしなければならない。それができてこそ有能な指揮官というもの。

しかしハルオは私怨に皆を引きずり込んでいるようにしか見えないんだよね

あと話題が変わるけど、リーランドが急に特攻したのも唐突に思えた。
あいつ英雄になって権力をつかむことを望んでたんじゃ？　直前でハルオとも仲違いしているしあまりにも唐突
見てて「は？」とポカーンとしたのは覚えてる。

>>1404
確かにゴジラシリーズ全般としてはゴジラは絶対悪ではないけど、
アニゴジに限ってはほぼ絶対悪と見なさざるをえないと思う。

過去のゴジラは（理由はどうあれ）人類に敵対するといっても、ぶっちゃけそんなに被害は
大きくなかった。せいぜい街が一つなくなる程度で。

今回のアニゴジは、理由不明ながらも人類と敵対して街を一つ消すどころか、
十億人近く（もしくはそれ以上）の人類を虐殺してる。人口超大国が一つ消えるレベル。
それだけでなく、自身以外の怪獣を含む他の生物まで（直接攻撃だけでなく、
ゴジラ亜種の繁殖による生息域の奪取、環境変化も含めて）駆逐しつくしている。
偵察機からの情報から察するに、それまで地球上に存在していた生態系は
地球全体レベルで絶滅させられたと見て間違いない。（局所的には残ってるかもだが誤差だよ誤差）

人類が他の生物を絶滅させてしまうことが悪であるなら、ゴジラが他の生物（のほぼ全て）を
絶滅させたことだって悪だろう。そんな惑星レベルの巨悪に同情できるキャラクターは、
ハルオと同程度の（ベクトルは真逆とはいえ）狂人に他ならないと思う。
少なくとも山根恭平や三枝未希はそんな狂人とは全くの別物だよね。

>>1407
おぅリーランド語りならまかせろ(ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ）

ハルオに糾弾された通り、あの時のリーランドが臆病風に吹かれたのは間違いないだろう。
だって実際恐いじゃないですか、金属製のドアぶち破ってバケモノの頭が
彼の目前まで迫ったんですよ。お化け屋敷と違って生き死にが関わってんだから。

その直後、メロディーヌさんから冷静に折衷案っぽい撤退方法を遠回しに指摘されて、
自身が冷静さを失っていることを自覚させられる。帰り方も考えずに帰りたいと言ってもね。

なんだかんだあって、撤退行動。リーランドは作戦責任者でありながら、
輸送艇ではなく多脚戦車に乗り込む。まぁフラフラと危なっかしく飛ぶボロボロの輸送艇より
まだ戦車の方が墜落の心配はないわけだから、気持ちはわかる。やっぱり臆病風じゃ（ｒｙ。

戦車の席でリーランドが何を考えていたかは完全に想像の域だけど、メノピィスさんの進言を
（苦い顔しながらも）聞き入れることのできたリーランドは、他人の意見や客観的視点を
受け入れられる人間だと思われる。そういう人間であるならば、車中では
「降下前はあんな大口叩いていたくせに、結局は保身を優先する人間なのか俺は」
とか、そういう自己嫌悪を抱いていたんじゃないかと自分は想像する。

そしてゴジラ（フィリウス）登場。一目散に逃げることを考えたリーランドに対して、
あくまでもゴジラに挑み続けるハルオ。自己嫌悪に浸っていたリーランドにはどう映ったか。

ここでハルオに囮になってもらえば、リーランドだけでなく他の人たちも安全に逃げられる。
そういう誘惑はあっただろう。でも彼はそうせず、車内の他の人間を追い出したうえで
ゴジラに向けて特攻した。自分が判断するに、彼はハルオとその他の人々を天秤にかけたというより、
彼自身とハルオを天秤にかけた。どちらが生き残るべきか、どちらが人類にとってより有益か。

ハルオとリーランドの間に以前から親交があったという自説（たぶん大体あってる）を掲げる理由は、
そう考えるとリーランドの特攻が理解しやすくなるからというのもある。あっまた行数足りない

>>1407 へのレス続きをちょっとだけ（嘘）。

つまりリーランドが特攻したことの真相（自説）は、
「自己嫌悪を抱いていたリーランドが、志高く優秀なハルオを犠牲にすることではなく、
自分自身を犠牲にしてでもハルオを生かすことを選んだ」ということになる。

リーランド自身も志というか野心の強い人間ではあるだろうけど、志や野心というものは
往々にして現実に打ちのめされるものでもあり、リーランドは打ちのめされることに弱かった。
地球降下前は自分のことを決してそんな風に思っていなかっただろうけど、様変わりした地球と
その環境に翻弄されたことと、同じ苦境を前にしながらも揺るがないハルオを目にしたことで、
自身がその程度の存在だと認識せざるをえなくなった。

そう考えると特攻というより自暴自棄になった自殺行為のようでもあるけど、
もう少し前向きな解釈を好む自分としては、やはりハルオを生かしたかったという説がしっくりくる。

少なくともリーランドが、劇場で初めてハルオと遭遇した自分たちよりもずっと以前から、
ずっと近い関係として、ハルオと知り合っていたことは間違いないのだから。
「あんたは昔のまんまだな」とはハルオの言だけど、より強くそう思っていたのは
案外、リーランドの方かもしれない。
「ゴジラを倒す、地球を取り戻す、ねぇ。お前は昔のまんまだな」とｋ
（以下延々と書き続けられそうなので強制終了。俺は腐ってねぇ）