『クレイヴ・サーガ 神絆の導師』とは、DMM GAMES、及びFANZA GAMESで配信しているゲイ向けソーシャルRPGゲームである。
FANZA GAMES版では『クレイヴ・サーガX 神絆の導師』というタイトルに変更されている。
概要
DMM GAMES、及びFANZA GAMESにとっては初となるゲイ向けのオリジナルソーシャルゲーム。主人公は男性だけの世界に異世界転生した一般のゲイとなり、天使と悪魔がぶつかり合う世界で導師として世界を救うために各地を旅するという内容。
2022年12月22日に事前登録が開始され、事前登録キャンペーンを実施。達成するたびに配布アイテムが貰えるというもので、当初は4万人登録達成分まで用意されていた。その後、2023年1月30日に事前登録者数が4万人を突破したため、翌日には4.5万人突破記念報酬と5万人突破記念報酬を追加。正式リリースも2023年2月16日に決まった2日前に事前登録者数が5万人を突破した。
並行して事前ガチャを実施。1キャラだけキープしたキャラを入手できるというもので、途中でSSRキャラ出現率を10倍にするなどして盛り上げた。
これまでに同社配信ゲームの中では『NU:カーニバル』や『Bloody Chain』といった男性同士の恋愛を取り扱った作品があったがどちらもいわゆるボーイズラブ・ゲームであるため、女性向けゲームとして配信されていた。対して、本作ではゲイをメインターゲットに据えたキャラメイキングとなっており、事前リサーチで得た彼らがプレイしたいゲームの要望を反映させるようにしていったという。
これはオープンリーゲイである開発プロデューサー兼ディレクター・浅井駿氏のやりたいゲームを実現したいという願いから始まっている。浅井氏はゲーム...とりわけゲイ向けの同人ゲームにハマっていた時期があり、プレイしたゲームをもっと大規模にやりたいという願いがあった。そんな願いを叶えるために形にしたのが本作だという。なお、社内からは反対されるどころか「あ、ついにやるんだね」という反応が返ってきたとのこと。
R-18版でのベッドシーンはゲイならではのシーンということで状況に応じてタチとネコが入れ替わることがあったり、Bまでやオナニーで終わる場合もある。そして、ストーリーではこのベッドシーンがないと導師として大事な仕事ができない残念ながら全年齢版ではカットされているが。
ストーリー
男性しか存在しない異世界ヴェストリア。 多様な種族が住まうその土地は、人間を統制し理想郷を築こうとする天使と、 欲望と嗜虐の限りを尽くす悪魔の脅威にさらされていた。創造神である原神王アルケーによりヴェストリアに転生した主人公は、導師として救世の旅に出る!
メインキャラクター
- 主人公
ある日、トラックに轢かれそうになった子供を助ける代わりに自身が轢かれてしまったが、原神王の手で異世界転生されてしまったゲイの男性。現代日本では雑食オタク系の普通のサラリーマンだったが、転生後は導師としての力を与えられ、世界を守るために奔走することに。ストライクゾーンが広く、結構いろんな男に目移りしがち。また、立場上いろんな男とまぐわうことになるので股間周りも忙しい。 - オルトー
原神王が主人公の旅路をサポートさせるために遣わした精霊。古めかしい言葉づかいをするがその愛くるしい見た目とポンコツ具合から半ばマスコットのような立ち位置になりがち。ただし、以前にも導師をサポートしていただけあって世界の知識も豊富。ついでにベッドシーン前ではたまにお見合いババアのような振る舞いをして立ち去る。旅の仲間が中々にクセが強く、主人公も穏やかなので半ばツッコミポジションを担う場面も多い。 - エクスカリバー
森の奥で眠りについていた聖剣。主人公が最初に神絆覚醒(アルフ・ミラーリレン)を用いた神器であり、主人公に忠義を尽くす頼れる仲間...なのだが、真面目さ由来の天然と主人公至上主義のせいで場を引っ掻き回すこともある。更に何かと他のキャラと張り合おうとしたり、本妻(?)の座を巡ってバチバチになるという一面も。 - ハクマ
オオカミ族の次期族長と目される槍使いの青年。真面目で責任感の強い努力家だが、何でも背負い込もうとする悪癖や幼少の頃のトラウマから人に頼ることを恐れるなどして素直になれない一面も。1章終盤には主人公と打ち解けるので、それまでのドラマをぜひご覧いただきたい。1章終了後には主人公を支えるため正式に仲間となる。なお、1章終了後まで村から出たことがないため、おのぼりさんになりがち。 - ガブ
冒険小説に夢中な修行僧の子熊獣人。あるきっかけにより、3章エピローグ以降から導師一行に同行することになる。元々図書館に入り浸っていたこともあり一行の中でも博識。
また、一行のラブコメパートでは場を引っ掻き回すこともある、中々の策士でもある。 - シュミエル
天使の中でも部隊長を任されるほどのエリート。人間は天使によって統制されることが幸福だと考えているが、主人公との出会いにより天使のあり方に疑問を呈するように...。
そして、第5章で堕天して人間となったことを引き換えにその疑問の答えが導き出されたこと、そして、主人公とのセックスを経てアルケーからの命を受けたことから5章終盤から正式に主人公パーティーに加わることになった。 - アルケー
異世界ヴェストリアを創造した神にして主人公を異世界転生させた張本神である本作の原神王。中々にいい加減で、ひょうひょうとしているが何か目的がある様子。また、各章での事件が解決した後は主人公か主人公に近しいキャラの夢に現れ、僅かな時間ではあるが交流をしている様子が見られる。 - ザラエル
現在、天界のトップに君臨する天使のリーダー。人間に絶望しており、天使が人間を管理しなければこの世は救われないと考えている。そのため、文字通り手段を選ばず人間界を理想の世界に仕立てようとするために他の天使たちにその役割を命じている。女神転生シリーズで例えるならシジマのコトワリをベースとしたLAWの世界が理想の模様。過去に起こしたある出来事が原因で人間界へ降臨できない事を苦々しく思っている。 - トゥストラ
魔界の奥底に鎮座する悪魔たちの王。一見、砕けた態度に見えるが本性は他の加隈以上に残虐。あらゆる手段で人間たちを悪魔に転生するレベルで堕落するのを望んでいる。他作品で例えるなら救いがないバイオレンス・ジャックのような世界が理想の模様。過去に起こしたある出来事が原因で人間界へ侵攻できない事を苦々しく思っている。
世界観
本作を知る上である程度の世界観を知っておくと楽しくなるのでここでは簡単に説明する。
- ヴェストリア
いわゆる異世界と呼ばれる平行世界。天界と魔界、人間界の3つの層に分かれており、人間(この世界では所謂獣人を含めた人類がこのカテゴリに分類される)が人間界で暮らしている。かつては天使と悪魔が人間を各々の陣営に巻き込んだ代理戦争を行ったことで多くの犠牲者が出たのだが、導師の活躍で天使と悪魔はそれぞれの世界に帰らざるを得なくなった。さらに人間界には5つの大きな国家が建国されている。なお、男性しかいない世界ではあるがコウノトリ版オメガバース的なサムシングで子孫を残すことは可能。 - 導師
ヴェストリアに住まう人間が天使と悪魔に対抗するために不可欠となる存在。神器を意思を持った人間として覚醒させたり、仲間の潜在能力を引き出す神絆覚醒(アルフ・ミラーリレン)や親密な相手との絆とセックスを介して強力な結界を張り巡らせる神絆結界(アルフ・エーステ)を扱うことができる。もちろん、自身も原神王由来の神力を宿しているため、戦闘に参加することも可能。 - 天使
天界に住まいし種族で、人間を統治・管理することが目的。だが、その実態は人間を家畜同然に使い倒すための奴隷としか見ておらず、すぐに堕落する弱い生き物だと認識している。個体としての力は相当なもので、位の低い天使でも下級悪魔程度では手出しできない程。霊的存在でもあるため、神器か神絆覚醒(アルフ・ミラーリレン)を受けていない人間ではダメージを与えることは不可能。 - 悪魔
魔界に住まいし種族。生まれつきのものから堕天したもの、人間から生まれ変わったもの等出どころは様々だが天使と同じく神器か神絆覚醒(アルフ・ミラーリレン)を受けていない人間ではダメージを与えることは不可能な霊的存在。破壊と殺戮を生業としており、各地に出向いては破壊行為を繰り返している。 - 神器
原神王が世界創造の際に自身から飛び散った、原神王の神力の塊。各神器に霊が宿っており、長い年月を経て武器の形となった。また、神絆覚醒(アルフ・ヘラーミレン)により宿っていた人格が武器を携えた人間(もしくは獣人)として再形成されるようになっており、その姿は主人公の前世が影響している。もちろんエロスチル、あります。覚醒前は悪魔や天使に悪用されるケースがあるため、主人公、及びアルケーとしては彼らより先に確保する必要がある。なお、性格は主役格であるエクスからも察せられるとおり、大半が一癖も二癖もある変人ばかり。 - 魂友
ソウルメイトと読む。導師の神絆覚醒(アルフ・ヘラーミレン)で天使や悪魔に対抗できる力を身に着けた人間。またの名をエロシーンスチル対象者。現在、レアリティ不相応のぶっ壊れ性能を持ったキャラは少なく、低レアリティキャラの救済が待たれる。 - 魔物
天使や悪魔と関係はないが、こちらも人間に害を加える存在である。残念ながら魔物との異種姦が描かれたキャラは少ないが、ファンタジーではお約束とも言えるキャラ。中には争いを好まない個体も存在している。 - 最後の審判
次代の神の座を懸けた、天使と悪魔の戦争。ゲーム本編開始前である1000年前にも行われており、この時は人間を介した代理戦争のような側面があった。当時の人間界での被害は甚大なもので、アルケーの介入と先代導師がいなければ集結しなかった。
関連動画
2023年2月現在、niconicoでは本作に関する動画は投稿されていないがYouTubeでは公式チャンネルが存在。他にも開発者のインタビューやタイアップ動画、配信があるので確認してみるといいだろう。
関連リンク
関連項目
- DMM GAMES / FANZA GAMES
- ソーシャルゲーム
- RPG
- BLゲーム(一応、このカテゴリに当てはまらなくはない...かもしれない)
- EAGLE TOKYO
- 9monsters
- 東京放課後サモナーズ(同じLGBT+向けゲームとして比較される作品)
親記事
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兄弟記事
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