魅魔の宮殿とは (ミマノキュウデンとは) [単語記事]

魅魔の宮殿とは、九番卓・水冠制作の東方Project二次創作ゲーム。略称は「魅魔Q」。「魅魔の迷宮」ではない。
九番卓で運営されていたが、高度に政治的な問題により現在は水冠が管理している。

ストーリー

二次創作において、スペカを使えない事をネタにされたストレスから
魅魔様がドロドロとした復讐の心を取り戻してしまいました。
早速、幻想郷総力を挙げて鎮圧しましょう。

概要

Q.なにこれ？
A.シレンの毎日ダンジョンを出発点に
どこかよく分からない世界に旅立ったゲーム

ブラウザで遊べるフリーの放置型ダンジョン探索ゲーム。PCを切っていても勝手に進むので忙しい人も安心。
が、放っとくといつの間にか全滅してたりアイテムいっぱいになってたりするので、微妙に放置できないともっぱらの噂。

Win版以降の東方Projectの登場キャラクターから3人以内で好きなキャラクターを選び、ダンジョン探索に向かわせ、獲得したアイテムでキャラを強化し魅魔様を倒すことが目的。キャラによるステータスには一切差が無いので、純粋に好きなキャラでパーティを組めるのが魅力。

プレイヤーが操作できるのは探索・帰還の指示と装備の管理のみで、探索に出したあとは基本的に画面上をちょこまかと動き回る可愛らしいドット絵キャラを眺めるだけ。5分おき（ある階層まで進むと3分おきになる）に自動的に発生するイベント（戦闘、アイテム発見、階段発見のいずれか）によってゲームは勝手に進んでいく。

風来のシレンが元ネタということになっているが、どっちかというとタクティクスオウガネタが作中に多い。

シンプルでお手軽ながらじっくりゆっくり遊べるゲーム性もあって話題となりユーザーが急増、現在のID数はFF14を上回っているという噂もある。ユーザー数の急増にサーバーが対応しきれず一時期は繋がりにくくなっていたが、現在はサーバー移転によってだいぶ改善された。とはいえたまにタイムアウトすることがあるので、そのときはのんびり繋がるのを待つのが吉。

あと、サーバーに負担をかけないため1人1IDで遊びましょう。

ID、展示記録の管理について

IDはローカルに保存され次回からは入力する必要はないが、これが消えてしまうことが稀によくある。
また、ローカルに保存されているので別のPCでアクセスすると改めてIDを入力する必要がある。
そのため、IDは自分が分かるところに控えておくのがベターである。

展示記録も何かの拍子に消えてしまうことが稀によくある。レア装備の取得記録が消えて泣かないよう、以下のフォルダのバックアップを取っておくことが望ましい。
C:\Documents and Se tti ngs\（ユーザ名）\Application Data\Macromedia\Flash Player\#SharedObj ects\（特定文字列）\a-c.sakura.ne.jp（WinXPの場合）

ゲーム中にできること

探索開始

パーティを探索に出すことができる。探索時間はイベント1回分から一週間（168時間）まで指定可能。全滅しても500分後に自動的に復活して探索を再開する（帰還させれば即復活する）。

探索開始フロアは今までたどり着いたフロアならどこからでも開始できるので欲しいアイテムのあるフロアに入り浸るのも良し。ただし、物欲センサーが過敏に反応するという報告が多数寄せられているので、粘るのも程々に。

装備変更

装備を変更できる。装備によるステータスの上下はここで確認できるので、なるべく強いアイテムを装備しよう。

装備分解

アイテムを分解して経験値にすることができる。分解したアイテムは消滅する。
でもフロアが進めばレベルはすぐに上がっていくので、分解するぐらいなら合成に回したほうがずっといい。

装備強化

装備は、別の装備を消費して強化することができる。いらないアイテムはどんどん合成して装備品の強化に使っていこう。

装備展示

手に入れたアイテムの情報を100件までローカルに保存することができる。展示してもアイテムは消滅しないが、分解や合成で消滅したアイテムを展示から取り戻すことはできないので注意。「写真を撮って飾る」の感覚に近い。

展示することで、アイテムのステータス補正値を確認することができる。

毘沙門珠（ビシャモンボール）

ゲーム中で稀に手に入るアイテム「ビシャモンボール」を使って様々な願いを叶えることができる。
パーティキャラの変更やアイテム探しへの専念、はたまたエッチな絵が見られたり？

探索終了

探索中に「探索終了」のボタンを押すことでいつでも帰還させることができ、自動的にHPが全快する。帰還してもコストやペナルティなどは一切無く、帰還させてからすぐにまた探索に出すこともできるので、HPがヤバくなってきたら遠慮なく帰還させよう。

ステータスについて

キャラクターにはHPとSTR、VIT、DEX、AGIのステータスがあり、装備するアイテムによって増減する。

ただこれだけだと何なのかよく解らないので、わかりやすくまとめると、

ATK（攻撃力）：(STR+DEX)÷2+(STRとDEXの低い方)
DEF（防御力）：(VIT＋AGI)÷2＋(VITとAGIの低い方)

となる。

なおシステム上必ず敵の先制攻撃を受けるようなので、普段の探索を進める上ではどちらかというとDEF強化を優先した方が長く生き延びやすい。が、どんなにDEFが高くても敵の攻撃一回につき必ず1%はダメージを受けるので、ATKが低いとザコ撃破に数ターン以上消費して（＝何回も攻撃を食らって）しまい、やっぱり大ダメージを受けやすい。

結局、ひとつのパラメータに特化させるより全体的にバランスの良い数値にした方が強いようだ。

アイテム

拾ってくるアイテムは1キャラにつき3つまで装備でき、キャラのSTR,DEX,VIT,AGIを補正する。アイテムは装備品を含めて50個まで持つことができる。

RPGに登場するようないかにも装備品っぽいアイテムはごく少数で、「アジの開き」「広辞苑」「じゃがりこ」「午後の紅茶」「船越英一郎」など何でもありである。強さも名前とは全く関係しない。
中には紳士的なアイテムもあり、それを集めるとちょっといいこと（？）が……。

この他、ストーリーを進める上で必要な特殊アイテムもあるが、これも基本的には勝手に手に入るのであまり気にしなくて良い。

アイテムの合成について

アイテムにはランクが設定されている。深層に行くほどランクの高い装備が拾えるが、ランクが高ければ強いわけではない。一方、アイテムのランクが高いほどその装備の補正が（プラスであれマイナスであれ）高くなる。装備を合成すると強化した分のランクに応じてアイテム名に「+○○」と強化値がつき、その強化値だけアイテムランクが上昇する。要するに「アイテムランクが高く」「上昇値が高い装備」が強い装備である。

アイテムのランク=そのアイテム固有の数値（アイテムランク）+強化値

また、低ランクアイテムＡに高ランクアイテムＢを合成すると高ランクアイテムＡが入手できるが、高ランクアイテムＡに低ランクアイテムＢを合成しても高ランクアイテムＡのままであり、低ランクアイテムＢは完全に無駄消費となる。
これらの性質のため、手持ちの装備のアイテムランクを上げる方法が2つ、ユーザ間で編み出された。

1.上乗せ強化法
現在手に入る一番高いランクのアイテムを手持ち装備に合成する手法。
要は、不要なアイテムのうち一番高ランクのものを手持ち装備に合成してしまう方法。
多くの場合、現在攻略中の階層の探索のついでに拾ったアイテムで済ませるため、通常強化とも呼ばれる。
強化値の伸び数が限定される一方、非常にお手軽。また、手持ちのアイテムに合成するため手持ちのアイテムが消えず、接頭語付きの貴重なアイテムを強化するのに向く。

2.積み上げ強化法
装備を大量に消費して、現在手に入るアイテムよりはるかに高いアイテムランクのアイテムを作り出す方法。

不要アイテムから適当な物を選び、同じく不要アイテムから最もランクの高いアイテムを選び合成する。
これを不要アイテムが無くなるまで繰り返す。
最後に、1.でできあがったアイテムを強化して装備させたいアイテムに合成する。

これを繰り返せば、手持ちアイテムが一杯になるたびに強化値を40ほど上乗せすることが出来るようになる。上乗せ強化法だと余りがちなアイテムを全て有効活用できるのもメリット。
ただし、繰り返すには2.で出来たアイテムをタネにして1.を実行する必要があるため、「強化して装備させたいアイテム」をその都度用意する必要がある。結構な手間である上、いちいち装備させたいアイテムの拾得階まで引き返さなくてはならないためダンジョンの攻略スピードはどうしても遅くなる。また、接頭語付きアイテムは同じものを複数拾得するのは難しいため、あまり向かない。

代表的な良装備

装備名	拾得階
広辞苑	1-19
ミグル	76-124
ゴーグル	86-134
スカウター	191-239
フライパン	196-244

比較的浅い階層で拾える良アイテム
特に「ゴーグル」「スカウター」「フライパン」の組み合わせはバランスがよく、「スカフラゴー」と呼ばれる。

装備名	拾得階
焼きホタテ	681-730
食品サンプル	686-735
トマト	911-960
ガム	916-965
タウンページ	2061-2110
トマト酢	2066-2115
子ネズミ	2191-2240
トフ	2196-2245
どらやき	3006-3055
コンロマン	3011-3060
ＰＥＴＳ	3896-3945
メスシリンダー	3901-3950

補正値合計が3000以上の優秀アイテムが連続して出現する地帯をまとめたもの。
食品サンプルは特に補正の合計値が高く、またバランスも良いため装備している人が多い。通称「食サン」。「マヨネーズで和えた食品サンプル」や「蛇の食品サンプル」などの良接頭語付きの食品サンプルは皆の憧れである。しかし、686階から粘っていると、しばしば「妖怪食サン隠し」が現れる。

接頭語

アイテムには、ときどき「○○の」「△△な」などの接頭語がついているものがある。

接頭語とアイテムの組み合わせは完全にランダムであるため、「赤いメガネのフレーム」「今が旬のきゅうり」などのあんまり違和感のないものから「粘土で作ったアルミホイル」「毛が生えたフライパン」「ｳﾞｧｲｽｼｭｳﾞｧﾙﾂ参戦決定カブトボーグ」などのカオスな物体まで何でもありである。

接頭語にはそれぞれ補正値が設定されており、アイテムの補正値に乗算される。プラスの接頭語もマイナスの接頭語もあるので、Wikiなどを参考に良接頭語を調べて使うようにすると探索が楽になるだろう。ちなみに、マイナス補正アイテムにマイナス補正接頭語がつくとプラス補正に反転するため、凡アイテムが神装備に化けることも稀によくある。

また、ランダムな組み合わせでも偶然意味が通るもの（「ユニクロのシャツ」「里に最も近い天狗の団扇」「除霊済み宜保愛子ブロマイド」など）には★マークがつき文字の色が変わるものがある。変わるだけでこれといった効果はない。
他にも小ネタがちょこちょこ仕込んであるので、何か面白いものを見つけたら「装備展示」で飾っておこう。

伝説の装備「★エクスカリバー」

ところが、例外的に「★エクスカリバー」は、装備した場合特殊な計算式が適用される。
詳細な計算式は割愛するが、「★エクスカリバー」を装備すると、「★エクスカリバー」を含むパーティ全員が装備した★付き装備の性能を飛躍的にアップさせることがわかっている。運よく拾えた場合、攻略は非常に楽になるだろう。

ただし、入手難易度は非常に高い。
なにしろアイテム「カリバー」に300種類以上ある接頭語のうち「エクス」がたまたま付くまで延々と粘る以外の入手方法がないからである。こちらの操作としては「カリバー」の出現する1951階からの探索を延々と続けるしかなく、この行為を「カリバーオンライン」と呼ぶ。完全に運頼みなので、2日でゲットできる人もいれば、半年かけてもゲットできない人もいる。
カリバーオンライン中は「妖怪カリバー隠し（確率は同じはずなのに「カリバー」拾得数が異様に少ない）」「妖怪ニアミスどうぞ（エクスカリパー、エクスパンデッドカリバーなどを多数拾ってくる）」などが出現するという報告が多数上がっている。
仮に運よく拾えたとしても、★エクスカリバーが強化するのは★付きアイテムだけなので、今度は★付き良装備をパーティメンバー分揃えるという更なる苦行が待っている。
チャレンジする場合は魅魔Ｑ廃人となる覚悟をして挑もう。

ちなみに、★エクスカリバーと同様の計算式が適用されるアイテムは他にもあるらしい。しかし、ランダムアイテムゾーンでしか拾えないため拾う確率は恐ろしく低く、狙って入手する事はほぼ不可能。拾えた場合、その一年の運を全て使い切ったと考えてよいだろう。

忠誠度

キャラにはそれぞれ忠誠度があり、探索中に確認できる。タクティクスオウガでは忠誠度が下がるとキャラが離反してしまうが、こちらでは忠誠度がどれだけ下がってもゲームに影響は無い。

探索中の画面でキャラをカーソルでつまんで遊ぶことができるが、つまむと忠誠度とHPが少しずつ下がっていく。忠誠度が最大まで上がると、ハートマークを飛ばしてくれるほか、つまんでも忠誠度が下がらなくなる（HPは減る）。

画面上でうろうろしているキャラをカーソルでクリックせずに撫でると忠誠度が上がる。つまんで減ったHPも回復する。なでなで。

ミニゲーム

探索中、画面の右下でミニゲームを遊ぶことができる。

ひまジャンプ

ひま（雛）が落ちないようにクリックでジャンプさせる強制横スクロールアクション。だんだん加速していく。

アイテム君たたき

お空をカーソルで移動させ、地面から生えてくるアイテム君をクリックで叩くもぐらたたきゲーム。

投げルノ

チルノを飛ばすゲーム。「きおん」「しつど」「かくど」「やるき」の値によって飛距離が変化する。

やくも合わせ

スロット。

秋ネイター

某ランプの魔人もどき。

超人池

３つのラインに浮いた蓮の上を、白蓮をジャンプさせていく。

厄神さまをどっかに

コースを落ちないように、ひま（雛）をなるべく遠くまで移動させる。２マスぐらいまでならジャンプできるほか、斜めにも移動できる。

魅魔の宮殿単語

ストーリー