DAEMON X MACHINA単語

• 概要
• ストーリー
• 要素
• アクション
• カスタマイズ
• 解放旅団と傭兵達
• 主要スタッフ
• 関連動画
• 関連項目
• 外部リンク
• 掲示板

DAEMON X MACHINA（デモンエクスマキナ）とは、Nintendo Switch向けのメカアクションゲームである。

開発・発売元はマーベラス。2019年9月13日発売。

概要

2018年E3にて発表されたNintendo Switchの新IPとしてPVが公開されるや否や、ロボゲーファンは騒然となる。

７頭身サイズのやや胴体が大きめのロボットが、地上を滑走し、時には飛翔し、背部に満載された様々な武装で多数の敵や、大型の兵器に挑むTPS視点のロボットゲームであった。

その映像に一般的なゲームユーザーやニュースサイトなどはアーマード・コアの新作か！？　と反応。
あの大統領と新IP2作の発表に悲喜こもごものフロム・ソフトウェアファンを中心に激震が走り、ついでにゼノブレイドクロスなどの任天堂ハードロボゲーファンも飛び起き、その他主要スタッフの分裂で後継作が絶望的なファンが顔を上げるなど反応は多岐にわたった模様。

それもそのはず。プロデューサー佃健一郎氏とメカニックデザイナー河森正治氏はACMoA～AC3SLまでを手掛けたタッグであり、キャラデザインに『ファイアーエムブレム覚醒』などのコザキユースケ、楽曲に『エースコンバット５』の中鶴潤一氏を迎えるなど実力派で固められたその参加メンバーも含めて鮮烈なデビューを果たすことに成功したといえるだろう。

switch版から遅れる事約半年、2020年2月14日にsteamにてPC版も発売。
大型アップデート分含めswitch版と同じであるが、残念ながらswitch版にあったエウレカセブン、コードギアス、ウィッチャー3と言ったコラボレーション企画の無料配信コンテンツは非対応。
ちなみに発売から2週間弱でsteamレビュー3000件超えでしかも93%の「非常に好評」評価。
巨大ロボ物は理解されないと言われる海外プレイヤーの多いsteamでも絶賛であった。

ストーリー

突如として崩壊した月はその半分が崩落し、世界へと降り注いだ。
後に「目覚めの日（First Day）」と呼ばれるその事件において、月から「フェムト（FEMTO）」なる物質が地上に齎されたものの、地表の被害は甚大なものとなった。

「目覚めの日」から数年後、復興を謳った時代は今や過去……
復興のための無人機のAIは自己進化の果てに「イモータル(Arms of Immortal)」と化し、人類を襲うようになった。人類は「オーヴァル(OVAL)」と呼ばれる危険地帯内で、フェムトを含む資源争奪戦に明け暮れている。

主人公は、フェムトを扱う特殊技能を獲得した「アウター(OUTER)」となり、
巨大な戦闘用外部装甲「アーセナル（ARSENAL）」を駆る傭兵として、混沌としたポストアポカリプスの地表を戦い抜いてゆくこととなる。

ア ー セ ナ ル
血通う鋼鉄	に宿るは、神か悪魔か。
What reside in the flesh of a machine? Gods. or daemons?

要素

• トゥーンシェーダを用いた、アメリカンコミックのようなグラフィックが特徴。
• 人型機動兵器アーセナルを駆るアウターとして戦うロボットアクションゲーム。
  • ORDERと呼ばれるステージを1つづつ攻略してゆく方式となっている。開始前にはステージの内容を説明するブリーフィングもある。なぜか馴染み深い。
• キャラメイク要素もあり、アーセナルから降機した際の戦闘・アクションも存在。
• 撃破した敵の無事なパーツを強奪し、ミッション完了してハンガー（アジト）に持ち替えれば次のカスタムで同パーツを装着できる。
  • マップ中に散逸したグラフィティ（落書き）を自機のデカール（塗装）として活用できたりなど、ハクスラ・探索要素はステージの本筋以上に豊富。
• Switchらしく、複数人でのプレイが予定。デモでは合計4人分のハンガーが用意されていた。
• 無料大型アップデートによりオンライン対人戦、ハクスラ要素を更に上げた探索COOPなど追加された。

アクション

• 構築したロボットの性能がアクション面の挙動に反映されるカスタマイズロボットアクション。
• VP（耐久値）がなくならない限りそのアーセナルで戦い続けることができる。
  • VP以外にも5か所の部位（アーマー）耐久値が存在し、破損した部位によって性能が劣化する。
  • 武器と同じく、アーマーも強奪可能。応急処置や、持ち帰ればカスタマイズのラインナップに。
  • 機体の損傷が激しく、撃墜された場合、降機して無人のアーセナル級に乗り換えることも可能。
• STAMINAを消費してダッシュ・回避を行う。
  • 空中での上昇・下降は任意だが、空中では機体の重さに比例して高度がどんどん下がってゆく。
    つまり、重量級機体ほど空中戦に制限がかかる。
• バックビューのTPSであり、画面内の一定範囲に入った敵を自動照準して攻撃する。　なぜか馴染み深い。
  
  • 右・左の腕と肩と補助の計4種類の武器を同時使用できる。
    • 腕用武器は背中のパイロン（搭載翼）のものと持ち替えが可能。
  • 地上に落ちている廃車・鉄柱といったオブジェクトを手持ちして投げつけることもできる。
    果ては、敵のイモータルのパーツをクラックして逆利用することも。
• 降機して、生身（アウター）として戦うこともできる。VPではなく個別のHPが耐久力となる。
  
  • フェムト能力により、アーセナルほどではないが攻撃能力や、ダッシュによる移動力を有する。
• 他、旋回しながらの回避がバレルロールになったり、剣系武器同士の鍔迫り合いが生じたりなど、絵になるアクションを手づから楽しむことができる。

カスタマイズ

• ハンガーでは、出撃前に各種カスタマイズをすることができる。
  
  • ハンガー内ではアウターで自機を眺めることができる。スケールﾌｪﾁ歓喜。
    アーセナルはだいたい５～６ｍ程度の全高のロボであることをじっくり観察できる。
• アーセナルは5か所のアーマー+プロセッサーと、6か所の武装の12部位の組み合わせによって完成。
  • Orderの中で持ち帰ったパーツで自由に組み替えることができる。
  • メモリと呼ばれるキャパシティを超えると機能低下する。（別ゲーの“積載量”的な概念）
  • 前述のとおり、搭載重量で高度維持に影響があるため、機体に合わせた戦い方を想定してゆきたい。
• アーセナルの塗装、Order内で入手したデカールの貼り付け、ポーズを決めさせることも。
• アウター自身に改造手術をすることで、アーセナルや、生身の戦闘力を向上させることができる。
  • 改造手術が進むと、性能は向上するが、どんどんサイボーグ化してゆき、外見が変わってゆく。
  • 好きなタイミングで施術前に戻すことが可能で、アウターの見た目にこだわるプレイヤーも安心（？）
• 体験版の初期機体は総じて性能が低く挙動はもっさりであるが、強奪でパーツの種類が増えることで華麗な空中戦から、重量機特有の地上戦など、好きな戦い方が可能になってくる。

解放旅団と傭兵達

バレットワークス

歴戦の猛者が集まる大規模な解放旅団。メンバーの出自から軍隊色が強く、団員同士では階級で呼び合う。

准将

CV:菅生隆之

バレットワークスの団長。「戦場の神」「死神に嫌われた男」等の二つ名を持つ伝説の傭兵。緻密な作戦立案により、体に残る傷を負ったことがない。アウター能力は他者へのアドレナリン操作。

クリムゾン・ロード

CV:池田秀一

バレットワークスの副団長。少佐。軍人時代、ただ一人で敵を迎え撃ち、敵から武器を奪いながら、一個大隊に相当する敵ＡＩを破壊したという逸話があるエース。アウター能力により危機に陥るほど反射神経等が増すため、あえて不利な立場を選ぶことも。機体が赤い。

ビショップ

CV:吉野裕行

中尉。元某共同体の工作員だったが切り捨てられ、情報屋として働いていた所を准将に拾われた。情報を重んじる性格。変装が得意だが傭兵になった後は生かされていない。句読点で言葉を切らない独特の喋り方をする。アウター能力は電磁波の感知。

ディアブロ

CV:古谷徹

少尉。姉を殺したイモータルへの復讐のために入団。以前からの知り合いであるクリムゾン・ロードに対し敵愾心を持って接し戦場では敵もろとも撃とうとする。アウター能力は集中力と肉体情報処理能力の強化。機体は白くないがコールサインはディアブロ(悪魔)。

ペインキラー

CV:三宅健太

中尉。寡黙で優秀とエリートの見本のような男。テストパイロット時代の事故で両足が義足。アウター能力は足以外の部位の感覚強化。

ドレイク

CV:小林ゆう

軍曹。部隊内の教育係。元スカイユニオンの正規軍海兵隊所属。喧嘩で営倉入りになった際、准将にスカウトされた。アウター能力は筋骨の強化。

ボーン・ボックス

CV:間宮康弘

伍長。ルール無用の凶暴な男。孤児として育ち軍隊に入隊、作戦中仲間を殺害して逃亡。逃亡中に准将に撃破されそのまま仲間に引き入れられた。アウター能力は全身の筋肉の強化。

ファルコン

CV:松田健一郎

伍長。元難民。作業員として働いていたがアウター症候群を発症したため傭兵へ転向した。金と家族と仲間のために堅実に戦う。アウター能力は「周りの状況を嗅覚として把握」すること。ステルス機殺しの能力。

ジョニー・G

CV:武内駿輔

上等兵。スカイユニオン高官の兄を持つ生まれつきのアウター。兄に反発し正規軍に入隊するが、ミスで仲間を死なせてしまい薬物に溺れたところを准将に拾われた。コールサインは本名。特筆するアウター能力は無し。

アーティスト

CV:木村良平

特技兵。オービタル自治区出身の生まれつきのアウター。元はギャングで敵勢力に襲われているところをボーン・ボックスに救われ、そのまま部隊に居ついている。著名なグラフィティアーティスト。特筆するアウター能力は無し。

テラーズ

古参の解放旅団であり傭兵というよりオービタル直属の兵士といった趣の強い部隊。

グリーフ

CV:三上哲

テラーズのリーダー。任務成功率１００％を誇る最強の男。唯一、作戦中の独自裁量権のあるEXランクに位置する。全ての原因と結果を視る能力があると噂される。

リグレット

CV:上坂すみれ

元宇宙ステーションの研究員でグリーフの同僚。アウター能力により複雑な弾道計算も瞬時に行えるが、その代わり感情表現に乏しくグリーフの命令を最上とする。

グルーミー

CV:てらそままさき

グリーフの元教え子で月の落下地点調査隊の一員。グリーフの命令を最上として行動する。

装甲の王冠（PANZER CROWN）

全員女性の異色の解放旅団だが、実力は他の解放旅団と引けを取らない。

ガンズ・エンプレス

CV:恒松あゆみ

パンツァークラウンのリーダー。ドSで攻撃的な女王様。ファンがたくさんいる。アーセナルと非常に高い同調率を誇り、ジャミングの無効化やハッキング、レーダー強化等ができる。

ローズ・クイーン

CV:根本圭子

元会計コンサルタントだったが資金洗浄の件の責任を取らされ、壁の中へ放り出された。アウター症候群を発症し傭兵として復讐と12人の兄弟の家計のために戦う。エンプレスも復讐対象の一人なのだが「そんなに殺したいなら、近くにいれば？」と何度も命を狙ううちに一緒に行動するようになった。隙あらば彼女に戦いを挑んでいる。アウター能力は「アドレナリンの過剰分泌の維持」。

クラウン・プリンセス

CV:早見沙織

記憶喪失の少女。戦闘訓練を受けているらしくエンプレス・クイーン・敵の三つ巴の中に巻き込まれ生き延びたことで保護された。二人にはかわいがられている。アウター能力は「特定人物の位置の把握」。超遠距離でも使えるこの能力は諜報任務に役立つ。

西の七人（WESTERN VII）

全員が服役中の犯罪者であり、刑期の短縮のために戦っている。

リーパー

CV:小山力也

西の七人のリーダー。懲役４００年の猛者。犯罪者は戦って死ぬのがお似合いだと思っており多数の欠員を出したが、今のメンバーになってから欠員が出ておらず旅団長としての実績を上げてきている。アウター能力は「多数の物を捉え繋がりを把握し、それを破壊する`線`を視ること」。

ネームレス

CV:保村真

副リーダーのようなポジションにいる男。商売敵に冤罪を着せられ服役。一度脱獄して相手へ復讐し再び収監された。逃げる者は追わない性格で因果応報をモットーにしている。格闘術をマスターしている。アウター能力は「呼吸や筋肉の動きから相手の次の行動を予測し反応する」。

ルージュ・シンデレラ

CV:田中敦子

暗殺を生業とする「九帝」一族の出身。暗殺対象の元へ花嫁として潜入、結婚式場にいた全員を皆殺しにした件でついた二つ名をコールサインとする。部隊内では面倒見がよく姐さんとして慕われる。アウター能力は「生体反応の遮断」。短時間なら心音や姿も消すことができる。

クロンダイク

CV:西村朋紘

IQ187の天才。だがアウターとして差別され続け荒み、犯罪行為をゲームとして楽しむように。逮捕された弟が死刑判決を受けたため終身刑への減免と引き換えに出頭した。

レッドドッグ

CV:佐藤せつじ

兄クロンダイクのことを盲目的に信じ、残虐な犯罪行為に手を染めた。物覚えが悪くコクピット内には兄手製のメモが貼ってある。アウター能力は「思った通りに体を動かせること」。

ガルガンチュア

CV:かぬか光明

アウター能力により筋骨隆々な男。これでも24歳。意外にも破壊工作が得意。スラムの出身でギャングに身をやつしていた。その時クイーンと因縁ができ、合わないように逃げ続けている。所属していたギャング団は西の七人により壊滅し投獄。そして西の七人に配属された特異な経歴の持ち主。

シヴ/アイル

CV:鷄冠井美智子

上流階級のお嬢様だったが親からの抑圧により、大人しい少女であるアイルと外で刺激を求めるシヴの二重人格になった。記憶が共通していないため、交換日記で連絡しあう。軽いショックでも入れ替わりが発生する。アウター症候群を後天的に発症し殺人を犯した罪で収監。アウター能力は「危機察知」。

Shell

有名貴族ヴァランタイン家により運営される解放旅団。関わった任務が泥沼化することから「地獄の五人」なる異名を持つ。

セイヴィアー

CV:濱野大輝

ヴァランタイン家当主。コールサインは本名の一部。「世界を救う正義の執行者」を自称し任務を選り好みする傾向がある。逆に人命を救うことに関しては優先して行動する。アウター能力は「相手の意識と同調し意図を読み取る」。

ネメシス

CV:川澄綾子

ヴァランタイン家の長子かつ長女。当主のサポートに徹し、セイヴィアーが相応しくなければ最悪殺害も視野に入れている。家の経済を握っており自身も改造手術を受けている。アウター能力は「細胞の超回復による不老」。

アビス

CV:大久保瑠美

ヴァランタイン家の双子(姉)。人体実験の失敗により感情のいくつかを失い「死」という概念に愛情を寄せる。長期の戦闘による体調不良等の不安定さを見せる。アウター能力は「相手に死を予感させること」。戦場に立つ傭兵には効きが薄いがAI相手にも有効。

ヘヴン

CV:大久保瑠美

ヴァランタイン家の双子(妹)。人体実験の失敗により家族以外の記憶を失い、精神年齢が10歳から成長していない。長期の戦闘による体調不良等の不安定さを見せる。アウター能力は「周囲の相手に破壊衝動を抱かせる」。AI相手にも有効でヘヴンのテンションが上がれば効果も上昇する。

ナイト

CV:秋元羊介

先々代から当主補佐を務める筆頭執事。アウターではないが改造手術や薬物投与によりアーセナルを操縦可能。調理、運転、剣技、ベッドメイク、アーセナルの調整をこなす有能執事。

鋼鉄の騎士(STEEL KNIGHTS)

兄弟二人で設立された小規模解放旅団。

デヴァ

CV:東地宏樹

弟に背中を預けどんどん突っ込む戦法を好む。女性には甘い。プレゼントのセンスは悪い。アウター能力は「弟との同調」。しかし５分程度しか持たない。

ゾア

CV:内田夕夜

兄と違って現実的な性格。戦闘以外の全部を一手に引き受ける超できる弟。アウター能力は「兄との同調」。しかし５分程度しか持たない。

イノセンス/不死隊

兄弟で運営される解放旅団。任務成功率はやや低いものの生還率１００％を誇る。死んだと思われても、次の日には無傷の状態で現れるため、皆強力な回復能力を持っていると思われる。

ジャック

CV:内田雄馬

一応団長だが皆兄弟のため実感が薄い。持ち前の正義感で前へ出て仲間を救いに行くことから他の傭兵にも信頼されている。

クロウ

CV:安元洋貴

ジャックがやりたい！と言い出したため団長の座を譲った長男。自分達を賭けの対象にする非アウターを嫌悪している。

リジット

CV:井上麻里奈

長女。夢は草原に建つ白い家に住むことで倹約を心掛ける。できるなら全員無事なうちに傭兵を止めたいと思っている。一転して戦闘ではストレス発散のために弾を撃ちまくり撃墜数は家族の中でトップ。

ノーツ

CV:河西健吾

次男。サブリーダーとしてサポートする。対外交渉役。ボイスレコーダーやメモを使い詳細な日記を書くのが日課。

チル

CV:洲崎綾

楽天家な末っ子。お菓子が好きでアーセナルの中でこっそり備蓄している。家族がいつか欠けることを恐れる。狙撃・索敵担当。

主要スタッフ

• PRODUCER／佃健一郎　KENICHIRO TSUKUDA
• MECHANICAL CONCEPT DESIGN／河森正治　SHOJI KAWAMORI
• CHARACTER DESIGN／コザキユースケ　YUSUKE KOZAKI
• MUSIC／中鶴潤一　JUNICHI NAKATSURU、濱本理央　RIO HAMAMOTO
• DIRECTOR／淡田賢　KEN AWATA、軽部健　KEN KARUBE

関連動画

関連項目

• アーマード・コア
• 佃健一郎
• 河森正治
• 身体は闘争を求める
• 佃煮
• Nintendo Switch

外部リンク

• DAEMON X MACHINA（デモンエクスマキナ） 公式Webサイト