迫真・野獣転生とは (ハクシンヤジュウテンセイとは) [単語記事]

『迫真・野獣転生』とは、2001年にAT RUSHから発売されたホモゲームである。

✡概要

『第一章　極道脅迫！体育部員たちの逆襲』『第二章　モデル反撃！犯されるスカウトマン』のゲームシステムを継承しつつ、設定を見直し一から製作された作品。野獣転生シリーズとしては初のAT RUSH社製タイトルとしてリリースされた。
現代都市を背景にしたリアリティのある作風、“仲魔”となる多様な魔羅達やウケ専の一転攻勢等、従来の和姦要素を廃したハードな世界観とシナリオは多くのホモの支持を得た。
AT RUSHの看板タイトルとしてシリーズ化され、後に「デビルサマラーシリーズ」や「ベアオナシリーズ」といった各種派生作品を生んだ。

以下では、迫真・野獣転生シリーズ一作目、『迫真・野獣転生』について解説する。

✡あらすじ

2001年、東京・世田谷区――

ある日、主人公は不思議な淫夢を見る。首輪をつけられた少年、免許証を手にした少年、気持ち悪いオレンジ色のパンツを穿いた少年・・・。何かを隠喩しているような夢から目を醒まし、PCに電源を入れると、ネット上の掲示板では、下北沢で暴力団員が何者かに強姦殺人された事件が話題になっていた。

先輩と共に水泳部の練習から帰宅する途中、主人公は街中に非常線が張られ、ホモというホモに強制捜査が行なわれている異様な状況を目にする。

そして現れる魔羅達。神話や伝説でのみ語り継がれてきたその存在は、今や現実の物となり、都市は魔羅がノンケの尻をガバガバにするこの世の地獄と化した。時を同じくして、AZと名乗る人物から「魔羅召喚プログラム」がP2P ネットワークで日本中にバラ撒かれる。魔羅とホモセックスし、“仲魔”にできるというプログラムを直腸にインストールした主人公は、汗と雄汁の飛び散る凄惨な魔羅達との戦いに身を投じてゆく。

これは夢なのか現実なのか・・・。蒸し暑い真夏の昼、過熱した欲望は、遂に危険な領域へと突入する。

✡登場人物

ザ・ヒーロー
主人公。ヒロインと同じく水泳部の部員で、痩身の好青年。
違法ダウンロードで手に入れた魔羅召喚プログラムで魔羅を召喚し、使役する力を手に入れる。このプログラムを使って魔羅と直接雄交尾することも可能。プログラムは水色の海パンに取りつけられたアナルヘルドコンピュータにインストールされ、普段は直腸に収められている。
子種を飛ばす距離では魔羅とも互角以上に渡り合うが、SleepやBindといった状態異常には弱い。

ヒロイン
主人公の先輩。170*74*24。下北沢で暮らす学生。
魔羅に初釜を奪われるのをすんでの所で主人公に助けられる。その後、逆に主人公をレイプし処女を奪うも、相思相愛だったことが発覚。今度は主人公に掘られながら雄汁を顔に受け、幸せなキスで主人公と結ばれることになる。しかし、SGWが運んできた機っ、高い機械が爆発した際に、主人公を転移魔法で助け行方不明に。物語中盤でIC BMにより命を落とすが、11年後に転生。再び主人公と共に行動するようになる。モデルは伊藤かな恵。

ロウ・ヒーロー
主人公の淫夢の中で自慰を盗撮されていた青年。
元々はT大学に在籍する心優しい学生で、貧民に割の良いアルバイトを紹介したりしていた。
しかし、魔羅が跳梁跋扈するようになったことで人格が変貌。「神」の勅令を受け、雄穴しか洗礼を受けられないGO教を設立する。自らメシアとなり、男性性を持つ「アダム（＝GO信者）」のみが生きる理想郷を築くため、信者とともにポジマン、妖精および魔羅に対し殺戮の限りを尽くすようになる。ロウルート以外では主人公と対立する。

カオス・ヒーロー
主人公の淫夢の中で免許証を手にしていた少年。
現実世界で暴力団員に凌辱されたことをきっかけに、誰にも負けない営業力を欲するようになる。そんな中、魔羅達が出没したことにより、自らに魔羅の力を取り込もうと画策。自身の先輩と後輩を売って、見返りに目論見どおり魔羅と合体し、半人半魔の亀頭の姿を得る。魔羅との共生・誰専を肯定しており、フリーセックスを否定するGO教とは敵対関係にある。カオスルート以外では主人公と対立する。

うづき
主人公の淫夢の中でブラウニーを食べていた謎の少女。
幻想世界でたびたび主人公の前に現れる。素人声優を思わせる棒読みと独特な低音声、「訴訟」を「きそ」と呼ぶ教養の無さに加えメンタルも豆腐並だが、なぜかホモに愛でられている。その正体は、伝説上の聖人・聖大致命女マリナとは何の関係もない。

エイジ（AZ）
六尺褌を身に纏った「六尺で飲めるBAR」のマスター。
19歳の頃に知り合った人物に転送装置（ターミナル）の知識を教えられ、それをP2P ネットワークにインクルードした全世界ハッテン場を製作していた。しかし、意図せず転送装置は魔界と繋がり、魔羅が此岸に現出する原因を作ってしまう。その責任を取るために、魔羅に対抗できる「魔羅召喚プログラム」を作成、ウェブ上に流布した。
冒険の端々で主人公の前に現れ、そのケツマンにぶち込まれたアナルヘルドコンピュータの機能をバージョンアップしてくれる。

ゴトウ
日本の行く末を憂う大企業のホモ営業マン。形も良いし音も良いケツをしている。
いにしえの魔羅達と契約し、架空販売の裏発注で得た資金でクーデーターを決行。イチガヤ自衛隊基地を掘削し、同僚にスパンキングされながら司令官として東京を戒厳令下に置いている。カオスサイドの首魁であり、主人公にトーロマンの強姦を依頼してくる。

トーロマン
アメリカ合衆国生粋のゲイ。魔羅の出現により国家としての機能を失った日本を支援するという大義名分の下、事実上のGay Beat（ハッテン場）にするために合衆国政府から派遣される。しかし、それも名目に過ぎず、真の目的は日本男児全員を「神」の種壷にすることだった。ロウサイドのリーダーであり、主人公にゴトウのレイプを依頼してくる。

謎の老人
井の頭公園で主人公の前に現れる、ほおばるような口元が印象的な好々爺。主人公に意味深なメッセージを与える。

アリス
IC BMにより破壊された東京・六本木を統治する、白いのと黒いのの過剰な庇護を受ける金髪の美少女。外専の多い六本木で「人形」に囲まれながら暮らしている。迫真の演技と青いワンピースを着込んだあどげない容姿に魅了されたホモは数知れず。後の『野獣転生シリーズ』にも多くゲスト出演している。

ひで修羅
Nippendo 3DBのリメイク版のみ登場。『真・野獣転生 Ⅲ』よりゲスト出演。妊娠亀頭DB受胎により滅んだ下北沢で生き残り、魔羅玉を無理矢理咥えさせられ魔羅になる。非常に硬い外殻を持ち、ムチや蝋燭など、人間の武器では悶絶させることしかできない。本質的に魔羅ではあるが、「死ね」等の呪殺に遭いやすい面も。本作では裏ボスとして2週目以降戦えるようになる。「RPG史上最高に殺したいボス」として名高い。