勝利は『前提』――
私に流れるのは、そういう血だ
ドゥラメンテ(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「ドゥラメンテ」をモチーフとするウマ娘である。CV:秋奈
誕生日:3月22日 身長:166cm 体重:見事な仕上がり スリーサイズ:B89・W57・H85
優れたウマ娘やアスリートを数多く輩出してきた名門一族の研鑽の結晶として、将来を嘱望されるエリートウマ娘。
普段はいたって真面目でストイックだが、レースを前にすると闘志がみなぎるのか荒々しい一面を見せる。
エアグルーヴとは幼い頃から親交がある。
2023年10月4日放送のアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』第1話にて初登場したウマ娘。
日本最大最強の一口馬主クラブ・サンデーレーシングの所有馬として初のウマ娘化となる。また、父や母父がウマ娘化されているウマ娘は何人もいたが、牝系祖先(母母のエアグルーヴ)がウマ娘化されている競走馬のウマ娘化も初である。
アプリにはキタサンブラックの育成シナリオで、ドゥラメンテをモチーフにした変名モブウマ娘「ブリュスクマン」が登場していたが、ブロワイエ→モンジューに続いて変名から真名化を果たすことになった。
社台系クラブの競走馬のウマ娘化問題については、社台レースホース所有馬のネオユニヴァース(ウマ娘)の記事で詳しく解説されているが、実装実績がなく過去には所有馬と推定されたウマ娘がフェードアウトしたこともあるサンデーレーシングのドゥラメンテが、同期のキタサンブラックが主役となるアニメ3期にて真名で参戦するか否かはファンの間でも放送まで大きな注目を集めていた。
結局その存在は3期第1話放送まで完全に伏せられており、3期第1話冒頭の皐月賞の場面にてサプライズ登場を果たすことになった。
競走馬としても種牡馬としてもとてつもない大器の輝きを見せながら、その真の全貌を見せることのないまま去っていってしまった、2015年のクラシック二冠馬。
父は2004年のダービー馬で非サンデー系筆頭の大種牡馬キングカメハメハ、母はレジェンド種牡馬サンデーサイレンスと女帝エアグルーヴを両親に持ち、自身もエリザベス女王杯を連覇したアドマイヤグルーヴという、良血中の良血馬。日本最強の一口馬主クラブ・サンデーレーシングにて、一口250万円×40口(=1億円)というその良血に相応しい価格で募集された。馬名はイタリア語で「荒々しく、はっきりと」という音楽用語。
新馬戦では出遅れて2着、未勝利戦では圧勝したがゲート内で暴れてゲート再審査を喰らい、共同通信杯では道中折り合いを欠いてリアルスティールの2着に敗れ……と、クラシック以前はとにかくその荒々しい気性のために有り余る能力を持て余しているところがあった。
そんな中で挑んだ皐月賞では、同じ堀宣行厩舎のサトノクラウン、前走で敗れたリアルスティールに次ぐ3番人気だったが、4コーナーで盛大に外に吹っ飛ぶ超距離ロスをしながら、そこから中山の短い直線で前をまとめてごぼう抜きにして圧勝。実況の吉田伸男アナは「これほどまでに強いのか!」と叫ぶ衝撃的な勝利を挙げる。
続く日本ダービーでは断然の1番人気に応え、中団待機から直線大外真っ向勝負の末脚炸裂、王道の勝ちっぷりで完勝し二冠達成。父キングカメハメハの殺人レコードをコンマ1秒更新するダービーレコードを叩き出し、三冠馬オルフェーヴルを上回るレーティングを獲得する。皐月賞から騎乗するミルコ・デムーロはJRA所属となってからドゥラメンテが初のGI勝利であり、2003年の二冠馬ネオユニヴァース以来のダービー制覇となった。
この圧倒的なパフォーマンスに、秋は三冠か、それとも凱旋門賞かと大きな期待が集まったが……放牧先で両前脚を骨折。どちらも儚い夢と消えてしまう。
明けて4歳、復帰戦の中山記念を勝利したが、ドバイシーマクラシックでは発送直前に落鉄してしまいそのまま出走するアクシデントもあって2着に敗れる。
帰国して挑んだ宝塚記念では、菊花賞と天皇賞(春)を勝った同期のキタサンブラックとの対決に注目が集まったが、重馬場に苦しみ牝馬マリアライトに敗れての2着。しかもゴール直後に荒れた馬場にバランスを崩して競走能力喪失の故障を負ってしまい、僅か9戦で無念の引退となった。
引退後は種牡馬入り。父キングカメハメハ、母父サンデーサイレンスという2大種牡馬両方入りの血統のため肌馬選びが懸念されたものの、初年度から284頭、2年目は294頭に種付けと非常に高い人気を集める。
だが初年度産駒がクラシック戦線を戦っている最中の2021年8月31日、急性大腸炎を発症し僅か9歳で急逝。産駒は僅か5世代、725頭(血統登録数)を残して天国のターフへ駆けていってしまう。
そしてその死の2ヶ月後、タイトルホルダーが菊花賞を制して産駒GI初勝利を挙げると、翌2022年にはタイトルホルダーが天皇賞(春)と宝塚記念を圧勝、2年目の産駒スターズオンアースが牝馬二冠を達成、3年目の産駒からリバティアイランドが阪神JFを、ドゥラエレーデがホープフルSを勝利。ダートでもヴァレーデラルナが3歳でJBCレディスクラシックを勝利と、残された産駒が大暴れ。翌2023年もリバティアイランドが桜花賞とオークスを圧勝、シャンパンカラーがNHKマイルカップを制するなど、ドゥラメンテ産駒がGI戦線を席巻しており、生きていれば歴史的大種牡馬になっていただろうと、そのあまりに早すぎる死が惜しまれ続けている。
なお、同期のキタサンブラックとの関係は「すれ違い」という言葉が適切だろう。ドゥラメンテが二冠を達成したときにはキタサンブラックは本格化前だったし、キタサンブラックが本格化してからの対決は宝塚記念の一度だけで、ドゥラメンテから見ればクラシックの主なライバルはサトノクラウンやリアルスティールでありキタサンブラックはまだその他大勢の一頭に過ぎず、キタサンブラックから見れば自分が本格化したときには故障でいなくなっており、リベンジしきれないまま勝ち逃げされてしまったという関係。アニメ3期でウマ娘化されるか否かが放送までファンの間で議論百出だったのも、この微妙な関係性をどう解釈するかで意見が割れていたことが大きい。
詳細は当該記事へ→ドゥラメンテ
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最終更新:2025/12/07(日) 04:00
最終更新:2025/12/07(日) 03:00
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