真・女神転生IV FINALとは (シンメガミテンセイフォーファイナルとは) [単語記事]

一神教 VS 多神教
ヒトは、神殺しの道具なのか…？
真・女神転生IVFINAL

真・女神転生IV FINALとは、ニンテンドー3DS専用ソフトである。

概要

真・女神転生IV FINAL
基本情報
ジャンル	RPG
対応機種	ニンテンドー3DS
開発元	アトラス
発売元	アトラス
発売日	2016年 2月10日
価格	6,480円(税別)
ゲームソフトテンプレート

2015年 10月5日に「真・女神転生IV」公式サイトに変化が現れ発表された、真・女神転生シリーズ最新作。タイトルに「真・女神転生IV」と入ってはいるが、「真III マニアクス」のような、いわゆる追加版・完全版ではなく完全新作となっている。

前作で出たユーザーからの要望をフィードバックし、2身合体の復活、パートナーの切り替えといったシステムの改善や悪魔のスキル適正の追加などの新要素が盛り込まれている。

ストーリーは前作のあるルートから分岐し、主人公や仲間などが一新された新たなシナリオ展開となる。

スタッフ

あらすじ

西暦 203X年、閉鎖空間・東京。
東京上空の天井にある「東のミカド国」よりやってきたサムライの少年・フリンの活躍によって東京の天使や悪魔の勢力を次々と倒し、いつしかフリンは東京の民から「希望の星」と呼ばれるようになった。
そしてフリンは、唯一神より遣わされた大天使メルカバーと神への反逆を目論む魔王ルシファーの討伐に動きだそうとしていた。

その頃、錦糸町で人外ハンター見習いとして働く主人公はある日の任務で悪魔の襲撃に遭い、命を落としてしまう。
死後の世界で彷徨う主人公はダグザという悪魔に出会い、現世への復活を代価に自身の「神殺し」になれという契約を交わし、悪魔の力を得て現世に蘇生する。

しかし、この一件を境に魔神クリシュナの率いる「多神連合」が介入することになり、事態は一変する。

登場人物

主要人物

主人公 CV：下野紘: 悪魔退治や遺物回収を生業とする「人外ハンター商会」に見習いとして所属する少年。15歳。
ある日悪魔に襲われ命を落とすが、黄泉の世界でダグザと契約し蘇生する。
ダグザ曰く特別な力があるらしいが・・・; デフォルト名は「ナナシ」。
アサヒ CV：清家とも子: 主人公の幼馴染の少女。主人公と同じく人外ハンター見習い。15歳。
父親のような立派な人外ハンターになるべく何事にも一生懸命前向きに取り組む。
フリンの同僚で仲間のイザボーに助けられた為か、彼女の事をイザボー姉さんと慕うようになる。
戦闘時には主に仲魔による回復魔法の支援を行う。
ナバール CV：大畑伸太郎: 全身緑色でちまっこい幽霊。自信家で我儘。自分を認識できる主人公を発見し憑依する。霊感の弱いアサヒやガストンからはその姿は見えていない。
前作「真IV」に登場した主人公・フリンの同期だったがドロップアウトしたへたれサムライ・ナバールその人なのだが、本作では「つまらないことで死んでしまった」らしい。
態度は死んでも相変わらずデカいが、戦闘中悪魔に怯えながらもちゃんと戦い、それ以外もサポートしてくれたり、主人公を気にかけるなど前作と比べるとかなり親しみやすくなっている。
データファイルによると享年25歳。東京にいるフリンやイザボーが年をとらず同僚だったが彼が前作より年をとっているのは時間の流れが東京とは違うミカドの国に帰国していた為。
戦闘時には強化魔法によるサポートや攻撃アイテムによる攻撃を行う。
ちなみにどうやって死んだと言うと、水浴び中の女ハンターに見とれて足を滑らせ溺死したとのこと。
イザボー CV：沢城みゆき: 「真IV」から引き続き登場。悪魔を使役し「東のミカド国」を守る「サムライ」の少女。
クリシュナに攫われたフリンを助け出すために主人公たちに同行する。
人間代表であるフリンの同僚にして同期、何よりも良き仲間だったからか悪魔、天使、人間の橋渡しをする事になる。
ノゾミ CV:園崎未恵: 「真IV」から引き続き登場。地母神ダヌーから妖精の女王の立場を受け継いだ元人外ハンター兼カメラマンの女性。「真Ⅳ」の頃はネームドであるものの固有グラを持たないサブクエストキャラクターの一人だったが、今回から固有グラを持つメインキャラクターの一人へと昇格した。
妖精の森が多神連合の戦いに巻き込まれたことから妖精達を守るため、主人公達に協力する。
「真Ⅳ」時代から責任感が強い実力者で、人間や妖精からも慕われている大人のお姉さん。天使の横暴や悪魔の暴力をよしとしないものの、同時に無責任な大人や人外ハンターとしての責務を果たそうとしない者にもあまり良い感情を抱いていない。
戦闘ではショットガンによる銃属性攻撃と、カメラフラッシュに乗せてバッドステータス・デバフ付与を行う。
ハレルヤ CV：増田俊樹: 阿修羅会の会長代理アベの舎弟の少年。
気弱な性格で、監視役として主人公たちに同行する。
戦闘では神獣チロンヌプを召喚しての補助を行う。
ガストン CV：前田剛: 東のミカド国から新たに派遣されたサムライ部隊「東の十字軍」隊長にしてナバールの弟。
‘ラグジュアリーズ’という、東のミカド国に存在していた貴族階級に産まれた。諸々の事情のほかにその貴族階級出身の経歴が性格に悪影響を与えていて、傲慢な性格の自惚れ屋で自意識過剰。
戦闘ではメルカバーに授けられた「ミカエルの槍」による物理攻撃を行うのだが、時々プレスターンアイコンを消費して好き勝手に暴れることがある。
トキ CV：久野美咲: ガイア教団ユリコ派の暗殺者の少女。
ミロク菩薩及びフリン抹殺の命を受け、主人公に同行する。
常に鬼面を被っており、感情表現に乏しい。
戦闘では二丁のナタによる攻撃を行い、これらには即死やステータス低下効果がある。

その他の人物

フリン CV：梶裕貴: 前作主人公。東のミカド国から東京に降り立ったサムライの青年。18歳。ポニーテールがトレードマーク。
天使や悪魔を次々に倒し東京の人々に「救世主」と呼ばれていたが、クリシュナに攫われてしまう。
ヨナタン CV：神谷浩史: フリンの同期のサムライ。ロウ・ヒーロー。
東のミカド国を愛する穏やかな青年だったが、天使と合体し神の戦車・メルカバーとなった。
ワルター CV：小西克幸: フリンの同期のサムライ。カオス・ヒーロー。
血の気は多いが仲間想いの青年だったが、力を求め悪魔王・ルシファーとして生まれ変わった。
ツギハギ CV：てらそままさき　フジワラ CV：森田順平: 「人外ハンター商会」の創設者。
フリンによって東京の二大勢力「ガイア教団」「阿修羅会」が縮小したため、東京の主要勢力として神々に対抗する。

悪魔

ダグザ CV：池田秀一: 命を落とした主人公が黄泉の国で出遭った魔神。
主人公を生き返らせる代わりに、自分の「神殺し」になるよう契約を持ちかける。
ダヌー CV：伊藤美紀: アイルランド神話の妖精の女王でダグザの母。ノゾミと共に妖精の世界を復興しようとしている。
息子であるダグザを危険視している。
メルカバー CV：神谷浩史: 四大天使が合体した最高位の熾天使、「神の戦車」。ヨナタンの変わり果てた姿。
「ケガレ」を排斥し、神々が統治する完全なる秩序の世界を望む。
ルシファー CV：小西克幸: かつては熾天使だったが神に背き堕天した「悪魔王」。ワルターの変わり果てた姿。
悪魔たちを率い、強い者が望むだけ変えられる世界の実現を目指している。
クリシュナ CV：津田健次郎: 突如、多神教の神々を従え「多神連合」としてメルカバーとルシファーの争いに割り込んだ魔神。
「人類を救済する」と言い一神教勢力に戦いを仕掛け、自らの「神殺し」にするためフリンを攫う。
オーディン CV：宮内敦士: 北欧神話の最高神。クリシュナに従う多神連合の一柱。
ミロク菩薩 CV：鶏冠井美智子: 仏教において、衆生を救済するという菩薩。クリシュナに従う多神連合の一柱。