メジロパーマー(ウマ娘) 単語


ニコニコ動画でメジロパーマー(ウマ…の動画を見に行く

メジロパーマー

4.2千文字の記事
これはリビジョン 2915385 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

 

「なんか悩みごと?ま、なんでも適当に頼ってよ」

メジロパーマー(ウマ娘)

メジロパーマー(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。

“遅れてきた逃亡者”と称された実在の競走馬「メジロパーマー」をモチーフとするウマ娘である。
CV:のぐちゆり

概要

誕生日:3月21日 身長:160cm 体重:微減 スリーサイズ:B84/W57/H86

メジロ家のご令嬢……だが、社交的で親しみやすいムードメーカー的なウマ娘。他人のちょっとした変化にも気づけるいいヤツだが、優秀な親戚たちと自分を比べ悩んでいた過去も。
そんな彼女が見出した道は……逃げること!
ポジティブに逃げまくれば、いつか道は切り開けるさ。

アニメ第2期スタートに伴って追加されたウマ娘。後ろでまとめた長めのくせっ毛は、顔の中心にある細く波打った流星を意識したもの?
勝負服は史実のメジロ牧場のデザインを活かした白地に淡緑のブルゾンに、短い黄色のインナーをあわせたへそ出しコーデ。下は濃緑のミニスカート。左後脚の足元が白かったことから、靴の色は左が白、右が黒。

アニメでの活躍

元の馬が常に頭を上げ続ける特徴的な走りだったことから、ランニングフォームは長距離選手のように上体を起こしたスタイル。

第2期第1話で一般通行背景キャラとして初登場。第4話で本格的に初登場。マチカネフクキタルの占いに導かれる形でダイタクヘリオスと出会う。ヘリオスと一緒にフクキタルの占いをうけ、「爆逃げ」にかけることを決意。

爆逃げコンビの初レースとなる宝塚記念で勝利して喜び、テレビにも出演したが、トレーナーはレース場に来ていなかったようだ。有馬記念でもヘリオスと一緒に超ハイペースの爆逃げを打ち、逃げ切って春秋グランプリ連覇を果たした。後に有馬前の天皇賞(秋)でのコンビ爆逃げも回想されたが、この時は揃って撃沈していた。

8話ではヘリオス不在となる天皇賞(春)で単身爆逃げを敢行し、前年よりも明らかに早いレース進行を生む引き金となった。マチカネタンホイザやイクノディクタスが脚を溜めて差す機を伺う中、その機を許さぬスピードで先頭に立ち続けるが、前年のテイオーとの対決時以上の仕上がりで迫るメジロマックイーン、そしてそのマックイーンにピタリと貼り付く蒼薔薇・ライスシャワーの鬼気迫る激走に最終コーナーでついにかわされた。ゴール後はマックイーンに続き、パーマーも拍手でライスを出迎えている。

ゲームでの能力

当初は育成・サポート共に未実装だったが、サポートSR・Rダイタクヘリオスのイベントで先行登場していた。

そして2021年3月18日にパーマー自身もサポートSSR・Rとして実装。SSR[バカと笑え]のイラストとテキストはヘリオスと大逃げをぶちかました有馬記念のもの。
逃げおよび長距離用というパーマーの脚質に合ったスキルヒントに加え、アニメでも勝利していた宝塚記念および有馬記念にちなんだ阪神・中山のレース場○を有している。

楽曲

Coming Soon...

関連ウマ娘

ダイタクヘリオス
シラオキ様の導きかマチカネフクキタルの仕込みか、占い屋から出たところで「“お嬢様”がツレない」と嘆いていたヘリオスと運命的な出会いを果たした。第6話にて爆逃げコンビを結成。
メジロライアン
メジロ家の期待株。モチーフ馬は同期メジロ御三家の1頭。
メジロマックイーン
メジロ家で一番の出世頭となった最強ステイヤー。モチーフ馬は同期メジロ御三家の1頭。
メジロドーベル
世代は違うが同じメジロ家。モチーフ馬はメジロライアン産駒。
メジロアルダン
世代は違うが同じメジロ家。モチーフ馬は2世代前。

史実

1987年生まれの牡馬。父メジロイーグル、母メジロファンタジー、母父ゲイメセンという血統。名前は名プロゴルファー「アーノルド・パーマー」からとって名付けられた。

父メジロイーグルは逃げ戦法で人気を集めた馬だったが産駒成績が振るわず、同期には期待の星メジロライアンや後の最強ステイヤー・メジロマックイーンがいたこともあって、パーマーはあまり期待されていなかった。

8月の早い時期にデビューすると2戦連続2着の後3戦目で初勝利、続くオープン特別のコスモス賞も勝って波に乗る…かと思われたが、その後全く勝てず、初GⅠの天皇賞(春)でも惨敗、さらに2度の骨折もあって陣営では障害競走への転向も検討を始めた。しかし障害の飛越がとにかく下手クソで危険と判断され、転向は保留。

500万下の条件馬として再出発したパーマーは父イーグルと同じ逃げ戦法を取るようになり、降格後の初戦で2着連対、次戦の十勝岳特別では逃げ切って1年9ヶ月ぶりの勝利を掴む。更に格上挑戦のGⅢ札幌記念でも軽ハンデを活かして逃げ切り、初重賞勝利を挙げた。イーグルはこの年の種付けが1頭しかおらず先が苦しかった事もあって、イーグルを世話していた牧場スタッフはパーマーの重賞制覇を泣いて喜び、宴会を開いて大いに盛り上がったとか。

しかしここから着外、5着、着外とまたも勝てなくなり、主戦だった松永幹夫も降りて、パーマーはとうとう障害レースへと転向させられてしまう。障害戦は2回走って1勝、2着1回。しかし飛越はうまくならず、帰ってくるたびに傷だらけになっていたパーマーを不憫に思った大久保調教師は、92年初頭からパーマーを再び平地競走に戻した。

しかし物事はわからないもの。障害の長い距離を走ったことで、パーマーは長い距離を逃げ切るスタミナと強いトモを手に入れた。そして4月28日、トウカイテイオーとメジロマックイーンの世紀の対決となった第105回天皇賞において、パーマーは山田泰誠騎手と運命的な出会いを果たす。このレースでは3200mと言う長距離にも関わらず、パーマーはこれまでにないペースで逃亡。しかし最後まで逆噴射することはなく、7着と踏ん張りきった。

初戦でパーマーの感覚を掴んだ泰誠騎手は、以降も思い切った逃げを打たせる戦法を採用。パーマーはGⅢ新潟大賞典を逃げ切って復活の狼煙を上げる。泰誠騎手曰く「馬任せにしつつ、なるべくスローペースに落とす感覚にすると最後まで逃げ脚が持つ」とか。続く宝塚記念ではダイタクヘリオスとバカコンビを結成してともに大逃げを打ち、本命馬不在のスキを突いてまんまと逃げ切ってしまう。障害転向後に平地競走に戻ってGⅠを勝利した馬は、後にも先にもメジロパーマーだけである。

はれてGⅠホース、グランプリホースとなったパーマーだったが、マックイーンがケガで欠場し、パーマー自体も9番人気と全く期待を持たれていなかったことから北野ミヤ会長はじめメジロ牧場の面々は誰も応援に行っておらず、口取り式は非常に寂しいものだった。不憫…。

次走の京都大賞典は2番人気も着外負け。天皇賞(秋)は泰誠騎手がケガで乗れなかったこともあってブービー大惨敗。しかしこのレースでもダイタクヘリオスとバカコンビ再結成で逃げを打ち、レッツゴーターキンの大波乱を演出した。

そして年末の有馬記念。マックイーンこそいないものの、復活を果たしたトウカイテイオーや“漆黒のステイヤー”ライスシャワーなど錚々たるメンバーが並ぶ中、パーマーはというと…宝塚後の連続惨敗で「あれは本命馬不在の隙をついたフロックに過ぎない」と皆に思われ、出走前の人気はグランプリホースにも関わらず、イクノディクタスに次ぐブービーの15番人気という体たらく。

しかしいざレースが始まると、ハナを切ったパーマーダイタクヘリオスが競り合いをかけてきて、バカコンビ2頭だけで大逃亡をはじめてしまう。なぜコイツらが揃うとこうなってしまうんだ

他の有力馬が互いに互いを牽制し合ってスローになる中、スルーされた前の2頭はバカみたいなスピードで逃げ続け、気がつけば大差で最終コーナーまで。マイラーのヘリオスは直線で力尽きたが、パーマーは障害で身につけたスタミナにモノを言わせて最後まで踏ん張りきり、レガシーワールドの猛追を振り切ってグランプリ春秋制覇を達成してしまった(なお3着はナイスネイチャ)。
※泰誠騎手はこの有馬制覇の副賞として愛車「マツダMS-8」をゲット。その後、騎手名鑑の愛車欄には他の人が車種名を書く中、ただ1人「パーマー号!」と記していた。

5歳末になってとうとう本格化したメジロパーマー。年明け93年、阪神大賞典では見事な二の足を魅せてレコード勝ち(なお3着はナイスネイチャ)し、有馬記念の勝利がフロックではないことを見せつけた。

続いて、メジロマックイーンの3連覇がかかる第107回天皇賞にも出走。結果こそ3着だったものの、豪腕ステイヤーのマックイーンと鬼を宿したライスシャワーを相手に3200mの長距離を全力全開で逃げ、4角で後ろから追ってきた最強ステイヤー2頭に最後まで食らいつき、激しい叩き合いを演じた。このレースは3着ながらパーマーのベストレースの1つに数えられ、春秋グランプリホースの肩書きにふさわしい激闘だった。

パーマーはこの死闘で燃え尽きたかのように、この年は最後まで掲示板に乗ることなく終えた。94年1月のGⅡ日経新春杯ではトップハンデを背負いながら久々に快走を見せて2着に突っ込むと、4度目の春天に向けて調整に入ったが、脚部不安を生じて断念、同年9月に引退した。

同期のライアン、マックイーンの影でもがき、活躍は5歳になってから。一番人気で一度も勝ったことがない。ダイタクヘリオスと走ると必ずバカ逃げで大波乱が起きる。なんともクセの強い馬として愛されたメジロパーマー。

それでも山田泰誠との出会いで我慢を覚え、イナリワンにつぐ史上2頭目(※1)の春秋グランプリ制覇と言う偉業を達成し、同期3頭の中で一番長くターフで活躍。“遅れてきた逃亡者”メジロパーマーは、紛れもない名馬だった。

※1:宝塚記念が格落ちの存在だったグレード制導入前を含めると史上5頭目。

その他詳細は当該記事へ→メジロパーマー

関連動画

初登場(台詞なし)

(まともな)初登場

アニメでクローズアップされた史実のレース

関連項目

  • ウマ娘 プリティーダービー
    • ウマ娘 プリティーダービー(アニメ)
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/06(土) 20:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/06(土) 20:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP