ニコ生(世代別分類)とは、ニコニコ生放送のユーザー生放送を行う生放送主の、放送時期におけるそれぞれの傾向によって分類した様式である。
「日々進化し続けるニコニコ生放送の充実度に相関して、放送時期によって放送主達にある一定の傾向・定義が存在する」と、一部の放送主が提唱しており、それぞれ「第~世代」という俗称で分類されている。
ただし、この分類様式は必ずしも確かなものではなく、例外も多い。
第2世代配信者にあたる石川典行は、「放送開始時期で世代を分けるのではなく、ブレイクした時期で世代を分類すべきではないか」と言及しており、どう定義するか議論されている。
このことから、「放送開始時期で分類する」だけでなく「ブレイク時期によって分類する」という2つの定義が混在しているため、実際の明確な境界線はあやふやである。
大規模コミュでは「ブレイク時期によって分類する」という定義が適用され、小規模コミュでは「放送開始時期で分類する」という定義が適用される傾向がある。
昔のニコ生では流行や人気配信者のトレンドの移り変わりが速かった。それゆえ第2世代~第4世代期では数ヶ月単位で世代分けされていた。
第5世代中盤までは萌声系・顔出し・喧嘩凸・カイキチ系放送に それなりの需要があったが、そのジャンルの配信者が急増して飽和状態になったため、ユーザー放送自体がマンネリ化し、第6世代に引き継がれることになる。
ユーザー生放送サービス開始時~2009年3月ごろに放送開始orブレイクした放送主がこれにあたるとされる。
当時はユーザー生放送の認知度そのものが低く、このころに生放送開始した放送主は主にPCに詳しい人物・ニコニコ動画に詳しい人物が多い。
人数が非常に少なく、現在も生放送を行っている者はごく僅かだが、サービス開始時からニコ生の歴史を見続けた「生き証人」として、ある意味尊敬すべき存在である。
ちくわちゃん、まったん、百花繚乱、あほの坂田、ばくはげ画伯、smica、レヴィ、緑(横山緑)、一二三、わかば19、カッパ姫、初音シコ etc・・・
2009年4月ごろ~2009年10月ごろに放送開始orブレイクした放送主がこれにあたるとされる。
ニコ生の認知度が急激に高まった時期である。凸待ち・声マネ・歌ってみた・踊ってみた・演奏してみた・ゲーム配信・野外配信・車載配信など、生放送での企画内容パターンや独自の空気が確立した。
また、キャラの強い人気放送主が多く誕生したのもこの頃で、他の配信サイトで活躍する実力派配信者もニコ生に進出してくるなど、今日のユーザー生放送人気上昇の原動力ともなる。現在もコミュランキング上位には、第1世代と共に第2世代の放送主が名を連ねる。
喧嘩凸が最も盛んに行われていた時期であり、顔出し配信する以上は喧嘩凸しなければいけない暗黙のルールがあった程である。現在の生温い喧嘩凸と違い、配信外でも喧嘩凸をする時代で、嫌いな配信者は引退するまで追い詰めろ!的な流れであり、渋谷のキングやりおなど殺害予告を平気でする者や、石川典行の様に暴力団に喧嘩凸する者も居た。顔出し配信者は個性を求められた時代であり、個性が無い配信者は数週間で消えていく弱肉強食の世代でもある。
Q-chan牧師、コレコレ、やみん、okailove、渋谷のキング、石川典行、ウナちゃんマン、力也、暗黒トテ、蓮にゃん、アク、郁、ゆりあ、ひまわり、太田、くにーでっぷ船長、シバター、足立 etc・・・
2009年11月ごろ~2010年3月ごろに放送開始orブレイクした放送主がこれにあたるとされる。
第1世代・第2世代の活躍に感化されて生放送を始めた人物が多い。
第1世代や第2世代に比べ、コアなアニメ好きやネト充の比率が低く、リアルが充実してそうな放送主が多いとされる。また、顔出し配信する女性の比率も高い。ニコ生がイチ動画配信サイトとして大衆化し始める。
放送枠が1000枠以上に増強された中で生放送を始めた世代である。エンターテイナーとしての実力がある放送主であっても人気が出づらい、といった厳しい環境下に置かれている。その為、脱ぎ配信・ガイキチ系配信のようなBANスレスレの無茶な企画を行う放送主も少なくない。
ニコ生・配信界における出会い厨行為が問題化されたのも、この世代からである。
また、第3世代放送主の登場と時を同じくして、第1世代・第2世代の一部の放送主がUstreamやJustin.TVといった他の配信サイトに活躍の場を移すといった現象が見られた。
NER、長老、ひなのまり、EMI、少年T、じぇじぇ、ゆづか姫、ゆかちー、いぶき、エセ関西、ヒカル、ぶろっこりー、るしだ、侍もくん、えりんこ、カツトシ、ジュード、おなき、窓付き、Rainy、みずにゃん、凸激者あっきー、Backass、京都のプリンス、田口 etc・・・
2010年4月頃~2010年10月頃に放送開始orブレイクした放送主がこれにあたるとされる。
実際のところ、第3世代と第4世代の境界はかなり曖昧で、移行はスムーズであったとされる。
いわゆる第1世代・第2世代をほぼ知らない配信者が多勢を占める。
第3世代配信者達がニコ生の主力になるまでに多くの苦労と長い期間を要したのに対し、第4世代では放送開始数週間足らずで数千人~数万人規模の大規模コミュへ爆発的に成長した配信者が多い。すでにちくラン上位に食い込むまでの勢いを見せているが、第3世代との対立は無く、比較的仲が良い。
第3世代に引き続き、イケメン&美人生主が多い。第1・第2世代ではナンセンスとされていた生主同士の馴れ合いは、むしろ肯定する流れにある。
ニコニコ動画からの歌い手・踊り手のニコニコ生放送が増えたことにより、ニコ動ユーザーが生放送を見始め、ニコ生全体のリスナー、配信者が増えた。
女生主・声真似・釣り配信者が新しい企画として、喧嘩凸を始めだすのもこの頃である。
コミュニティのレベルに応じてBSP、延長無料、予約無料、立ち見の席数増加などの機能が増え、配信者側の負担も激減した期間でもある。
また、Ustreamの日本語化など外部サイトも充実してきており、外部で放送する配信者も増えてきている。
マヨラン、マヨ方、ハニー大木、うさ天使、Juke、片桐えりりか、馬場しゅーと、エセアカ、暗黒キッズ、まきの、ケーキ姫、ふりりん、楓、つばき、Ruy、塾長、こじこじ、Kors-K、ふうた、ゆうた、りなりな、ペニオ、クニオ、ノラ船長、あーた、みさきにゃん、ぶいら、ミート源五郎 etc・・・
2010年11月頃~2011年5月頃に放送開始orブレイクした放送主がこれにあたるとされる。
第○世代の話題を出したり、世代分けを行う配信者が激減した。
運営側からの規制が厳しくなり、配信ジャンルが限られつつある。配信者の更なる急激な増加とともに放送数も増加し、配信初心者に視聴者がつきにくくなり(特に男配信者)、インパクトがある放送(ガイキチ系、エロ系など)でないとコミュニティ人数を伸ばすことが難しくなった。
生温い喧嘩凸をする者が一時期増え、待ち専門が増えたり、トークスキルもない上に企画もgdgdと、目的意識を見失ったユーザー生放送が激増しており、古参生主&古参リスナーから「今のニコ生は糞」と馬鹿にされている世代でもある。
尚、この世代の特徴的なのは、ゲーム配信者が急増していることである。30分しか枠が無いのにわざわざゲーム枠を取るパターンが頻繁に見られるようになる。
ニコ生、・Ustreamの雑誌進出や匿名掲示板2ちゃんねるのまとめサイトの記事により、リスナー・配信者が増加した。
中小配信者がUstreamやJustin.TVをカスタマイズしたZAN9を外部配信サイトとして活用するようになったのもこの世代からである。
悪魔のQP、ハム太郎、ごるもあ、唯我、総師範KSK、ハンサム、末期のマッキー、キプロス、FX涼宮ハルヒ、しゅき、メシア、ひろろ軍曹、いちごちゃん、ちーしゃみん、ちいたん、ななきす etc・・・
2011年6月頃~2011年12月頃に放送開始orブレイクした放送主がこれにあたるとされる。
前世代と比較すると、配信者が低年齢化してきている。実年齢に関係なく人格的にも幼さが垣間見られることが多い。
全体の傾向として、ゲーム配信者が急増しした。30分しか枠がないにも関わらず、わざわざゲーム枠を取るパターンが頻繁に見られるようになる。
また、ニコ生を通じた出会厨行為も容認されつつあり、本来混じり合わない配信者同士がコラボする現象が増えた。例として、声真似配信者は男女共に声真似のみで絡むことが普通であったが最近になって男喧嘩凸者と女声真似主がリスナーに秘密で交際することも珍しくなくなった。
なあ坊、京都のうが、クター、AB蔵、まっくにゃん、はにゃん、ティロ・フィナーレ加川、まきはらりさ、こまてぃん、赤髪のまゆゆん、保志いおり、etc・・・
2012年10月上旬ごろから現在に至るまで放送開始orブレイクした放送主がこれにあたるとされる。
前世代と比較すると、配信者がロートル化してきた。実年齢から比べると人格的にも幼さ明らかにわかることが多い。
全体の傾向として、喧嘩凸配信者が激減した。30分しか枠がないにも関わらず、逆凸にもいかずただただ凸を待つパターンが頻繁に見られるようになる。
また、ニコ生を通じてゲームが著作権にも関わって問題となった。
ぐるたみん、哀川翔一、M様、金バエ、めるたん☆、デカチンマン、Phantom-K-、いろはす、arisa、j-cool、よこぬま etc・・・
世代間闘争
「第~世代」を最初に提唱し始めたとされる第2世代配信者の石川典行が、第3世代配信者を総じて批判したことから始まる。
当時まだ放送経験の浅かった第3世代配信者たちの配信を見て、「第3世代はお互いに馴れ合わないと力を出せない。リスナーを大事にする心が、配信態度から見て取れない。ぬるい放送しかできないから、お前らは第3世代(笑)なんだよ!」と皮肉っていた。これに同調した石川興行リスナーを中心に、第3世代との距離を置く流れが広がる。
それに感化された第3世代配信者達は、「俺たちには俺たちのスタイルがある。俺たちの放送スタイルが、これからの生放送で絶対に認められる!!」と奮起し、自らの配信に磨きをかけ、2010年3月には、第1・第2世代に負けないほどの個性溢れる人気配信者が第3世代から誕生するまでに至る。
2010年3月28日、「第3世代に目にモノ見せてやる」と石川典行が弾幕祭りを決行。「第3世代の実力を古参に見せ付けてやる」と第3世代配信者達もいぶきを中心に連合軍を結成し、同時間帯に弾幕祭りを決行。どちらがコメント数が多いかを争った。
結果として、石川興行コミュでのコメント数が、第3世代連合軍のコメント数を僅差で上回り勝利。しかし、リスナーを巻き込んだ本気の戦いを交えた後、お互いに健闘をたたえあった。石川典行は「ここまで実力を持つようになった第3世代、これからのニコ生を頼むぞ」とコメントを残し、ニコ生から身を引いた。一方、いぶきを始めとする第3世代連合軍も「完全に完敗です。すべての責任は俺達にある。いちから出直します」とコメントし、自らのコミュを解散した。
こうして第2・第3世代間闘争は落ち着く方向へ向かった。
第3世代後期に かつてのPeerCast配信者・永井をゲストに据えた配信者JUKEがニコ生に登場し、ニコ生・第4世代の開始を予感させた。
しかし、永井をダシにして来場者数を稼ぐ売名行為によって、第2世代期に暴れていた渋谷のキングやばくはげ画伯のリスナーの反感を買い、コメント弾幕によって荒らされることとなる。またJC生主蓮にゃんや第3世代生主・ぶろっこりーと関わることによって、結果的に運営から放送BANの処置を受けることとなる。
その暫く後、ERB(エセアカレッドバスターズ)の代表を名乗る喧嘩凸・荒らし配信者エセアカがニコ生に現れ、所謂ニコ生4大癌や凸激者あっきー といった各世代の有名配信者に対し喧嘩凸を仕掛け、JUKEに続く「祭り」を起こす。
エセアカの登場によって、前世代の有名配信者にも媚を売ることなく喧嘩凸で挑戦する下剋上的なスタイルが、新しい時代の到来を感じた多くのリスナーも少なくない
その後、ERBのリスナー兼「幹部」であったメシアや、チャット喧嘩で隆盛を極めた平成喧嘩塾代表・塾長が喧嘩凸配信者として活動し始め、次々と前世代への「下剋上」現象が起こり、「祭り」が多発することとなる
第4世代後期にERBの幹部であったバイミーや凸激者あっきーの影響を受けたゲシュタルトがHNを変えて逆凸配信者として活動するようになる
特に喧嘩凸配信に大きな影響を与えたのは平成喧嘩塾代表・塾長であり、放送開始一週間以内にU-kingや凸激者あっきーに喧嘩凸し勝利を収めた。また画伯に敗北するもその数日後に非常に滑舌の良いマシンガントークと即興ラップにより、ERBとエセアカに大勝利を収め配信界において売名に大成功する。
同時に、塾長ほどの頭の回転力と滑舌を持ち合わせていないにも関らず大手に逆凸するメシアの配信は新規リスナーに大きな影響を与えた
以降世代間闘争そのものが無くなり、喧嘩凸配信者まっくにゃん、クター、ポチっち、加川が頭角を現す様になる頃から所謂第6世代期が開始されるようになる
2013年時は変わり馴れ合い配信が多くなり喧嘩配信者の逆凸放送が減り、喧嘩凸待ちの待ちに徹するスタイルが頻繁行われリスナーからかなり反感をかった。特にPhantom-K-の様に自分から逆凸をせずに放送が成り立ってしまった事がわかりやすい例とみられる。
この事態に対してよく思わない古参リスナーがPhantom-K-のアンチとなり社会問題に発展した。 ※(禿ノミクス事件)※生類憐みの令
この他にも加川がリスナーに対してお財布だと完全に格下発言をし、経済に不況の波をひきおこした。 ※リスナーはお財布事件
ただし明るい話もあがっていていろはすが、いじめられ子っで滑舌も悪く社会的には認められるはずがないのにもかかわらず、Phantom-K-に凸した事によりパラパラ以来大ブームが巻き起こり全国の滑舌悪い男子の人気が急上昇した。 ※いろはす滑舌事件
こういった社会に多大なるダメージを負わせたことにAB蔵という生主が激高しPhantom-K-襲撃しスカイプをBANし使えなくする。昔渋谷のキングやエセアカの模倣である攻撃を複数の喧嘩生主にしかけドヤ顔で新4癌宣言を行った。※仏教ですから神に祈りなさい事件。(仏教は仏が神です。)
そうしたことに新4癌が形成された。その4人ついてはAB蔵、arisa、いろはす、哀川である。 特にAB蔵に関して中学生から多大なる人気を誇り大手配信者として活躍していった。
AB蔵の名言で有名な一言は、『うちの放送には中学生いらねぇからあああああ』2014年流行語大賞としてノミネートされる可能性まで示唆されている。
世代区分への批判と意義
配信者の中には、こうした世代区分を嫌う者が多数いる。とりわけ第3世代以降の配信者にその傾向が強い。
戦後日本の社会学的世代論が団塊の世代を強調して形成され、その後の定義付けが団塊の世代と後付的に対比され、曖昧な区分に終始していることが批判されている。
それと同様に配信者の世代区分も、また第3世代が著しく強調された経緯が有り、個人差を軽視しがちな世代論と個性豊かで且つ自我の強い配信者とは水と油の関係となっている。
しかしながら世代区分的視点から見た配信者の生態観察はユーザ生放送の時事流行を考察する上で役立つ面もある。50枠時代の配信者とリスナーの関係や配信スタイルと5000枠時代の配信者とリスナーの関係や配信スタイルを同列に扱うのはいささか困難であり、人と人とのコミュニケーションのとり方も時間を経て急激に変化していくわけである。
よってSNS時代の鏡とも言えるユーザ生放送の世代論的まとめ は無益であると結論づけるのは早計である。
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最終更新:2025/12/14(日) 19:00
最終更新:2025/12/14(日) 19:00
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